「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

木村 功さんの眼「骨董・新古美術・我楽多余市」余聞

2018年08月14日 10時17分42秒 | 水戸の今と昔
木村 功さんの眼「骨董・新古美術・我楽多余市」余聞



『izumi gallery』入り口。

円筒埴輪の残欠にヤクシマススキとムクゲを生けた。
暑いのと伐った後の処理が悪く、水が上がらず。
花は毎日生け替えたが、1日と持たなかった。

水戸市泉町2丁目スマイルタワー3階『izumi gallery』で7月27日~8月6日まで開催された「骨董・新古美術・我楽多余市」。



期間中は多くの方々にお越しいただいた。



何人かの方々がブログやFacebookに投稿されたが「水戸市くろばね商店会」で喫茶・花留談を営む木村 功さんは偕楽園、弘道館をはじめ市内各地で開催されるイベントなどの詳細をカメラに収め「くろばね商店会」のHPに発表されている。
水戸市内のイベントなどの撮影ではプロの写真家をしのぐ質量と思う。

7月29日に来廊された写真を拝借し、それらに順不同となるが簡単な説明を付け加えた。

正面の竪琴を奏でる楽人像。
木彫だが出生は不明。
訪れた後藤一彦さんによれば、南方産の銘木・タガヤサンであろう。
Wikipediaによれば、タガヤサン(鉄刀木)は、マメ科ジャケツイバラ亜科[の広葉樹。
タイ、インド、ミャンマー、インドネシアなどの東南アジア原産。
唐木のひとつで、代表的な銘木で、表面に黒褐色の面と少し淡い金色を帯びた筋が通ることによる縞模様がみられ、この金色を帯びた黄色い筋は横断面にも見られる、に適合している。

今回の展示物で一番謎の多い品だ。
Emiko Sasakiさんは、髪形や文様からして西域のものであろうと。
確かに衣服の文様は中央アジアの匂いが。

画家の福地靖さん、片岡洋一さん、



彫刻家の木内克さん、後藤清一さんなどの写真やデッサンなど。



別冊太陽「101人の古美術」平凡社刊。
日本を代表する古美術蒐集家の一人として山上鎭夫さん が掲載されてある。

水戸市梅香に在住した眼科医。
ご自宅を訪問して蒐集品を拝見させて頂いたことが度々ある。
埴輪の残欠はコレクションの一部ではない。



土器・須恵器など。
それらの土ものに野草を生けて楽しんだことを回想して。

今回は花の少ない時期、縄文土器に名残のシモツケソウを挿しました。

筧次郎さんに影響を受けて無農薬の畑を試みました。
友人の畑をタダで借りて休日菜園。
雑草だらけで「雑草園」と自称した。



10年ほどでギブアップしたが其の記録を本にしようと,画家の福地靖さんにカットを依頼し、見事な絵と文章を5枚書いて頂きました。
残念ながら資金不足で本には成らなかった、思い出の作品群。
今回の展示でも、好評でした。



福地靖さん、川又南岳さんの作品。
川又さんには、個人誌「雑艸」の題字を書いて頂きました。
創刊2号まで出ましたが、其の後は休止状態。





須恵器・弥生土器・土師器など。

花写りの良い器だが、暑さで日持ちしません。



今回はモノと、それにまつわる「お話の場」。
月刊水戸編集部の上田さん、水戸懐かし保存会の根本さんと。



サントピアの洋服「直し屋」にまつわる雑文集、
『直しや雑記帳』B6判224頁・1987年刊。



泉町2丁目の中央ビルで開かれた『直しや雑記帳』出版記念の集いを報じた「新いばらきタイムス」の紙面。
300人が参集し盛大に行われた。
“あんたが主役”のいい気分でした。
30年前の話です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする