こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

映画 「渡されたバトン ~さよなら原発~」

2013-11-30 21:35:09 | 震災・原発・自然エネルギー
近くで見られる最後の上映会。
月末最後の日で、やるべきことは山積。議会の準備も全く手付かずですが、「行く!」と決めて堺の会場へ。

どうせ行くなら・・・と、車一台に乗れるだけ誘って出かけました。

新潟県巻町で原発建設を住民投票でストップした実話の映画化。

4半世紀にわたる住民の闘い。
生まれたばかりの赤ちゃんが闘いの担い手として成長していく姿に「4半世紀」の時間の流れを感じます。

原発マネーと安全神話にすがって「町の活性化のために原発を」と主張する推進派と、原発の危険性を学び広げる反対派に、町は分断され、家族さえ溝を深める。
住民投票で町民が「原発ノー」の明確な判断を下した時に交わされる言葉。「勝った、負けたではない。町の人達はみんな傷ついた。溝をうめていくのはこれから」と・・・。

運動のシンボル、風にはためく色とりどりのハンカチは映画の制作委員会の呼びかけで全国から集まったもの。
「私の一枚」もどこかで、ひらひらしていたかもしれません。

まだ見ていない方は少し足を伸ばせばまだチャンスはあるかもしれません。

上映日程はコチラから。

町長も議会の圧倒的多数も推進派、その中から「原発について、放射能について」知り知らせ、やがて「住民の多数派」となっていく。
そのプロセスは、私たちの運動にとっての常道なのだと思いながら帰路につきました。

「知り、知らせる」ことに冷たい水をかける特定秘密保護法案は、やっぱり廃案に!!
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「泉大津の保育をみんなでよくする会」18回目の総会

2013-11-29 23:50:20 | 保育・子育て
「泉大津の保育をみんなでよくする会」の第18回総会に参加しました。

「第18回」だからスタートは18年前。
そのとき、私自身は子どもたちは皆、保育所は卒園していましたが、保育所保護者会OBとして会の設立に参加しました。

お仕事終わって駆けつけ、途中から参加された会長さんが「一番上の子は20歳」と言われて、会場から驚きの声。
自分の子どもが、そんな大きくなっても「保育よくする会」の活動に参加しているのはどうしてか。
「今でも保育所のことを子どもたちと話をする。楽しかった思い出がいっぱいある。だから、そんな保育所を残したいと思って今もここに来ています。」と会長さんは挨拶されました。

私も一緒だなと思います。

保育所で育ててもらった娘たちは母親になりました。
娘たちが中学生のときも、高校生のときも、そして母親になった今も、保育所は“暖かい心のふるさと”。

「よくする会」に参加しているのは、公立保育所保護者会、保育所で働く保育士など市職員組合の皆さん、そしてそれぞれのOBですが、「民間保育園の保護者との連携、交流」も活動方針に掲げています。

泉大津が進めようとしている「幼保一体化施設・認定子ども園」が子どもたちにとって、よりよいものになるように、しっかり説明を聞いて不安や疑問も出し合って、一緒に考えていこうと確認しあいました。


夕方から、いっそう冷え込んできました。

この冷たい空の下で、今日も、日本中のいたるところで声を上げ続けている人達がいることを思います。



今日の毎日新聞の夕刊。↑

京都の僧侶であり写真家でもある岸野さんという方の紹介記事。
ひとりで毎日、街頭に立ち訴え続けておられるという。
「政府が情報を隠すことは、戦争ができる国への第一歩」と。
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この笑顔 いつも いつまでも 輝いてほしいから・・・

2013-11-28 23:32:43 | 大きくな~れ パート2
寒くなりました。

でも○ちゃんは、外遊びが好き。







砂場で遊ぶバケツとスコップを買ってもらった日。
暗くなるまで遊んだそうです。



この子らの未来に平和のバトンを。

「平和や暮らしを守るためには、国民が本当のことを知ることが、必要なのではないでしょうか?

