こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

泉大津版事業仕分け

2011-07-31 21:08:50 | 市政&議会報告
午前10時から午後5時までテクスピア大阪4階会議室で、泉大津版事業仕分け(公開で行う行政評価委員会)があり傍聴しました。

夕方、用事があったので4時ごろ退席し、最後の項目と最後の「委員長の講評」は残念ながら傍聴できませんでした。

「担当職員の説明、各委員と職員の質疑応答、そして評価」で1項目について40分。

それぞれの事業には、それぞれの歴史と背景があり、「40分」で評価を行うことの難しさを痛感しました。
たとえば、「障害者・ひとり親家庭の医療費助成(入院時食事療養費)」(入院したときの給食費自己負担への助成)や「シルバーハウジング事業」(府営なぎさ住宅の高齢者向け住宅に生活援助員を配置し安否確認や日常生活の支援等を行う)について、ほとんどの評価委員は「C、他の事業との整理統合」という判定をしました。

その際、「公平性」という言葉がよく出てきました。

「支援が必要なのは、なぎさ府営住宅に住んでいる高齢者だけではない。一人暮らしの在宅の高齢者への支援策との整合性は?」
「入院給食費だけに助成するのは、在宅で療養している人などとの関係で不公平」・・・など。

税金でする市の事業に「公平性」は確かに重要なものさしです。

しかし「何をもって公平というか」は、そんなに簡単なことではないとも思います。


「公平」というなら、命の重さは「公平」に守られなければならない。
だから、現在の医療水準の到達点の上に、誰でも必要な治療が受けられるのが、真の「公平」さだという立場に立てば、経済的な条件で受けられる医療が制限されるのは、「公平」ではありません。
経済的な格差が「命の格差」に直結することの歪みを是正するために、福祉医療助成が実施されてきた。しかし、それが十分な成果をあげ、医療の進歩の恩恵を全ての国民に保障する前に、「公平性」の名のもとに社会保障としての医療費助成が切り崩されています。


「何をめざすのか。」
めざすべき行政のありかた、理念。

それを、市民的な論議で明らかにすることこそが大切なのではないか?

きょうの議論を傍聴していて考えたことです。
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こんな時がありました

2011-07-30 23:12:04 | 大きくな~れ

30年前に君のお母さんもおんなじことしてたよ。



きれいな歯がはえてきた。
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高齢者の「自立」生活

2011-07-29 23:55:05 | 社会保障
きょうは地域の日本共産党の週1回の会議の日。

最高齢は86歳のSさん。シルバーカーを押して30分かけ、歩いてこられます。
帰りは、暑い盛りなので私の車でお送りします。

「めんどうかけるね」
「いえいえ、ちっとも。来てくれるのが、みんな嬉しいから。」
「そういってくれると嬉しいけど」

毎回毎回、繰り返すやり取りです。

厚労省は高齢者や障害者が、福祉サービスを何も使わないことを「自立」といいますね。
たとえば、介護保険のサービスを使う方が「自立」していないというのなら、それは大変失礼なことだといつも思っています。

「自立」した生活とは、自分の意思で「きょう何をするか」を決め、自分で自分の生活をデザインすること・・・ではないでしょうか?
その「自立生活」を支えるためにこそ、様々な社会保障の制度があり、公私の福祉サービスがあってほしい。

きょうの会議で私は「福島からのたより」を紹介しました。Sさんも「ウン、ウン」とうなずいて聞いてくださいました。


10年前介護保険が始まったとき、Sさんは「要支援」の認定を受け、私は「力のいる家事は無理をしないで介護保険の訪問サービスを使うこと」をすすめました。10年のあいだに何度か、病気や怪我で入院することもありました。そして電動自転車を「足」として走り回るのはついにあきらめ(交通事故が心配)、今はシルバーカーを杖代わり歩きます。

「私のライフワーク」と言って寸暇を惜しんで英語の勉強を続け、「耳が遠くなってね」とこぼしながらもいろんな講演を聴きに出かけ、永年のお付き合いを大切にし、悪政に怒り嘆き、「署名運動」などは日頃のおつきあいをいかして・・・シルバーカーを押して歩くSさんは「自立」した高齢者のモデルだと私は思っています。


