こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「マイナンバーカードと保険証の一体化」の問題

2023-08-29 21:13:48 | つぶやき

「健康保険証の廃止をやめて」という署名に取り組んでいます。

と言っても、暑さに負けてなかなか・・・ですが。

「わかっているようでわかってない」という誤解や疑問もあることを感じます。

そこで「ミニ学習会」を提案して、講師を引き受けました。

たくさんの時間をとれるわけではないので、ずいぶん省略して「よくある疑問」に応える形にしました。

1週間考えて、自分にとっては勉強になりました。

 

マイナンバーカードを作っても、作らなくても、「12桁の番号」は付番されている。

カードを保険証として使う利用登録をしてもしなくても、医療保険の情報はすでに紐づけられている。

たとえ今起こっている様々なトラブルがなかったとしても、やっぱりマイナンバーカードは怖いもの。

なぜ怖いか?

何が怖いか?

自分なりに伝え続けていきたい。

河野デジタル相は「日本だけデジタル化に背を向けるわけにはいかない」などとおっしゃる。

それは当然なのだと思う。

「デジタル化」が、私たち国民の幸せにつながるためには、たとえば「国会が国権の最高機関として機能すること、たとえば国民の命と安全を守ることに税金を使うことを惜しまないこと。・・・民主主義や生存権の保障など、つまりは憲法の大原則を形骸化させないことが必要なのだということを、強く思う。

「マイナ保険証の先にあるもの」を話すのには、黒田充さんの2016年発行の著書より引用させていただきました。

今日の学習会に使ったレジュメをここにも残しておきます。A4一枚に詰め込んだので言葉足らずですが。

 

マイナンバーカードと保険証の一体化⇒健康保険証廃止 何が問題か?!

1,政府がやろうとしていることは何か?

来年の秋には、「紙の保険証」を廃止して、マイナンバーカードを保険証として使う(これを一般的には「マイナ保険証」という)こととする。トラブル多発でも、強行の方針は変えようとしていない。

そのためには、マイナンバーカードをほとんどの人が持つ必要がある。2万ポイント付与(カード作って5000・保険証登録で7500・公金受け取り口座と紐づけで7500)で誘導し、2023年4月現在約67%の普及率。

 

2,,ずっと前にマイナンバーカードを作った人は、自動的にカードが保険証になる?

ならない。「利用登録」が必要。(医療機関のカードリーダーなどで。生涯に一度だけ。加入する保険が変わっても、再登録の必要はなし)

 

3,,来年秋までには、いやでもマイナンバーカードを作らないと、お医者さんに行けなくなる?

ならない。「カードをつくるか、つくらないか」は、あくまで任意。

「マイナ保険証」を持たない全ての人に、「資格確認書」を申請によらず交付。有効期間は5年以内に保険者(国保の場合は市)が設定。当初は、「本人の申請、有効期間1年」としていたが、国民の声で大幅に運用が改善された。【しかし「全ての人」を、保険者が把握できるのだろうか?!・・・私の疑問】

 

4,「マイナ保険証」で何が起こる?

今は普通にできている保険診療(自己負担1~3割)が受けられなくなるかもしれない。

  • マイナンバーカードの有効期間は、発効日から10回目の誕生日(未成年者は5回目)。「電子証明書」の有効期間は5年。5年に一度は更新の手続きが必要。更新しなければ、「保険証」として使えない。
  • 今でも、医療機関の窓口でトラブル続出。本格運用になれば大混乱必至。
  • たとえば、永年の運動で実現した「子どもの無保険解消、18歳までの医療費助成」などが、くずれるかもしれない。
  • 介護現場では「マイナンバーカードの取得、管理ができない」の声があがっている。

障害者団体、認知症の家族などから、マイナンバーカードの取得が困難という声。高齢者施設(今はほとんどの施設が家族の同意を得て、保険証を預かっている)の94%からマイナンバーカードの管理ができないという回答。(保団連調査)

  • マイナンバーカードを持ち歩くことによる紛失の不安

  起こりうる犯罪や詐欺、その弊害は予測できない。

 

5,「マイナンバーカードと保険証の一体化」の次にあるものは?

