こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

一般質問は7日・8日

2017-02-28 18:53:03 | 市政&議会報告
市議会定例会の一般質問の発言通告は13人。

発言の順番と、テーマは市議会HP、コチラから。


私は8番目ということで、多分、一日目、7日(火)の午後の後半。

傍聴よろしくお願いします。
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発言通告提出・・・教育問題、そして市役所窓口業務委託化

2017-02-27 19:13:59 | 市政&議会報告
一般質問の発言通告提出の朝です。

提出前夜は骨子だけ、当日の早朝、提出文書を作るのが、最近のパターンです。


一つは「教育」。市長の所信表明に「子どもたちの可能性を最大限に引き出す」と言う言葉があります。

「子どもたちの可能性」とは何か?

私自身の子育ての頃、今、育ちつつある孫たちの日常、かつて私のところに通ってくれた小学生、中学生、そして先日の委員会での藤枝市への視察。

いろんな思いをこめ、あらためて「学ぶこと」、「育つこと」を問い直してみたいと思います。


もう一つは新年度の新規事業、「市役所窓口業務の委託化」について。

「公務」としての「窓口業務」のもっている意味を、これも改めて問い直します。


提出した文書を以下に転載します。

、 全ての子どもたちの学ぶ喜びと確かな学力を育む教育環境の充実について
市長「所信表明」の中で、「子どもたちの可能性を最大限引き出し、生き抜く力を育む教育」について言及された。それに関連し、以下の3点について質問する。

① ≪少人数学級の推進≫
小学校1、2年生にとどまっている「35人以下学級」を、3年生以上の学年に拡充することについての考え方を問う。
② ≪中学校のチャレンジテスト≫
大阪府内の中学生全員を対象とするチャレンジテストは、その結果を高校入試の内申点に反映することを前提に実施され、教育現場に少なからぬ混乱をもたらしている。子どもたちの成長を妨げ教育を歪めるものとしての弊害が明らかなチャレンジテストの廃止・撤回を大阪府に求めるべきだと考えるが、本市における現状と市の見解を問う。
③ ≪特別支援教育就学奨励金≫
様々な障害を抱える子どもたちと保護者への支援の一環として、実施自治体に国が2分の1の補助を行う特別支援教育就学奨励金の支給が本市においては未実施であると認識している。本制度の趣旨についての評価、市としての今後の対応についてお尋ねする。

2、「窓口業務委託化推進事業」について
 市長「所信表明」で「健全な行財政と都市経営に基づく市民サービス」の一環として取り組む新年度の主要事業のひとつとして示された「窓口業務委託化推進事業」について、以下の4点について質問する。

① ≪対象事業≫
「住民票交付等の定型的な業務」とあるが、対象とする事業の詳細を示されたい。
② ≪待ち時間短縮の効果≫
「業務の効率化による待ち時間の短縮」と言われているが、現行の市民課窓口での各種手続きのための「待ち時間」について実態調査を行っているか。行ったのであればその結果の概要を示されたい。外部委託によって待ち時間が短縮できる根拠は何か。
③≪市民サービス≫
 外部委託によって、「ワンストップ化」など市民サービスの向上につながる根拠は何か。
④≪費用対効果≫
外部委託化による費用対効果の見積もりを示されたい。

以上


夕方は、恒例の「議会傍聴呼びかけ」。

議員全員参加で、市内3カ所に分かれて、市民の皆さんに議会傍聴を呼びかけます。

北助松の、まるとく市場が改装工事中なので、松ノ浜駅前でした。



交代でマイクを持ち、買い物に来られた方にチラシを手渡します。



約1時間、寒かったです  終わって記念写真。
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一人でランチ

2017-02-26 19:30:39 | 私が好きなお店
お昼前に1時間と少し、時間が空くので、午後の用事がある会場の近くでランチができるところを探しました。そしてここに。



