無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

牛フィレステーキ

2006-04-29 00:17:28 | 食べ物
某総会後の懇親会は、フランス料理のコースだった。ビールや日本酒を飲みながら、フランスパンをかじると言う、一風変わった呑み会だった。酒田には美味しいフランス料理屋さんがある。この料理を食べに、日本中からお客さんが来る隠れた穴場でもあるのだ。今回の料理の名前は判らないが、前菜、サラダ、エビとホタテ、魚介類のパイ包み、そしてメインに牛フィレステーキが出た。アメリカ産ではないと思っているのに、皿の肉を見ただけで、ちょっと逃げ腰になる。払った会費の分だけは消費せねばと、ナイフを入れる事にした。

いつだったかの報道特集で、アメリカのニュージャーシー州の競馬場内レストランで、食事をした人達が、集団でヤコブ病にかかった事を調査している女性の話があった。潜伏期間が一定でない為に、亡くなった方や現在病気が進行中の方もいた。症状が現れると、日を増す毎に悪化して、もう呼んでも反応のない状態になってしまう。そのレストランでは、どこの会社の牛肉を仕入れしていたのか、調べようにも書類どころか、レストランも競馬場そのものも取り壊して、何も残っていない。徹底的に証拠隠滅を行ったようだ。調査をしている女性には、身の危険を感じる妨害もあるという。

この他にも、ある食肉会社の元従業員の、工場内を隠しカメラで撮した映像もあった。この会社は、日本向け輸出をしていた所なのだそうだ。明らかに病気の牛や、膿が吹き出した状態の物も映っている。これも食肉に加工されるのだそうだ。その割合は非常に高いと聞く。大規模な食肉加工会社が、全頭検査をやれない理由が、そこにあったのだ。へたれ牛も処分せず、平気で食肉にしてしまう。骨粉も養鶏用に回し、それが巡り巡って、人間の口に入る。この報道特集にはなかったが、処理された肉骨粉を、魚の養殖用に使用していると言う話も伝わってくる。何を信じて、何を食べたら良いのだろうか。

そんな事を考えながら食べるフィレステーキ!なかなか喉を通らなかった。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

並べてみると

2006-04-28 14:04:22 | 社会
どのチャンネルを回しても、ホリエモンが出てくるのにはうんざりする。別に見たくもない顔だし、マスコミのバカ騒ぎには呆れてしまう。また誰かの目くらまし作戦なのか判らないが、「共謀罪」が国民の知らない所で立法化されようとしている。この事をもっと取り上げたらどうなのと言いたくなる。

机の上にカードを並べてみる。そのカードには「靖国参拝」「イラクの自衛隊派遣」「憲法改正」「教育基本法改正」「共謀罪」と書かれてあれば、この国がどちらの方へ進んでいるのかが判る。アメリカ軍のグァム移転の費用や、3兆円などと切り出された日本国内への移転は、思いやり予算と言うのだそうだが、本当に必要な介護保険、生活保護、自立支援などは、ぎりぎり詰めて行く有様だ。何が思いやりなんだろう。日本はアメリカのガマグチではない。打ち出の小槌でもない。もういい加減にしたら、どうなんだ。

日本は、何だかゆっくりと、破滅の道を辿って行くように思える。滅びの笛が聞こえてはいないか。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

撤収

2006-04-27 13:47:22 | 動物・自然
今度の週末でも、日和山公園の花見はOKだ。それなのに、24日頃、ボンボリも出店も撤収していた。花よりダンゴの私としては寂しいが、花だけを愛でるのであれば、こんなに素晴らしい花見はないと思う。まるで、北海道の春の様に、一度に色々な花が咲き乱れた。梅に椿に桜に山吹、水仙にチューリップにヒヤシンスも一緒だ。世の中が一気に明るく華やかになった。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

地方の事情

2006-04-26 13:57:00 | 社会
右の太ももは肉離れ、左の太ももには直径15cmの青タン+腫れの為、階段の上り下りにも事欠く有様だ。椅子に座って、脚を組み直すのさえ「ヨイショ!」の掛け声を掛けねばならない。周りは単に歳を取ったのと運動不足が原因だと言う。まぁ、そう言われても返す言葉がない。

