無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

無免許

2012-07-31 10:14:54 | 建築・都市・港
業界雑誌で、建築士の無免許での営業が報じられた。正確には偽造の免許証で仕事をしていたらしい。姉歯事件以来、構造設計の分野で、二級建築士なのに一級建築士でなければ出来ない設計で見つかり、これは普通のニュースでも取り上げられていた。最近は設計事務所に勤めている建築士に対して、面倒な講習やら手続きがあるので、そんな事はないだろうと思っていた。



山形県から葉書が届いた。何だ、とんだとばっちりだ。不正をした人間だけ、厳重に取り締まればいいのに、我々まで影響が及ぶなんて。年次届けの報告書だけで目一杯なのに、本当に迷惑だなと思う。
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昭和館

2012-07-29 21:02:53 | 建築・都市・港
遊学舎の廻りを回っていると、土蔵が見えた。



2階建の大きな土蔵の、すすで黒塗りの扉の中では、何かの教室の真っ最中であった。
土蔵に続く建物は、豪邸と呼ばれるような民家だった。



昭和10年に大曲市で建築された、大地主の館を移築したようだ。全てを移築してはいなかったにしても、随分と大きな家である。農家の造りとも違う、たぶん山持ちの大地主なのではないかと思った。



入り口は各所にあったが、これが正面の表玄関である。



玄関の隣は客室で、外部の造りも良かったが。



内部は茶室にもなっていた。



むろん、水屋も存在する。この水屋は新しかった。



玄関から見た座敷。他の部屋は様々な団体が使用していた。囲碁クラブだったり、研修も行われていて見ることが出来なかった。
日本家屋は美しいと思った。
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遊学舎

2012-07-29 20:52:59 | 建築・都市・港
スガツネ工業の展示会へ向かう途中、木造建築と思われる一群が見えた。真新しい建築ではなかったが、帰りに寄ってみることにした。



生涯学習の施設のようである。



大会議室の外の大断面集成材のバッテンが気になった。



中を覗くと、研修発表の最中であった。。



この木造の架構は面白い。楽しさそうな建物である。現物を見れば、なるほどねと思うのだが、この構造を考えるまでは、苦労があったと考える。



先日のみかん組の建築に比べると、木造に詳しい建築家と施工業者の腕が見て取れた。
大きな屋根に比べて、軒先が薄く軽やかに仕上げられている。



各施設が、渡り廊下でつながれている。



これは工作棟のようである。一部地下を持つ工作棟の架構は特別な物ではなかった。

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秋田県立美術館

2012-07-29 20:23:33 | 建築・都市・港
建築家 安藤忠雄の設計による秋田県立美術館も完成していた。実は安藤忠雄は国内でも世界でも評価は高いのだが、東北では雪の事情を知らない建築家と言うレッテルを貼られていた。屋根からの落雪で非常に使いづらい施設を造ったのが原因である。



これは公園側から見た外観である。ずば抜けたデザインとは言えない造りに見える。
奥の施設はまだ工事中で、再開発は終わってはいない。



入り口はパティオからになる。ラッキーな事に当日は無料で入館出来た。



玄関ホールの吹抜には度肝を抜かれた。コンクリート打放しの螺旋階段が浮いている。天井からはトップライトによる自然光が注がれていた。



受付カウンターは秋田杉である。床材は石を加工してある。階段踏み面の仕上材も同様に石を滑り止め加工してあった。



この階段には、施工業者は泣いただろうなと思った。施工図を描くのも施工するにも、非常に難しい。秋田県が用意した予算だけで22億円だそうだ。実際の費用は分からない。この階段を見ただけで、目的を果たしたような気分になった。私が普段施工の現場で無理を言うのは、まだ可愛い部類に入る。大の付く建築家は、こんなことをやらせるのかと感心した。



