こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

新生児給付金の申請は4月13日まで

2021-03-31 17:18:06 | 大きくな~れ パート7


去年の4月28日以降、今年の3月31日、つまり今日までに生まれたあかちゃんに10万円の給付金、申請は4月13日まで。

身近に「申請もれかも?」と思う赤ちゃんがいたら、お声をかけてください。

「4月27日時点で住民票に名前があること」が、10万円の臨時給付金でした。

昨年の6月議会で、「妊婦は苦しいです」とメールをくださったお母さんの声を紹介し、「28日以降に生まれた赤ちゃんにも給付金を」と提案「しました。

コロナ禍の中で、出産したお母さん、生まれた赤ちゃんの苦労はまだ続いています。

子育てとソーシャルディスタンス、マスクは相性が悪いです。

 

 

私の7人目のお孫ちゃんも、コロナ禍で生まれた一人なのですが、おかげ様で元気に育っているようです。

 

1月には、「朝から晩まで二人きりの生活、もう限界」と、娘からSOSがきました。

少し、応援に行こうかと思っているうちに、大阪の感染者は増え続けて、緊急事態宣言となってしまいました。

 

この頃は、近くの公園や子育て支援センターにも出かけ「二人きり」は卒業したようです。

背泳ぎみたいに、あおむけのままバックで移動。

こんな姿勢で向こう景色を見ようとする、ちょっと変わった赤ちゃんです。

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先送りされてきた市営住宅の建て替え・・・予算委員会報告⑤

2021-03-28 18:53:24 | 市政&議会報告

2週続けて雨の日曜日。

一気に桜が咲きました。

 

今さらですが、予算委員会でとりあげてきたことのひとつ。

市営住宅の整備計画について書いておきます。

 

木造市営の建て替えを、先送りして駅前再開発などの大規模プロジェクトに邁進した1990年代から2000年代初頭。

ようやく河原町市営住宅を建て替え、高層化。(2014年度)

そして続いて寿町の住宅を建て替えするべきところを、また先送り。

退去したあとは新規募集をせずに半分以上が空き家。

 

2018年度末に、今後の整備計画を「市営住宅長寿命化計画」としてまとめました。

しかし、具体的な年次計画は示されていません。

 

「計画に基づく進捗と今後の計画」を尋ねました。

 

答弁は2019年度に汐見町住宅の大規模改修。

今後の予定、見通しは、二田及び寿町の集約建て替えが、2022年度に用地測量、以後基本設計。

助松及び虫取の大規模改修は2025年度、2026年度で実施できるよう進める予定」

 

この答弁を聞いて、「・・・となると、寿住宅の建て替えに取り掛かるのは、2026年以降?」と聞けば、「そうなると考えている」という答弁。

寿町の住宅は1952年の建築。今年ですでに築69年。

築後70年を超える住宅の建て替えをこれ以上先送りしていいのか?

一昨年の19号台風のような災害がおきたら居住者の安全を守れるのか?

半分以上を空き家で置いていることで防犯上の不安もある。

 

「住まいは人権」です。

 

優先順位をあげて早急に取り組むべき事業だと思うのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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生理用品の無料配布

2021-03-27 14:03:21 | つぶやき

市のHPで「生理用品の無料配布」のお知らせがありました。

昨日、26日付のお知らせで、週末をはさみ、29日、月曜日の朝8時45分から市役所1階福祉政策課窓口で配布、無くなり次第終了ということです。

「災害備蓄物資の入れ替えを活用して、無料で配布する」ということは、いいことですが、あまりに急で、必要な人に情報が届くのだろうか?

