無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

修復は可能?

2018-10-31 13:27:23 | 防災

日経アーキティクチャでも報じられていたが、国交省から「カヤバシステムマシナリー(株)が製造した免震ダンパー、制振ダンパーを用いた建築物の調査における当面の安全性検証の方法について」が廻ってきた。

ようするに、極めて稀に発生する地震(レベル2)に対して倒壊・崩壊しないことが重要で、現状のダンパーの特性値を検証し再計算して、第3者機関でチェックして貰うようにとのことが6頁にわたって書かれている。細かくは専門的なことになるので割愛するが、認定不適合の物は取り替えの必要があるだろうが、他は騒いだほど大きな偽造疑惑にはならなさそうである。ただ、会社としては倫理観から非難は避けられないとも思う。先日一覧表に載せた物件は、各都道府県の庁舎など公的施設だったが、今回のデータ書き換えの物件は、免震ダンパーで903、制震ダンパー83の合計986箇所があり、用途は住宅から事務所・ホテル・店舗・医療施設・公共施設と多岐に渡っている。山形県では免震の3箇所のみとなっている。

 

さて、話は変わってマスコミ各社も新聞各紙の一面は別として、TVワイドショーは相撲界の事とか高円宮綾子妃と守谷氏のご結婚(これはお目出度い)に時間を割いて、韓国最高裁の徴用工訴訟の話は報じない。朝日や毎日でさえこれは問題だと、これからの日韓関係を憂いているのにである。下手に騒ぎたくないのだろうか。慰安婦の問題しかり、日本政府が甘い対応をして、お代わり自由を繰り返させた結果かと思う。1965年の日韓基本条約以降、どれだけの金をせびったか。強請れば強請るだけお代わりが貰えるのだもの。それを手引きする日本の政治家もいる。政治家だけでなく、マスコミにも放送界・法曹界にも売国をする者がいる。日本政府が毎度遺憾の意を伝えるだけでは、痛くも痒くもないだろう。慰安婦ではもう金をせびれないので、別の方法を考えてきた。断固とした対応が必要だろう。

 

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きのこの山とたけのこの里

2018-10-31 10:13:51 | 食べ物

2018年、きのこの山・たけのこの里 国民投票が行われた。結果、たけのこの里が勝利を得た。私は個人的にはきのこの山が好きなのだが、我が家の女性達はたけのこの里派が多い。「きのこの山なんて、チョコつきポッキーみたいじゃない。」と、複雑な味のたけのこの里を擁護する。箱買いだと別々の味を楽しめるが、ハロウィン限定の袋だと、両方が入っている。今年はハロウィングッズは買わなかったので、これを買って良いことにしよう。

 

ところで、ちょっと小腹が空いた夜の夜中に、↓この方のインドの屋台料理の映像を見ると、見ただけで食欲が治まる。彼は仕事でインド出張されて、昼食などを屋台で済まされているようだ。日本のインド旅行の注意書きでは、生水生野菜・屋台の料理は食べないことなど載っている。しかしインドで暮らしていたらそうもいかない。時々はお腹を壊すこともあるそうだ。日本で映像を見ると気になる事も多いのだが、このおおらかなインドらしさが良いのかも知れない。何でもかんでもカレー味になったりもするが、いつかは食べてみたいと思う。
今回は日本から持って行った「たけのこの里ときのこの山」を使った料理が登場する。日本人の概念を捨てて見て貰いたい。他の料理も美味しそうである。

 

インドのたけのこの里ドーサの作り方

 

インドのきのこの山サンドイッチの作り方

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農林水産祭・地獄編2日目

2018-10-29 13:05:31 | 酒田

天気予報は良いような悪いような、出がけが大雨だったので、水かき用のちりとりを持参で祭り会場に向かった。

昨日よりも悪くなっているじゃないか。長靴を履いてくるんだった。

陸の孤島と化したテントでは、半ば諦めて対面に引っ越しを開始した。

駐車場の数の確保も兼ねると、やはりこの体育館での開催は来年も行われるだろう。その時には、グランド側を諦めてテントの配列を決めた方が良さそうだ。

雨にも関わらず、木材の端材の売れ行きは良い。

いの一番に買ってくれたのが、隣の飛島の海産ブース。水溜まりに橋を架けている。こんな橋は大人も子供も渡るのが楽しい。今日は栄螺の壺焼きを食べるぞ!