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綱領・古典連続講座

2011-07-29 09:02:28 | 日本共産党
昨日書いた「綱領・古典講座」について
「綱領」はC委員長を、「古典講座」は社会科学研究所長の不破さんを講師に、それぞれ月1回の連続講座です。
私たちは、6月の議会が終わってからこれまでの分を追いかけて視聴しているところです。

1回2時間。全然知らなかったこと。知っているつもりで知らなかったこと。知っていてもわかっていなかったこと。・・・歴史の事実に学ぶということがどんなに大切なことか。痛感しています。

HPで視聴できます。何にもおもしろいTVもないし・・・という時間などに視聴してみてください。おすすめです。
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きょうは勉強の日

2011-07-29 00:28:17 | 日本共産党
日本共産党が昨年末から続けている「綱領古典講座」、その中のCさんの「綱領」の講義をDVDで視聴。何やかやで、なかなか同時中継には「参加」できないのであとから一生懸命追いかけています。
第3回、4回分をお昼ごはんをはさんで、さらに小津中学校への訪問もはさんで、議員3人と地元の党支部の仲間といっしょに事務所で視聴しました。

これまでいろんな場面で私自身も「アメリカいいなり政治から脱却を」と言ってはきましたが、「いいなり」の深~い歴史と構造をあらためて見せ付けられると、オソロシイと思います。オソロシイけれど、その事実を知らないでいることはもっと恐ろしい。

「日米は対等なパートナー」というたてまえの「公開された条約」と、時の両国外交担当者によって交わされた「非公開の密約群」。「密約」が時を経て、アメリカの外交文書によって公開され、それに基づいて、国会で質しても日本政府はのらりくらりと、逃げるばかり。

Cさんは「原発列島もこの(経済的対米従属)の枠組みのなかで」として、1953年、アイゼンハワー大統領の「平和のための原子力」の呼びかけ以降、アメリカが濃縮ウランと原子力技術を日本に売り込み、日本のエネルギー政策を支配してきたこと、そしてその延長線上に「フクシマの今」があることにも言及しました。

これは「7月28日の日記」ですが、すでに日付が変わりました。
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学校訪問・・・中学校の門をあけるのは誰?

2011-07-27 21:20:19 | 市政&議会報告
6月議会前に市内8校の小学校を、日本共産党の3人の議員団そろって訪問させていただきました。私以外の2人、M下議員、H口議員はともに、この4月選挙で初当選のフレッシュ議員ですので「初めまして」のご挨拶もかねての訪問です。

どこでも校長先生が、貴重な時間をさいて応対してくださいました。
そしてどこでも、校長先生がきめ細かく暖かく子ども達を見守ってくださっていることを感じ、嬉しく思いました。
廊下ですれ違う子ども達とも、とても親しく声をかけあっておられました。
私たちの子どもの頃のイメージでは「校長先生」といえば、近寄りがたい存在だったように思います。時代の流れを感じます。
その一方で、校門が閉ざされ「御用の方はいインターフォンで・・・」というのは、私たちの子ども時代にはなかった姿です。学校というところは、いつでも誰でも出入り自由。校庭の隅っこでおばあちゃんと小さな子どもが遊んでいたりしたのではなかったでしょうか?

「不審者の侵入を防ぐ」ために、門に鍵をかけたり監視カメラを置いたりしなければならないのは残念なこと。

しかし、そうして子どもたちの安全を守ることが必要になっってしまったことも現実です。

2001年6月8日、大阪教育大学付属池田小学校でおきた児童・教員23人が殺傷された凄惨な事件、その後、学校の安全管理が大きな問題となりました。
2005年度から、府と市の予算で学校門前の安全・見守りの「校門見守り員」がおかれ、泉大津ではシルバー人材センターに委託されてきました。

ところが今年度から大阪府が学校安全対策交付金を廃止、そのため大幅に時間が減らされ、朝の7時から9時までとなっています。

全小学校を訪問する中で、あらためて「校門見守り員」の方々が果たしてきた役割の大きさを痛感しました。単に不審者進入への抑止力だけでなく、理由があって遅れてきた子どもへの対応や、学校に出入りする業者などへの対応、下校時の子どもたちを交通事故から守る・・・など、学校と地域をつなぐ「学校教育の下支え」の役割を果たしているとして、6月議会でM下議員は「人の出入りの多い朝の時間帯の円筒や下校時間の復活」を求めました。

答弁では「今年度最終の緊急雇用基金事業の活用で校門見守り員も兼ねた学校サポーター事業を下半期で実施することを協議中」とのこと。「必要と認めるからには来年度以降も継続を」と、要望しました。

6月議会前には訪問できなかった3中学校を今、順次訪問しています。
26日は誠風中学校を訪問。いろいろお話を伺いました。ところで、小学校では「朝の開錠と登校時の見守りの7時から9時まで」の人員配置だけはありますが、中学校にはそれさえないとのことです。

では、誰が朝の開錠をするのか?
教頭先生が、毎朝7時に出勤して鍵をあけるのだそうです!!
学校というところは、出入り口がたくさんあります。
7時に出勤した教頭先生は、何時に門を出られるのでしょう?

明日は、我が家の3人の娘達が通ったなつかしい小津中学校の訪問です。





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福島からのたより

2011-07-26 21:44:58 | 震災・原発・自然エネルギー
農民連と私も会員である大阪の新日本婦人の会が手をつないでの、お米の産直運動が始まったとき、子ども達は食べ盛り、育ち盛りでした。子ども達が中学、高校とお弁当を作り続けたころは、「冷めてもおいしいお米」が強い味方でした。お米を作ってくださっている福島の生産者さんからの季節の便り、「暑中見舞い」「年賀状」も毎年いただきました。

今年も届いた「夏のたより」。
その一枚のはがきの重さ。

そのままここに転載させていただきます。

ブログを初めて2週間。思っていたよりたくさんの方に見ていただいて嬉しく思っています。
私の「ひとりごと」におつきあいくださっているみなさん。どうか「福島からのたより」を読んでください。

美しく・豊かな福島をとりもどすまで
たたかう農民として生き抜く。
 


 私たちは、原発事故の収束の見通しもたっていない中で農作物を育て、家畜の世話をし、放射能の危険に脅かされながら、毎日悩み揺れています。
 消費者の過剰な反応を「風評被害」だといいます。いま現実に起こっていることは根も葉もない風評ではありません。
東電が起こした原発事故による放射能が大地と作物を汚染している実害です。「風評被害」で片付けることは、消費者に責任をなすりつけ東電と国を免罪することです。
 私たちのたたかいは、原発事故がなかったら起こりえなかった損害を全て保障させることです。それは、原発が「安くてクリーンな電力」ではなく、電気事業者に原発は「割りに合わないもの」と思い知らせ、原発ゼロへの道を切り開くたたかいでもあります。そして、原発で働く労働者や避難を余儀なくされた人々、放射能に晒されて生きざるを得ない人々の「人権」を守るたたかいでもあると確信しています。
 私たちは、多くの人たちと力をあわせ、豊かで美しい福島を取り戻すために農民として生き抜く覚悟です。必ず、福島のお米を皆さんに届け、子や孫にきれいな大地を手渡すまでたたかいます。

福島県農民連
福島農民連産直農協
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キムチと味噌汁

2011-07-26 17:20:54 | 読書


キムチの国は、愛しい人、私の孫がその母親、つまり私の娘と暮らす国。
娘の夫となった心優しい人は、少したどたどしい日本語で私に話しかけてくれる。

著者が「いとこ同士」という日本語と韓国語。その違いと共通点が面白い。たとえば韓国語の「工夫(コンブ)」という言葉は「勉強」の意味だという。「考えながら学ぶとイメージがあり好きな言葉のひとつ」という著者に共感。
言葉だけでなく生活習慣も感じ方も似ているところ。違うところ。いろいろある。
娘の夫やそのお母さんのしぐさを思い出し、なるほどと思いあたることもあった。

