「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

宇都宮ライトレール@宇都宮市

2024年04月14日 22時52分30秒 | 街創り
宇都宮ライトレール@宇都宮市

2023年8月26日に国内では75年ぶりとなる路面電車の新規路線として宇都宮ライトレールが開業した。
全国的にも注目される事業は通勤・通学や観光客に好評で予想を上回っている。
如何なるものかを見聞するのが今回の目的で、ちょっと見ただけで分かる話ではないが、考えるヒントとしたい。







宇都宮都市圏を東西に貫く新たな鉄道路線として構想された「次世代型路面電車システム」
運行ルートはJR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの14.6km。
沿線には清原工業団地、芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地に加え、作新学院大学や栃木SCのホームスタジアムであるグリーンスタジアムが在り、アパート、マンションなどの開発が進む住宅地もある。
《かつて水戸市から大洗町を経て那珂湊町(後の那珂湊市、現:ひたちなか市)までを結んでいた「水品電車」は1966年(昭和41年)に全線が廃止されたが、上水戸 ~湊は20.5 kmだった。》ので、水戸~大洗に相当する。



JR駅舎とライトレールの乗り場を繋ぐ連絡通路は広々としている。
通路にはJリーグ、Bリーグなどプロスポーツの応援フラッグがなびく。





JR宇都宮駅東側の区画整理の進行に伴った約2.6万㎡を利用し「宇都宮駅東口地区整備事業」が進行中。
駅2階から直結して特産の大谷石を活用した「宇都宮駅東口交流拠点施設」(2,000人が収容可能な平土間の大ホールを備えた会議中心型のコンベンション施設・小規模な会議から大規模な学会までの多様な用途の催事に対応可能)。
道路を挟んで「宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院」や「宇都宮中央病院」など医療施設が目立つ。ホテル、シェアオフィスに分譲マンション、駐輪場、駐車場、商業施設‥
20年前頃に訪れた駅の東側は、ほぼ更地だったのであまりの変貌に驚いた。
東武日光駅・栃木県庁舎を中心とした西部地区からライトレールの開業した東部地区に市街地が移動を始めた感がある。





低床なのでホーム面との高さ変わらず、ホーム面も道路面との高さの差はあまりない。



2両連結の車内は広く明るい。



車両を始め停留所などや広報宇都宮のシンボルカラーである「黄色」効果的に使ったデザインで統一されており、見た目に心地よく分かりやすい。
●総事業費は684億円で、国が半分の342億円を補助し、残りを市と町が負担、県は83億円を上限に支援した。
地盤改良や安全対策の強化、建設需要の高まりなどで総事業費は当初予定より1・5倍に膨らみ、1キロ当たりの費用46億円で地下鉄やモノレールよりは安価。
市は開業初年度の運賃収入を約5億円と見込み、両市町の負担金約2億円と合わせ総収入約7億2千万円、1900万円の黒字になると試算。
翌年からは負担金はなく、2年目の収入は8億円台、3年目以降は9億円台を見込む。
需要が定着する4年目以降は「年約1・5億円の黒字」「開業前経費の累積損失は9年目で解消する」との見通しを立てる。
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