ミュージアムを手がけることが多いので、照明の使い方も見事である。



しばし美人に見とれる。



2回のホールからは千秋公園が、1階屋上の水の上に浮かんで見えた。



喫茶のスペースもあり、コーヒーを頼んだ。食器は秋田産らしい。



水用のコップの気泡も綺麗だ。



秋田産の工芸品が並んでいた。曲げわっぱが美しい。



川連の漆器にも心引かれた。



大展示室は、まだ本格的に展示はされていなかった。体育館のようなボリュームである。



小窓からホールを抜けて千秋公園が見えた。



大胆かつ気密なデティールが見事だった。



建築の仲間が、どうして誘ってくれなかったのかと文句の一つも言われそうな建築だった。


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秋田市

2012-07-29 20:12:23 | 建築・都市・港
建築金物メーカーのスガツネ工業の展示会が秋田市で行われたので、3人で行ってきた。久しぶりの秋田なので、展示会だけを見るのではなく、目新しい建築にでもあえたらと千秋公園前の再開発へ寄ることにした。



市役所前の道路は、竿灯祭りの準備が着々と進んでいた。



千秋公園の前も提灯が下げられていた。



入り口右の堀には、今を盛りの蓮が咲いていた。



やや湿気のある暑い日だったが、この堀の廻りでは風が吹いて、蓮の花や葉を揺らしていた。



堀の柵の外側から蓮を狙ってみた。



様々な表情の花を見ることが出来た。
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ひまわり

2012-07-25 09:03:43 | 動物・自然
福幸市で南相馬の子供達が作ったバッチを買った。それにひまわりの種が入っていた。



5月に植えたひまわりが開花した。それは夏らしくて綺麗なのだが、下を見ると・・・。



非常に過酷に植えられていることが分かる。植えた時点では腐葉土や土などは買ってきた筈なのだが、妹はまるで貝割れ大根でも植えるように薄く土を入れていた。まず鉢が浅い。芽が出た頃に増土しても、ご覧の通りだ。それで、水だけは切らさないように、注意している。



ピンク色の夾竹桃は、夏にはもっとも元気になる。原爆の落ちた広島で一番に咲いた花だと言うが。



今年の梅雨は梅雨らしくなかった。それでも今日はシトシトと小雨が降っている。お蔭で水やりをしないで済んだ。季節はずれのブルーベリーの花が咲いた。



ブルーベリーに同居した朝顔の一種。他の木にクルクルと巻き付くのではなく、蔓はまっすぐに伸びて、葉の部分だけコテッとしがみついている。不思議な朝顔だなと思う。花はまだ咲いていない。

話は変わって、水槽を見たら白メダカの子が1匹だけ水面を泳いでいた。卵から孵ったのだ。カメラで狙ったが、うまく写ってくれない。
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まちの工房 まどか

2012-07-22 15:53:12 | 建築・都市・港
東日本大震災の津波で流されてしまった「まどか荒浜・障害者授産施設」が、仙台市の太白区に「まちの工房まどか」としてオープンした。どちらも、建築家の針生承一建築研究所の作品である。JIA宮城の見学会として募集があったので、参加してきた。久しぶりの針生作品である。現地集合が13:30だったので、過去の作品である七ヶ浜3つのプロジェクトも急いで回ることにした。



七ヶ浜の施設は高台にあった為、被害を免れた。サッカースタジアムも元の美しい曲線を見せている。



ただ、その向こうには瓦礫の山が見えた。



同じく七ヶ浜でも仮設住宅の一大団地が造られていた。



近くには小規模ながら仮設の商店街が営業を開始していた。



サッカースタジアムから見たスポーツアリーナ。これも針生作品である。



仙台東部有料道路を南下する。この道路が津波を食い止めた道路になる。海側、特に松林がとぎれとぎれになっており、農地も赤茶けた場所が広がっていた。



まちの工房まどかに到着する。



以前のまどか荒浜も開放的だったが、色彩も明るい空間演出になっている。
細いオレンジ色の円柱に、キャオキャオ言う私。(^^)



一般的な授産施設は閉鎖的な物が多いが、この施設は地域にとけ込み、広いテラスを通して何処からでも入って来られるように設計されていた。有形無形の寄付もあり、短期間で完成した。依頼主からの挨拶もあったが、建築家との絶対的な信頼関係が築かれており、聞いていて嬉しくなった。



決して贅沢な建物ではないが、至る所に建築を志す者には涎の出るような納まりや工夫があり、参加できなかった人達はさぞかし残念がっていることだろうと思う。
作業所として左にパン工房、ここが店舗とイートインのスペースである。正面の仕上は、ここの入居者が造った和紙が菱形に貼られている。



