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こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「こんにちは ただち恵子です №813」発行

2013-09-30 22:50:42 | 活動報告


9月27日、市議会が閉会し、その日の午後、議会報告のニュース作成。
両面の印刷が終わったのは深夜でしたが、翌朝いつものように事務所に「ビラ折ボランティア」の皆さんが来てくださる時間には間に合いました。


オモテ面は、上条保育所、上條幼稚園の「一体化」問題。
保育所、幼稚園として別々の役割を担い、隣接していることから交流、連携してきたふたつの施設を「一体化」する市の計画が9月議会前に明らかになりました。

今年の入所申請が、幼稚園、保育所として別々に受け付ける最後の年。
1年後の今頃は「かみじょう認定子ども園」としての申請受付になるという計画です。

すでに先行した楠幼稚園敷地内での保育所建設と違って、現にあるふたつの施設の統合です。
保護者、地域の皆さんから出てくるであろう、様々な意見、疑問、不安など、一緒に考えていきたいという思いで記事にしました。

欄外には【児童福祉法 24条】を引用しました。
子どもと保育を守る保育関係者などの運動のなかで瞳のように大切に守り抜き、「市町村の保育の実施義務」をかろうじて残した条文です。

第二十四条  市町村は、保護者の労働又は疾病その他の政令で定める基準に従い条例で定める事由により、その監護すべき乳児、幼児又は第三十九条第二項に規定する児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申込みがあつたときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない。ただし、保育に対する需要の増大、児童の数の減少等やむを得ない事由があるときは、家庭的保育事業による保育を行うことその他の適切な保護をしなければならない。

ウラ面は2012年度の決算について、決算委員会を傍聴しながら考えたことを書きました。
決算委員会の総括討論のあった日に、このブログに書いたことを土台にして編集しました。

今、上條校区、条東校区の皆さんのお宅にお届けしています。
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堺市長選  “市民の勝利”を喜ぶ

2013-09-29 23:17:06 | つぶやき
全国が注目した堺市長選、投票箱が閉まると同時に早々と「現職 竹山候補当確」の報道がされたそうです。

「・・・そうです」というのは、「月末の1日前の夜」は赤旗新聞の集金者の皆さんが、それぞれの集金分を事務所に届けてくださるので私は事務所で待機します。
「堺はどうですか?」「まだこれから開票でしょ?」というような会話を交わしているなかで、だいぶ時間がたってから知りました。

結果は 竹山おさみ 198,431
    西林克敏  140,569
    無効      3,338
投票率 50.69%

同時に行われた市議補選では、3選挙区とも元は維新の議席でしたが、選挙の結果維新は2議席を失い、自民党の候補者が当選。
日本共産党は当選には至らなかったものの大きく得票を伸ばしました。

「市民の良識の勝利」といえば、維新の会の支持者の方からは「維新の支持者は市民ではないのか?」と突っ込まれるかもしれませんが・・・。
しかしなんと言っても、大阪市長が公務をほったらかしにして乗り込んで来ては「堺はこのままでは衰退していくばかり!」と絶叫しても、多くの市民の皆さんが「堺のことは堺の市民が決める」ことを望んだのは確かです。


橋下市長は「竹山市長は共産党公認」とウソを言い、「共産党出て来い!」とマイクで怒鳴ったとか・・・。
「出て来い!」と言われなくても、いつでも逃げも隠れもしないのが日本共産党です。
古臭いアカ攻撃で市民を分断することができると思ったのは、大きな間違いでした。

ツイッターで素敵な動画を見ました。
普通の市民が街に出て、自分の思いを言葉にし、語り合い、結び合い、確かめ合った。
そんな姿が移す出されています。「堺大好き堺っこ ラストサタデー アクション」
最後に「私たち 名も無き市民こそが 世界を変えよう!」というメッセージが誇らかに浮かび上がります。


「竹山市長は共産党公認」は全くのでたらめですですが、日本共産党も「基礎自治体としての堺市を守る」という大義にたち、自主的な支援で「市民の勝利」の一翼を担うことができたのは大きな喜びです。
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ハルモニたちに会いに京都へ

2013-09-28 23:10:00 | 憲法・平和
韓国「ナヌムの家」のハルモ二を迎えて京都で開かれた集会に参加しました。

日本軍「慰安婦」被害者の女性たちが暮らす「ナヌムの家」を訪ねたのは8月。
そのときにもお世話になった、日本人ボランティアの女性の通訳で3人のハルモ二の証言を聞きました。

会場いっぱいの300人。椅子も足りなく急遽敷かれたブルーシートに座って。



コーディネーターは現役時代に国会論戦で何度も「慰安婦」問題を取り上げてきた元参議院議員の吉川春子さん。

90歳のパク・オクソンさんは「ある日、水を汲みに行っていたときに、突然つかまれられ、トラックに乗せられ連れていかれたのが中国」と、その日の情景を語ります。

87歳のイ・オクソンは「14、15、16・・の少女たちが殺された」「そこは『慰安所』ではない。まるで『場』」と刀で切りつけられた手の傷、足の傷を見せて証言します。

86歳のカン・イルチュルさんは「床に座って話を聞いてくれる皆さんを見て心が痛む。皆さんがこうして私たちの話を聞いてくれるのに、安倍総理大臣は私たちに会おうとしない」
怒りをこめて「安倍総理」の名前が、何度も何度も繰り返されました。

3人のハルモ二たちの言葉には、人生そのものを奪い、いまだに謝罪をしない日本政府への怒りとともに、平和への熱い思いがあふれていました。

行きは時間に間に合いそうもないので、新大阪から京都の一駅、新幹線に乗り、帰りはゆっくり在来線で。
会場で買った吉川春子さんの本を読みながら帰ってきました。



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福祉のための「1億円基金」の使い道

2013-09-27 22:12:23 | 市政&議会報告
今日で市議会第3回定例会は閉会となりました。

まず決算審査特別委員会の委員長報告。そのあとの討論で、日本共産党を代表し、決算委員会に入った森下議員が意見を述べました。
委員会での採決と同様、日本共産党は「一般会計・特別会計」に反対、水道、病院の会計には賛成。
他の会派は全てに賛成で、2012年度決算は全て認定されました。

その後、紛糾したのは一般会計補正予算の審議。

内容は、「八木稔すこやか基金」を活用した「心の生きがいづくり促進事業」のための約1300万円。
具体的には12月21日(土)、市民会館大ホールでのイベント。よしもとバラエティショーと天童よしみコンサート。
昼の部 午後1時から(65歳以上高齢者 無料) 夜の部 4時半から(一般市民 1500円)

私を含めて6人の議員が質問しました。
他の議員からは「あまりにも急な補正予算の提案。議会での充分な審議も保障されていない」「1300万円というのは高すぎるのでは?」(年末のこの時期は特に出演料が高い。時期を選べば費用も軽減できる。)などの疑問が出されました。

市民会館のコンサートに参加されるのは、比較的「元気な高齢者」の皆さんだと思いますが、施設入所者の方々には事業所を通じて案内し約100席を別枠で用意するということです。

「在宅で外出困難」な多くの高齢者の方々は、参加するのが難しい企画です。
行政としては、まっさきに支援の手を差し伸べるべき方々が、置き去りにされていないでしょうか?

以前に、有志で準備して「一人暮らしの高齢者、お体の不自由な方々」をお誘いしてお花見会をしたことがあります。
桜吹雪の下で「何十年ぶり!」と喜んでくださった笑顔は心に残っています。

私も会員である女性団体で、月に一度の「お食事会」をずいぶん長いこと続けています。
主に一人暮らしの高齢者の皆さん対象に、スタッフ手作りの食事を一緒に楽しみ、材料費だけいただいています。
会場まで徒歩や自転車で来られない方は、送迎します。
私も送迎のお手伝いをすることがありますが「1ヶ月に一度の楽しみ」が皆さんの元気の素になっていることを感じます。

4月に急逝した、はまぐち議員が何度も質問で取り上げた「買い物難民」と言われる高齢者の皆さん、近くに日用品、食料品が買える店もなく、遠くの店まで出かけるのは困難。
「介護保険のホームヘルパーをお使いください」という答弁は、高齢者の皆さんの気持ちとはずいぶん遠いものを感じました。