月曜日の朝、市役所に来られる人ばかりではないし・・・。

と気になりました。

 

今、いろいろな団体が取り組んでいるフードバンクで、食料品とともに日用品を置くと、生理用品は大変喜ばれると聞きます。そういう話を聞いて、ある方から「泉大津ではそういうことはないの?」と質問されたばかりでした。

その方には、直接お知らせしました。日ごろからアンテナを張って、私より早く市の情報をキャッチしておられることも多いですが、ご存じなかったです。

 

金曜日の男女共同参画審議会でも、「働く人の4割が非正規。非正規労働者の圧倒的多数が女性。コロナ禍で深刻な影響を受けている」という委員の発言もありました。

 

一人でも多くの必要な人に届くことを願って、ここにアップしておきます。

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男女共同参画審議会を傍聴しました

2021-03-26 19:38:10 | つぶやき

表記の審議会が開かれることが、告知されていたので傍聴しました。

審議会は、「男女共同参画の推進に関する重要事項を調査審議し、意見を述べることを目的に設置された期間」です。(市HPより)

そうであるなら、「施策推進の拠点施設の在り方」は、「重要事項」として、にんじんサロンが、これまで果たしてきた役割の検証の上に、調査審議されて当然ではないかと思います。

4月からの、市民活動支援センターおづプラザへの移転と一部業務委託が、「調査審議」ではなく「決まったことの報告」であったのは、とても残念です。

全国で広がるパートナップシップ条例制定の動きや、泉大津の条例にもうたった性的マイノリティの方々への配慮がどう進んだのか?話題にもなりませんでした。

昨年のアンケートのまとめの資料の出されました。これはじっくり読ませてもらおうと思います。

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インフルエンザの流行がなかったということ

2021-03-25 22:21:09 | つぶやき

22日の特別委員会で、納得のできない答弁が多かったなかで、ほとんど唯一の嬉しかった答弁。

 

今年度の病床稼働率で、特に小児科の入院が少なかったことの理由を尋ねました。

「インフルエンザの患者が少なかった。入院患者の中でインフルエンザの陽性ゼロ」ということでした。

 

子ども達も、せっせとマスク・手洗い・うがい・・・でコロナの予防に努めた結果、インフルエンザの流行を抑えることができたのではないかと思います。

私自身も、生きてきたなかで、こんなに熱心に手を洗ったことはありません。

そのせいか、風邪をひかずに一冬を過ごしました。

 

子どもたちが病気にならずにすんだなら、それで病院の収益が少なくても、喜ばしい事。

そして、万一、感染が広がって患者が増えたときには、受け入れることができるだけの余裕がなければ安心できません。

いつも満床近くでなければ、赤字で病院経営が成り立たないようでは、結局、いざという時に困ります。

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人間ドックの日

2021-03-24 21:45:53 | つぶやき

市立病院で人間ドックを受けました。

結果は2週間後。

 

初めての時は、娘に「人間ドック受診券」という目録をプレゼントされて、娘が実費負担してくれました。

それから今年で連続9回の受診です。

22日の特別委員会では、「現病院で健診事業をするかどうか?」を検討するような事務局長のお話でしたが・・・。

「産科・小児科に特化」という病院で、どんなふうに総合的な健診が受けられるのか?

イメージがわきません。

もし実施するとしたら、ずいぶん効率の悪いものになるように思います。

 

今の病院の人間ドックは、予約制で一日2人の枠で、マンツーマンで案内をしていただけるので、とても安心、快適で半日で終わります。

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市立病院の再編計画は誰のためのものか?

2021-03-23 16:23:28 | 泉大津市立病院問題

昨日の市立病院整備対策特別委員会でわかったこと、わからなかったこと・・・

いろいろありました。

まず、1週間前に送られてきた資料は、「???」と思うような簡単なものでした。

「基本設計の概要」ということで、きれいなカラーの3ページの資料がありますが、診療科目の記載はなし。

「収支計画」(案)は、ペラっと一枚で、並んでいる数字の根拠が全くわかりません。

そこで、10項目ほど、質問しました。

 

わかったこと。

その1、

これまで「新病院の建設費と医療機器で120億」と、説明されてきました。

しかし、すでにそれより膨らんで、139億。

「資料」の企業債の数字が、来年度予算として可決した「継続費」としての新病院建設費と数字が違うので質問したところ、

「病院建設費として117億、医療機器として22億。合計139億」ということ。

予算審議の時には、一言の説明もなく「初めて聞きます」という話です。

 