昭和3年と言えば、今から90年前。織物の工場だったという煉瓦造りの建物を残して、生涯学習の拠点として蘇らせた熊取町煉瓦館。

その一角にある、レストランで一人のランチを楽しみました。



野菜のポタージュ。地産地消にこだわった野菜のおいしさがたっぷり。




メインはロールキャベツ。まるいコロッケは、ジャガイモではなく、こいもでした。


ランチョンマットに、可愛いプードル。



お店の名前も「プードル」です。



煉瓦の外壁、外観も素敵。周りの緑と調和して。写真を撮るのを忘れたので、これは帰ってからネットで検索したもの。



ちょっと優雅なひとときを過ごしました。



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春を呼ぶ

2017-02-25 21:54:00 | 季節・花
娘たちが巣立っていってから、ひな人形を飾らない年が続きました。

なにしろ、予算議会の直前で、正直、出したりしまったりの時間が惜しい。


今年は昨日の朝、夜明け前に目が覚めて、押し入れからお雛様を出しました。


長女の初節句に、実家の両親からのお祝いでした。

団地住まいで、部屋には飾るところ場所がなく、定位置は玄関の下駄箱の上でした。




〇ちゃんの初節句に、娘と一緒に選んだケースに入ったお雛様は、並んでいる〇ちゃん、〇おクンの背丈が大きくなる分、年々小さく見えます。


ひな人形は、早春の香り。

慌ただしく明け暮れる日々であっても、季節を感じるひと時のゆとりは大切にしたいもの。

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現代版「治安維持法」=「共謀罪」を許さない!

2017-02-24 18:44:51 | 憲法・平和
集まって、話し合うだけで罪になる・・・「そんなバカな!」って思うような法案が準備されていることに、まだ気づいていない、関心を持っていない人も多いかもしれません。


過去に3度廃案となった「共謀罪」法案が、2020年の東京オリンピックを利用して「テロ対策」に名を借りて、今、浮上していることの危険。

集団的自衛権行使容認の閣議決定、秘密保護法、安保法制=戦争法の強行。


その延長線上に、「共謀罪」。


法案提出以前の国会論戦で、「テロ等組織犯罪準備罪」と名前を変えても「共謀罪」であることが明らかになっています。つまり処罰の対象となるのは、犯罪の行為ではなく、「話し合い」であり、捜査機関の判断で市民の様々な活動がターゲットに。


今日は、久しぶりで地元の駅で、日本共産党の支部・後援会の皆さんと一緒に、マイクを持ちました。
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「国民健康保険料の賦課限度額引き上げ」に反対しました

2017-02-23 18:51:03 | 市政&議会報告
今日から市議会定例会が始まりました。

新市長の「所信表明」があるためか、傍聴席にもたくさんの市民の方の姿がありました。これからも関心をもって見守って欲しいものです。


議案のひとつに「国民健康保険料の限度額引き上げ」がありました。

国保料は、世帯全員の所得や世帯人数によって決まりますが、決められた計算式によって保険料を算出すると、「とんでもない金額」になる場合があります。

所得が高くて保険料が高くなるならまだしも、家族数が多いことによって保険料が高くなったら大変です。

そのため、保険料の上限、「賦課限度額」を条例で定めます。



基準所得400万以上の世帯で、限度額引き上げの影響があらわれます。収入にすると568万円(給与所得者の場合)

泉大津の国保加入世帯の8割が「基準所得200万円以下」ですから、その中では「所得水準の高い方」です。

けれど、その家計を想像すると・・・。税金と保険料だけで100万円以上(これは確実)。差し引いて450万円程度。家族4人で、一般の賃貸住宅だったり分譲マンションのローンを支払っていたりすれば、住宅費だけで100万(多分それ以上)。さらに高校生や大学生がいれば・・・施設に入所している高齢者がいれば・・・、誰かが入院していれば・・・と考えると、「家族がみんな元気で、なんとかやりくりできる家計」ではないかと思います。

「公平・適正な負担」というなら、「赤ちゃんがひとり生まれたら、その月から4万1450円、均等割りで保険料上乗せ」という、負担の求め方こそ改めるべき。そういう主張をしました。