本の表題は軽妙で表紙もコミカルだが、中身は深い。
日本語教師として多くの留学生を育ててきた著者の暖かいまなざし、そしてその留学生たちを教師として自ら学び、自身のもの考え方を問い直してきた厳しい生き様、小さな本の隅々につまっている。さらっと読めて、読み終わってずっしり重い。

サブタイトル「韓日、異文化交流のススメ」にこめられた著者の思い。
他の国の文化にふれて日本のことがわかるということ。
同様に相手を知ることで、自分のこともわかることがある。

著者:嶋田和子(イーストウエスト日本語学校副校長)
教育評論社 2007年3月発行
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続・生活保護世帯のエアコン購入資金借り入れ

2011-07-25 23:23:00 | 社会保障
どうしても納得できない。

・・・なので昨日、日本共産党衆議院近畿ブロック事務所を通じて、厚労省の見解を確かめた。
【「熱中症対策の観点から、生活保護世帯がエアコン設置のための貸付を受けたとき、貸付金を収入認定しない。(つまり保護費を減らさない)」という趣旨の「保護実施要領改正」が、無年金の生活保護世帯に適用されない】という、大阪府社協の見解は、国の考え方でもあるのかどうか。

電話を受けていただいた近畿ブロックの担当者は、この問題で質問した田村参議院事務所に問い合わせ、すぐにその回答を℡で連絡くださった。

結論は、今回の改正措置で「無年金の生活保護世帯が貸付を受けることを禁止してはいない」ということ。
「禁止していない」とは、それ以上でも、それ以下でもない。とも付け加えられた。

つまり、貸付を行う主体である、たとえば府社協が「よろしい」といえばいい、ということなのだろう。

体温調節という健康維持の大前提が、エアコンなしでも自然の涼風や、冬は衣類を重ねる・・・等でできるのならそれがいい。
しかし残念ながら、それが困難な地域であるのなら、エアコンの力を使って暮らす。このことだけで、これだけいろいろ考えなければならないこと自身が悲しい。


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このまちを心病む人も生きやすい場所にしたい

2011-07-24 22:13:28 | 社会保障
きょうは嬉しいことがありました。

「大好き!」という人と、「食べられません」という人。ゴーヤは、どちらかにわかれる食べ物のようです。後者から前者に、わりあいに鮮やかに転身する人もいるようです。私は、珍しい(?)中間派で、ある時から「食べられる」ようになりました。

だから、私のもとにいるより、もっと喜んでもらえる人のところに行ったほうが、ゴーヤも嬉しいだろうと思い、手元にあったゴーヤを「ゴーや大好き!」の人のところに届けました。

朝、早いので黙ってドアノブにひっかけて帰ってきて、あとでメールでもするつもりでした。

嬉しかったのは、偶然、彼女が階段から降りてきて会えたことです。

さわやかな朝の笑顔でした。
「よかったら部屋にどうぞ」と声をかけてくださったのですが、朝からの予定もあるのでご遠慮しました。

彼女と初めて出会ったのは2年と少し前。
そのころの彼女は、とてもとても辛い日々を生きていたと思います。

辛さをひととき、やわらげてくれるのがお酒だったのでしょう。
私の前でも、昼も夜も、水割りのコップを手にしていました。
お酒以外のものを体にいれることがない日もあるようでした。

「そんなに飲んだら・・・・」とは、私は言えませんでした。
それは彼女自身が知っていることですから。

それから、彼女はたくさんのことを乗り越えて、今を生きています。

まだまだ・・・かもしれません。
あせらないで、ゆっくりゆっくり、自分の暮らしを作っていって欲しいと思います。

彼女が料理しているところを想像すると幸せな気持ちになります。

心病む人たちが、私の周りにもたくさんいます。

彼女、彼達が少しでも生きやすい社会、居心地のいいまちをつくりたいと思います。

それは、私たちにとっても生きやすい場所に違いないからです。

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生活保護世帯のエアコン購入資金借り入れについて

2011-07-24 00:38:38 | 社会保障
昨日の、「保護の実施要領」改正による生活保護世帯のエアコン設置について再び。

朝、泉大津生活と健康を守る会のT沢事務局長より℡。そして、もう一度、府社協の文書と、厚労省の「通知」をよくよく読み直した。
結論。府社協に主要な問題があるのではなく、やはり国の考え方そのものが、「無年金の生活保護世帯はダメ」と言っているようだ。

