こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「働き続けること」はもちろん、「働き始める」ことを保障できる保育所整備を

2013-09-12 23:51:59 | 市政&議会報告
10日の一般質問を傍聴してくださった市民の方から、「保育所待機児童」について質問がありました。

「求職中は待機児童に含まれるのか、含まれないのか?」ということです。

「求職中」は耳できくと「休職中」と聞こえます。そこからわかりにくだろうなぁ、と思いながら質問していました。
せっかく傍聴して下さる方にわかる質問をしたいと思うのですが、時間の制約もあり、言葉が足りないことが多かったと思います。
電話で以下のようなことを補足説明しました。

質問の中でも言っていますが、一時期「求職中」の入所申請は一律に待機児童としてカウントしていなっかた時期がありました。
20年近く前、待機児童が激増するなかで、「保護者求職中」を除外した人数が「待機児童」になりました。
つまり、「入所希望」の申請書は受け付けても、保育所入所の審査のテーブルにものらなかったということです。

「保育所に預けて働きたい」という希望をもっても、その道は閉ざされていました。
繰り返し、改善を求め、あるときは「男女共同参画」の計画に盛り込まれた「女性の社会参加」の言葉も引用して「これでいいのですか?」と問い続けました。

ようやく「動いた」のは数年前。きっかけは、一人親のお母さんの投書でした。
今は答弁されているように「求職中でも保育所に入所でき、ほとんどの場合入所して2ヶ月以内に就労している」というのが実態です。

ただし、入所申請のときの添付書類として「積極的に求職活動をしている」という証を提出することが条件です。
面接記録やハローワークの登録など。
「証」がなければ「待機児童」では「保留児童」のグループに入ります。

しかし実際には「保育所に入れるかどうかわかない」と言う段階では、就職活動に一歩を踏み出すことは困難です。

他の自治体では「1ヶ月、あるいは3ヶ月」など期限を区切ってでもまず保育所へ受け入れて、安心して求職活動ができる条件をつくっている例もあります。

現状が「求職中は一律に除外」していたときに比べれば改善されていることは認めつつ、「働き続けたい」という願いにはもちろん、「働き始めたい」という願いに応えてさらにハードルを下げ、「保留児童」も含めた解消を保育所整備の目標にするべきだということが私の主張です。

10日、11日の2日間にわたって行われた一般質問が、市議会の一般質問が市議会のホームページにすでにアップされています。

視聴はコチラからどうぞ。
コメント (2)
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