真実が知らされず、侵略戦争への道、突き進んだ暗い時代へ逆戻りさせることは許せません。」

夕方、学校の授業が終わった時間から宣伝カーを繰り出します。

「秘密保護法なんて関係ないわ」と思っておられる方の胸に少しでも届けたいと思っています。

参議院に審議の舞台が移りました。
昨日、本会議での仁比議員の質問。「議場が静まり返った」と毎日新聞も書きました。
今日の、国家安全保障に関する特別委員会での、井上哲史議員の質問。日本共産党がアメリカの国会図書館で公開されている文書を示して「核密約」の問題を質しても「文書は存在しない」「調査もしない」と答弁した歴代自民党政府の姿勢に反省の一言もなく「外交の特殊性、国益、様々な要素・・・」と同じ言葉を繰り返す外務大臣。「こんな政府に、国民を縛り付ける法律を提案する資格はない!!」と井上議員。

参議院選挙で大きくなった日本共産党の国会議員団が奮闘しています。

参議院インターネット審議中継のHPで視聴できます。

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人間ドッグ 初体験

2013-11-27 22:16:12 | つぶやき
泉大津市立病院で「日帰り人間ドック」を受診しました。

例年は、市職員さんと一緒に市役所で健康診査を受けています。
議員が会費を出し合う「議員互助会」の費用負担です。

今年から市役所での健診だけでなく「人間ドック」、国保の特定健診も互助会の補助対象になりました。
(実は私が提案して、皆さんの賛同をいただいたものです。)

人間ドックは、事前予約制です。
一日の定員が2名、または夫婦1組。

国保の特定健診受診券で3万円の補助がありますので、自己負担は約14000円ほど。
私はオプションで、いくつかの検査を追加しました。

朝、8時20分に受付。そこからずっと、専属で係りの方が案内してくださいます。
検査は案内に従って各科を回りますが、待ち時間はほとんどなくスムーズです。
お昼前には全ての検査が終わりました。

「一仕事した」気分です。

4月に娘が結婚式を挙げたときに、新郎新婦からの贈り物が「人間ドック一式」の目録でした。
休日に人間ドックが受けられる病院を探して、受診券を現物でくれるつもりだったようですが、私の「受けるなら市立病院で」と言う希望で「目録」となりました。
そしてなかなか日程があわずに、今日になりました。

娘たちの気持ちを嬉しく思います。こんな後押しがなければなかなか受けられなかったと思うので。
これを機会に「年中行事」にしようかとも思います。

一休みしてから、秘密保護法衆院本会議採決強行に怒りの宣伝。
こんな悪法はない!
こんなやり方はない!
訴えるほど怒りが募ります。

ツイッターで、みんなの党所属の東京の区議会議員が、「抗議の離党」をしたいう書き込みを見ました。
国民の声がどんどん広がれば、こんな動きがきっと広がるに違いありません。

「毎日新聞」の社説はきょうは一面。「民主主義の土台壊すな」・・・「採決前日、福島市で行った地方公聴会は、廃案や慎重審議を求める声ばかりだった。だが、福島原発事故の被災地の切実な声は届かなかった。」
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コメント欄からの情報提供について

2013-11-26 17:40:51 | 私への連絡・ご相談はこちらへ
このブログのコメント欄から、情報提供や要望をいただくことがあります。
ネット上の匿名のやりとりであっても、嬉しく励まされることもありました。
思いもかけない方が、毎日見てくださっていることを知って半分恥ずかしく、半分嬉しく・・・ということもありました。
コメントいただいた方と私の往復書簡のようなやりとりになることもありますが、それでも不特定多数の方に見ていただいて差し支えないこと、また、むしろ多くの方に見ていただきたいと思って公開します。


先日、いただいたコメントで私の判断であえて公開しなかったものがあります。
公開することによるマイナスの影響があるかもしれないと思ったことと、その内容について一部、私の把握した事実と違うこともあったからです。
しかし、いただいた情報提供は見過ごすことはできないと考えました。「議員さんの力でなんとかしてください」という言葉で結ばれていました。「私の力」で、どうこうする性質の問題ではありませんでしたが、私なりにできることをしました。

直接いただいたメールなら、返信することができますがコメントですので、返信するのは公開することが前提です。
前述の問題については、私宛に直接、メールなり電話なりの方法で、ご意見をいただいた方がよかったかと思います。
私への要望、公開するにふさわしくないと思われる意見などは、ブログのカテゴリーの最初にある、「私への連絡・ご相談はこちらへどうぞ」を開いてください。


秋深まり、色づいた木々の葉が青い空に映えて・・・。
牛滝の紅葉でも見にいきたいなぁ!と思うのですが、時間がつくれません。10月、11月と視察も続き、いろんなことがたまってしまいました。
12月議会の始まりも目前。せめて、季節感を・・・と、ブログの背景、変えてみました。
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「ハングルへの旅」

2013-11-25 22:10:38 | 読書
8月にソウルの「戦争と女性の人権博物館」を訪ねたときのことを書いた私のブログを引用し、「名前だけは素晴らしい」とご自分のブログに書かれた方があった。ご自身が博物館を訪ねられたのかどうかは不明。

最後に「わざわざソウルに行かれたようだが、歴史や韓国人の国民性についてもう少し勉強された方がいいのではないか」と書かれていた。

「歴史」についての勉強はまだまだだと思っている。
ご忠告に関わらず、これからも勉強していきたいと思っている。
「自分の国」について、「今、自分が生きている時代」についてもっとよく知るためにも。

本書の中に繰り返し使われる「隣国」「隣国語」という表現がある。
まさに「隣の国」なのだ。
冒頭のブログ主の方は、この「お隣の国」がお嫌いのようだ。

私にとって韓国はかつては「近くて遠い国」だった。
娘がその国で暮らし、その国で母になり、何度も訪ねることとなった。

そんな私にとって「ハングルを学び始めて10年」の時に著者が世に出してくれた本書はとても魅力ある「手引書」だ。

日本の諺(ことわざ)に近い「俗談」、「暮らしの中の面白い表現」は本当におもしろい。

本書のなかで私が特に気に入った一節を以下に引用。

工夫 コォンブ(勉強)
勉強という漢字語はなく、それにあたるものが「工夫」。この言葉に初めて出会った時、実に新鮮だった。何を学ぶにも自分なりの工夫をこらさなければ我がものにならないではないか。勉強という言葉は・・・強いて努める、強いられるとも取れ、楽しさが乏しい。学ぶとは自分なりに工夫することだという能動性には味があり、いたく気に入ってしまった。発音を間違えると昆布になる。kong-buと鼻に抜ける。



著者;茨木のり子(詩人 1926年生まれ 2006年逝去)
発行所;朝日新聞出版 


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この街で“幸せ”創る

2013-11-24 22:50:23 | つぶやき
今日は第26回の新日本婦人の会泉大津支部の大会に会員として出席しました。
若いお母さんの会員を迎え、子育ての悩みを皆で受け止めて発達障害の問題を皆で勉強してきたことや、家族の介護や自分自身の老後の不安を班会で話し合ってきたことなど、日頃の班活動の報告と交流。
議案討議で、ゴミ分別や公共施設の利用について、総合計画策定についてなど、質問や意見も出て私からも補足説明させていただきました。
「10年後の泉大津の夢も語りながら、第4次総合計画の策定の議論にも積極的に参加していきましょう」と発言しました。

本日投票の岸和田市長選挙の結果、10時半、2回目の開票で、しぎ芳則さんの当確が出ました。
アクセス集中のため岸和田のHPはなかなか開けませんでしたが、FBで結果がすぐに入ってきましたので、気にかけている知人には知らせました。

開票率96.32%。

しぎ芳則  32000票
原田ひでお 21000票

ともに「無所属の新人」の一騎打ちの選挙でしたが、しぎ芳則さんは党派を超えた広範な市民の期待と支持を受け、原田候補は「維新ではない。無所属です」と言いながら、維新の府・市会議員、国会議員の応援で終盤になるほど反共キャンペーンをエスカレートさせました。

「子育てするなら岸和田」「医療を受けるなら岸和田」と、命と暮らしを守る「8つの政策」を掲げた、しぎ市長の誕生を歓迎したいと思います。

大阪南部の自治体で人口の多い岸和田の行政水準は、周辺自治体にも波及します。

堺に続いて維新の2連敗。
ダブル選挙で、「維新」に期待をかけた有権者の皆さんもだんだん気がついてくれたのかと思います。


追記:10時40分 最終結果
しぎ芳則  32,465票
原田ひでお 21,785票
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できた!

2013-11-23 22:39:46 | 大きくな~れ
早起きして、午後の市政報告会の準備。(実際には、「予定外」の話になってしまいましたが)

事務所に集まって明日に投票日を控えた岸和田の市長選挙の応援に。
しぎ芳則さんを応援する「民主市政の会」のビラを配布します。
天気がよくて、とても気持ちよく歩きました。

午後は、戎校区で市政報告懇談会。
地元の共産党支部の皆さんが用意してくださった会場で、森下議員とともに報告。
生活保護の申請について、市立病院の救急医療、まもなく完成する市営住宅の募集について・・・など、質問、ご意見いただきました。
「エレベーターのない市営住宅、4階、5階では高齢者は無理」など。

夜は事務所で定例の相談会。
なかなか解決の道筋が見えないお話です。
岸和田で見あげた澄んだ秋の空、紅葉する木々を思い起こし、「八方ふさがりに思えるときこそ、深呼吸してみてください」というようなことしか言えませんでした。


慌しく走り回り、一日が終わってやり残したことがいっぱい。

娘からのメールです。○クンのVサイン、「ひとりで服のボタンができた!」



この達成感が、次の“やる気”の素になるんだろうなと想います。
娘たちが保育所に通っていた30数年前の朝、出かける前のひと時、「自分でやる!」と小さな手で一生懸命ボタンをかけるのを待てなかったこと。
懐かしく、そして心に刺さった小さな棘のような記憶が甦ります。
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明日は戎校区で市政報告懇談会

2013-11-22 09:58:36 | 活動報告
4月に亡くなった、はまぐち議員が活動していた地域で市政報告懇談会を開きます。

11月23日(土・祝) 午後2時から4時
宇多長寿園
(戎小学校からすぐです。)


地元の日本共産党支部の協力をいただいて、報告は私と森下議員がさせていただきます。

9月議会で森下議員が一般質問でとりあげた「南海トラフ巨大地震に対する対策」は、海に近いこの地域で最も関心がある問題。
私からも、9月議会での質問で取り上げた「困ったときにたよりになる市役所」、その他、報告します。

10月の東北被災地の視察、昨日までの常任委員会での視察で感じたことなども、時間の許す限りお話させていただきたいと思います。

どなたもお気軽にご参加ください。
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総合計画策定を市民参加で

2013-11-21 18:03:02 | 市政&議会報告
総務常任委員会の行政視察、2日目。小田原市の市民と職員参加の総合計画策定について。

小田原市は神奈川県の南西部に位置し、人口は20万をやや下回る。世帯数約8万。

2011年度を初年度とする「新総合計画」の策定にあたって、市長の選挙公約でもある「全面的な市民参画」と、多くの職員の主体的な関わりにを相互に連動させながら進めた手法が注目されている。
私が議会議員としての活動を始めた当時は、「市民参加」と言えば既存の団体の代表が各種の審議会や策定委員会に、行政からの名指しで参加することとほとんどイコールだった。
「市民参加」のひとつの形として、審議会、策定委員会、懇話会など政策決定の関わる機関への市民公募と会議の公開を求めてきた。

