「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

杉浦時彦さんの眼「骨董・新古美術・我楽多余市」余聞

2018年08月16日 13時02分43秒 | 水戸今と昔
杉浦時彦さんの眼「骨董・新古美術・我楽多余市」余聞



水戸市の上市で、お洒落で元気な洋服屋さんグループを展開している「AT WORK GROUP」。
グループを率いる社長・杉浦時彦さんの感性は鋭い。
会社主催の「春祭・夏祭・秋祭・冬祭」など、お祭り大好き人間。
8月3日から5日までの「水戸の黄門まつり」も大忙しだった。

そんなこんなで「骨董・新古美術・我楽多余市」に顔を出す暇がなかったが5日までの会期が一日延長したので、最終日に御来廊。



僕の黒い「絽」だか「紗」の着物をえらく気に入って「俺も着たいんだよ」
白の丸首シャツが見えてしまっている、だらしない着方なのに。
“だらしなく、グダグダとした着方が、僕の着こなし”と言い訳。
本業の洋服ばかりでなく、着物にも大いに興味あり、らしい。



まず眼を留めたのが、日本でも有数の古美術蒐集家であった山上鎮夫さんが手作りした連弁。



この作品について大須賀発蔵さんが僕の個人誌「雑艸」に「掌(てのひら)の連弁」を寄せている。





土器や土師器などの土ものにも関心あり?



中國の宋時代や韓国の磁器の写し、といってもかなり程度の良い作品など。



洋画家・鷲田新太(1900‐1977)の「俑」は僕の大好きな作品。



水戸懐かし保存会の根本英樹さん登場。
今回の集いに何度も来ていただいた、有難う。



ウズベキスタンで購入した敷物の上に並んだ、多数の我楽多。

モノは金銭的な価値が優先することではない。



1987年発刊のエッセイ集「直しや雑記帳」と1994年発行の個人誌「雑艸」



「直しや雑記帳」発行の記念にと福地靖さんが贈ってくれた、僕の肖像。
当時は頭髪も髭も沢山で、背中を丸めた悪い姿勢は今も変わらず。



川又南岳さんと友人のドイツ人の作品。
川又さんには、個人誌「雑艸」の題字を書いて頂きました。
創刊2号まで出ましたが、其の後は休止状態。



竪琴を奏でる木彫の楽人像。
後藤一彦さんによれば、南方産の銘木・タガヤサンであろう。との説
Wikipediaによれば、タガヤサン(鉄刀木)は、タイ、インド、ミャンマー、インドネシアなどの東南アジア原産。
唐木のひとつで、代表的な銘木で、表面に黒褐色の面と少し淡い金色を帯びた筋が通ることによる縞模様がみられ、この金色を帯びた黄色い筋は横断面にも見られる。
に適合しているように見える。

今回の展示物で一番謎の多い品だ。
Emiko Sasakiさんは、髪形や文様からして西域のものであろうと。
確かに衣服の文様は中央アジアの匂いが。

●これらの写真は全て杉浦さんだFBにアップしたものをコピーし説明を加えた。
飽くなく、全てに興味を示すのが彼の特徴で原動力なのだ。

注)上市・下市(うわいち・しもいち)

8月11日、水戸南町の「茨城新聞 みと・まち・情報館」で「再発見!坂道と水辺が織りなす水戸の風景」と題して「水戸まちづくりの会」事務局長の須藤文彦さんが講演した。
その際「水戸の上市・下市という呼び名が最近、最近は使われなくなった」との話を聞いて、妙に納得した。
水戸駅を中心として、駅南や北口、耳にするが「上市・下市」の復活が「中心商店街の活性化!」などのお題目よりピンとくる。
暫くぶりに使用することに決めた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする