酒田のお葬式で欠かせないのが、お饅頭である。一般には「葬式饅頭」と、まるで固有名詞のように呼ばれているのが、東根菓子舗の焼き饅頭で、どちらのお葬式に出かけても、これが祭壇に飾ってあったり、包んで持たせてくれたりする。これは、皆さんにお披露目しなくてはと思い、出かけたついでに東根さんに行ってきた。葬式饅頭は固有名詞と書いたので、店でもその様に名付けてあると思ったら、残念(?)ながら「山吹饅頭」と言う名前になっていた。ほほう、するって~と、この饅頭の菓子折の底には、山吹色の小判が敷き詰められているんだな。「そちも悪よのう、越前屋!」「いいえ、お代官様ほどでは・・。」「はっはっは」と言ったかどうかは知らないが、忌みを目立たせないような配慮もされていた。
身内の葬式の時には、気持ちに余裕など無いわけで、1個が幾らかなんて頭の中にはない。改めて、ケースの中の饅頭を見てみると、大きさが4段階もあったのに驚いた。1個70円の小さな物から170円までの物が並んでいたが、もっと大きな物も見た事があったので、注文すれば特大のも手に入るのだと思う。今回は一番小さな物を買ってきた。この店は、和菓子が美味しい。私はそちらに気が取られて、これも少しだけ買ってきた。ここの和菓子の種類は、20種類を超えるのではと思う。水仙など、今の季節に相応しい物が並んでいた。改めて考えてみると、酒田の和菓子は美味しいと思う。
身内の葬式の時には、気持ちに余裕など無いわけで、1個が幾らかなんて頭の中にはない。改めて、ケースの中の饅頭を見てみると、大きさが4段階もあったのに驚いた。1個70円の小さな物から170円までの物が並んでいたが、もっと大きな物も見た事があったので、注文すれば特大のも手に入るのだと思う。今回は一番小さな物を買ってきた。この店は、和菓子が美味しい。私はそちらに気が取られて、これも少しだけ買ってきた。ここの和菓子の種類は、20種類を超えるのではと思う。水仙など、今の季節に相応しい物が並んでいた。改めて考えてみると、酒田の和菓子は美味しいと思う。