小田原市でも、前「計画」は公募市民と職員が一緒に議論する「百人委員会」や、市民自らが計画書に対する「提言書」を作成するなどの方法がとられてきた。

しかし「公募型」の市民参画では、常にどの各種の計画策定委員会に同じような顔ぶれが並ぶことなどから、より広く大多数の市民の声を反映する手法として「無作為抽出による3000人に案内を送り、参画を承諾した200名(実際の参加は175名)が、計画案の討議に参加する方法をとった。

同様のやりかたが泉大津で今、「第4次総合計画」策定でもとられようとしている。
その成果に注目したいと思う。

小田原市では「総合計画」と平行して市内25地区の「地域別計画」の策定がされ、その計画作りには各地域ごとの特徴を生かして約750人が参加しているとのこと。
実際に策定された「地域別計画」を一冊にまとめたものを見せていただいた。壮観!「身近なまちづくり」について多くの市民が「何ができるか」を考えて参加している様子が感じ取れる。

帰ってから資料、「議会だより」などを読んでいて、すでに「自治基本条例」が制定され、様々に「市民と行政の協働」が形となっていることを知る。

こうした広く深い「市民参画」の土壌があって「総合計画」策定に生かされているのではないかと思う。

私自身はこれまで一般質問等で地方自治法の義務付けがなくなったもとでも、中・長期的プランとしての「総合計画」の策定を求めてきた。
まちづくりの理念や方向を、行政と市民が共有してこそ市長が掲げた「地域コミュニティの再生」が実りあるものとなるとの思いからでもある。

泉大津の「総合計画」策定の過程で、ひとりでも多くの市民の方々が「わがまち泉大津」の今と将来について考えるきっかけとなることを願っている。

1日目に視察した人口40万の藤沢市では、市内を13地区に分けた「地域経営会議」を設置している。小田原では25地区がそれぞれの、まちづくりの計画を持っている。
40万、20万と言う自治体では、「ひとつのまとまり」としてのまちづくりは難しいのだと思う。「顔の見えるコミュニティ」を大切にしていることがわかる。
市域がコンパクトで人口8万弱の泉大津のよさを生かした「計画」づくりを考えていきたいと思う。


視察後、新幹線の時間まで少し時間があったので駅から徒歩圏内の小田原城の天守閣へ。秋晴れの空に丹沢の山並み。高校時代には、週末ごとに通った懐かしい山々。



帰りの新幹線で、富士山がくっきりと見えました。白い雪の冠と山肌のコントラストで「一年中で一番きれいな富士」と、小田原市の職員さんがおっしゃってました。確かに
電線が目障りですが、車窓からの富士です。

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総務常任委員会視察で藤沢へ 「公共施設の再整備方針」

2013-11-20 17:45:19 | 市政&議会報告
今日と明日は総務常任委員会の行政視察です。
一日目の今日は、神奈川県藤沢市の「公共施設の更新・再整備の考え方について」。藤沢市は人口約42万人。東京のベッドタウンとして人口急増の時代に造られた公共施設が老朽化し、高齢化の進行などの社会環境の変化のもと、限られた財源を活用した公共施設のあり方が議論になっています。
泉大津でも同様の課題があり、公共施設全体の整備方針が作られようとしています。
そこで今回の視察になりました。

藤沢市の公共施設のうち半数近くは、築30年を超え、今後多くの施設が次々と更新時期を迎えます。すでに2004年度から「学校校舎を含めた全ての建物の耐震状況を一元的に把握する」ことを契機に「公共施設マネジメント白書」の作成に取り掛かり、2008年に、各施設の利用状況や人件費を含めた運営コスト等の資料を網羅し、それらの施設の課題と方向性、今後の施設整備の考え方を盛り込んだ「白書」を作成しています。

