「生活保護費の引き下げは不当」と訴えた裁判に最高裁の判決。
「いのちのとりで裁判」と言われる全国各地で起こされた裁判について、このブログでも何度も取り上げてきた。
最高裁判決 「専門的知見と整合性を欠くところがあり、厚生労働大臣の判断には過程と手続きに過誤、欠落があったといわざるを得ない」
この判決を受けて、国がどう動くか?
生活保護の基準の引き下げが強行された2013年8月。その年の12月議会で「命のセイフティネットとしての生活保護行政」というタイトルで、生活保護の問題にしぼって質問した。(概要)たくさんの当事者のみなさんからの声を聞き、質問では合理的な根拠もない冷たい仕打ちに「どう説明をするのか」と問うた。「質問があればていねいに説明する」という答弁だった。「どんなに丁寧に説明しようと納得できない」ものであることを、今日の判決は示した。あれから12年。声を上げ続けたみなさん、支援を続けてきたみなさん。たくさんの方々の闘いがあって、今日の判決。