今日で市議会第3回定例会は閉会となりました。
まず決算審査特別委員会の委員長報告。そのあとの討論で、日本共産党を代表し、決算委員会に入った森下議員が意見を述べました。
委員会での採決と同様、日本共産党は「一般会計・特別会計」に反対、水道、病院の会計には賛成。
他の会派は全てに賛成で、2012年度決算は全て認定されました。
その後、紛糾したのは一般会計補正予算の審議。
内容は、「八木稔すこやか基金」を活用した「心の生きがいづくり促進事業」のための約1300万円。
具体的には12月21日(土)、市民会館大ホールでのイベント。よしもとバラエティショーと天童よしみコンサート。
昼の部 午後1時から(65歳以上高齢者 無料) 夜の部 4時半から(一般市民 1500円)
私を含めて6人の議員が質問しました。
他の議員からは「あまりにも急な補正予算の提案。議会での充分な審議も保障されていない」「1300万円というのは高すぎるのでは?」(年末のこの時期は特に出演料が高い。時期を選べば費用も軽減できる。)などの疑問が出されました。
市民会館のコンサートに参加されるのは、比較的「元気な高齢者」の皆さんだと思いますが、施設入所者の方々には事業所を通じて案内し約100席を別枠で用意するということです。
「在宅で外出困難」な多くの高齢者の方々は、参加するのが難しい企画です。
行政としては、まっさきに支援の手を差し伸べるべき方々が、置き去りにされていないでしょうか?
以前に、有志で準備して「一人暮らしの高齢者、お体の不自由な方々」をお誘いしてお花見会をしたことがあります。
桜吹雪の下で「何十年ぶり!」と喜んでくださった笑顔は心に残っています。
私も会員である女性団体で、月に一度の「お食事会」をずいぶん長いこと続けています。
主に一人暮らしの高齢者の皆さん対象に、スタッフ手作りの食事を一緒に楽しみ、材料費だけいただいています。
会場まで徒歩や自転車で来られない方は、送迎します。
私も送迎のお手伝いをすることがありますが「1ヶ月に一度の楽しみ」が皆さんの元気の素になっていることを感じます。
4月に急逝した、はまぐち議員が何度も質問で取り上げた「買い物難民」と言われる高齢者の皆さん、近くに日用品、食料品が買える店もなく、遠くの店まで出かけるのは困難。
「介護保険のホームヘルパーをお使いください」という答弁は、高齢者の皆さんの気持ちとはずいぶん遠いものを感じました。
「笑いや感動」を一番届けたい、こういう方々に光があたらない「1300万円のイベント」であることを寂しく思います。
こうした思いで「施策の優先順位が違うのでは?」という意見を述べました。
「八木稔すこやか基金」は「高齢者等の福祉事業に」と、1億円の寄付をいただいたものを基金として積み立てたものです。
基金を創設したのは、2011年度末。
質問で、これまでの活用実績、今年度の計画と、今回の補正予算に基づく活用をしたときの今年度末の基金残高について尋ねました。
老朽化した長寿園の改修費用など、基金がなくても市が当然支出しなければならないものです。
こういう使い方では「何のための基金?」と思います。
今回の事業については期待する市民の方々の声もあることから賛成としましたが、今後、貴重な「基金」の使い方について、日頃から福祉活動に携わっておられる市民の方々など広く意見を聞き、検討することを強く求めました。
反対は1人で、賛成多数で可決しました。
今年度末の基金残高の見込みは、7250万円ということです。
「撒いた種が、やがて花を咲かせ、実がみのる」ような使い方、少ない金額でも相乗効果を生み出すような使い方を考えたいものだと思います。
まず決算審査特別委員会の委員長報告。そのあとの討論で、日本共産党を代表し、決算委員会に入った森下議員が意見を述べました。
委員会での採決と同様、日本共産党は「一般会計・特別会計」に反対、水道、病院の会計には賛成。
他の会派は全てに賛成で、2012年度決算は全て認定されました。
その後、紛糾したのは一般会計補正予算の審議。
内容は、「八木稔すこやか基金」を活用した「心の生きがいづくり促進事業」のための約1300万円。
具体的には12月21日(土)、市民会館大ホールでのイベント。よしもとバラエティショーと天童よしみコンサート。
昼の部 午後1時から(65歳以上高齢者 無料) 夜の部 4時半から(一般市民 1500円)
私を含めて6人の議員が質問しました。
他の議員からは「あまりにも急な補正予算の提案。議会での充分な審議も保障されていない」「1300万円というのは高すぎるのでは?」(年末のこの時期は特に出演料が高い。時期を選べば費用も軽減できる。)などの疑問が出されました。
市民会館のコンサートに参加されるのは、比較的「元気な高齢者」の皆さんだと思いますが、施設入所者の方々には事業所を通じて案内し約100席を別枠で用意するということです。
「在宅で外出困難」な多くの高齢者の方々は、参加するのが難しい企画です。
行政としては、まっさきに支援の手を差し伸べるべき方々が、置き去りにされていないでしょうか?
以前に、有志で準備して「一人暮らしの高齢者、お体の不自由な方々」をお誘いしてお花見会をしたことがあります。
桜吹雪の下で「何十年ぶり!」と喜んでくださった笑顔は心に残っています。
私も会員である女性団体で、月に一度の「お食事会」をずいぶん長いこと続けています。
主に一人暮らしの高齢者の皆さん対象に、スタッフ手作りの食事を一緒に楽しみ、材料費だけいただいています。
会場まで徒歩や自転車で来られない方は、送迎します。
私も送迎のお手伝いをすることがありますが「1ヶ月に一度の楽しみ」が皆さんの元気の素になっていることを感じます。
4月に急逝した、はまぐち議員が何度も質問で取り上げた「買い物難民」と言われる高齢者の皆さん、近くに日用品、食料品が買える店もなく、遠くの店まで出かけるのは困難。
「介護保険のホームヘルパーをお使いください」という答弁は、高齢者の皆さんの気持ちとはずいぶん遠いものを感じました。
「笑いや感動」を一番届けたい、こういう方々に光があたらない「1300万円のイベント」であることを寂しく思います。
こうした思いで「施策の優先順位が違うのでは?」という意見を述べました。
「八木稔すこやか基金」は「高齢者等の福祉事業に」と、1億円の寄付をいただいたものを基金として積み立てたものです。
基金を創設したのは、2011年度末。
質問で、これまでの活用実績、今年度の計画と、今回の補正予算に基づく活用をしたときの今年度末の基金残高について尋ねました。
老朽化した長寿園の改修費用など、基金がなくても市が当然支出しなければならないものです。
こういう使い方では「何のための基金?」と思います。
今回の事業については期待する市民の方々の声もあることから賛成としましたが、今後、貴重な「基金」の使い方について、日頃から福祉活動に携わっておられる市民の方々など広く意見を聞き、検討することを強く求めました。
反対は1人で、賛成多数で可決しました。
今年度末の基金残高の見込みは、7250万円ということです。
「撒いた種が、やがて花を咲かせ、実がみのる」ような使い方、少ない金額でも相乗効果を生み出すような使い方を考えたいものだと思います。