その上に今「公共施設再整備基本方針(素案)」の作成中です。
さらに「基本方針」を具体化した「公共施設再整備プラン」は2014年度中の策定を目指しています。「再整備プラン」は、20年間の「長期プラン」と、市長のマニフェストの具体化でもある「新たな指針」との整合性も図りながら「短期プラン」は総事業費の見込みも盛り込んで策定されます。

「再整備の基本的考え方」として「安全性の確保」(耐震性の低い施設の再整備を優先)「長寿命化」(「故障等が起きた後に対策をとって修理を行う」のではなく「公共施設台帳のシステム化により、適切なメンテナンスを行う」。)「機能集約・複合化による施設数縮減」を掲げています。

泉大津では10年ほど前に「市民会館の廃止」が問題となったことがありました。市財政が極めて逼迫している時期に重なって、市民会館大ホールの空調設備が故障したことがきっかけでした。
市民プールが老朽化により廃止となり、学校プールを含めて今後のあり方が課題になっています。
「予防保全」(故障がおきるまえに対策をとって故障がおきないようにする)のではなく「事後保全」(故障が起きた後に対策をとって修理を行う)に終始してきたと認めざるを得ないのではなかったかと思います。

それぞれの公共施設の現状について、行政と市民が認識を共有し今後のありかたについて知恵をしぼることが必要です。
まずは「利用状況、運営コスト、施設・設備の状況」についての客観的な資料をオープンにして議論を始めることがスタートなのではないか。それはとてもエネルギーのいる作業かもしれませんが、先送りするほど問題が大きくなることは、市民会館や市民プールの問題でも明らかです。

全庁あげて「公共施設の現況と今後のありかた」について議論を積み重ね、方向性を打ち出している藤沢市の取り組みには学ぶべきところが多くありました。

藤沢は3年間の高校生活を送ったなつかしいところ。横浜の自宅から1時間以上かけて藤沢市内の県立高校に通いました。もちろん駅前の景色はすっかり変わっていますが、それでもやっぱり懐かしく感慨にふけっています。
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人と自然にやさしい岸和田を!

2013-11-19 23:29:33 | つぶやき
朝から議会運営委員会。
第4次総合計画の審議会委員の選出について。
委員会の定数20名のうち、議会議員から5名。
残念ですが日本共産党からは入ることができませんでした。

審議会は市民の皆さんの代表や学識経験者の方々が議論する場です。
議決機関としての独自の役割、権能を持って議会は議会としての議論を平行して進めるべきではないかと私は思っています。

一方、審議会に議員が入るのであれば、「議会代表」として数名ではなく、多様な意見を反映させることができるようにしていく方がいいという意見を述べてきました。

審議会に入ることはできなくなりましたが、これからの総合計画策定の過程に注目していきたいと思います。

今日は一日、降ったりやんだり。

午後からは出かけようと車に乗り込むとザーッと降ってくるという中、予定どおり岸和田市長選挙の応援に。

24日投票の岸和田市長選挙には二人の候補者。
市議会前議長の信貴(しぎ)候補と、維新前秘書の原田候補。


しぎ候補を応援する「岸和田民主市政の会」の機関紙、№14、「前市議会議長のビジョン  いのち・くらしを大切に! 人と自然にやさしい岸和田を」というきれいなビラを配ります。



「いのちと・くらし大切に」は私たちが、ずっと言い続けてきたこと。
それは地方自治体の第一の役割だと思っています。
それと対極にあるのが、維新の大阪府政、大阪市政。

しぎ芳則候補や、民主市政の会が「維新政治を岸和田に持ち込ませない」というと、「維新の候補者ではない。無所属だ」と言います。

長く維新府議の秘書を勤め、直前まで維新の衆議院議員の秘書を務めていたのに、「維新隠し」で選挙をするのはなぜなんでしょう?

よほど「隠したいこと」があるのか、それとも「維新の秘書」としての政治経験を語れないほどポリシーもないのか?