「保険証との一体化」は、万能カードとして個人情報を集積⇒監視社会への道。

「私の個人情報を集め、これをもとに私のあずかり知らないところで仮想的に「私の人格」がコンピューターの上で構築されるプロファイリング・・・「私の人格」をもとに、私の未来が予想され、評価され、分類され、時にはリスク管理として、私は排除されるのです。」(黒田充「マイナンバーはこんなに恐い!」より)

 

 

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党史を学ぶつどい

2023-08-27 22:33:13 | 日本共産党

自分がその一員として、生きてきた政党の歴史を学べるということは、幸せなことだと、改めて感じた一日だった。

時代の制約の中で、間違った判断をしたことが、一度ならずある。

それを「誤り」と気づいた時には、一つ一つを確認し、誤りは誤りと認め、それを前に進むための糧とする。

そうした記述が「党史」の中には、数多くある。

そんな政党の一員であることに、誇りと、そして責任も感じる。

自分がどうするか?

それが問われる。

 

 

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日本共産党100年の歴史と大阪の闘いを学ぶ

2023-08-26 12:17:03 | 日本共産党

明日の午後です。

仲間たちと一緒に参加します。

お近くの方はどうぞ。

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パブリックコメント手続きについて

2023-08-25 11:24:19 | つぶやき

7月の初めのブログに、「公共施設についてのパブリックコメント実施中」という記事を書いたときに「パブリックコメントって?」という質問を、コメント欄から頂きました。

「市民の意見を公募すること」と、簡単にコメント欄でお返ししました。そのプロセスで大切なのは、公募した意見は必ず、後日集計され、その「意見」とともに、「市の考え方」とともに公表されることです。

以下、市のホームページからの引用です。

この手続を実施する目的は、計画などを案の段階で公表することで、施策の意思決定の過程における公正性の確保、および透明性の向上を図ることです。

また、市民の皆さんからのご意見をいただき、計画などの案をより成熟したものにするとともに、ご意見の提出という方法で、市政への参画を促進することも目的とします。

市だけではなく、府も国も、パブリックコメントを実施しますが、よほど注意深くアンテナを張っておかないと、重要なこと、関心をもっている事柄でパブリックコメントが実施されていても、気がつかないことが多いだろうと思います。

せっかくの制度で、「意思決定過程における公平性の確保」「透明性の向上」「市政への参画を促進」・・・と崇高な目的を掲げているのだから、制度の趣旨が生きるように、たとえば「市民説明会の開催」なども要望してきましたが実現には至っていません。

 

例えば渦中の、いわゆる汚染水の海洋放出についても、「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請(ALPS処理水の海洋放出時の運用等)に係る審査書案」に対する意見の募集についてというタイトルで、年度ごとにパブリックコメントが実施されていたようですが、どのように活かされたのかどうか?

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汚染水放出の強行に怒り

2023-08-24 21:38:59 | つぶやき

福島第1原発事故で葉選した汚染水の海洋放出が、轟轟たる批判の声が高まり、広がるなかで、今日の午後、強行されたという。

岸田首相の「聴く耳」とは何だったのか?

この地球で生きているものたち、これから生きていく命。

命の連鎖の中で生かされていることに、もっともっと謙虚でなければならないと思う。

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桜井昌司さんの訃報に接して

2023-08-23 23:19:57 | 冤罪事件・国民救援会

20歳で無実の罪を着せられ、29年間の獄中生活。

生涯を冤罪と闘う人を励まし、冤罪のない社会を願って行動した。

直腸がんを患い、「余命1年」の宣告を受けてからも、精力的に活動されていた。

今年の6月には、岸和田で国民救援会泉州ブロックが上映した「オレの記念日」にも駆けつけ、元気な姿を見せてくださった。

「元気な姿」と言っても、笑顔とハリのある声は「元気」そのものであっても、その身体はとても小さくなっていた。「この身体で、よくここまで来てくださった」と思った。

今日、8月23日午前10時半、桜井昌司さんが息をひきとったという訃報が、国民救援会のLINEで伝えられた。

76歳。

まだまだ生きて欲しかった。

 