「笑いや感動」を一番届けたい、こういう方々に光があたらない「1300万円のイベント」であることを寂しく思います。

こうした思いで「施策の優先順位が違うのでは?」という意見を述べました。

「八木稔すこやか基金」は「高齢者等の福祉事業に」と、1億円の寄付をいただいたものを基金として積み立てたものです。
基金を創設したのは、2011年度末。

質問で、これまでの活用実績、今年度の計画と、今回の補正予算に基づく活用をしたときの今年度末の基金残高について尋ねました。
老朽化した長寿園の改修費用など、基金がなくても市が当然支出しなければならないものです。
こういう使い方では「何のための基金?」と思います。

今回の事業については期待する市民の方々の声もあることから賛成としましたが、今後、貴重な「基金」の使い方について、日頃から福祉活動に携わっておられる市民の方々など広く意見を聞き、検討することを強く求めました。

反対は1人で、賛成多数で可決しました。

今年度末の基金残高の見込みは、7250万円ということです。
「撒いた種が、やがて花を咲かせ、実がみのる」ような使い方、少ない金額でも相乗効果を生み出すような使い方を考えたいものだと思います。
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泉大津市議会定例会は明日、最終日

2013-09-26 22:16:54 | 市政&議会報告
市議会定例会は明日、最終日の本会議が10時から開かれます。

その会議の進め方などを確認する議会運営委員会が開かれました。

明日は決算委員会の委員長報告のあと、あらためて意見表明。2012年度決算認定について採決です。

そのあと、一般会計補正予算案、意見書の採択。

各会派や団体から要請のあった10本の意見書のなかで、議会運営委員会のメンバーによる意見調整で、全体が合意した意見書案についても確認しました。
調整のうえ、一致したのは「若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書」(公明党提案、一部修正で合意)、「地方税財源の充実確保を求める意見書」(全国市議会議長会会長より、一部修正で合意)
「駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書」(松之浜自治会長より、一部語句の修正で合意)
以上3本です。

日本共産党が提案した「介護保険制度の見直しに関する意見書」、「福島第一原子力発電所の事故収束に向け「収束宣言」を撤回し、政府の直轄による危機管理を求める意見書」は、ともに他会派の全体の合意が得られませんでした。残念です。
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堺はひとつ!

2013-09-25 22:33:09 | 活動報告
午前中は事務所で定例の相談会。
ふたりの訪問がありました。

午後は、以前の相談者と約束をしていた司法書士さんのところへ同行です。
そのあと、市役所で諸々の手続きにも同席。

夕方は堺の市長選挙の応援で光明池の駅前宣伝に参加。



↑メガホンでの竹山市長の実績宣伝が誇らかに響きます。(無断で写真を撮りましたが、あとでブログに掲載すること、快く了解いただきました。)

「子ども医療費助成は通院・入院とも中学校卒業するまで」
「100円で乗れる『お出かけ応援バス』の平日毎日運行。土日休日の運行もめざす」
「国保料・上下水道料金引き下げで市民負担軽減」

メガホンの「竹山修身をよろしく!」に唱和しながら「住みよい堺市をつくる会」の機関紙「日刊・堺はひとつ」をお勤め帰りの皆さんに手渡します。




維新の会の市長候補が「堺はなくなりません!」と言っているのを、昨日の夕方テレビの報道番組で見ました。
続けて「堺市長と堺市議会がなくなるだけです!」

聞いていて失礼ですが笑いました。
「堺市長と堺市議会がなくなる」のは、「堺市という自治体がなくなる」からではないですか!
それが大問題だから、「堺はひとつ!堺を守れ!」の大合唱がおこっています。

橋下市長も「堺はなくなりません!」と演説し「詐欺集団!」と竹山候補の宣伝カーに向かって罵倒したと言います。

「堺の名前は残します。『堺北区』『堺南区』とか」というのは言い訳にもなっていません。

「堺○区」ではなく「堺市」というひとつの自治体として、政令市の財源と権限を生かして市民の暮らしを守り市民の声を生かした街づくりを進めるのが、現職竹山市長のプラン。
それを党派を超えた多くの市民が支持し、共同の輪を広げています。


泉州に「大型開発より市民の暮らしと子育て応援」を掲げて、市民と市長が心をひとつにして進む堺市という80万都市があることは、必ず泉大津を含めた周辺自治体の行政にも影響をもたらすでしょう。
きょうは泉大津から地域の共産党支部の皆さん、たくさん来てくれていました。