全国には日本共産党党員の首長もいます。
日本共産党の議員が、幅広い人達に推されて「無所属」で市長選挙に出ることもあります。

そういう場合「無所属」であっても、日本共産党員であることや党議員として活動してきたことを隠したりしません。

「住民の命と暮らしを守る」ことは日本共産党が掲げる政策と矛盾しないからです。
「共産党だからダメ」という攻撃には「共産党でなぜ悪い?」だけでなく「共産党だからこそ!」と訴えます。

岸和田の維新前秘書の候補者に政治家としての信念があるなら「維新政治ノー」の批判に対し、「維新ではない。無所属」と言い訳するのではなく堂々と自分のこれまでの政治体験と理念を語ればいい。
演説会で応援弁士として訴えた堺市竹山市長は「食品偽装が問題になっているが政党の偽装もある」と痛烈に批判したそうです。

岸和田の市民の皆さんが良識ある判断をしてくださることを願っています。


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日本共産党第26回大会決議案を読む

2013-11-18 23:54:09 | 日本共産党
日本共産党は「党規約」で「党大会は2年または3年のあいだに1回ひらく」ことを決めている。

その大会の「決議案」が13日、第9回中央委員会総会で採択された。

14日の「しんぶん赤旗」に掲載された7ページにわたる「決議案」を昨日から今朝にかけてようやく読み終わった。

「決議案」は来年1月の党大会までの間に、3ヶ月かけて全党の討論で練り上げられる。


一番小さな単位である支部の総会で、地区党会議の代議員を選挙し、地区党会議で都道府県の党会議の代議員を選挙する。
そこで選出された大会代議員によって「決議」になるまでの間は「案」。

党内の議論だけではなく「決議案」は公表されているので、誰でも読むことができる。
中には熱心に読んで、意見を寄せてくださる方もある。

こんなふうにして党の「決議」を創りあげる政党は、日本の中に他にはないだろうと思う。

「決議案」は「『自共対決』時代の本格的な始まり」から書きおこし、何が「本格的」なのかを明確にしている。
「世界の動き・・・」で、世界地図が「平和の地域共同体」「核兵器廃絶」へと大きく塗り替えられている様子を浮き彫りにする。
続いて国政と地方政治の目標、今、直面している焦眉の重要課題。それを担う党を創る方向性。
そして結びは「日本における未来社会の展望」。
「社会主義・共産主義の日本では、民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、受けつがれ、いっそう発展させられる」と「綱領」を引用する。

「発達した資本主義から社会主義・共産主義の道に踏み出した経験を、人類はまだもっていない。」
私たちは、誰も歩いたことのない道、その道を踏みしめて行く。

「決議案」を読みながら、あらためて自分の「立ち位置」と進む方向を確かめる。

そういうことができることは幸せだとも思う。

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「要支援」が介護保険からはずされてしまったら・・・

2013-11-17 22:32:57 | 社会保障
11月15日、泉大津社会保障推進協議会主催の「どうなる? どうする? 介護保険」の報告です。

他の集会と重なり参加者が少ないかと思いましたが、会場いっぱい。資料が足りなくなりました。

私から「介護保険改悪案の概要」について報告。
「これでもか」という酷い内容の改悪ですが、「まだ決まってはいない。法律案の案がまとめられようとしているとき。声をあげるのは今!」ということを最初に強調し、最後にも繰り返し。

改悪案のポイントの第一、「要支援1、2を介護保険給付からはずす」ということについて。
前日の14日に開かれた、社会保障審議会介護部会で「要支援サービスの介護保険はずし、市町村事業への全面移行撤回」の厚労省の方針が示されました。
「訪問介護やディサービスは、あくまで市町村に」というのですから、大きな問題はそのままですが、「全面移行」を撤回せざるを得なかったのは「世論と運動が国を動かす」ことの証として、確信にしたいと思います。

はずされる対象、「要支援1・2」の方はは全国で154万人(認定者の27%)、大阪府で14万人(同 33%)、泉大津で約千人(同 36%)

