無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

シックスクール・締めくくり

2010-08-21 09:06:42 | 建築・都市・港
内分泌攪乱物質が環境ホルモンと呼ばれる訳は、プール1杯分の水に目薬の1滴でも、充分に作用を及ぼす点だ。人間が作った様々な化学物質が流れる先は、大気であり、海洋である。海では海洋生物が汚染され、食物連鎖の末に、人間の口に入る。人体の中で最も化学物質を貯めておく場所が髪の毛と言われている。女性からは、出産や授乳で、子供に移行する。高濃度なら化学兵器、微量でも影響を及ぼす物を、人間が作ったのだ。

過去に起きた大きな事件「地下鉄サリン事件」は、記憶にあると思う。あの時のサリンの被害者は、何年経っても完治せず苦しんでいる。目の瞳孔が開いて・・と言う症状も、未だに治らない。眼科のドクターがシックスクールによる過敏症を最初に気づいたのは、子供達にその症状がみられたからだ。子供の仮病などでは決してない。学校に大変な事が起こっていると警鐘を鳴らした。

化学物質過敏症は、このような公の施設、特に一定の人が常時使用している建物で発見した時はニュースに取り上げられる。個人の住宅では、なかなか表沙汰にならない。長い間、子供のアトピーで苦しんでいたら、過敏症だったケースも多い。無垢材に自然塗料を用いた空間に住むのが良い。人間の知恵なんて、やはり自然にはかなわないと知ることになるのだ。


過去記事

高橋 元先生を偲んで
郡山の土壁
珪藻土
エコロジー的生き方
なんだかな~
シックハウス
シックスクール
シックスクール・対処法

おまけ:部屋に炭を置くのも良いよ。
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2 コメント

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Unknown (yukacan)
2010-08-21 17:35:11
ものすごく初歩的な質問ですが塗料などを製造する時は人間を初めとして環境への影響、害を及ぼさないようにする基準があるわけですよね?一部の国や業者ががんばっても世界規模で何が起こっているかわかりませんね。
yukacanさん (cake)
2010-08-21 17:50:44
残念ながら、環境に配慮する、世界規模での基準はありません。野放しと言ってもいい状態です。特に中国が酷いかなと思います。
環境への先進国であるドイツでさえ、人体に安全な材料や塗料を使っているのは、国民全体ではありません。ましてや日本など、シックハウスを知らない人もいて、国民の代表である議員の会館があの程度ですから、笑われても仕方がありませんね。

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