無題・休題−ハバネロ風味−

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

はやぶさ・遥かなる帰還

2012-02-26 16:48:16 | 映画・TV
外気温が6℃になり、雪になるはずの雨が降った。細かい粒がフロントガラスを濡らす。某仕事で何度も通った道路を走り町中を抜け田圃道に出ると、雨はねっとりとした乳白色の霧になった。対向車のライトがオレンジに光る。雨が降ったのは久しぶりで、何ヶ月も見ていなかったような気がする。通うのも長かったな、今日で終われば良いなと思いながら、目的地へと向かう。この日、決着は付かなかったが、どうやら先が見えた。ホッとしたのと自分へのご褒美に、映画を観に行くことにした。ずっと気になっていた「はやぶさ・ 遥かなる帰還」だ。

主演が渡辺謙だし、音楽は辻井伸行が担当している。ここ数週間、番宣やらメーキング、実際にはやぶさに携わった方々の番組を随分と見た。期待は十分に膨れあがっている。夜半の上映時間に行くと言う手もあったが、最近倒れる程の睡魔に襲われるので、「眠ったらアカン!」と冬山登山のような事を言い聞かせて午後に向かった。客層は団塊の世代が多かった。はやぶさの地球への帰還では、きっと号泣するんだろうなと思いながら見たのだが。

良い役者が良い芝居をしているのだろうが、やっぱり本物にはかなわないと思った。川口さんを中心にしたスタッフの活躍。満身創痍でけなげに地球へ向かったはやぶさ。最後に地球を見せてやろうとしたミッション。オーストラリアの上空で火の鳥になり、無事にカプセルを地上に降ろしたはやぶさ。あの時、地上波のTV局は、ただの1社も中継しなかった。インターネットを駆使しながら情報を集め、和歌山大学のライブで「光った、光った!」と言う声を聞いた。私はてっきり車のヘッドライトかと思ったら、あれがリアルな帰還の映像だったのだが。あの時の悔しい思いが込み上げてきて、号泣しようと待ちかまえていたのに出来なかった。

映画が終わり、糸川博士のペンシルロケットの打ち上げの写真と一緒にクレジットが流れると、優しい辻井さんのピアノの音が聞こえてきた。他の観客は、そさくさと帰っていく。最後まで聴けよ!ちゃんと!!


東日本大震災の津波といい、はやぶさのミッションといい、現実の方が作り物よりも遙かに先を行っている。どうせ作り物なら、「<完結編>探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」の方が気が利いている。こんな筈ではなかったと思うので、もう一度観てみよう。他のはやぶさの映画にも手を出してみようと考えた。「はやぶさ/HAYABUSA」の方は、3月7日にDVDが出るようだ。

おまけ:3匹目のドジョウとなるか、3月10日公開の「おかえり はやぶさ」から日本の宇宙開発〜「はやぶさ2」からその先へ〜
川口さんのこれからの宇宙開発の話が面白い。

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

ヨーグルト

2012-02-24 14:38:00 | 食べ物
ヨーグルトを作った。作ったなんて言えるほど難しいものではない。単に混ぜただけ、暖めただけである。
震災後、乳製品には過敏になっている。福島の生乳の汚染度を下げるために、混ぜているのがわかるからだ。大手の乳業の、子供用のミルクからも検出されたとかで、本当に信用のおけない国になったと感じる。私が好きで買っていたヨーグルトのメーカーだったので、スーパーに行っても手が出ない。過去の事をほじくり返すと、返却された牛乳を新しい物と混ぜて販売した、別の大手Y乳業の記憶も残っている。

なるべく地元の物を買おうと思っているが、高い割に美味しくない。おっと、私の味覚と合わない。なので、作ることにした。普通なら手が出ないような、こだわりのヨーグルトの小さなカップを買って、地元の牛乳と混ぜることにした。

いつだったか、TVのトルコのヨーグルトの番組で、暖めた牛乳の中にスプーン一杯の市販のヨーグルトを混ぜて、一晩おくと出来上がりの簡単レシピを見た。いっとき流行ったカスピ海ヨーグルトも、原理はおなじなのだもの、作るのは造作もない。
最近インフルエンザに効くとかで、棚から消えたR1ヨーグルトだって、スプーン1杯残し牛乳さえあれば、騒ぐこともないなと思う。ただし、牛乳にも美味しい不味いがあるので、味はそれなりに違うと思う。



ヨーグルトをカップに盛った所。
後ろの容器に見覚えがある方は、「貴女も体験したのね!」と言いたい。でも私の結果は#%”&$でした。
コメント (8)
この記事をはてなブックマークに追加

日時計

2012-02-24 14:21:09 | 
yukacanさんのブログイズミル便りの中に、トルコの壁掛けの日時計の写真があった。壁に取り付けるタイプで珍しい物だった。



これ、な〜んだ?
写真の撮り方が悪くて、地面の上に杭が出ているように見える。
実は、これはイスタンブールにあるトプカプ宮殿の中庭の日時計なのだが、ガラスのケースの中に収まっている代物だ。別の角度から見た物がyukacanさんに教えて頂いたHPに載っている。
日時計は、お祈りの時間を知るために必要だったと思われる。冬の明け方はどうしたのだろうか。星を見て時間を知ったのだろうか。



この日時計は、この中庭の通路を進んだあたりに設置されている。
宮殿内の博物館の入り口前と言った方が良いかも知れない。



これは、そこに至るまでの門。スルタンがいた時には、この門をくぐる事が出来たのは少数の人間だったと聞いた。一般の市民は、この門までも行けなかったかも知れない。



贅を尽くした宮殿内部。時間をかけてゆっくりと観れれば楽しい。



前方を歩く赤い服を腰に巻いた女性は日本人学校の先生で、この赤い服はトルコのサッカーのユニフォームなのだ。この夜、彼女はベッカムが来たサッカーの試合を見に行って、我々は放り出された。(ちゃんと夕食の予約は取れていたから大丈夫だったけど)

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

2012-02-19 15:57:07 | 社会
2日続けてトイレを探す夢を見た。こんな時は目を覚ましてトイレへ行けば終わるのに、寝床の中が暖かくて出るのが嫌なのである。

初日は、雪道を車で走って、民家を利用した料理屋へ入り、食事を終えてトイレを探していた。店の人が教える所に行っても、戸を開けると物置だったりして見つからないのである。「物置だったよ。」と告げると「おかしいね、この間までトイレがあったのに。」と返事が返ってくる。このあたりで夢だと気がつかないとややこしい話になる。あっちへ行け、こっちへ行けと、散々振り回されて見つからないものだから、私は店の人に悪態をついていた。「料理を出してる所でトイレがないなんて、まるで原発と同じだ!」と、ね、ややこしいでしょ。頭の中から原発が離れてくれないのよ。

次の日もまたトイレを探していた。今度はちゃんと見つかった。水色の古い感じのタイルの広いトイレだった。トイレの便座も冷たかった。これは山形に行ったとき入ったトイレが暖房便座でなかったのを、引きずっているのだろう。そのトイレには張り紙が貼ってあり、「冷たくてごめんね」とあった。夢の中も冷たかった。ブルッと震えながら入ったのだが、この時は夢だと気がついて起きてトイレに行った。これを起きないままに行うと、寝小便になる。子供の頃にはよくやらかした。怒られる前に「ごめんなさい。」と謝った。素早く謝れるのが特技なのだ。でもその後がいけない。「病気になるといけないから、はやく服を取り替えて。」と言うのだそうだ。小憎らしいガキだったのである。

おっと、話が横にずれたが、この2日間の夢は、初日の続きを2日目に見たのである。いつの頃からか、夢の続きはコントロール出来て見られるようになった。これは夢なのだからと自覚して空を飛ぶことも出来る。寒い暑い、冷たい痛い、美味しい不味い、喉が渇くも実体験と同じに感じられる。もちろん色も普通にカラーなのである。病気になったり、殺される夢は見ても、残念ながら大金持ちになった夢は、まだ見たことがない。あ、これも実体験と同じだ。
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

冬道を走る

2012-02-18 10:16:52 | 建築・都市・港
山形市での会議の時間が10時半からだったので、高速で向かった。最高気温が0℃の予報だったが、青空が見えて太陽がまぶしかった。不思議なもので同じ太陽の日差しでも、春を感じさせられる。
高速道路は融雪剤を撒いているのかと思うほど、アスファルトの路面が見えた。たまに日陰で凍った路面を心配してか、速度制限が50kg/hだった。高速道路とは思えない速度である。ICから乗り込んでくる車は速度を落としているが、地元以外のナンバーはイライラしているようだ。山形の高速道路は対面通行で、所々に追い越し車線がついている、いかにもローカルな道路である。それでも高速道路を走るのは快適に速かった。おかげで月山自動車道路に降りてノロノロになり、途中で雪崩予防の工事停滞に遭うとがっかりしてしまう。途切れ途切れの高速道路をミッシングリンクと呼ぶのだそうだ。