現在の年金制度では、「わずかに資格期間が足りなくて無年金」となることはよくある。

「熱中症への予防策」というのなら、その方たちを排除していいはずはないと改めて思う。
「健康で文化的な生活」を全ての国民に約束した憲法のもとで。

こちらを参照してください。
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子育てはみんなのなかで・・・バトンを受け継ぐ人たち

2011-07-23 08:26:51 | 保育・子育て
昨夜は「泉大津の保育をみんなでよくする会」の第16回総会に出席しました。

今、母親になった子どもが保育所に行っているとき、30年近く前、各保育所の保護者会を横につなぐ「保護者会連絡協議会」の設立呼びかけ人のひとりとなりました。
きっかけは「毎年、子どもたちが楽しみにしている移動動物園の予算がつかないらしい」と聞いたこと。準備会で活動しているときに、それまでも近隣に比べて高かった保育料引き上げの動きがあり、急遽取り組んだ署名が功をなし、長年にわたって保育料は据え置かれることとなりました。
その後、保護者会と公立保育所で働く保育士などの労働組合が中心になって、昨日の総会の「保育をよくする会」を立ち上げ、役員のひとりとして数年前まで参加していました。今は一会員です。

会は保育所民営化計画や定員割れしている小規模保育所廃園計画にストップをかける運動もしてきました。保育時間の延長や給食の改善も要求してきました。
子ども達はやがて卒園するので、学童保育の問題にも取り組んできました。
時には子ども連れで夜の会議に参加したり、せっかくの休みに「遊びにつれていって」という子どもをなだめたり・・・。「我が子のために」と思って参加した運動で、子どもを犠牲にしているのではないかと、悩むこともあったと思います。
たくさんの父、母が子どもの手を引いて署名運動に参加しました。せっかく、運動が実っても、我が子は卒園・・・ということもあります。それでも、つないできたバトン。
子どもたちを守りたいと思えば、手をつなぎあうことが何より大切だということを、みんなで学びあってきました。そしていろんな出会いがありました。

30年近い時が流れても、私たちが子育てとしていたときと同じ、「おかしいと思うことは声をあげようよ」と集まる親達がいて、隣の保育室では子どもたちの元気な声が響いていました。
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健康で文化的な生活をすべての人に・・・熱中症対策待ったなし

2011-07-22 23:22:08 | 社会保障
朝8時45分、市役所があくのを待って昨日M下議員に寄せられた相談の件で健康福祉部に聞き取り。

 熱中症対策で厚生労働省は今月19日付け「事務連絡」で、「生活保護受給者がクーラーを購入するために貸付金を収入に算入せず保護費を減額しない」ことを地方自治体に通知した。日本共産党の田村智子議員が14日国会で質問、細川厚労相の答弁を受け、厚労省が都道府県などに通知したもの。
これまでは「貸付」を活用すると、その分、保護費が削られるために実質的には利用は困難だった。
「生活と健康を守る会」などが全国各地で自治体と交渉、国にも働きかけてきた。やっと動かした貴重な一歩だ。


新聞報道で知った市民の方からM下議員のもとに相談が寄せられた。相談者はひとり暮らしの高齢者。クーラーが故障し、このところの暑さで体調も崩していたという。
市・社会福祉協議会の窓口で「生活福祉資金貸し付け」の利用を相談、ところが昨夕、生活保護の担当ケースワーカーから「貸付金はだめ」との電話があったという。

「なぜだめなのか」・・・その理由を確かめたところ、大阪府社会福祉協議会から各市町村社協あての文書で「生活保護の場合、償還の際に控除できる収入(年金等)があること」、つまり無年金で生活保護を受けている場合はダメだと言っていることがわかった。
「本当に困っている。」ことを訴え、相談者の健康状態などを含めて再検討され、とりえず市の社会福祉事務所の対応でクーラーが設置できる方向で話がすすめられ一安心。