著書、「俺の上には空がある  広い空が」のページをめくる。

見事な人生だと思う。

 

最後のペー詩に掲げられた桜井さんの詩をここに書き写しておきます。

 

  

空は

足もとから始まっている

そう思えたとき

いつも見上げていた

希望やしあわせが

自分の隣にあるのも気付いた

空は

空は足もとから広がる

 

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ちょっと一息

2023-08-20 22:11:13 | 旅行・楽しいこと

最高気温38度という猛暑の大阪を逃れて、和歌山県紀美野町。

川沿いの道をゆっくりドライブ。

畑仕事をしている地元の人に道を尋ねながら、不動の滝へ。

木々をわけて一歩踏み込むと、ぐっと気温が下がるのを体感。

 

6月の大雨に被害の傷跡が、痛々しく残っていました。

「家が流されるのを見た」という話も聞きました。

流された家の残骸がありました。

川は、人々の暮らしに寄り添い、そして時には自然の猛威をふるう。

祈りながら、そこに暮らしを紡いできた人たちの想い。

滝の傍にはかわいい祠がありました。

 

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貧困の連鎖を断つ

2023-08-17 22:40:08 | 社会保障

生活保護制度を活用しながら暮らす世帯の高校生のアルバイト収入の収入認定についての情報を検索していて、こんなページに出会いました。

以下、引用です。

生活保護を受けながら高校へ通っているみなさんが、自分の進む道を自分で決めて、
将来の自立に向け、確かな一歩を踏み出せるよう支援したいと考えています。

ここでは、そのために知っておいてもらいたいことをまとめてみました。
不安だし、難しいことや、わからないことだらけなのは当然!

道は平らではないし、大変なこともあると思います。

ひとりで悩まないで、家族や学校の先生、そして福祉事務所のケースワーカーに相談してみてください。
みんながあなたを応援していますよ!

高校生自身が読むことを想定し、言葉も平易で親しみやすく、そして具体的。

「例えば5万円のアルバイト収入があったら、(控除される金額と交通費を引いて)収入認定されるのは1万5千円。残りの3万5千円が手元に残る」「さらに、1万5千円を将来の自立のために計画的に積み立てる場合は、収入認定はゼロ。」・・・一目でわかる説明があります。

神奈川県のホームページ、生活保護の関連で「高校生のみなさんへ」というページです。

 

そもそも生活保護は、憲法が保障する生存権の保障、「全ての国民に対する最低生活の保障」とともに、自立の助長を目的とする制度。若い人が、できるだけ多くの選択肢の中から、自分の将来を自分で選べるように支援する形を整えなければならないはず。

国と自治体は「高校生のアルバイト収入」を一律に収入認定しないと言う制度の改善を、もっと明確に知らせて欲しい。

そしてもっと柔軟に対応して欲しい。

寄せられた相談から、痛感しています。

 

 

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「日本共産党の100年」

2023-08-16 22:24:36 | 日本共産党

台風の雨、風の音を聴きながら読んだ。

15日の予定が、台風のため全て中止、キャンセルになったので、一気に読むことができた。

100年の歴史のうち、半分の50年は、自分の実体験と重なる。

鮮明にその時の状況が浮かぶこともあるが、記憶が薄れていることも多い。

1980年は私が初めての出産をした年。そこから、子ども達の刻々の成長に驚いたり、感動したり、戸惑ったり・・・の日々が始まり、その年の「共産党を除く」という「社公合意」の持つ意味の大きさを知るのは、何年か後のことだった。

そんなこともあったが、とにかく毎日、新聞を読み、考え、自分にできることを探しながら生きてきた。

これからもこの道を歩いていく。

そう思うことができるのは幸せだと思う。

 

しばらくブログの投稿ができませんでした。

毎日の台風情報を見聞きしていると、どうしても2018年の、あの21号台風のことが思いこされます。

どうぞ、大きな被害のないようにと祈ることしかできないなかで、なかなか思いを言葉にすることができませんでした。

そんな時にも毎日、覗いてくださった皆さん、ありがとうございます。

暑さ、まだ続きます。どうぞ、お元気でお過ごしください。

 