やや救われる思いがしたのは、「国保制度は、加入者相互の支えあい、相互扶助の制度である」という、過去に何度か繰り返された答弁、その都度「戦前の助け合いの制度に逆戻りですか?」と問わなければならなかったような「国保=相互扶助」説ではなく「必要な医療費を国と加入者の保険料で負担する制度」という表現で答弁されたこと。

「国と加入者」であって、介護保険のように市の法定負担はありません。国の負担がどんどん減らされていることによって、保険料は全体として「とんでもない」ことになっています。本来「国と自治体と加入者で支える」のがあたりまえだと思います。だから実情に応じた市の一般会計からの繰り入れも当然。毎年、国保会計を見てきてそう思います。



「限度額の引き上げ」による増収見込みを質問しました。1292万8千円。約1300万円とのことです。

それによって、所得割率が0.1%程度引き下げ、所得200万の世帯で年間約5千円。月に400円程度の引き下げ。「低所得者、中間所得者の負担緩和」というには、あまりも微々たるものです。


「限度額を上げなければ、低所得者の負担が増える」と言います。

理屈としてはもっともなようですが、「引き上げになった世帯にとって、その負担は妥当か」「本当に低所得者の負担軽減になるのか」は、どちらも「NO!」だと思いました。


3年前の限度額引き上げも、それ以前もほとんど常任委員会に付託しました。今回も「付託して慎重審議」を主張しましたが、結局、本会議で質疑・討論とも私だけでした。採決の結果は、日本共産党の2人の反対だけで賛成多数で可決でした。
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子どもおづみん食堂

2017-02-22 20:50:12 | つぶやき
午前中は、議会運営委員会。明日から始まる市議会定例会の日程などを確認します。

終わってから、先日の議会運営委員会としての視察を今後、どう生かしていくかについても話あいました。

全議員を対象に、視察報告会をすることを決めました。



そして夕方は、子どもおづみん食堂です。



今日のメニューはカレー。サラダのにんじんは、可愛い小鳥の形。金時豆も、やさしい味でした。

ぜんざいは途中で品切れになり「ざんね~ん」の声。


食事が終わって1冊の絵本を、おしくらまんじゅうのようにたくさんの子どもたちが、覗き込んでいました。



文のない、絵だけでストーリーを追う絵本でした。

フロアの片隅にできた、陽だまりのような暖かい空間。


明日から、いよいよ予算議会です。

明日は、新しい市長の所信表明に続いて、補正予算案、国民健康保険の賦課限度額引き上げなどの議案審議。

新年度予算案は、特別委員会を設置して会期中に審議されます。
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は~い!

2017-02-21 22:47:59 | 大きくな~れ パート5
去年の5月2日に生まれた〇よちゃん。





後姿は30年前の、あなたのお母さんにそっくり。冷蔵庫開けたら、とんできたものでした。




「は~い」と声をかけたら「は~~い!」と答えるそうです。


お正月に会ってから1か月半。日々刻々、成長している〇よちゃん。会いたいね4月の終わりに、少し早い1歳のお誕生日のお祝いをするときには会いに行こうと思っています。

そのころ、「6人目のスター」が誕生する予定なのですが。ますます忙しくなるバアバです。



ところで、市議会開会は明後日。一般質問の発言通告は1週間後の今日

しっかりしなくては
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国民健康保険料はとにかく高い。それをさらに・・・