あらためて厚労省が各自治体宛に送った文書を読めば「近年、夏季において記録的な猛暑に見舞われている等の中で、熱中症等の健康被害を未然に防止する観点から(生活保護の)実施要綱を改正した」「生活保護受給者から冷暖房設備の購入について相談があった場合等は、実施要綱改正の趣旨を踏まえ、・・・・夏季における生活保護受給者等の健康管理の重要性にご理解いただきますように・・・」としている。

生活保護は「困窮の度合いに応じて必要な保護を行う」のもので、当然、年金収入があれば足りない分を補い、無年金であれば全て保護費によって「最低生活費」が保証される。
府社協のように、年金があるかないかで今回の「熱中症対策」対応を区別するのは、全く理解できない。
大阪は昼も夜も暑い。熱中症で亡くなっている方もいる。この大阪で、府社協のような「見解」でせっかくの「実施要綱の改正」の趣旨が、現場で生かされないことがあっていいのか。
現にクーラーを設置していても、電気代の加算はないので「使い放題」にしたら生活費がなくなる。汗だくになって、エアコンを使わずに辛抱している声も聞く。それでも、何日も「熱中夜」が続けば、せめて寝る前の数時間、部屋を冷やして眠れるように・・・これが「贅沢」なのか。

泉大津生活と健康を守る会の事務局長とも相談し、根本的な解決のために、府に働きかけを行うこととする。
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命 育む日々

2011-07-22 07:00:11 | 大きくな~れ
1980年7月22日、長女が生まれました。
生後11ヶ月、突然の発熱、嘔吐・・・水を飲ませても噴水のように吐く。
細菌性髄膜炎でした。「障害が残らないということは考えにくい。それを心配するのは命が助かってからのこと。」と宣告されました。

数日間で劇的に回復、2週間で退院。高熱のため左耳の聴力を失ったことを私が知ったのは、小学校入学前の健診のときでした。

中学2年生でカナダにホームステイ、それは学校・親・社会への様々な反発が時には内側にこもり、時には外に爆発する・・・悩み、不安、戸惑いの日々に、彼女が求めたことでした。そのための資金は私の母が援助してくれました。

パスポートに出入国の印をおすところがなくなるくらい、海外へ出かけました。
交通機関のないインドの山奥へ数ヶ月、ホテル代をうかすために夜行列車ばかりのヨーロッパの旅、大学卒業して一年働いてためたお金で中国へ語学留学、そこで知り合った友人のいる韓国へ・・・そしてある日、韓国の青年が私の前にあらわれて、今、彼はわたしを「おかあさん」と呼んでくれます。

ソウルで出産。「子どもを産んだら親になるというわけではないんだね。実感がわかない」というのが出産後の第一声。「夜と昼の区別がない。夫婦とも睡眠不足」と悲鳴をあげていたのが1週間後。「食べ物全部床にぶちまけて、私が『モー!』というと悲しそうに泣く。危ない!とかやめて!とか大きな声だしても、へらへらしてるのに。『モー!』は悲しいらしい」など・・近況。

      命 育む

「やっと一日が終わった。おっぱいちょっと飲んで寝る→起きる→泣く・・・を延々と繰り返し、夫婦ともに睡眠がとれませんでした。一日、朝昼晩という概念を捨てようと思います。」ソウルで出産した娘からのメール。産後処理院というところで二週間過ごして、自宅に帰ったその日に。
 「眠れないのがいつまでも続くわけではないよ。人生のほんのひととき、生まれてきた子がこの世に慣れるまでの間、寄り添ってその子の呼吸にあわせて、いっしょに息をするつもりでね」と返信した。

「やっと一週間。正直子どもを産んだことを軽く後悔したわ。泣き叫んで寝ないし、寝たと思ってベッドにおろすと泣き叫ぶし、ミルクあげても途中で寝るからベッドに寝かしつけたら、おなかすいたって感じで泣くし、抱っこして疲れて座ったらまた泣くし、立ち上がったら泣き止むけど。」
相当まいってる様子。でも、海の向こうにいる母親一年生の娘に私は何にもしてやれない。
「私も、あなたたちを産んで、軽く後悔したことは何度もあるよ。でも、大きな後悔は一度もない。大きな喜びと大きな感動は、いっぱいあったけど。子どもはだんだん可愛くなる。だんだんおもしろくなる。」と返信した。「メールする暇があったら寝たらいいのに」と思いながら、でも、誰かに聞いて欲しいんだろうなとも思う。
 