その2

今年度から新病院開設予定までの2023年度までの4年間に、一般会計から約67億2千万をつぎこむ計画。

そのうちの少なくとも28億は国の交付税措置の対象にもならない、病院会計への繰り出し基準として総務省が定めている基準外。

28億円は、市の一般会計で災害など、不測の事態に備えておく財政調整基金の残高を、5億円ほど上回ります。

 

選挙の直前の市のHPからの動画配信、選挙中の市長候補としての宣伝では「新病院建設に120億、市の実質的な負担は年間1億」と言っていました。「市の財政負担を大幅に圧縮して、その分、福祉や教育にも回す」と言っていましたが・・・。

 

その3

新病院に「健診」部門はありません。

「予防と早期発見で市民の健康を守る」ことを、市立病院の使命としてきたのではなかったか?

産科・小児科に特化するという現病院では、「健診はない」と私は、思っていましたが、「必ずしもそうとは限らない」という答弁もありました。

 

わからなかったこと

その1

診療科目はいまだ明らかにされません。

その2

産科の医師、助産師の配置も、はっきりしない。

それでどうして医業費用の算出ができるのだろう?と思います。

その3

現病院を小児・周産期センターにする場合の改装費用。

その4

府中病院とともに地域医療連携推進法人を設立することによって「在籍出向」が可能というが給与にどのくらいの格差があるのか?

格差があるとすればその補填は?

「不明」でした。

 

 

 

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調味料いらず

2021-03-22 21:56:46 | 私の食卓

調味料を使わず、椎茸と昆布のダシ、練り物から出る塩分で炊いた大根、、木綿豆腐がおいしい。

 

今日は、市立病院問題の特別委員会でした。

わかったこともあり、わからなかったこともあり。

報告は明日にして、おやすみなさい。

 

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フェアな論争を汚す誤り

2021-03-21 22:46:42 | 日本共産党

「NHKのニュースを見た」という方から、問い合わせがありました。

私も役員の一員である日本共産党阪南地区委員会が、大変、不名誉なことでニュースになりました。

 

政策的な判断は、事実と道理に基づいて、どんなときにも冷静な議論がされなければなりません。

今回のことは、大変残念です。

誤りから目を背けずに、同じ組織に身をおくものとして、真剣に考えていきたいと思います。

阪南地区委員会のホームページから、コメントを転載します。

 

3月16日に公明党大阪市会議員あてに、「広域行政に反対して下さい。賛成したら今后一切投票しません。 40年来の支持者より」という内容のファックスが送付されました。これについて、辻よしたか公明党大阪市会議員がツイッターで「発信元をみると、日本共産党阪南地区委員会と記されており、驚いた次第であります」とツイートしています。

 この問題について、当地区委員会で調査・聞き取りをしたところ、地区副委員長の矢野忠重氏が送付したことが明らかになりました。要望の内容は別にしても、支持者を装ってこうしたファックスを送ることは、社会的に到底許されるものではありません。ご迷惑をおかけした公明党の各市会議員の皆さんにお詫び申し上げる次第です。地区委員会・委員長名で、謝罪文書をお届けしました。また、この経過などについての文書を、地元関西記者クラブに送付しました。

 以上お知らせし、二度とこのような事がないように努めます。

 

明日は、午前10時から、市立病院整備対策特別委員会です。

ネット配信もしていますが、ご都合がつけば傍聴もよろしくお願いします。

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「少人数学級」で のびのび ゆったり学べる環境を

2021-03-20 17:57:39 | 市政&議会報告

市議会最終日、3本の意見書が全会一致で採択されました。

そのうちのひとつは、日本共産党が提案した「少人数学級の拡充を求める」大阪府あての意見書。

永年の要望がやっと国を動かしたとはいうもの、「5年かかって小学校の35人学級」というスローペース。

大阪以外の全国ほとんどの都道府県では、すでに国の基準に上乗せした少人数学級の実施に踏み出しています。

 

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市議会最終日

2021-03-19 18:26:52 | 市政&議会報告

市議会定例会の最終日です。

予算委員会の委員長報告のあと、予算案の採決。

一般会計と病院会計は、反対4、賛成11の賛成多数、介護・後期高齢者医療は、私たち2名の反対だけ、その他の会計は全会一致で、全て原案どおり可決しました。

日本共産党を代表して述べた私の意見表明を以下に。

長いですが、良かったら読んでください。

予算案、施策の内容の個々については、いろいろありますが、バッサリと省略して、「反対」の論拠について的をしぼっての意見表明としました。

 

定例会は終わりましたが、22日(月)の10時から市立病院整備対策特別委員会の会議があります。

週末はその準備にかかります。特別委員会も、もちろん公開です。傍聴してください。ネット配信もあります。

 

【一般会計】

 2020年度は、新型コロナ感染拡大の影響が、市民生活を覆った一年でした。緊急事態宣言は解除され、ワクチンの接種が始まってはいますが、まだまだ予断を許しません。市税収入の前年度比8億5千万円のマイナスは、市民、事業者の苦境を反映したものです。こうしたもとで新年度の予算編成においては、何よりも感染拡大防止、コロナ禍で打撃をうけた市民、事業者、子ども達を守る施策の拡充に、国の財政措置の活用はもとより、基金の活用をしてでも最優先、全力で対応するべきでした。

 しかし、2021年度予算案に、市独自のコロナ対策の予算は見当たりません。今、感染拡大防止のための「社会的検査」の拡充や、営業の継続が困難にいたっている事業者への支援など、この時に、最優先で対応すべき課題に迅速に取り組むものとなっていないことをまず指摘いたします。

 

市が、進める大型プロジェクトである、図書館、公園、病院は、いずれも本来、自治体にとっての重要な施策です。しかし、いずれも政策決定過程での市民参加は不十分で、結果、市財政を圧迫しながら、市民の願いと利益に叶ないものとなっています。

 駅前新図書館整備は、2017年「公共施設適正配置計画」策定のわずか2か月後に、「計画」を無視して議会にも市民にも知らせることもなくアルザへの移転に動き始めました。施設改装の費用、20年間の賃貸料、移転費用等で、現時点で明らかなだけで15億6600万円と示されました。この上に、さらに撤退時の現状復帰の費用が必要となります。これだけの投資をするなら、老朽化した公民館や「廃止」として青少年ホームの機能を集約し、100年先までも残せる複合施設ができます。それは今の一字一句変更されていない、市の計画記載の「「複合化」です。駅前に整備する図書館の活用は18年余り。9月の新図書館オープンまで5ヵ月間もの図書館サービスの空白は大問題ですが、18年先の泉大津市には図書館サービスの保障はありません。許容積載荷重を勘案した新図書館の蔵書数は18万5千冊を予定しているとのこと。これは現行図書館の2017年度の蔵書数の約4分3で、「図書館の本が倍になる」という開架冊数だけに着目した市の「広報」、南出市長の市長選でのアピールは誇大広告と言わねばなりません。

 市民会館跡地活用の公園整備については、土地開発公社の保有する土地の買い戻しの必要性は理解するものの、先送りされている老朽化した公共施設の整備や切実な市民要望実現との優先順位からすれば、整備費用は極力抑制し、とりわけ当面あてのない全体面積の47%を占める民間活用地の整備に3億3千万円の投資は、無駄遣いとしか言えません。その一方で、パークゴルフ場は、利用者への説明もなく張り紙一枚で3月末で追い出すというのは、あまりにも冷たいやり方です。「みんなでつくる公園。ヘルシーパークの看板に偽りあり」ではないでしょうか。

 市立病院については、後程、病院会計についてあらためて申し上げますが、新病院の建設のための借金をする資金計画のために、一般会計から莫大な繰り出しをすることになっています。市長選挙の「選挙公報」に掲載された南出市長の公約、「市の財政負担を大幅に減らしながら、医療体制充実」とは真逆に、市の財政負担を大幅に増やしながら、新病院建設、民営化の道を突き進もうとしています。

 

 市長は「所信表明」のなかで「市長就任以来4年間で財政を着実に改善し、子どもの世代につけを回さない行財政改革を進め、借金を着実に返済しながら、いざという時のために基金積み立てを大きく増加させることができた」と言われましたが、本当にそう思うなら、財政運営に対する緊張感の欠如であり、都合の悪い事実にはあえて触れないのであれば、議会と市民に対する誠実さの欠如です。「基金積み立てを増加させた」のは、南出市政一期目の3年間であり、最終年度の今年度は、先に述べた3つのプロジェクトに取り組むことによって、基金残高を減らし、その傾向は新年度に続いています。

 

 予算審査を通じて、浮き彫りになった問題のひとつ、男女共同参画、ジェンダー平等の問題について一言、申し上げます。2007年に制定した本市の「男女共同参画のまちづくりを推進する条例」は、「男女の性別にとどまらず、あらゆる人の人権への配慮」として、性的マイノリティの方々への配慮を謳ったものです。この条例を生かして申請書などへの性別記載欄の削除を求めてまいりましたが、スピード感のかけらもない対応であり、全国で広がっている同性パートナーシップ条例の制定についても「市独自に制度の導入は今のところ考えていない」という、2019年の市長の「前向きに検討」という答弁を覆す後退したものでした。条例に設置根拠をもつ拠点施設、にんじんサロンの移転についても、その機能が充分果たせるとは思えない対応となりました。女性も男性も、人間らしく働く「あたりまえ」を取り戻すことなく、女性の幹部職員の比率の数値目標だけを追うとすれば、かえって矛盾が拡大することを危惧します。ジェンダー平等は、社会的につくられた性差別を乗り越え、真に多様な生き方、価値観を認め合う社会をめざすものと思います。女性が生き生きと働くことができる社会、「市役所をモデルに」という取り組みのなかで、男女共同参画の本市の条例の真髄を、是非、今一度全ての職員の皆さんがお考えいただき、議論の俎上にあげていただくことを期待します。

 

 本予算案には、中学校体育館へのエアコン設置、学童保育の7時までの時間延長など、私どもが繰り返し求めてきた市民要求の前進の施策も盛り込まれてはおりますが施策推進の優先順位についても、財政運営の手法についても、市民参加の保障についても看過できない問題があることを指摘し、反対いたします。

【国民健康保険】

2018年度からの国保財政運営の「都道府県単位化」により、加入者の負担能力を超えた保険料が、大阪府の統一保険料によって、毎年引き上げられてきました。今回、保険料改定にあたって府の標準保険料率の引き上げに、そのまま倣うのではなく、国保財政調整基金の活用によって、保険料の負担増をわずかではありますが抑制した政策判断を評価し、賛成といたします。ただし、依然として暮らしに重すぎる負担であり、国、府に対する要望とともに市としても、特段の措置を講ずることを求めます。

 

【介護保険・後期高齢者医療】

主には国の社会保障政策の貧困に起因する問題ですが、市としてももっと高齢者に暖かい施策を求め、反対します。

 

【市立病院】

市立病院の再編について「コロナ禍で苦しむ今だからこそ」と「所信表明」で述べられました。しかし、コロナ禍の今、大阪の医療体制はすでにひっ迫し、その中で献身しておられる市立病院の医療従事者の方々に安心して働き続けていただき、市内で唯一、コロナ感染患者を受け入れてきた病院として、引き続き役割を果たすことをこそ、今、市民は願っています。市の施策によって、医療従事者の方々が、泉大津の医療の現場から去っていくとしたら、それは社会的に大きな損失です。再編計画によって、財政的に大きなメリットがあるように、言われてきましたが、今年度19億円、新年度予算で16億円、さらに次年度以降も一般会計からの多額の基準外繰り入れを予定していることを資料で明らかですが、予算審査のなかで明確な説明がされませんでした。