2017-02-20 22:55:47 | 市政&議会報告
23日から、市議会定例会。

開会に先だって、今日と明日、委員会協議会。


今日は、委員として入っている厚生文教常任委員会協議会でした。

国民健康保険料の賦課限度額引き上げが、本会議上程の議案になるようです。


医療分・後期高齢者医療制度への支援分・介護保険の40歳~65歳の2号被保険者の介護納付金分の合計で、現行77万円の賦課限度額を6万円引き上げ、83万円に。


影響を受けるのは所得400万以上の世帯のうち、家族の多い世帯など。つまり、子育て中の世帯や、収入のない親と同居の世帯など。


すでに「払いたくても払えない」と言われる保険料負担となっていると思われます。なので、「所得階層別の滞納世帯の状況」を資料として請求しました。


多くの自治体がすでに国基準の上限、89万円まで限度額を引き上げているが、泉州、近隣の自治体は抑制しているところが多い。中でも泉南市は67万円と、国基準との開きが20万以上。限度額を低く抑えている自治体の、所得の低い世帯の保険料や全体の保険料収納率、国保会計の状況などについて調査、研究することも求めました。


そうした検討の上に、委員会で付託を受け慎重に審議するべきと主張しましたが、他の委員の皆さんは「本会議即決」という意見で、23日の定例会初日の議案として、上程、即日採決という運びになります。

年間6万円、1ヶ月に5千円の引き上げ。中学生や高校生のいる世帯、親の介護をしている世帯。その暮らしを思い、想像力を働かせながら、可否判断をしたいと思います。
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「すてきな三人組」

2017-02-19 22:55:16 | 絵本
仲間に入れていただいている「絵本の会 ぽっかぽか」が、伊藤忠記念財団の子どもの本購入助成金の申請をし、そして助成対象に決まり、助成金で購入する絵本を選ぶための回覧が私の所にも回ってきました。


絵本を通じて、子どもたちや地域の人たちと暖かいつながりを作って地道に活動されている「ぽっかぽか」の皆さんは、お仕事していたり、家族の介護をしていたりと、それぞれに大変ですが皆さん、生き生きしておられます。


特技を生かして、お互いの都合を認め合って、「できることをできる人がやる」。その中で、私などは日ごろの活動にも会議にもほとんど参加できないことが多いのですが、それでもたま~に都合があえば参加させていただいて、その勝手をお許しいただいています。そして、参加できたときはいつも、暖かい気持ちになります。

自分たちが絵本を楽しみながら、その楽しみを伝え、小学校や幼稚園、保育所や、いろんなイベントでも「絵本ひろば」を広げている活動はすごいなと思います。

いつもは図書館から団体貸し出しで絵本を借りていますが、購入助成金で自前の本を持ち、その本たちがたくさんの子どもたちやおとなたちに喜びを届けてくれることでしょう。


絵本購入の助成金を獲得するのにも、申請の手続きなど、私の知らないところでご苦労いただいたんだろうと想像しています。

「絵本を選ぶ」という楽しいところだけ、参加させていただいて申し訳ないのですが、「購入希望リスト」に、娘たち、孫たちに人気の絵本の中から何冊か選び、書き込みました。


その1冊が「すてきな3人くみ」。

こわ~いどろうぼうの3人組が、さびしく かなしい気持ちでくらしている子どもたちをたくさん集めて、子どものお城、子どもの村ができるお話です。




今日の空は、深く暖かい青でした。

浮かんだ白い雲が、羽ばたく鳥のようにも、草原を駆ける馬のようにも見えたのは、絵本の世界でたっぷり遊んだせいでしょうか?


「すてきな3人くみ」

トミー・アンゲラー :作    今江祥智: 訳

発行所;偕成社
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忘れられない言葉の数々

2017-02-18 17:45:04 | 憲法・平和
「わたしの自由について」・・・・SEALDsの若者たちの姿を追ったドキュメンタリー映画を観た。


2時間45分があっと言う間だった。


あの夏、ツイッターで追った彼ら、彼女たちの言葉は、どれほど私たちを励ましてくれたことか。

そのことを思い出しながら、そして彼らと同じ年頃だった自分と重ねながら見ていた。


本気の言葉は、こんなふうに人から人へと伝わるものだと思う。


「憲法守れ!」「戦争反対!」の声は、強行採決の瞬間、間髪をいれずに「採決撤回!」のコールに変わった。


彼らが紡ぎだした言葉が、今も生きていて「市民+野党」の共闘を力強く、支え、前へ進めている。
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「議会ペーパーレス化」に向けて