割れた大皿の代わりを買いに、市内の瀬戸物屋さんに走る。店内に大皿は見あたらない。頻繁に売れる筋ではないため、数年前から注文を取って販売することにしたのだそうだ。私の欲しい大きさの物は、直径が40cm前後で7-8,000円~ちょっと良いのだと25,000円もする。ひょええ、割らなきゃ良かったのにと悔やんでもみた。模様で選ぶと中華皿が多くて、私の気に入った物がない。あっちのカタログ、こっちのカタログと見回し後、有田焼の所に見つけたのだが、値段を見てさらに、ひぇええになった。2-3ページめくると、殆ど模様は同じなのに、ナンタラ?焼と聞いたことのない、非常に安価な焼き物を見つけた。どうせ割れるモノ、安くていいさと、気を大きくして2枚注文することにした。

インターネットの現代、ネットで注文すれば何割引かになり、次の日に送料無しで届く代物でも、地方の小売店を通すと、定価で納期は1ヶ月掛かるのだという。これじゃ、地方の商店街にシャッター通りが増えるのが納得できるだろう。ま、いいか。と今回はゆっくりと待つことにした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

花吹雪

2006-04-25 14:09:47 | 動物・自然
事務所の前のソメイヨシノは、少し遅れて咲き始めた。公園の桜はこの種類だけではない。白い大島桜、角館から移植されたシダレ桜、山桜に八重桜、サクランボのなる桜さえある。夜中に事務所の窓から見る桜は、雪景色と錯覚することさえある。下から見上げる桜も良いが、上から見下ろす桜もなかなかだ。

火曜日の午後に、急に気温が低くなったかと思ったら、吹雪になった。桜吹雪ではないあられ混じりの、本物の雪の吹雪なのだ。もううんざりと言うか、がっかりと言うか、今年の雪にはへきへきしている。なんて天気なのだろう。しかもこの雪には、中国から飛んできた黄砂がどっさりと入っているのだ。春霞が黄砂で、桜吹雪が雪だなんて、情緒もへったくれもない。体温のコントロールも上手く行かなくて、風邪が流行るのが目に見える様だ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日曜日の収穫

2006-04-24 17:54:15 | 社会
夜になって、ニュース速報が流れた。
千葉県の補選、民主党の太田氏の当確が出た。大差ではなかったが、ともかくあのチルドレンやジャンケンの自民党に勝って良かった。あんなパフォーマンスは、千葉県民をバカにしていると思ってた。

自民党が負けた途端に、手の裏を返したようにマスコミが、小泉劇場の幕引きを言い始めたから、世間は恐ろしい。実際、政局を変えるほどの選挙だったのだと思う。それに加えて、岩国でも、沖縄でも、東広島でも自民は敗北した。流れは変わってきたようだけど、浮かれていると、すぐに澱みが出来てしまう。これからが民主党の正念場なのだろう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

土曜日の収穫

2006-04-24 13:51:23 | 食べ物
アサツキ:茹でてお浸し、シャキシャキしてニラよりも食べやすい。
フクベラ(ニリン草):これは、葉が猛毒のトリカブトに似ている。触感はミズナ
アケビの芽:今回は天ぷらにした。苦い。
ジョンナ(トリアシショウマとヤマブキショウマ):天ぷら
フキノトウ:天ぷら
フキノトウの茎:煮付け、フキそのものよりも美味しい
タラの芽:天ぷら
コゴミ:茹でてマヨネーズ和え
アイダケ(ミヤマイラクサ):トゲがあるけど、柔らかいうちは美味、お浸し
クレソン(オランダガラシ);サラダか、ベーコンと一緒に炒め物にしようと思ったが時間が無くて、コップに入れて飾ってある。

まだまだ、山菜の王道は採れないが、今回はこんなものかな。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

身体が痛い

2006-04-24 13:40:46 | 社会
花見の宴の肴にしようと、ひとっ走り山菜を採りに行ってきた。
予想通り残雪が多くて、山菜の数は極端に少ない。斜面にへばり付いてジョンナを採っていたら、無理な姿勢が祟って右の太ももに激痛が走る。肉離れか筋違いだろう。人間、本当に痛いと息が出来なくなる。吐き気もしてきた。ひとしきり、山道にかがみ込んで痛みが治まるのを待った。

本格的な山菜の時期ではないので、少量の収穫で料理を行った。単に茹でると揚げるだけなのだが、種類が多いので下ごしらえだけでも時間が掛かる。大皿へ天ぷらを並べ、お浸しは小鉢へ盛り、サランナップ&風呂敷で包み、一升瓶をぶら下げて会場へ向かった。土曜日は本当に良い天気に恵まれて、日和山公園はこれでもかって思うほど人出が凄かった。桜の下で乾杯をする。どこもかしこも大賑わいだ。

日が落ちると、どんどん気温が下がってきた。楽しく話を交わしながら、充分にご馳走を頂いて帰る事にした。会場でも酔っていたのだが、荷物を運んで歩いて帰る内に、どんどん酔いが回って、事務所の鍵を開ける時には、段につまづいて転んでしまった。その勢いで左の太ももを植木鉢にしたたかに打ち、大皿はパッカ~ンと3つに割れ、その片づけで指を切った。なんだよ、血が流れているよ、痛いよ、痛いよ。

次の日、身体中の痛みもさることながら、大皿も痛かった。あ~あ、新しいのを買わねばならないな。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

花見と天気予報

2006-04-21 18:07:46 | 動物・自然
北国に、待ちに待った花見の季節がきた。
場所や個々の桜によって異なるが、およそ三分咲きから八分咲きと言ったところだろう。それなのに、低気圧がやってきて、20日には、午前9時に19℃以上あった気温を、午後2時には18℃も下げた。山形市では桜の上に雪が積もっている。いやはや大変な天気なのだ。

今日は今日とて、日和山公園では、週末を利用してお花見をしようと、ブルーシートで場所取りをした団体が多かった。陽が射せば暑くて上着を脱ぎたくなるような陽気になるのに、雨が降ったり、風が吹いたりと、猫の目の様に天気が変わる。これじゃ花見客は気の毒だ。特に日和山公園は、その名のごとく海の見える高台にあるので、風はめっぽう強い。夜はただでさえ寒いのに、風が吹いたのでは、幾らお酒を呑んでも暖まらない。

22日の夜には、酒田のJIAの仲間が、公園のいつもの場所へ集合することになっている。酒も買ったし、春の山菜を準備してと、計画は進んでいる。重要なのは天気だ。予報では、そんな悪くはないと言うのだが、最近の天気予報は当たる気がしないのだ。いっそのこと、てるてるぼうずを下げようかな、下駄を放ってみようかな。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

SHINJO

2006-04-20 15:31:56 | 社会
日ハムの新庄選手が、引退宣言をした。
先日観た「オーラの泉」で、引退についても話をしていたから、驚きはしなかった。「この番組に出る人は、人生の転機なのよ。」と美輪明宏さんが言っていたので、近々その日が来ると思っていた。

シーズンの終わりになって、怪我をしたり、体力もボロボロになってから引退宣言をするのではなく、始まったばかりと言うのは彼らしい。野球はエンターティメントだと考えて、彼を見る為に球場に人を集める楽しい企画を、いつも考えている。それは、Mr長嶋さんに通じる所があると思う。シーズンが終わるまでの間、新庄選手を見ることが出来るようにと、時間を措いてくれるなんて心憎い演出ではないか。

これから何に転職するの?と言うのは、野球が終わってからにしよう。それまで、思う存分野球を楽しもう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ウダウダの福音書

2006-04-18 18:20:04 | 社会
スカパーの NATIONAL GEOGRAPHIC CHANNEL で、ユダの福音書を観た。再現ドラマ有りのドキュメンタリータッチな仕上げだった。福音書は発見されてから、古物商に売られたり、盗難にあったりしたあげくに、NYの地下金庫に20年も眠らされて、ボロボロの立体ジグソーパズルのようになった物を解読したのだそうだ。

ユダの福音書の中身としては、ユダはキリストを裏切ってはいなかった事以外は、新しい物はなかった。それよりも驚いたのが、新約聖書にある4つの福音書の他に、過去には20をも超す数の福音書があったことだ。私に聖書を教えてくれた人は、現在残っている聖書だけが唯一の物だと言っていたが、どうやら違っていたようだ。中にはマグラダのマリアの福音書もあったと言う。しかも、キリストは弟子達の中で、最も信頼してそばに置いたのが、このマリアだったようだ。キリストの復活を告げたのも彼女だったし、それは弟子達も書いてはいるのだが、彼女に対する妬みもあったようで、福音書の中に書き留めた記述の違いにもそれが見えてくる。キリスト復活後、彼らは小さな派閥から大きな派閥へ変わっていくのだが、数多い福音書を4つに決めたのも、彼らの都合の悪い物を排除したに他ならない。

真実を隠さなければならなかったとすれば、マグラダのマリアの福音書と、彼女のその後が重要な意味を帯びてくる。人目をはばからず、キリストはマリアを側に置き、イチャイチャしてたと言うのだから、ダビィンチ・コードのような物が出てくる要因になる訳だ。
結婚していたイエスキリストの映画も観たことがあったが、これもキリスト教信者の反発をかっていたようだ。
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

どうなる、拉致問題

2006-04-17 17:47:50 | 社会
韓国の新聞の一面に、拉致問題が載るなんて、今まで想像したことがなかった。横田めぐみさんの元夫が、韓国から拉致された高校生と判ったから、この特別扱いになったのだが、韓国の世論がこれで盛り上がるのかは、甚だ疑問である。

朝鮮戦争では、お互い戦った敵同士にも関わらず、同じ民族であるからと、金大中に続く盧武鉉政権では、太陽政策という名の宥和政策を取っている。その前の戦争では、植民地支配を受けたと、反日感情が異常に高いままなのが、面白いのだが。最も、普通の国民にしてみれば、何だか判らないイデオロギーの為に、家族が南北バラバラにされてしまって、逢うこともままならず、故郷にも戻れない状態が続いていたのだ。

韓国政府が、拉致問題を正面切って持ち上げるのは無理だろう。北朝鮮では、拉北と言う言葉さえ、非常に神経質になっていて、もしそれを使うなら、南北離散家族が会える事業を打ち切るとさえ言っている。しかも拉致は北朝鮮だけのお家芸ではないのだ。少なからず韓国も行っている。金大中だって、滞在していた日本のホテルから、韓国政府に拉致されたではないか。

韓国政府が、拉致された人を帰せと北朝鮮に言ったとすると、脱北した人間達は韓国に騙されたのだから、その人達と引き替えにしようとか、脱北に携わった人間を引き渡せとか、理屈に合わない事を言い出してくるに決まっている。ともかく現在の政権が変わらなければ、韓国は動かないと思う。韓国の一般の国民にとって、拉北も離散も大差ないのだ。

日本政府は、他の国の協力を得てとか、六カ国協議や安保理に期待を掛けないで、独自に政策を取るべきなのだと思う。経済封鎖も効果があったではないか。国民の事を思うなら、やるべきではないだろうか。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

どうなる、アイフル

2006-04-17 17:10:33 | 社会
サラ金による訴訟や事件が、もの凄い勢いで増えているのだそうだ。裁判の判例でも、少しづつ貸金業に不利なと言うか、世の中から見ると真っ当な判決も増えてきている。金融庁はグレーゾーンと呼ばれていた出資法と法定金利の差を、撤廃する方針を定め、今年中に法改正をする予定なのだ。それに併せて、徹底的に書類の不備を追求し、借り主の保護にあたっているようだ。サラ金で苦労している人は、泣き寝入りせずに、きちんとした人に相談するか、調停に持ち込んだ方が良い。特にヤミ金と呼ばれている、法外な取り立てをする所は迷わずに相談することを薦めたい。

今回、業務停止を受けた貸金業も、すっかり反省して普通の金融業に戻るか考えると、現時点ではそうは思えない。法整備に向けて、表向きには一定の成果があるように改善はされるだろう。裏では、さらに法の目を潜って、子会社のような物が出来、同じような事が続くのではなかろうか。

お金は借りないで済めば、何の事はないのだろうけど、格差社会が広がって、生きているのがしんどい時代になったのだ。真面目に生きている人ほど、辛い時代になったと感ずるには、私だけなんだろうか。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

耐震偽造問題を別の切り口から

2006-04-16 17:16:03 | 建築・都市・港
渡辺氏の講演の1部が終わり、2部では姉歯元建築士による耐震偽造問題が中心になった。国交省、報道の問題点をあげ、姉歯氏の偽造と、建物に耐力がなく倒壊の恐れ有りと報道して、マンション住民の不安を煽った罪は大きいと彼は主張した。そもそも国交省では、大臣認定の構造計算プログラムを認定する際にも、本当にまともなプログラムなのか検証していないのではないかと、彼は疑っているようだ。特に、一環計算プログラムについては、あんな物は使わない方が良いとも言っていた。

民間の検査機関や行政での確認についても、大臣認定と書かれていれば中身はピアチェックはしない。それをするには膨大な時間と費用がかかると断言していた。姉歯氏の今までの構造計算結果の数値を集計してみても、故意に数値を動かしたのではなく、プログラム計算にばらつきがあったのではと判断しているようだ。国交省が震度5強で倒壊すると判断した物でも、別の計算方法で行うと安全だとする結果も出るし、本当に倒壊するとは誰も言えないはずだと言うのである。

しかも、解体しないと危険だと国交省が金を出して行う様だが、その辺のからくりに疑問があると述べていた。建築工事を行ったのが木村建設で、解体が竹○工務店と言う日本の大手の建設会社で、その決定が去年の12月に行われている物件があると言う。何故こうも早く決定出来たのか、何故大手の建設会社なのか、腑に落ちない部分が沢山あるのだそうだ。そして渡辺氏が言うには、全部図面や計算書をチェックした訳ではないが、構造設計を多く手掛けた経験から、全面解体せずとも、一部を補修強化するだけで、使用が可能になると言う。倒壊するから避難せよと不安をかき立て、解体費用も国が負うのは解せない。それをするなら昭和58年以前の建物は、姉歯氏設計の建物より、余程倒壊する危険が多いとは、大方の考えだ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故その後

2006-04-16 16:52:08 | 建築・都市・港
JIAと山形構造設計研究会合同の講演会に参加してきた。講師は、構造設計集団<SDG>の渡辺邦夫氏だ。彼はこれまで東京国際フォーラムや幕張メッセなど、大規模な建物の構造計算をして、数々の賞を受けている。彼が別の意味で有名になったのは、新潟港にある朱鷺メッセの連絡デッキ落下事故なのだ。事故から現在に至るまでの流れを中心に、語ってくれた。

設計は、新潟県が新潟の設計組合に発注し、彼の立場は下請けの先の孫請けにあたると言う。事故が起きて、県では事故調査委員会を立ち上げ、検証をしたのだが、このメンバーには建築に携わる者がいなく、土木関係の人間で固めたようだ。その検証も独自の調査ではなく、施工元請けの実験結果をそのまま使用し、構造設計のミスと判断したのだそうだ。渡辺氏は、解体されるデッキを耐力実験させて欲しいと、独自に調査に乗り出し、元請けの施工会社とは異なる結果を出した。

連続橋で計算したにもかかわらず、破壊の状態が、1つのスパンがすっぽりと落下していて、本来引っ張られて変形する筈の柱がそのままの形で立っている。これは鉄骨そのもの、または溶接に原因があるのではないかと、鉄骨の調査を依頼したのだが、その調査を引き受けた会社が、鉄骨を納入した会社の子会社だと言う、渡辺氏にとっては納得のいかない結果で、詳細を教えてくれと言っても、守秘義務があるからと公表しないのだという。

そんなこんなで、新潟県では設計者施工者全員を相手取って訴訟を起こし、現在裁判中なのだと言う。各社から2名程弁護士団の中で、唯一弁護士を付けないで本人自身が戦っているのだそうだ。だらだらと続く裁判を、なるべく早く簡素に行いたいと申し出て、月に2回のペースで進めているらしい。大したバイタリティだと感心する。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加