泉北からの帰り道、何回行っても方向がわからなくなって遠回りしてしまいます。
8時まで宣伝し、事務所にもどったら9時近くでした。





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「そして父になる」

2013-09-24 14:43:29 | 読書


昨日、娘に頼まれた雑誌を探しに入った書店で、目についた話題の本。

読み始めたらぐいぐいひきこまれて、とまらなくなりました。

後にいくほど、引き込まれ方がすごい。

子どもの心、親の気持ち。
人間の弱さ、ずるさ、たくましさ。そして優しさ。

読んでいる自分の心が映し出されるような怖さもあり、そしてラストで「ほっ」とさせてくれました。

映画もぜひとも観たいです。

あまりにも、引き込まれて、昨日は予定していた仕事ができませんでした


著者:是枝裕和
   佐野 晶
出版社:宝島社

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阪南市に日本共産党議員団復活!

2013-09-23 23:55:16 | 日本共産党
昨日投開票の阪南市会議員選挙。

11時の開票でふるやさん、大脇さんの両候補、当確を阪南市のHPで確認。
11時半の最終の発表を見て、日付の変わる直前にネット環境のない何人かに報告のメール。

きょうは夜の会議で、当選したふたりの議員に会えました。

ふたりとも昨日までの激戦の疲れも吹っ飛んだような爽やかな笑顔。

「これからです!」と新人議員の大脇けんごさん。
「これで議員団会議が開けます。」と3期目のふるや美保さん。

前回失った議席を取り戻し、大脇さんの肩に故・坂原としみつさんの議員団のタスキ。



次の日曜日は堺市長選挙・市議補選。
熱い戦いです。
少しでも応援したいと思っています。
地方自治のあり方が問われる選挙ですから。

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赤ちゃん 買ってよ!

2013-09-22 19:36:38 | 大きくな~れ パート3


8月19日に生まれた 3人目の孫、○みちゃん、1ヶ月。

お兄ちゃんになった○クンは、突然あらわれた新しい家族にみんなの注目が集まるのが少々不満のようです。

数日の前の朝、「赤ちゃん、買って!」と言ったそうです。
「オモチャと思ってんるんかな?」と娘。

○クンにしてみれば「このごろ、お母さんは新しいオモチャで遊んでばっかり。○みちゃんは、お母さんのおもちゃだから、ボクにも赤ちゃん買ってよね」と言いたいのかもしれません。

命あるものと、ないもの。
お金で買えるものと、買えないもの。
幼い人は、いつどんなふうにそれを知るのでしょうか。


今日は市内の小学校の運動会。
ふたつの学校の運動会におじゃまするつもりでしたが、急な相談事が飛び込んできました。
いいお天気でよかったです。

朝、とっても早い時間に体操服着て少し緊張気味の顔した子どもたちに会いました。
街中に子どもたちのエネルギーがあふれているような一日。

どの子もみんな、元気に育って欲しい。
君は君らしく、あなたはあなたのままで。
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秋!

2013-09-21 19:44:00 | 季節・花
昨夜は保育所問題について市民の方と意見交換・・・などのあと、後援会ニュースの作成。

後援会ニュースは、今朝の封筒詰め作業に間に合うように、編集・印刷です。

後援会員さんの投稿で「青春18きっぷの旅」のレポートがありました。
18きっぷは、2300円の5枚綴りで「一日乗り放題」。上手に使うとお得です。
「5枚綴り」は5人グループで使ってもよし、期限内にひとりで5回使ってもよし。
投稿いただいたSさんの場合は、横浜のお姉さんのところまで一日かけて一人旅、これで一枚。
横浜から信州へ、お姉さんと二人旅。これで2人で往復4枚。・・・ということでした。
2300×5=11500円を有効活用しはったなぁ
急行までしか乗れないので時間はかかるけど、ゆっくり車窓の景色を眺めれば、それもまた旅の楽しみ

投稿記事の他は、10月の市政報告会の案内。「消費税4月増税は中止!」でまだまだ署名運動がんばる訴え。
党創立91周年記念講演DVDのコマーシャル。新鮮野菜の朝市のお知らせ。
そして堺市長選のこと。「堺市のお知りあいに一声!」のお願い。