いっときの晴れ間と水かきの甲斐もあって、水の量が少なくなった。私のいる本部は対面に引っ越しを完了している。

隣のテントでは、糸鋸を使ったグッズの生産(自分たちでも出来る)を始めた。

 

そのもっと隣では、本箱の制作中。

 

控えめに置かれた募金箱

アンケートだったかに答えると、花の種が貰えるそうな。

この孟宗竹を切った物は、底に穴を開けた植木鉢だった。どんぐりを育てて森に返そう運動をしているんだそうだ。

同じく竹を使った笛では、中に入れるリードを子供達が作成中。

こちらではクマモン

こちらではウサギを作成中。

きのこのブースではホダ木などの販売の他。

きのこの大安売りも開催中。(あっと言う間に売れたらしい。あとで財布を持って買いに行ったら売り切れていた。)

桜の丸太の早切り競争。小学生の女子が上手に素早く切っていた。桜はたしか堅い木の筈だよね。

昔の女子の作った物の販売。

こちらでは、生け花教室。

お花は、皆さん好きである。

魚(木で出来た物に賞品が付いている)釣り競争。釣り竿が結構長い。

クラフト作り。

こちらはフードコート。

イカ焼き、ホタテ焼きの香りが飛んでくる。お兄ちゃんは焼きそばを調理中。

イカ焼きもホタテ焼きも500円。イカは安いと思う。ホタテは大きいんだけど500円かぁ。

こちらで販売。

山形のお米、つや姫と雪若丸が販売されていた。

かき氷には手が出せない気温。

暖かい物が恋しい季節。誰かが下を通り過ぎて行った。

せっかくの雪若丸を焼きお握りにすると言う暴挙。

ようやく陽が差した。

 

 

農協の地場の野菜展示。見事な野菜が並んでいるが、見せるだけで販売しないのだと言う。

しかし、その実態は、テントを撤収する2時近くになったら、持って帰るのは嫌なので販売に移るとのこと。

庄内柿の枝や、ナツメの枝が飾られている。

産直が並ぶ。新鮮で安いのだと思う。

体育館に入る。サブアリーナでは、煎餅で出来た文字が並んでいる。大きすぎて読めない。

入り口では、300円のお買い物で抽選券(?)が1枚貰えるのを2枚集めると「お米の重さを当てるゲーム」に挑戦できる。私は貰った抽選券で(1回分)ゲームの列に並んだ。先の人のを見ていると、お米の入ったボールから器で掬って量りにかけている。お米1合の重さは150g。その150gになるように米の量を調整するのが5秒間。たいだいこんな量かもと掬い、計って貰うと148g。「おめでとうございます。ニアピン賞で~す!」と鐘を鳴らされ、こっぱずかしかった。参加賞の雪若丸2合とニアピン賞のカードを渡されて次のコーナーに進む。そこでは紙コップに入ったクジから、10種類内の1つが当たる。「えいや!」と引くと数値は10で、人参5本をゲットした。ドウナンダロウ。

ひとときの晴れ間を除いては、降ったり止んだり、風が吹いたりと悪天候は続く。

我々の最後のイベントの「100人に渡りました・ブルーベリー苗木プレゼント」は、1時からだった。

ブルーベリーは単独では実が成らない。同じ系統の違う種類を並べて育てなければならないのだが。

本日のブルーベリーの種類は、皆目分からない。整理券を配って、あっと言う間に完了した。1時5分に来たら終わっていたと言うほど素早かった。

こうして、またまた雨の中祭りは続けられるが、もうグランド側はさっさと片付けに取りかかった。ああ、節々が痛い。

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産業祭・極楽編

2018-10-28 00:22:28 | 酒田

次は極楽編。国体体育館では産業祭りが行われている。

人も子供も多い。しかも暖かい。

瓦を切る人。

 

 

 

板金で折られた鶴。

左官業に挑む兄妹。

箱作に挑戦。

 

 

 

 

 

 

舞台では、手作りロボットで競技をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代の金魚すくい。

 

 

 

 

 

 

 

 

酒田光陵高校のブース

 

 

 

 

てづくりロボットでのサッカー。ボールに当てずにゴールに突進していく。

 

 

今どきの射的。

 

 

 

 

 

 

 

市長と対決

外は風雨で荒れ狂っていた。

 

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農林水産祭・天国と地獄編

2018-10-28 00:11:41 | 酒田

まずは地獄編から。

祭りの当日、風雨に襲われた。

雨が酷くなってくると、テントの前は水浸しになり、水溜まりを超えてまで客は入ってこない。

穴を掘って水の流れを作ったり。

箒とちりとりとバケツを使って水をくみ上げる。

サッカーグランドは雨で霞んでいる。

客は来ない。

クイズの賞品のポップコーンを作って待っているのに、客は来ない。

隣の小さなタッチプール水族館では、子供達がいるのだが。

ちょいとさぼって出かけてみた。

飛島のサザエはすでに売り切れ。塩辛も1本しか残っていなかった。

降ったり止んだり、風が吹いたり。

 