こんなやりとりを繰り返している間に、娘からのメールが遠のいた。そしてある日、写真と動画が届いた。
 目を閉じている。泣いている。あくびをしている。遠くを見ている。母親の胸に体をあずけ、眠っている。
 どの姿も愛しく、そして人間というものは、誰かに守ってもらわないと生きていけない無力な状態で、この世に生まれるのだということを教えてくれる。私も、生まれた命を守るために、そのためだけに生きる時間を過ごしたことが、確かにあったことを思いおこした。
 
 私が産んだ娘が、子どもを産んだ。私がこの世に送り出した命が、新しい命を今、育てている。そのことが、こんなにも嬉しい。

大阪詩人会議「軸」100号記念誌に「近況報告でもいいから書いて」と言われて送った原稿です。 
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震災復興支援と雇用創出を一体で 

2011-07-21 10:58:28 | 市政&議会報告
市会議員だから「私の市政報告」と銘打ってブログを始めたのに、カテゴリー「議会報告」がいつまでも【0】ではどうも・・・。
ということもあり、6月市議会定例会最終日に全会一致で採択した4つの意見書のひとつ、「東日本大震災・復興支援」の意見書について。以下は採択した意見書の全文です。
日本共産党が案文を提出、(案の案は私が作りました。思いをこめて)他会派の議員さんと意見調整、一部語句を修正し、本会議には議会運営委員のメンバーが提出議員となって議員提案、全会一致となりました。
被災地を実際に目でみて、要望項目のひとつひとつが、はずれてはいないことを実感。特に3、復旧・復興事業を、地元雇用の創出につなげるために、国が支援すること。は、緊急・切実だと思いました。現地はまだまだ、瓦礫の山。痛々しい傷跡を見る思いです。私たちでさえ「言葉を失う」その景色を毎日見て、そこで暮らす人たちの気持ちは、どれほど辛いことか。4ヶ月たってこの状態。一方で、職場ごと流され、命が助かっても仕事がない。そういう方々が無数におられる。「とにかく雇用」と、口々におっしゃるのは当然です。
津波が飲み込んでいった街に、人が暮らす日常の風景が甦る日を一日も早く。ここにこそ「公共事業」が必要であり、優先的に地元の雇用創出を。

倒壊した消防署(陸前高田市)

東日本大震災の被災地に対する復興支援強化を求める意見書
去る3月11日に発生し、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から3ヶ月余が経過し、今なお多くの被災者が不自由な避難生活を余儀なくされている。多くの自治体で、行政の中枢機関において人も施設も壊滅的な打撃を受けているもとで、被災地の復旧・復興は先の見えない困難が山積している。被災者救援、被災地の復興支援が実効ある施策として展開されることは、被災者の生存権を保障するために猶予ない課題であるとともに、日本の社会と経済の発展にとっても重要課題である。 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、被災地の復興と被災者の生活再建を進めるために、以下の事項の実現を強く要望する。1、避難所の劣悪な生活環境の改善、在宅の被災者への救援の強化、仮説住宅の早期建設などにより、被災者の生活を支え、2次被害を防止するために十分な支援に努めること。2、農業・漁業・中小企業などで休業補償を行い、事業者が大災害で失った設備や財産にかかる負債を国の責任で「凍結・免除」するなど、産業基盤の再建に対する支援を強化すること。3、復旧・復興事業を、地元雇用の創出につなげるために、国が支援すること。4、被災者や地域のニーズを的確に把握したうえで、地域の実情に即した市町村の復興プランを住民合意で策定することを尊重し、国は必要な支援を行うこと。5、破壊された基礎自治体機能の回復のための対策を講ずるとともに、国の責任で被災地を支える仕組みを確立すること。以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成23年6月30日
泉大津市議会送付先;衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、環境大臣・内閣府匿名担当大臣(防災)、経済産業大臣、内閣官房長官
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