そしてまだスペースがあるので、昨日のブログから紙面に収まる範囲に編集して掲載させていただきました。

・・・というような内容ですが、とりかかったのが夜、遅かったので、できあがりは明け方近く。

事務所に印刷に行くと、もう封筒詰め作業の皆さん、お待ちでした。

午前中は、一緒に作業して、途中で抜け午後は本日最終日の阪南市会議員選挙の応援です。

陽射しは暑いけれど、空を見上げれば「秋!」。



澄んだ空に、うす~い綿を流したような雲でした。
暑い、暑いといいながらも、季節はめぐっています。
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「今、やるべきこと」の判断

2013-09-20 23:31:18 | 市政&議会報告
決算審査特別委員会の質疑が昨日で終わり、きょうは委員長を除く6人の委員の意見表明があった。

日本共産党は「一般会計・特別会計」の認定に反対、水道事業会計、市立病院事業会計には賛成した。
他会派は全ての委員が全てに賛成、採決の結果、3件とも認定された。

定例会最終日の27日の本会議で、委員長報告の上、改めて賛否が問われる。

日本共産党の意見表明の内容は森下議員のブログをご覧ください。

各会計の決算についての監査委員の「意見」が市長宛に提出され、資料として配布されている。
その結びに「本年度の決算における実質収支は、一般会計が497,274千円の黒字であるが、特別会計では国民健康保険事業が341,164千円、駐車場事業が851,226千円、下水道事業が754,936千円とそれぞれ赤字となっており、依然として非常に厳しい財政状況になっている。」とある。

今日の委員会でも、これと全く同様の意見表明が続いた。
皆さん、「極めて厳しい財政状況・・・」とおっしゃる。

確かに過去の建設事業の借金返しが財政に重い負担となり、公債費は約40億近く、歳出の14%にのぼるなど、窮屈な財政状況ではある。
市立病院の経営も厳しさが続いているなかで、公設公営の病院として維持し続けるための財政負担のあり方も大きな課題だ。

決算状況をみれば、一般会計は単年度で3億5600万円余の黒字。実質収支では5億近い黒字だ。
300億円を超える予算現額に対して、不用額を6億6千万近くだし、執行率は91.89%。
必要と認めて予算を組みながら8%近くが「使われなかった」ことになる。
毎年度、結果として一定の「不用額」があるのはある意味であたりまえだが、それにしてもこの執行率はけして高くない。(2011年度は96.86%)

また「国保、駐車場、下水道の特別会計に累積赤字」があることを「非常に厳しい財政状況」の根拠にしているようだが、特別会計も単年度では全て黒字だ。
特に、国保は「赤字→保険料引き上げ→滞納増加→赤字→・・・」の悪循環の会計だったが、この4年間は大幅黒字。累積赤字が残っているとはいうものの「流れ」で見れば、急速に「健全化」に向かっている。

5億近い「黒字決算」で終わることと、そのうちいくらかを「将来に生きる支出」として執行することと、どちらがよかったのだろうか???

たとえば子ども医療費助成でも、この10月からようやく「入院で小学校卒業まで、通院で小学校2年生」までに引き上げる。
子ども医療費助成は子育て支援の柱、子どもたちの命と健康を守る施策として各自治体が競い合って対象年齢の引き上げをしてきた。
全国、大阪府の自治体に大きく遅れをとったことは「子育て支援に力をいれない自治体」をアピールしていることにもなる。

たとえば、子育て世代に特に重い国保料負担の軽減のために、一般会計からの繰り出しを増やすこと。
それは国保加入世帯の家計応援になるだけでなく、国保財政の健全化を促進する。

たとえば「通院にタクシーを使うしかない」「近くに日々の生活に必要な買い物ができる店がない」という外出困難の方々への送迎サービス。
高齢者・障害者の方々の暮らしの支えとなり、閉じこもりを予防することが将来の介護費用の抑制につながる。

これまで一般質問などで、こういう提案をしてきた。
これらが昨年度の予算のなかでできなかったはずはない。それぞれは一般会計の黒字分のほんの数%でできたことだ。

もちろん「何もかも」「あれもこれも」ができるほど、安定した財政基盤があるわけではないが、「だからこそ!!」と思う。
「今、やるべきこと」をしっかり見極め、市民の暮らしを支えなければ!
若い人たちに魅力ある施策を打ち出さなければ!
そうしなければ、「生産年齢人口」、子育て世代であり税金を納めていただく世代が他市へ転出していくことによる人口減少に歯止めがかからないのではないか?