今日の会議は建築士会の物だったから、会議の場所が山形市松栄の高度技術研究開発センターだった。順調に進んだので、3つの会議を終えても3時過ぎで楽々帰れると13号線に向かって進んだ。蔵王が綺麗に見えた。


天童市の交通安全センター(運転免許センター前付近

西バイパスを走り天童へ向かった。今年は雪の話ばかりでうんざりするのだが、内陸でも降雪量の少ないと言われている天童でも、見事に雪で覆われていた。田園に繋がる大通りでもこんな具合で、普通の町中の道路も想像よりも多かった。
新庄市や尾花沢市は、通る度に雪の壁が高くなっていく。前回通った時に見た排雪で綺麗になった歩道も、元の黙阿弥になっていた。本当に気の毒だで、もう写真を撮るのも止めようと思った。


暖かな太陽の日差しを感じても、やはり気温は0℃だった。太陽が差さなければ、もっと寒くなっていたのだろう。酒田に近づくに従って-3℃、-5℃と下がって行った。星が見えた。
コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加

パスポートは切れたし。

2012-02-14 00:06:03 | 
この時期と言う訳でもないのだろうが、旅行会社のメールマガジンで格安の旅のお知らせが舞い込んでくる。おおっと思ったのは、読売旅行50周年記念の「トルコ8日間・99.900円」だった。メルマガ会員限定で関空からのフライトだったが、これは断然安いと心が揺れた。2-3月の期間限定だったが、あっという間に3月後半からのが満席になった。良いなぁ、でもなぁ、仕事もあるし、パスポートは切れているし、関空までの料金だってかかるしとウダウダしている間に、時すでに遅しになるのだろう。私が旅したコースの他に、トロイも入っていた。良いなぁ。

あ、そうだ。Andiさん、ロンドンから羽田への直行便があるみたいだよ。



話は変わって、昨夜TVのリモコンをカチャカチャ押していたら、画面にイスタンブールが写った。海だけ見ても、なぜイスタンブールと分かるのかが不思議なのだが、何の番組だろうと観てたら、ヒョコヒョコとピアニストの辻井伸行さんが現れた。街中のレストランで地元の生演奏を聞いたり、楽器屋さんに入って民族楽器をいじったり、日本語学校で演奏したりと楽しそうだった。実は「アンタルヤ・ピアノ・フェスティバル」の為に渡航したらしい。


(この写真は番組のものではありません。)

この「アンタルヤ・ピアノ・フェスティバル」は、トルコの作曲家でもありピアニストでもあるファジル・サイ氏が企画して、10年前から始まった音楽祭なのだが、期間が1ヶ月もあるらしい。著名なピアニストも何人も呼んで、クラシックに限らず、ジャスから何でもアリの楽しげなお祭りらしい。このファジル・サイ氏の演奏も独特で、同じピアノなのに、辻井さんが流れるように弾く音とはまったく異なったピアノの弦を直接弾く演奏方法で、まさにトルコの音楽になったのに驚いた。彼の演奏を聴きたいかもと思いながら、横になってTVを観ていたら、肝心の音楽祭になるまでに、夢の世界に陥ってしまっていた。辻井さんのピアノも聴けなかったという訳だ。

今日になって、「アンタルヤ・ピアノ・フェスティバル」でぐぐってみた。なんと、アンタルヤのasakosaruさんのブログがヒットした。辻井さんのピアノが聴けたらしい。会場へ行くまでの武勇伝もあったし、もしかしてTVに写っていたのかも知れない話も載っていた。残念!

トルコから地中海を眺めながら生活するブログに詳しく載っているが、日本でだって辻井さんのピアノはなかなか聴けないのに、トルコで聴けるなんて良かったねと思った。

コメント (6)
この記事をはてなブックマークに追加

バレンタインディ

2012-02-13 11:03:51 | 食べ物
もうじき、バレンタインディが近づく。この日は、私の母の命日で、Kさんのお母様と一緒だそうだ。
去年のあの時も雪が多かった。救急車に乗って雪道を揺られながら病院に行ったことが思い出された。
前倒しで、日曜日に法事を行った。仏壇には、東根の饅頭と桜餅が飾ってあった。



これは法事のものではない。和菓子でバレンタインディ用の作品らしい。



季節としては、梅とうぐいすだろう。まだまだ外は雪なのだが。



右下のは、オカメのようだ。
コメント (10)
この記事をはてなブックマークに追加

道路

2012-02-13 10:22:31 | 建築・都市・港
10日は、こんな所にいた。国道を走ったら、行きに3時間、帰りに3時間半かかった。



県庁の駐車場は広いと思う。



国道を走行中はさほどでもなかったが、山形市に着いてからの天気は悪かった。市内の積雪量が90cmと聞いても驚かない。酒田市よりも少ないと感じた。酒田市の積雪量は28cmなんだそうだ。酒田市のどこではかっているのだろう。測候所(現在は廃止になった)は、よほど南の地域か風の強い所にあるのだろう。

この日は、道路関係の会議で山形市に行ったのだが、東日本大震災の後の道路の交通量で、他の道路は軒並み1.2倍から2.3倍に跳ね上がったのに、国道47号と112号は下がったらしい。正確には記録に取っていないと言っていたが、112号は雪崩の後遺症(実際には開通していた)で、国道47号は存在価値が薄いのではないかと言われている。もっとも、あの時期はガソリンの調達が難しくて、動けなかったのも要因の一つだろう。それにしても、太平洋側の被災地に支援物資や救援に動けたのも、国道4号線や高速道路から横に無数の道路があったからで、「くしの歯作戦」と自賛しているが、山形はどうなのかと問うと、くしの歯が欠けているどころか、まともに使える道路がないと言うことになる。まったくどうにかしてる。経済中心の社会が太平洋側ばかり見ているからだ。酒田港の貨物量が増えたのも、太平洋側の代替だけじゃ話にならない。選択と集中やらで絞り込みばかりさせると、大惨事の時には大変なことになる。ある程度の分散は重要だと思う。



さて、土曜日は晴れ上がったので、久しぶりに水汲みに行った。
前方の道路のあたりがモヤモヤしていないだろうか。空は晴れていても、風のために地面近くが吹雪になる。これが本当の地吹雪なのである。



道路の横に並んでいるスノーガードの切れ目から、風と共に舞い上がった雪が煙っているのである。この日の風はさほどではない。地吹雪のひどいのに出会うと、あっという間に乗用車が白くなる。大型車からは吹雪の上が見えるのだそうだ。



平沢の水汲み場に着いた。雪が少ないのに驚く。湧き水は暖かかったが、何本も汲む内に手は冷たくなった。
駐車場は方向転換が出来るように除雪してあった。この先の道路は車が走った跡がない。代わりに人間の足跡がついていたが、何をしに行ったのだろうか。何処へ行ったのだろうか。



帰りは八幡の産直に寄る為に北上する。鳥海山が大きかった。
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

節分

2012-02-05 21:30:41 | 動物・自然
江戸時代の雪女は、透けるように色白で細く美人であるが、平成の雪女は雪男と見間違う程の怪力を持っている。と言うのは嘘で、連日の雪かきに疲労困憊だった。特に2月4日の朝は、雪かきが終わったのが、午後の1時半を回っていた。いかに朝飯前とは言え、疲れてフラフラで、お腹が空いて元気も出なかった。途中で食事を摂ると疲れが増すので続けたが、トイレでウ○コを出す力も出なかった。←おい



我が家の前は公園なので、雪を捨てるのに不自由はしない筈だったが、吹きだまりになるのにくわえて、雪の壁が高くなりすぎて切り崩している所である。内陸の除雪は、雪そのものを河川敷などに運んでくれる名の通りの「除雪」であるが、酒田の除雪は寄雪なので困るのである。玄関先が埋まっているのには、本当にがっかりした。

さて、節分も過ぎた。暦の上では春である。



なので、東根菓子補の赤鬼の和菓子を買ってきた。



こんな赤鬼もいた。可愛い。
もっと素敵なリアルな白い鬼もいるのだそうだが、売り切れていた。



春の和菓子を並べてみる。



南天に梅に水仙や福寿草もあった。
水色の丸いのは、今年の干支の辰だそうだ。
白一色の世界に、こんな可愛い色の春を見るとホッとする。

コメント (7)
この記事をはてなブックマークに追加