ここは食堂。



壁の色に合わせて、屋内消火栓がオレンジ色に塗られている。



明かりを呼び込む中庭。



中央通路。美しく見せる梁とトップライト。このトップライトの納まりは外部からも綺麗だった。



直接作業所に入るスロープ。テラスと芝生で広がりを持たせてあり、隣地には生け垣もあるが、道路面とは特別の仕切りはなく広い窓を通して内部が覗える。



帰りは鳴子温泉経由で、岩出山中学校と最上町にあるみかんぐみ設計の老健施設に寄ってきた。



酒田に入り、松山の辺りから最上川を通して夕陽が見えた。望遠レンズを持って行けば、もっと素敵に撮れたかな。
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2012-07-19 11:27:02 | 動物・自然


ハート型トマトを横から撮してみた。あまり正確なハート型でもない。



4種のトマトを収穫する。黒いトマトが案外に美味しかった。オレンジ色は甘い。ミニトマトは大型の市販のトマトよりも、よりトマトらしい味がする。ハート型は果肉も厚く、少し酸味が残るので、調理にも使えそうだ。



仕事の現場で打ち合わせをしていたら、懐かしい物に出会った。薔薇イチゴの赤い実である。先週あたりが形としては綺麗だったらしい。子供の頃には、友達と競い合って食べた。私の写真は何枚か撮してみたが、ちっとも美味しそうじゃない。



これは何の花だろう。きっと種が風で運んできたのだと思う。涼しげな紫色が綺麗だった。



まだ夏に入ったばかりなのに、この花を見ると秋を感じさせる。



この花の記憶は、子供の頃の夏の太陽だ。ジリジリと焼き付けるような外で、ピンクとオレンジが綺麗だと摘んで遊んだ思い出がある。



花のうちに摘んで遊んだので、まさか実が付くとは思わなかった。この実も色が着くのかしら。
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日本海シンポジウム

2012-07-17 10:44:01 | 建築・都市・港
確かに連絡を受けたのは6月だったが、この時期になっても打ち合わせのお誘いがない。
はたしてどうなるのか。



こんなチラシも出来ていたなんて。しかも私の所が間違っているし。
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クルミ割り

2012-07-17 10:34:25 | 食べ物
お友達からクルミを頂いたものの、どうやっても開けることが出来ずにいた。金槌で叩いても割れなかった。クルミ割りの道具が欲しいと思い、ネットでも探してみた。



分からない時には、他人に聞いてみるものだ。ホームセンターで簡単に見つかった。
第一希望はクルミ割り人形だったのだが、贅沢は言ってはいられない。
早速使ってみた。バギンとクルミが割れて、吹っ飛んでいった。
そこら中に、クルミの殻が散らばった。うむ。難しい。
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鶴岡の天主堂

2012-07-15 19:06:22 | 建築・都市・港
鶴岡市の遊工房にお邪魔していると、外が騒がしかった。



でかいアメ車が4台並んでいた。



それはここで、結婚式が行われた為だと分かった。
カメラを持って走った時にはすでに遅く、ライスシャワーも花びらをまき散らすのも終わり、新郎新婦が教会の中に入ってしまうのが見えただけだった。



ここは明治に造られた鶴岡の天主堂である。酒井忠明公は酒井藩の殿様だと思う。



自由に誰でも入って良いんだよと聞いて、結婚式が終わった頃を見計らって入ってみた。



黒い聖母マリア像が有名なのだそうだ。



結婚式で使われた椅子の後片付けをしていた。披露宴会場から運んだ物らしい。写真を撮っても良いかと尋ねたら、どうぞどうぞとパンフレットを渡してくれた。長崎の大浦天主堂とは大違いだ。
中央通路は赤い絨毯で、両側が畳敷きだったのに驚いた。玄関には下駄箱が設置されていたから、信者達は畳に座ってお祈りをするのだろう。



この教会が出来たのは明治36年10月。黒い聖母像はフランスのノルマンディ州デリヴランド修道院からやってきたそうだ。聖堂左側の副祭壇に立つのは日本で1体だけだと言う。