 

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「何が問題か マイナンバーカードで健康保険証廃止」

2023-08-08 22:50:10 | 読書

8月6日、著者の講演を聞く機会があった。

2016年、「マイナンバーはこんなに怖い!」を読んで、本当に「怖い」と思った。

その怖さを、なかなか語ることができない。

伝えることが難しい。

そんなジレンマのなかにいた。

そして7年以上たって、今、起きていること。

マイナンバーカードと保険証をめぐるトラブルは、あとを断たない。

著者は「保険証廃止にストップをかけることができたとしても、マイナンバー制度そのものの本質的な問題が解消されるわけではない」ということに警鐘を鳴らす。

それにしても、あまりにも民主主義を蹂躙したプロセスで医療を受ける機会が奪われかねない「保険証廃止」の中止を求める事。その運動のなかで、マイナンバー制度そのものの問題を考えていくこと。そのために、必読の書だと思う。

 

著者;黒田充

出版社;日本機関紙出版センター

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「8月6日のこと」

2023-08-06 23:31:02 | 絵本

文 中川ひろたか

絵 長谷川義史

 

昨日5日の「夏のおはなし会」、猛暑のなかで出かけてくださった皆さんと一緒に、しみじみと平和への想いをかみしめたひと時でした。

原爆をテーマに「その計画はひみつです」「8月6日のこと」「ぼくのこえがきこえますか」の3冊を続けて読みました。

私は「8月6日のこと」を読む担当でした。

 

3冊の絵本のあと、オカリナのソロで「原爆許すまじ」。

心に深くしみる音色です。

歌詞をここに掲げておきます。

 

原爆許すまじ

1,ふるさとの 街やかれ

身よりの骨うめし 焼け土に

今は 白い花咲く

ああ 許すまじ 原爆を

三度(みたび)許すまじ 原爆を

我らの街に

 

2、ふるさとの 海荒れて

黒き雨 喜びの日はなく

今は舟に 人もなし

ああ 許すまじ 原爆を

三度許すまじ 原爆を

我らの海に

 

3,ふるさとの 空重く

黒き雲 今日も大地おおい

今は空に 陽もささず

ああ許すまじ 原爆を

三度許すまじ 原爆を

我らの空に

 

 4、同胞(はらから)の たえまなき

労働にきずきあぐ 富と幸

今は 全て ついえさらん

ああ 許すまじ 原爆を

三度 許すまじ 原爆を

世界の上に

 

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 夏のおはなし会 「絵本と音楽で平和をかんがえよう」

2023-08-04 08:57:33 | 憲法・平和

子どもたちと一緒に絵本の世界を楽しむ 絵本の会ぽっかぽかの主催で「夏のおはなし会」が明日8月5日です。

ぽっかぽかは、毎月、テクスピア大阪の地下会議室で「おはなし会」をしています。

7月も、あかちゃんと一緒の若いおかあさんが参加してくれて楽しいひとときでした。

私もずっと仲間に入れていただいてはいましたが、なかなか参加できる機会も少なかったのが今までです。

5月からは、これまではよりは出席率もあがり・・・。

明日も楽しみにしています。

 

そして8月は「平和」を考える特別バージョン。

夏休み中でもあり、小学生、中学生も参加してくれたら。

もちろん大人の方だけでも。

2時~3時半という暑い時間ですが。

お待ちしています。

 

絵本の会 ぽっかぽか 夏のおはなし会

絵本と音楽で平和をかんがえよう~

8月5日(土) 14;00~15.30

テクスピア大阪B02会議室

申し込み・参加費不要

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政務活動費のほとんどが「広報広聴費」

2023-08-02 23:00:59 | 日本共産党

「広報いずみおおつ」に折込の「議会だより」に政務活動費についての特集のページがありました。

一人30万円(年間)、日本共産党は2人会派で60万円が上限。昨年、私を含めて2人の議員団で使わせていただいたのは、そのうちの54万円余。

その9割が、議会のあとに発行した「こんにちは 日本共産党市会議員団です」という議会報告の発行費用でした。あとは定期購読している雑誌などの資料費。

 

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