2001年当時、「赤字再建団体転落のがけっぷち」の時期には、否応なく「どこを削るか」に知恵をしぼらなければならなかった。
その当時と同じように「依然として非常に厳しい財政状況」と紋切り型で繰り返し唱え、「どこを削るか」ばかりを考えていてはかえって先々の明るさは創りだせない。




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決算委員会4日目

2013-09-19 23:22:40 | 市政&議会報告
国保、介護・・・など特別会計、そして水道、市立病院の事業会計、全ての質疑が終わりました。

国民健康保険特別会計の質疑で森下議員は、2009年度以降4年連続大幅黒字で2008年度には14億を超えた累積赤字が急速に解消に向かっていること、所得300万円の4人家族のモデルケースで保険料が所得の18%にも及ぶこと、などを明らかにして、保険料負担の軽減、医療費一部負担金減免制度を「使える制度に」と求めました。

担当課長の答弁で「泉大津のように所得の低い世帯が多いほど、一定の保険給付に見合う保険料は負担が重くなる。滞納が増えれば収納率による国のペナルティもあり国保財政が悪化。さらに保険料を上げれば収納率が下がるという負のスパイラルに陥っていた」と過去に赤字が累積したときの状況についてコメントされた。

「負のスパイラル」に「保険料収納率が低いと調整交付金を減らす」というペナルティが拍車をかけていた。ひどい話だ。

今、市長選挙のさなかの堺市では、竹山市長のもと、国保料は4年連続値下げ。
「保険料引き上げ→滞納増加→国保財政悪化」の悪循環が累積赤字を膨らませてきたのだから、今、とるべき道は「保険料を引き下げ→滞納を減らす→国保会計健全化」の好循環へ転換させること。
堺市のように保険料を引き下げることが、あたりまえの行政ではないかと思う。

明日は、朝10時から決算委員会で決算認定についての総括的な意見表明があります。

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決算委員会3日目

2013-09-18 23:48:03 | 市政&議会報告
今日もほぼ一日、決算委員会を隣室で傍聴。

主に教育費の質疑。今日で、歳入を含めて一般会計についての質疑を終わり、明日は国保、介護・・・など特別会計に入ります。

委員として入っている森下議員が、市民の皆さんからお寄せいただいている要望など、しっかり届けて奮闘してくれています。
私のところに寄せられている声も森下議員に託します。

そのうちのひとつ。7月にこのブログを見ていただいたある方からのご意見。
幼稚園の子どもさんのいるお母さんから「3歳児の預かり保育はなぜできないのですか?」という質問。
ブログに掲載しているアドレスにメールでいただいたご意見でした。

その後、直接お話を伺う事ができました。

フルタイムで働いているんではないので、保育所入所は無理。
「一日数時間、週に数日」の仕事です。
それでも幼稚園が夏休みの間も仕事がしたいので、今は市外の私立幼稚園に通わせているということでした。
子どもが幼稚園に行っている間に短時間のパートで働きたくても、「4、5歳児の預かり保育があっても、3歳児がいれば結局使えない。3歳の保育時間が短いので朝と帰りの送迎で一日3往復しなければならない日がある。」ということ。「3歳児の預かり保育があれば、是非地元の公立幼稚園に行かせたかった。」とおっしゃっていました。

「いつからとは今の段階では言えないが、実施に向け検討中」との答弁でした。

委員会が終わってから阪南市の選挙の応援に。
夜の2時間、候補者カーにアナウンサーで乗りました。
吹く風はすっかり秋!
月もきれいでした。
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決算委員会2日目

2013-09-17 23:58:27 | 市政&議会報告
先週末13日から始まった決算委員会2日目。

途中市民の方からのご相談があったり、電話が入ったりで抜けましたが基本的に隣の部屋で一日傍聴。

きょうは衛生費、商工費、農林水産費、土木費、消防費の質疑。

例年より進み方がやや早いようです。

会議の冒頭、市長より台風18号に対する市の対応等について報告があったそうです。
その部分も、朝から電話連絡等で聞けませんでした。
休日の間も多くの職員さんが待機して、被害発生に備える体制をとってくださっていたことでしょう。
市民の安全、命を守る皆さんに感謝です。