 

 

 

 

 

↑のテントの裏側。

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日本の歴史

2018-10-27 12:42:45 | 社会

いつもの通り、ネットに入って右旋回(笑)していると、幾つかのブログに入れない。何故だろうと同じ人のTwitterを見ると、ブロックされて閲覧できなくなっているのだと言う。世に言うBAN祭りに遭ったようだ。BAN祭りとは、書き込みしている内容に反対する某組織が、ブログを提供している大元の会社に大量の削除要請メールを送って潰す現象である。立派な言論弾圧である。左派系のブログでは見たことがない。どうしてそんな事が出来るのかと言うと、お隣の国の人がよくやる手口で、人気も無いのにランキング1位にする為に動員をかけるやり方をそのままやっているのだろう。それで潰されたブログは多々ある。

面白い事に、ある朝虎ノ門ニュースを聴こう(音だけ聴いてる)とYOUTUBEに入っても、その日の放送が見つからない。ならばとニコニコ動画に繋いで見たのだが、虎ノ門ニュースを有害だと多くの人がYOUTUBEに削除を求めたのだと言う。その内容が笑える。虎ノ門ニュースは毎日生放送で行っている。それなのに、2週後の日付の放送が問題だと難癖を付けたのである。放送されていない物を有害だとするのは何故だろうと出演者を見ると、関西生コン組合のビックリ情報を話した人だった。なるほど、彼らはこの生コンの話をされると困るのだろうと、誰でもが勘ぐる訳である。

さて、最近の話題でマスコミでは流れないニュースの中に、この百田尚樹著の「日本国紀」がある。ただ、本はまだ出来ていない。百田氏は原稿を書き上げたのだが、校正を何度も繰り返している。この発売もされていない本が、Amazonで1位を12日間獲得している。予約の数が半端ないので、初版10万部に5万×3回増刷し、発売に当たるそうだ。書いた本人も面白いと自画自賛している。内容の半分が江戸時代まで残りの半分が現在までと、我々が学校で習った歴史とは大幅に違う。自虐的教育を受けてきた我々に、どんな歴史を展開してくれるのか楽しみである。私の知っている事ばかりだったら、泣いちゃうからね。
ちなみに私はAmazonではなく、地元の書店で予約した。

 

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脅迫メール

2018-10-26 19:32:45 | 防災

私のパスワードを乗っ取ったとするメールが届いた。身代金を払わねば、トロイの木馬をかけるそうだ。

 

---------------------------------------------------------

ここにリンク先fkっpかvpqw;
 
こんにちは!

私は数ヶ月前にあなたの電子メールとデバイスをクラックしたハッカーです。
あなたが訪問したサイトの1つにパスワードを入力君た。それを傍受しました。

もちろん、それを変更したり、すでに変更したりすることができます。
しかし、それは問題ではありません、私のマルウェアは毎回それを更新しました。

私に連絡したり、私を見つけようとしないでください。それは不可能です。 私はあなたのアカウントからメールをあなたに送ったので、

あなたの電子メールを介して、私はあなたのオペレーションシステムに悪質なコードをアップロードしました。
私は友人、同僚、親戚とのあなたの連絡先のすべてを保存し、インターネットリソースへの訪問の完全な履歴を保存しました。
また、あなたのデバイスにトロイの木馬をインストールしました。

あなたは私の唯一の犠牲者ではない、私は通常、デバイスをブロックし、身代金を求める。
しかし、私は頻繁に訪れる親密なコンテンツのサイトにショックを受けました。

私はあなたの幻想にショックを受けている! 私はこれのようなものを見たことがない!

だから、あなたがサイトで楽しむとき(あなたは私が何を意味するか知っています!)
あなたのカメラのプログラムを使用してスクリーンショットを作成しました。
その後、私はそれらを現在閲覧されているサイトのコンテンツに結合しました。

これらの写真を連絡先に送信すると素晴らしいことがあります。
しかし、あなたがそれを望んでいないと確信しています。

したがって、私は沈黙のためにあなたからの支払いを期待しています。
私は$795が良い価格だと思います!