2017-02-17 16:54:10 | 市政&議会報告
議員互助会の研修会で「ケア・コンパクトシティについて」

大阪成蹊大学教授、市の様々な審議会等にも参加していただいている杉原充志先生のお話を聞きました。身につまされたり、考え込んだり、そして夢や希望も広がるお話でした。その中身については後日、あらためて・・・。


2月6・7日の議会運営委員会の視察報告をようやくまとめました。

「概要」「所見」など、全て私の私見なので、参加した全議員さんに「所見」の提出をお願いし、それを添付して「報告書」とします。


「視察報告書」は過去の分も含めて、市議会のホームページにアップされています。

「報告書」は形式的には、議会閉会中の調査活動についての議長あての報告ですが、本来、市民の皆さんに報告するべきもの。そして、視察の結果を生かして、改善できることは具体化すること。


議員になりたての頃は、常任委員会の行政視察の後、「それをどう生かすのか」を委員会で話し合わないのが不思議でした。何を見ても、「百聞は一見にしかず」というように、現場で見てこそ理解できることはあります。しかし、議会として税金を使って生かしていただく視察であれば、ただ「見聞を広めた」ということでは申し訳ないことです。


今回の議会運営委員会の視察目的のひとつは、福岡県嘉麻市議会の「議会ペーパーレス化」の取り組みを学ぶこと。

「ペーパーレス化」とは、議会の資料等を「ペーパー」=紙ではなく、タブレット端末を使ってデータで受け取ること。

さすがに全国的にも先進だけあって、経過、目的、効果、課題などについてよくまとまったわかりやすい説明をしていただきましたが、何よりその説明を「一人一台」のタブレットを使いながら聞くので、「どれだけ便利なものか」を体験できることでした。


これから泉大津での具体化に向けた議論を進めていきたいと思っています。

「報告書」には記載したことはほんの一部ですが、以下に転載しておきます。


2017年2月17日

泉大津市議会議長 堀口陽一様

議会運営委員会 委員長 田立恵子

視察報告書

下記により議会運営委員会の視察を実施いたしましたので、その概要を報告いたします。



1、日時 2017年2月6日(月)・7日(火)

2、視察先 福岡県嘉麻市議会・福岡県古賀市議会

3、参加者 委員長 田立恵子     副委員長 池辺貢三
      委員  野田悦子     委員  貫野幸治郎
      委員  丸谷正八郎    委員  村岡 均
      委員  井坂正信
      議長  堀口陽一     副議長  森下 巌
      議会事務局
事務局次長 里見 崇  議事調査係 日出山孝一

4、視察目的 嘉麻市議会におけるタブレットを活用した議会ペーパーレス化事業、古賀市議会における議会改革の歩みと現状について詳細な調査を行うことにより、本市議会における「市民に開かれた議会」をめざす議会改革をいっそう推進するための参考とすること。 

5、概要 
≪1日目・嘉麻市議会≫
 嘉麻市は2006年末に1市3町が合併することによって誕生した歴史の浅い自治体であり、人口は4万人余であるが面積は本市の約10倍の約135平方キロメートルにのぼり、7割以上が森林と耕作地で占められている。議員の条例定数は18人と、本市とほぼ同様の規模であるが、市域の全域が市街化区域であり極めてコンパクトな本市とは大きく異なる環境である。そのような九州の一地方都市でありながら、先進的な「議会ペーパーレス化」で注目され、全国から多くの議会の視察を受け入れている。
 嘉麻市議会は、議会運営委員会による議会ペーパーレス化の先進地(神奈川県逗子市他)の視察を受け、各常任委員会での協議により全議員の意見を取りまとめることによって、ペーパーレス化を推進することを決定。その後1年余りの準備期間を経て、2015年5月にタブレット端末活用の本格稼働を開始している。以後、紙媒体との併用はなく、議案、参考資料、会議の招集通知、式典・各種行事の案内等を、タブレットを利用したデータの受け渡しで行っている。
 以上の経過を含めて、終始、一人一台のタブレットを操作しながら説明を受けた。
 実際にタブレットの画面を見ることによって、情報の伝達や資料の保管および検索などが、どれほど便利で効率的なものになるかが、体験的に納得できた。
 ペーパーレス化の「目的」を、「議員の利便性向上」として ①資料の受け取り ②資料の携行 ③資料の保管 ④資料を探すの4点。さらに執行部・議会事務局の負担軽減効果も、年間の事務的経費の削減効果も含めて示された。
 
