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滞納

2009年03月13日 | 不動産
最近の新聞に、授業料を支払っていない学生には卒業証書を渡さないとか。
本を返却していない学生には、卒業証書を渡さないとかのニースを目にしました。
「え!」と思う記事ですが、ここまでモラルが低下しているのかと思うと悲しくなりますよね。

以前、「給食費」を支払わない親の記事を見たことがあります。
レストランで食事をし、支払いをせずに逃げれば「犯罪」ですよね。
借りたものを、自分の物にしてしまう。これも「犯罪」ではないですか。

最近、賃貸管理において滞納督促や、立ち退き目的の鍵の交換や、荷物の撤去が、社会問題化しています。弱者の立場・被害者の立場を主張する者に訴えられるケースも目立っているようです。
でも、この弱者とは、滞納者。不動産業者は「悪」ととらえられている様ですが。
では、家主様から見た場合はどうでしょう。大切な資産を人に貸しているのに。家賃は支払われず居直られ。家主様の立場からすれば「詐欺」まがいではないでしょうか。
家賃を支払わないとわかっていれば、誰も資産を提供しませんよね。
家賃を支払わない方に『居住権』を主張されても、困ったものです。

モラル低下の中にあって、従来の「法律」も適応外がたくさん出てきているのではないかと思うのです。
滞納者を弱者とするならば、家賃が入らず破産しそうな家主様の救済は、いったい誰がしてくれるのでしょうか。不思議です。

《滞納督促の処置》 一般的な流れ。
①手紙や電話による家賃支払い通知(まずは、お知らせ)
なかには、うっかり忘れてた方もいらっしゃいますので。最初は「優しく」
②再度、手紙や電話にてお知らせ。
  滞納者は、督促の厳しい順に支払いますので、まめに催促を行います。
③配達証明付の督促状または、内容証明の送付
④契約解除
⑤明渡請求訴訟
⑥強制執行

《支払いが厳しい方》
まだ居住し続けたいけど、支払いができない方は、管理会社や家主様へご相談しましょう。
放っておくと、「支払い意思なし」とみなされます。事情を説明し、「支払い念書」等を取り交わし、分割の相談をしてみましょう。
支払う意思があることを示すことは必要です。
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