8月の初めに、「私のブログを見て・・・」と、幼稚園に通うふたりのお子さんのお母さんからメールをいただきました。
「素朴な疑問なのですが、泉大津市ではどうして子育て世代の方々の参加するセミナーやイベントが少ないのでしょうか? 」という質問でした。
すぐには答えられない「質問」でしたが、何度かメールのやりとりをし、一度、直接お会いもし、「子育て中の女性の思い」を聞かせていただくことができました。
そのひとつひとつが、私自身の経験を振り返って、また娘たちの暮らしをみていて、うなずけることでした。
そのときのことを、書いたブログが⇒
コチラです。
そこには、私の「返信」を、ほぼそのまま掲載しています。
返信の中で
、【「少ない」という現状はご指摘の通りだと思います。
それが「なぜなのか」、他市の状況を調べるなどして改めて考えていきたいと思います。】と書きました。
「子育て世代の方々の参加できるセミナーやイベント」として、どんなものがあるのか?
「他市の状況」よりも、まずは「我が市の実状を」と思い、子ども未来課、生涯学習課に問い合わせました。
少し時間がかかりましたが、「子育て世代が参加可能な講座、イベント等」について詳細な資料をいただきました。
親子で参加できるイベント、一時保育つきの事業をあわせ、ずいぶん多種多彩な事業が年間を通じて行われていることがわかりました。
「質問」に対する私の返信で「『少ない』という現状はご指摘のとおり」と断定したのを、訂正しなければならないと思うくらいです。
「子育て」に直接関わるテーマだけでなく、広く人権問題や一般教養、そして健康審査、がん検診も「一時保育」があります。
近いところでは、来週の日曜日に開催の「これからの泉大津を作る新総合計画シンポジウム」も「一時保育つき」です。
担当課も、子ども未来課、人権市民協働課、企画調整課、健康推進課、そして生涯学習課、体育館、公民館と多岐にわたっています。
報告をいただいた職員さんは「いろいろやっているが各課の取組がバラバラで、PRに工夫がいると感じている。子育て世代の方々に、情報が届きやすいようにHPや広報の掲載の仕方をみなおしたい」とおっしゃっておられました。
「子どもに手がかかる」「小さな子どもがいるから外出しにくい」という時期は、人生の中ではそう長くはない一時期です。
けれど、ひとりの人の人生の中では大切な「一時期」であり、「子育て」という窓を通して社会の問題についても自分の生き方についても、様々に考えるときでもあります。
「子育て中でも」というより、「子育て真っ最中だからこそ」、学び、集い、参加する機会を豊かに保障すること。
それは「子育て支援」の柱のひとつでもあると思っています。
メールをいただいたお母さんは、その後3人目のお子さんを出産されたとのこと。
この街で子育てし、この街でひとりの女性として生きていく。そのために、学びたいこと、やりたいこと。
自分の求めるものが、なければ同じ思いの仲間をみつけて創る。
それが「この街ならできる」といえるように、一緒に考えていきたいと思います。