≪2日目・古賀市≫
 議会運営委員会委員長による「古賀市議会の議会改革の取り組み  その歩みと今後の課題」と題した報告は、極めて多岐にわたるものであり、また報告の随所に、泉大津市議会の取り組みを紹介、対比をしていただいた。視察を受け入れる側が、訪問する相手の情報を事前に十分に調査することによって、「相手を知りつつ伝える」という姿勢に感銘を受けた。

 「議会改革前史」として紹介されたのは、2011年6月に議会基本条例等調査特別委員会を設置し、条例制定に向けた議論を始める以前に、インターネット中継開始、委員会の審議日程の事前公開、政務活動費の収支報告のインターネット公開などを進めことなど。「市民に開かれた議会」をめざすことが、議会改革に取り組む素地としてあったことが伺われる。市議会ホームページ、インターネット議会へのアクセス数の増加を、「市民と議会」との距離を測るバロメータとして検証されていた。

 特別委員会を設置して、議会基本条例の制定に向けた議論を開始して2年、2013年6月議会で議員提案、可決。しかしその時点では「13;5の賛成多数」であり、議会全体の十分な合意形成は成立していなかった。その後8ヶ月をかけ、会議規則、要綱、規定の検討を重ね、2013年度末に会議規則改正案を全会一致で可決し、翌2014年当初からの条例施行を迎えている。「この8ヶ月間の経験が大きな特徴」と報告されたが、議論を尽くした合意形成の過程を経たことが、「議会全員が一丸となって具体化に取り組めた!」という力となっている。
 「議会だよりは議会改革のバロメータ」との位置づけをされ、文字どおり議員自身の手で作成、現在、議会報編集常任委員会を設置し、「1回の発行に5~6回の会議を開いている」とのことだった。

 2014年度から毎年、議会報告会を開催。「決まったこと」の一方的な報告にとどまるのではなく「古賀市のことを、一緒に語り合いましょう」(2015年度)「みんなの声を行政に!古賀市議会と語り合いましょう」(2016年度)のチラシのキャッチコピーや、3グループに分かれたカフェ方式を取り入れるなど、参加者の声を聴くことを重視されている。

 議会基本条例に基づく「政策推進会議」は2014年4月に運営要綱を施行。2015年度に議会の「災害時対応要綱」を策定、滋賀県大津市議会の先進事例の視察を生かして、今年度中に「災害発生時の議会としての業務継続計画(GCP)策定の予定とのことだった。また、2015年秋には政策推進会議で取り上げるテーマ選定に向け、各会派・議員による提案のプレゼンテーションが行われ、それを受けた役員会での検討により「地域公共交通」について調査・研究することとされた。その後、現在まで九州運輸局や地域公共交通政策研究所から講師を招いての研修会、全議員が路線バスに乗車しての現状調査、全戸配布の議会だよりに折り込みして市民アンケートを実施し寄せらた994件の回答を集計するなど、政策提言に向けた取り組みが進められている。

 「議会研修会」として、「課長、係長等を講師とした研修会」が、財政、高齢者、産業、土地、教育、健康、農業、水道行政などのテーマで開催されている。また2015年2月には福岡女学院大学と市議会のパートナーシップ協定を締結、大学教授による講演、学生による議員インタビューなどが行われている。
 