 予算案に示される患者数の予測、病床稼働率50%はあまりに低く、市民の医療需要に的確に応えることによる経営改善の引き続く努力を求めます。

 現病院を産科・小児科に特化することについては「子どもを安心して産み育てる環境を公的責任で」と本市の「地域医療連携体制強化構想」に記載されていますが、出産と子育てだけでなく、市民の健康と命を守り、高齢になっても介護が必要になっても、安心して、この街で暮らす保障は公的責任において構築されるべきものです。地域包括ケアシステムの拠点を、他市の民間病院に委ねることは、地域の医療・介護の資源のネットワークの構築で、老後の安心を支える公的責任を投げ出すに等しいものです。

公の施設に指定管理制度を導入することは、「指定管理を行うかどうか」を議決し、その後に「指定管理者を定める」という2段階の議会の議決事項ですが、医療法人生長会と本市市立病院とで、すでに一般社団法人を設立し、地域医療連携推進法人としての認可を大阪府に申請しているといいます。既成事実を積み重ね、指定管理の指定についての議会の議決を形骸化するものです。

以上申し上げ、病院事業会計に反対いたします。

 

その他の会計予算については、いっそうの公平・透明な行政運営を求め、賛成します。

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日本共産党オンライン演説会のご案内

2021-03-18 09:25:20 | 日本共産党

コロナ禍で、会場に集まっていただいての演説会の開催が困難です。

そんななかで、近畿2府4県のオンライン演説会。

3月20日(土)午後2時~3時20分

スマホ、PCなどでぜひ、気軽に視聴してください。

 

志位和夫委員長のほか、近畿比例ブロックの予定候補がお話します。

視聴はコチラから。または「共産党近畿演説会」で検索してください。

 

インターネットをお使いにならない方には当日、テクスピ大阪3階で視聴会もやっていますので、ご利用をご案内ください。

 

 

 

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予算案に反対する理由・・・・予算委員会報告④

2021-03-16 16:39:49 | 市政&議会報告

予算審査特別委員会6日目。

全会計についての総括的な意見を述べ(これを議会用語では「討論」と言います。議員どうしが「討論」をするわけではありません。)

委員会としての採決をします。

 

予算案には、市民に役立つ施策の前進もあります。

災害時の避難所ともなる中学校体育館へのエアコン設置。学童保育の時間延長など。

私たちが何度も繰り返し、提案し、要望してきたことです。

それらが含まれた予算案ではありますが、一般会計に「反対」の態度表明をしました。

 

反対の理由の第一は、財政運営の危うさ。

市長は「1期目の4年間で確実に財政を改善、いざというときのための基金を積み上げてきた」と、市長選挙でも言い、当選後の「所信表明」でも言いました。しかし「いざという時のための財政調整基金を増やした」のは、1期目の3年間であり、最終年度である今年度は、基金を取り崩し、借金を増やしました。そして、新年度も、その傾向が続きます。

大きな予算を投入する、図書館、公園、病院。

これらは一言で、「不要不急の無駄遣い」とは言いにくいものです。

図書館の貧困は、ずっと残念でならず、予算を増やすことを求めてきました。

公園も、同様。人が健康に楽しく暮らす街になくてはならないものとして、かなり力をいれて、とりあげてきたテーマでもあります。

 

病院は言うまでもなく、市民の命と健康の砦です。

しかし、「反対」の理由の第2は、そうした大切な施策の推進にあたって、「市民参加」、市民の声と願いを活かすということが、名ばかりになっていることです。

市民の知らないところで、大枠は決めてから、最後のところでアリバイ的にパブリックコメント。それが繰り返されてきました。

その結果、図書館、公園、病院・・・それぞれに問題の多いものとなっています。

 

総じて、市民置き去りの暴走と感じます。

 

長くなったので、その他の会計については、とりあえず省略し、結論だけを言うと、一般会計、介護保険、後期高齢者医療、病院の予算案に反対、その他は賛成しました。これまで反対してきた国保会計も今回は賛成しました。理由は後日に。

採決の結果、全て原案通り可決しました。

 

19日の本会議で、あらためての採決となります。

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国保料 子育て世帯の減免の拡充を・・・予算委員会報告③

2021-03-15 20:54:00 | 市政&議会報告

予算委員会5日目。

全ての会計の質疑が終わって、明日は総括討論。つまり、予算案に対する態度表明です。

今日も、いろいろ発言しましたが、そのうちの一つ、高い高い・・・国保料の子育て世帯の減免拡充。

保険料だけでなく、減免基準も大阪府の統一的な基準にあわせて、バッサリと改悪されてしまいました。

その中で、わずかに「市独自に減免」」しているのは、3人以上の子どものいる世帯対象の「多子世帯減免」。

 

3人以上というハードルが高く、減免を受けているのはわずか10世帯。

「子育て応援というなら、一人目の均等割りから軽減を」と求めました。

図書館の話題は、また今度。

今日は、ぐったり疲れました。おやすみなさい。

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駅前新図書館の値段・・・予算委員会報告②

2021-03-14 20:27:13 | 図書館問題

3月31日で現図書館は閉館。

HP上では「3月31日から臨時休館」とあるので、しばらくの「臨時休館」の後に、また開けてくれるのかと思われるかもしれない。

実際は、そうではなく、「現図書館は3月末で閉館」です。

そして「新図書館のオープンをお楽しみに」と、同じくHPにあるが、「いつまで待てばいいのか?」の説明もない。

あまりに不親切ではないだろうか。

「現図書館は3月末で閉館。新図書館は9月開館」ということを、せめてお知らせして欲しいということも予算審査のなかで伝えた。

市のHP、トップページの「新図書館シープラの情報はコチラ」というバナーをクリックしても、「夢の中ラジオ」しか出てこない。

 

ところで新図書館の、お値段は?

設計、工事、20年間の家賃、そして引っ越し代、そして看板に100万円。合計約15億6600万円。

これに、20年間の契約期間満了で撤退するときには現状復帰、もとどおりにして返す費用がかかる。

 

「直近で建設した他市事例では、建設整備費用のみで約10億円・・・これに対しまして、賃貸借の場合につきまして、内装費用工事費等が中心となるため、整備費用を低く抑えることができ、また、建設後の建物の改修費用や修繕料が不要となるため、建設した場合より、将来コストが削減できるのではないかと考えております。」という答弁もあった。(2018年6月 教育部長答弁)「・・・・ではないか?」と考えていたのかもしれないが、どう考えても「将来コストが削減できた」とは思えない。

 

そして何より、わずか18年余りしか使えない図書館だということ。

今の図書館は、市のものだから、閉館する日まで図書館の役目を果たすこそができる。

賃貸では、契約期間のギリギリまで使うことはできない。

現状復帰の工事にかかる前には、膨大な本をどこか別のところに移さなければならない。

「どこか別のところ」が見つからなければ、その時点で、新たに建設しなければならない。

今年の秋、新図書館がオープンしたころに生まれた赤ちゃんが、高校生になるころには・・・・

そう考えると、とてももったいないお金を使い方をしているとしか思えない。

それでも「駅前がいい」と、多くの市民は願うのだろうか。

 

これだけの費用をかけるなら、公民館との複合施設ができたはずだ。

自然の採光を活かし、新図書館の魅力として言われている「交流のスペース」「自習室」も備えた施設は、公民館との複合化なら実現する。

泉大津の文化活動のシンボルにもなる、100年でも使える「図書館&公民館」ができたかもしれない。・・・というより、それが今も変更されずにある、市の「公共施設適正配置計画」に記載がある唯一の施策。

 

 

図書館の蔵書のことについては次回に。

 

明日は、予算委員会の5日目。国保、介護など特別会計と、水道、病院会計の質疑。

明後日は、委員会での態度表明と採決です。

 

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