無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

歌う氷山

2005-11-29 14:47:37 | 動物・自然
CNNのニュースに、ドイツの研究者チームが、南極大陸の周辺に浮かぶ氷山から、歌のような音が出ていることを観測したそうだ。
そのままでは人間の耳には聞こえない周波数だが、高速再生すると蜂の羽音のようでもあるが、きちんと高低差のある音に聞こえるのだそうだ。
氷山の底が海底に落ち着くと、氷の割れ目や穴から、海水が勢いよく通り抜け、歌い始めたと言う。

日本人の耳には、蝉の声や鳥の声、秋の虫の声も情緒溢れる音として聞こえるが、他の国の人の耳にはノイズでしかないと言われる。
自然の成せる技なのだろうが、氷山が歌うなんて、ロマンチックだと思う。

冬を迎え、今日の天気は低気圧の為か、暴風波浪警報が出ていたようだ。
先日竣工した住宅に行ってみると、玄関建具から歌が聞こえる。
確かに風の通り道のような敷地ではある。バリアフりータイプの断熱建具の引き戸の吊りの部分から、音がする。困ったものだ。

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耐震偽装・各団体の動き

2005-11-25 14:46:38 | 建築・都市・港
構造計算偽造問題を受けて、各団体が動き始めた。
日本建築家協会JIAや建築士会や建築士事務所協会が、緊急に集会を開いたり、記者発表をしている。
当の姉歯氏は、これらの会員ではないが、建築士に対する世間の信用を失墜させたこと、この事件を誘発した建築業界の問題点などを取り上げ、JIAでも会員に集会に参加するように呼びかけている。

また、正確な情報ではないが、建築士の制度そのものの見直しを、国交省が検討しているとも言う。新聞紙上で、建築士の更新制度が取り上げられていたが、今更の感がある。
建築士の制度が出来てから、ことある毎に法の改正が必要だと言われ続けてきた。国交省では、現在正確な建築士の数を把握出来ていない。建築士の免許を登録するだけで、どこにいるのか、どんな仕事をしているのか、生死さえ掴めていない。
免許を取れば一生もので、運転免許さえ更新があると言うのに、度重なる法規の改正も知らず、業務に過失が起きても、今までどんな罰則を受けた人間がいるだろうか。

制度のほころびを嘆いた所で、故意に計算書を偽造しようとする者には、何の策にもならないが、改革は必要だと思う。

あちこちのブログを読むと、今回の事件が氷山の一角だと言う人間もいる。
マンションの過剰競争や、一戸建てへの移行、建築士の報酬の低さも取り上げられている。
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コーヒー

2005-11-21 14:44:10 | 動物・自然


何年前になるだろうか、コーヒーを買ったら、おまけで15cm程の高さのコーヒーの苗木が付いてきた。
順調にとは、お世辞にも言えないが、現在180cm超に成長している。
外に出すと病気になるので、事務所の中での生育なのだが、光の当たる窓際の方にばかり枝を伸ばし、不格好な事おびただしい。
葉が落ちてスカスカになった古い枝を切り、天井に近くならないようにと、私にトラ刈りにされながらも、生きている。

一昨年、始めて花が咲き3粒小さな実が付いた。残念ながら途中で2粒は干からび、1粒だけが収穫出来た。中を開けると、水色の豆が入っていた。
今年も1個の花が咲き、ぬくぬくと成長した。栄養が行き届いたのか、まるでナツメのような大きさになり、先日あたりから、真っ赤に色を変えてきた。

どうやら古い枝にしか花は咲かないようだ。私の剪定のまずさから、当分この木でコーヒーが飲める事にはならないようだ。
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何故だろう

2005-11-21 14:44:01 | 建築・都市・港
構造計算書偽造で、21棟の建築物の内、倒壊の恐れありとの報告が次々と発表されてきた。国を信じ建設会社を信じて買った住民達は、不安と怒りで一杯な事だろう。本当に気の毒な話だ。

何故だろう。何の為に偽造を行ったのだろう。どんな得が彼にあったのだろう。
人間は時として、間違いを犯すが、数値の違った構造計算書を見ると、普段図面を書いている者ならば、感覚的に変だと気が付く筈である。
建設会社でも同様で、何棟も同じような工事を行っていれば、部材の断面や鉄筋の違いに気が付く筈である。

まだまだ捜査の段階であるから、断言は出来ないが、何かが変だ。
こんな事で、建築士全体の立場が悪くなるのは、困ったものだ。
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シナン・上下

2005-11-19 14:43:07 | 建築・都市・港


真夜中、NHK教育TVで、「夢枕獏の奇想家列伝・シナンの神が見える家」が再放送されていた。お陰で、すっかり目が覚めてしまった。
思えば、トルコ旅行を思い立ったのが、この夢枕氏と阿木曜子氏が出演したNHKのドキュメント「千のドームに光は満ちて」を見たからで、シナンの造ったモスクや使われたタイルに憧れた為である。

オスマントルコの首席建築家になったのが50歳で、それから100歳までの間、数々の建物を設計し、都市計画を行ったのが、天才ミマル・シナンである。私の知らないシナンの話を、夢枕氏が語るので、早速翌日ネットで検索してみた。
彼は、シナンの本を出版していた。地元の本屋にはなく、注文しながらも、随分前に書いたものかと思っていた。

シナンはカッパドキア生まれで、徴兵された時に、キリスト教からイスラム教へ改宗させられている。若い頃の記録は殆どなく、どのようして首席建築家になったかの経緯はわからない。本は夢枕氏の長編小説で、伝記ではなかったが、実際のシナンは、天才として光る事を、数多くやったに違いない。

ドキュメントを撮影したのが1997年、本の初版が2004年11月になっていた。
夢枕氏のあとがきによると、資料を集めるのが大変だったらしい。7年もの年月を費やし、書き上げた情熱はどこから来るのか。「僕はシナンの本を書く。」と約束したと言う。実はドキュメントの最後の方で、確かに言っていた。
私は彼の7年間を、1.25晩で一気に読み上げ、イスタンブールに思いをはせた。

キリスト教の数学者が建てたアヤ・ソフィアのドームより、大きなドームを建てなければならなかった彼の人生。偶像崇拝を行わないイスラム教では、像も絵も、タイルの模様でさえも動物の絵を廃し、神を感じることの出来る場所を、建築で表現したミマルシナン。セリミエ・ジャーミィは、まさにその完成品であった。

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祝・酒田市誕生

2005-11-18 14:30:54 | 建築・都市・港
2005年11月1日、酒田市、八幡町、平田町、松山町が合併して、新酒田市になった。今まで山形県内第2の都市だったが、一足先に合併した鶴岡市に面積と人口共、水をあけられた形だ。しかも、2市の中間にある三川町の巨大ショッピングモールにより、経済の衰退は否めない。数々の課題を抱えながら、ようやく市長と市議会議員選挙も終わり、本格的な船出をスタートさせた。


建築士会で、「新酒田市誕生を祝う芋煮会」を呼びかけたら、30数名の、メンバーが集まった。金内氏の打ち立ての蕎麦をつつき、飛島のゴドイモの焼酎を飲み、ギリシャのウゾ、BEERに日本酒、薩摩の焼酎、ワインにチュウハイ、消化しきれない程の飲物が集まった。解禁になったばかりのボージョレ・ヌーボーも登場した。

久しぶりに、建築の話をして盛り上がった。新酒田市への憂いは、どこかへ消えていった。
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