マリア像の前から、祭壇のキリスト像を見る。



右側の副祭壇には・・・あれ?小さな子がキリストだろうと思うのだが。



マリア像の前には洗礼の為の聖盤があった。小さなタイルが埋め込まれており、美しかった。



教会後方には、懺悔室と上部にはパイプオルガンが見えた。どうやって登っていくのかと見たら、ごくごく狭い廻り階段がついていた。



玄関の廻りには、ステンドグラスが填められていたが、この教会はロマネスク寺院特有の窓絵が陽光を聖堂内に照らしている。硝子と硝子の間に、薄い透明な紙に描いた聖画を挟んである。残念ながら北側の窓絵は残っているが、南側は日焼けして色も飛んでいた。



リブ・ヴォールト天井も美しかった。
この教会は暖かい雰囲気がした。廻りが幼稚園であったのも一つ、色彩が暖色だったのと、祭壇のイエスキリスト像が十字架でなかったのが、大きな要因だと思う。
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ネジバナ

2012-07-15 18:53:23 | 動物・自然


ネジバナの季節になった。広場の芝生の上に、今年もネジバナが咲いた。毎年少しづつ増えているのがわかる。
一般的なネジバナは、その名の通りクルクルとねじれている。
小さな花だが、よく見ると一つ一つが可憐な蘭の花なのだ。



中には、まっすぐ素直に育ったものもいる。



去年白いネジバナを見た辺りを探してみたのだが、今年はどうしても見つからない。ごくごく薄い色のは見かけた。珍しい白色は、去年のうちに戴いておけば良かった。



おまけ:紫陽花とネジバナは同じ時期に咲くのが分かった。ネジバナの方がもっと遅いと思っていた。

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トマト

2012-07-15 17:54:32 | 食べ物


我が家の鉢植え畑にはトマトが4種類、育っている。これは黒いトマトで、葉の陰に隠れて色がついたのに気がつかなかった。4種類の中で、もっとも成長が著しい。添え木はとっくに卒業して、ブロック塀の隙間からひもで結わえている。何処まで伸びるのか、好きなだけ伸ばそうと思う。



これはハート型のトマトだが、上から撮したので、その可憐な(?)姿が分からない。



おまけ:虫喰いだらけのクチナシの花。甘ったるい香りが辺り一面に漂っている。花が終わるとポイポイと花柄を摘むのだが、きちんと実が出来れば、正月の栗きんとんに使う黄色の染料になる。私はそこまで育てたためしがない。
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道の駅

2012-07-15 17:42:16 | 建築・都市・港
山形市からの帰りに、道の駅のはしごをしてきた。



尾花沢の道の駅では、7月24日から本格的に西瓜を売り始めるそうだ。注文書を貰ってきた。ここで販売する西瓜は少々高いが、味は保証されている。この日は箱詰めの小玉西瓜を搬入していた。ちなみに1個いくらかと尋ねたら、1000円だそうだ。聞くだけにした。



これは西瓜畑。鳥よけが風で揺れていた。



戸沢の産直にも寄ってみた。雨が続いたので最上川の水嵩が増えていた。



ここの産直は小さい。「内部を撮しても良い?」と聞いたら、「私(店の人)を撮さなければ大丈夫。」と応えた。この店では、生の落花生を買った事がある。時々は珍しい物に遭遇する。



手作りのお餅も売られていた。



お米も餅米も生産者の顔が見えるようだ。
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ブルーベリー

2012-07-10 12:40:05 | 動物・自然
水を撒こうと外に出ると、道路にブルーベリーの実が落ちている。
枝にしっかりと付いている訳でもないが、そんなに簡単にボロボロと落ちる実ではない。
子供達が収穫しても、手からこぼれた実は、三秒ルールで拾って洗って食べるから、落ちたままの実はおかしいと思っていた。



犯人がわかった。ヒヨドリだった。ついに目をつけられたか。
屋根から急降下している所も見たし、S氏はヒヨドリがホバリングしながら実を盗っている所も見たそうだ。そしてついに、私が水まきをしている横で、細い枝を揺らしながら、一番美味しそうな所を食べているのを目撃した。三種類のブルーベリーの内、一番大きな実がなる所に陣取っている。

私だって食べたいのにと、写真を撮してから容器に収穫をする。高い場所の色づいた実はそのままにして、しばらくは共有しようと思う。ヒヨドリは来年も忘れずにやってくるのだろう。1羽だけなら良いのだが、一族郎党を引き連れては、ちょっと勘弁して欲しいと思う。
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