明日は教育費から。

きょうの衛生費の質疑でゴミ減量と有料ゴミ袋の売り上げを原資にした環境基金の使い方が論議になっていました。

2010年12月から家庭ごみ収集有料化は指定袋制で始まり、その直後から「有料化による減量効果」が何度か議論されてきました。
そのたびに「2008年に比べて2割~3割減った」等々、有料化による減量効果が大変大きいかのような答弁が繰り返されていました。

家庭から出る可燃ごみの推移を年度で見ると
2008年度 16,321トン
2009年度  14,374トン(-12.0%)
2010年度 13,203トン(-8.2%)
2011年度 12,134トン(-8.1%)
2012年度 11,918トン(-1.7%)

(  )内は前年度比

有料化したのは2010年12月です。

有料化の条例案が提案され、審議されていたときに府下の自治体のゴミ排出量推移を調査しました。
議会事務局を通じて、すでに先行して有料化していた府下全自治体の有料化実施前後の排出量推移と有料化にかかる経費の資料を収集しました。

総じて「有料化直後は減り、数年後にはリバウンド」という状況でした。
「有料化による効果は持続しない」ということが明らかでした。
私が有料化に反対した論拠のひとつです。

泉大津の場合で見ると、大きく減ったのは「有料化以前」。
「紙ごみなどの分別」など、出前講座や市の広報紙での啓発が効果をあげたものと思えます。
「新聞、ダンボールなど以外の雑紙の分別」について「初めて知った」という声をよくお聞きしたものです。
それ以降減量のスピードが落ちて2年目で微減、ほとんど横ばいです。

「有料化による減量効果が大きい」とは到底いえません。
きょうはさすがに「減量効果は?」という委員の質問に対して以前にはイライラするほど繰り返された「H20年度に比べて27%の減量・・・」という答弁はありませんでした。

行政が(行政だけではありませんが・・・)「次に打つ手」を考えるときに「事実をありのままに見る」ことは当然で基本的なことです。
たったこれだけのことに、大変エネルギーを費やして質問を繰り返してきたことを振り返りながら傍聴していました。

「一袋目からの有料化」は泉州地域の多くの自治体に広がりましたが、泉大津から北にはなく、2010年の泉大津の有料化が最後。
今年の4月から高石市で「一定量以上の有料化」が実施されています。
残念ながら泉大津のとった道は、先行事例に学ばず「時代遅れ」の政策だったといえそうです。

「減量推進は行政と市民の共同の力で」と主張してきましたが、「それ以外に道はない」と思います。




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原発が再びゼロになった日

2013-09-16 23:01:40 | 震災・原発・自然エネルギー
台風の影響による雨、風の被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。昨夜はなかなか寝付けませんでした。



台風18号が日本列島を駆け上っていった昨日15日深夜、大飯原発4号機が定期検査に入り運転を止めた。

昨年の5月5日に続いて、再び「原発ゼロ」の日を迎えた。

3・11を経験するまで、どこの原発が動いているのか?止まっているのか?
何も考えずに暮らしてきた。

昨年の5月5日、全ての原発が運転を止めた日に思ったこと。
そしてきょう、もう一度思うこと。
「知らなかった」、「知ろうとしなかった」・・・その自分にもどることはないということ。

大飯原発の地元、福井で昨日、「もう動かすな原発!福井集会」が開かれ、全国各地で「原発ゼロ」「再稼動反対」の行動が取り組まれた。

「知らなかった」といって許されはしない、今生きているものの責任。
だから「知る」ための努力をしようと、多くの人々が心に決めたのだと思う。

国が「特定秘密」の網をかけて、国民の目も耳もふさぐ。
「秘密保護法案」はこの国をどこに向かわせるのか。

藤原紀香さんが自身のブログで秘密法案の危険な内容に触れ「国民の一人として意見を出した」とパブリックコメントを提出したことを明らかにしたことをツイッターで知ったときは驚き感動した。
思わずリツィートしたが、それはたくさんの人によってネット上でずいぶん拡散されたと思う。
数日後には一般新聞にも記事になっていた。

国民が声をあげ、広げ、メディアにも影響を与える。
それが今ならまだできる。

「秘密保護法」パブリックコメント、9月17日締め切り。
今ならまだ間に合う!コチラから。





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