堺市内の事業所で仕事をしているケァマネージャー、Nさんが、具体的な事例をあげて「要支援が介護保険からはずされてしまったら、どうなるか」お話くださいました。

90代の一人暮らしの女性。要支援2。
毎日、日課のように買い物に出かけ、洗濯も自分でしている。本人は「ヘルパーは必要ない」と思っているが、認知症のこともあり別居の家族が訪問介護を希望。
週2回、ヘルパーの訪問を受け掃除だけしてもらっている。
特に暑さの厳しかった今年の夏、ヘルパーさんが体調の変化に気をつけ、「水分をとること」の大切さを説明。なかなか理解されず、当初週1回だった訪問を2回に増やし、水を飲むことをすすめ夏をのりきった。
この方が、介護保険からはずされたら・・・
「認知症初期の利用者さんには特に専門的な観察と話しかけが必要。それはボランティアではできない。」「意識的な声かけ、話し相手がなくなると一層認知症がすすむ。ケアマネと本人・家族と事業者との担当者会議で利用者さんにあったサービスが提供できるのが介護保険」とNさんは強調します。

70代の男性。妻に先立たれひとり暮らし。要支援2。
糖尿病、脳梗塞の後遺症など抱え、自宅で倒れていたのを近所の人が気づいて救急搬送。入院中に介護認定を申請。
退院後、週2回のヘルパー訪問(買い物・調理・掃除)、週2回、半日ディサービス。

この方が介護保険をはずされたら・・・・
「一人での入浴は転倒の危険が大きく自宅では入浴しない。糖尿病の合併症で尿意がわからず紙パンツを使用。ディサービスと通院以外は、自宅でテレビを見ているかごろ寝の毎日。」という今の状態で、ヘルパー訪問もディサービスもなくなれば、お風呂もはいれない。まともな食事もできない。「ケアマネ、主治医、サービス事業所との連携は介護保険からはずれるとなくなり、意識的な観察の目がなくなり、病気が進行するのは間違いない」とNさんは言います。

9月の市議会決算委員会で「要支援の人が利用している訪問介護サービスは、家事援助だからボランティアでも充分」と言う議員がいました。
ヘルパーの専門性、そしてNさんが強調する「ケアマネ、サービス事業所、医療機関などの連携で高齢者を支える」ということを理解しないものです。

91歳の母のことを以前にブログに書きました。2000年、制度発足のときの最初の認定は要介護1、今は要支援1。
電車やバスに乗ってひとりで映画も見に行くし、海外にいる孫にも会いに行く91歳。
その体力と気力を維持している理由のひとつに、この14年間、介護保険サービスを利用し続けてきたことがあると私は思っています。
母の体の状態に合わせた室内の手すり、自力では大変困難な浴室の掃除、ディサービスでの筋力アップの体操など。
それらがあってこそ「今が楽しい」という91歳の暮らしがあるのだと思っています。






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今、生きているということ

2013-11-16 22:52:08 | つぶやき
泉大津市立病院に、交通事故により重度の後遺障害が残った方々のための病床が16床あります。
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA=ナスバ)の委託を受けているので、ナスバ病床と言います。

「重度の障害」とは、たとえば「眼球は物を追うこともあるが、認識はできない」「声を出しても意味のある発言は不可能」・・・など。(市立病院HPより)

きょう、ナスバ病床に入院しておられる患者さんのご家族のお話を聞く機会がありました。
交通事故というのは、予告なく「ある日突然」起こるもの。
朝、元気で送り出した夫や息子、母親、・・・・もの言わない体になった家族と病院で対面したご家族の想い。
察するに言葉がでません。

「99.9%回復するのは無理と言われても、0.01%の可能性を信じたい」という言葉の重さ。
「たとえ一口でも食べさせたい。自分の口で食べることが、生きている実感になるだろうから」という思い。

その家族の気持ちに寄り添う病院であって欲しいと心から願います。

今日は、少々オーバーワークで“お疲れ”です。

明日の朝も早いのでおやすみなさい。







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