 2元代表制の一翼としての議会の役割発揮のために、議会・議員の政策形成能力を高める不断で系統的な努力、必要な時間をかけ議論を重ね尽くすことによる議会の合意形成の努力、市民参加と市民への情報提供をいっそう推進するための努力などが、行政への提言や予算の修正、議員提案による条例制定として結実している。

6、所見
 議会ペーパーレス化の先進である嘉麻市議会では、ペーパーレス化の意義と効果について確認することができた。費用対効果についても、タブレット導入等に要した費用の5割以上は印刷費等の削減によって補填できるだけでなく、ペーパーレス化による事務の効率化を人件費に換算すれば、その効果は明らかである。本市においても、早期の導入に向けた検討を始めるべきだと考える。Sidebooksで閲覧した資料のほとんどは、市民に公開して何ら問題のないものだと思えた。各種の「計画」や資料、議案などをデータとしてインターネット上で市民と情報共有することができれば、本市議会が取り組んできた「市民に身近でわかりやすい議会」への改革にも資するものとなると考える。一方、紙媒体での情報提供を必要とする市民もおられるなかで、傍聴者への資料提供については検討を要すると感じた。
 古賀市の取り組みについて「概要」で報告したことは、ほんの一端であり、議会が全体として政策能力を向上させるための様々な努力、市民参加、行政と市民とのパイプ役としての役割発揮など学ぶべき点は数多くあった。

 2日間の視察によって、本市議会が進めてきた議会改革の取り組みを振り返り、課題と今後の方向を探るうえで大きな示唆をいただくことができた。今、すぐにでも、取り入れ生かしたいことも数多くあった。
 今後は、視察参加の全委員と正副議長、及び議会事務局職員との意見交換によって、「何を生かすべきか」を明らかにしつつ、全議員への報告の機会を設け合意形成を図りながら一歩一歩、具体化を図りたいと考える。

以上は、委員長としての私見であり、各委員の受け止め方は様々であることから、参加した議員全員の所感を以下に添付し報告とします。
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明日は法律相談会

2017-02-16 22:49:23 | つぶやき
1月の後半から2月の初めにかけて配布した議員団の市政報告ニュースで、ご案内しましたが、明日は、生活法律相談会です。


弁護士さんも来てもらいますので、どうぞお気軽に。


2月17日(金)午後6時~(受け付けは8時まで)

勤労青少年ホーム(誠風中学校前)2階会議室




1月から市民会館が使えなくなって、会場がなかなかとれません。

「市民会館の代替施設」と言われたテクスピア大阪は、会場費が高いです


夕方、「知り合いの相談を聞いて欲しい」というメールがあり、さっそく御本人と連絡をとり、上記の相談会をご案内。

いいタイミングでよかったです。
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市議会の出前講座で中学校へ

2017-02-15 23:56:15 | 市政&議会報告
市議会の出前講座、1月の小津中学校に続いて、今日は誠風中学校におじゃましました。

2年生の「職業講話」と言う時間です。

私は6時限目を、教室の後ろから見学させていただきました。


「市議会って何するところ?」「市議会が取り組んでいること」・・・などパワーポイントを使っての説明を真剣に聞いてくれていました。

あと4~5年で投票権をもつ「未来の有権者」の皆さん。政治を身近なものとして感じ、「自分が住んでいるまちのことを考える」きっかけになってくれたら嬉しいのですが。


説明を担当した議員、見学した議員のそれぞれの感想を持ち寄って、よりよいものにしていきたいと思います。
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ドキュメンタリー「わたしの自由について」

2017-02-14 21:05:21 | つぶやき
2015年、憲法蹂躙の戦争法に反対する運動が日本列島を包んだ。

若い人たちの「民主主義ってなんだ?!」の叫びは、鮮烈だった。

彼ら、彼女たちが語った言葉を、もう一度聞きたいと思う。



2月18日(土) 午後1時45分~(165分)

岸和田・浪切ホール

主催;九条の会・はんなん 泉州市民連合  戦争法に反対する泉州法律家の会

前売り券 700円(当日券 900円)
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