Bitcoin経由で支払う。
私のBTCウォレット: 1PfbxCJkGNTZC7yFtHHhtPnZyiwQEUqAmu

あなたがこれを行う方法を知らない場合 - Googleに「BTCウォレットに送金する方法」を入力します。 難しくない。
指定された金額を受け取ると、妥協しているすべての材料は自動的に破壊されます。私のウイルスはあなた自身のオペレーティングシステムからも削除されます。

私のトロイの木馬は自動アラートを持っています。私はこのメールを読んだ後でメッセージを受け取ります。

私はあなたに支払いのための2日間を与える(正確に48時間)。
これが起こらない場合 - すべてのあなたの連絡先はあなたの暗い秘密の生活からクレイジーショットを取得します!
あなたが妨害しないように、あなたのデバイスはブロックされます(また、48時間後)

ばかなことしないで!
警察や友人はあなたを確実に助けません...

p.s. 私はあなたに将来のアドバイスを与えることができます。 安全でないサイトにはパスワードを入力しないでください。

私はあなたの慎重さを願っています。
お別れ。
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防災

2018-10-26 10:18:34 | 防災

日本の免震構造が揺れている。まぁ免震は揺れを止めるのではなく、揺れを利用して地震の増幅を押さえることで、揺れるのは当然なのだが。w
免震は昔からある考え方で、五重塔の構造はそれに近い。

酒田市でこの免震構造を使用しているのは酒田市庁舎である。最近の免震では様々な工法があるか、好き勝手に出来る訳ではない。安全数値を決めるのは国交省で認定を取得し工事をする。2015年、東洋ゴム工業の免震ゴム性能偽装問題が発覚し、免震工事をしていた市庁舎は安全かと心配した時には、東洋ゴムは使用されておらず安心して欲しいとの情報だった。今回は、油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざんで、酒田市役所の名前が載った。まぁ、有名な所では熊本城やスカイツリー、国土交通省本省が入る霞ヶ関合同庁舎3号館も載っていて、笑って良いのか迷うところである。

しかも偽装の内容には3種類あって、不適合・お客様基準外・不明に分かれている。酒田市庁舎は不明の分類で内容はますます不明であるが、意外に安全値のプラスマイナスの中ではないかとも考えられる。結果発表を待とう。


話は変わって、オカルト好きでもある私は、SNSで地震の体感現象を話し合うグループで覗き見をしている。私には残念ながら体感も予感もない。このグループには所属していないが、東日本大震災を数日前に当てた女性のコメントを見て、世の中には判る人がいるんだなと興味を持っていた。
このグループ内での話に、ばけたんが光ると言うキーワードが多々出現する。ばけたんて何だろうと、遅ればせながら昨日になってググってみた。そうだったのか。もう発売されていないのか。お化け探査機の略してばけたんは、電磁波を察知するのだろうかお化けがいると光るらしい。お化け以外に地震の前にも光るらしい。ちょっと欲しい気もするけど、特にばけたん2は恐ろしいので止めておこうと思う。

 

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野口健氏講演会

2018-10-22 12:31:47 | 社会

(写真は野口氏のTwitterから)

国際ロータリー地区大会が酒田会場で行われ、その記念でアルピニストの野口健氏の講演会が開催された。
野口氏は有名なアルピニストであるし、最近は熊本地震の際のテント村や西日本の豪雨災害の総社市での活躍、北海道地震の支援物資輸送でも活動されている。その辺りまで広げて講演して貰えたら、酒田市の面々も災害についてもう少し違う考えが出来るのではと思ったが、時間は足りなかった。

野口氏は活動していることがメディアを通して報道されることが多い。人が出来ないことを率先して活動しているので、そのノウハウなどを(悪く言えば)上から目線で話されると思っていた。ご自身の父上が外務省の大使を長く務められ、学業にも優秀だったことから、勉強せずとも成績の良い人間と落ちこぼれる自分とのギャップに苦しんでいた。グレ始めた高校生の時に暴力事件を起こして1ヶ月の停学処分を受ける。その時、父に「とにかく歩け」と言われ、歩いている内に本屋で植村直己著書に出会う。それを読んだ機に登山家に傾倒していくのだが。

登山家と言えば、女性ながら7大陸最高峰登頂を果たした田部井淳子氏の講演を20年ほど前に聴いたことがあった。その時も、エベレストは世界一標高の高いゴミの山だと仰っていた。使用済みの酸素ボンベがゴロゴロと転がっている、しかもそのボンベには日本の登山隊や大学の名前が付いているそうで、これは恥ずかしいと清掃登山を行う切っ掛けになった由を聴いた。野口氏の講演の前に流されたVTRでも、清掃登山の様子や遭難遺体までも回収せねばゴミになることが、現実として示されていた。エベレストは無論のこと、日本の富士山が海外の著名な登山家から、ゴミの山と評される現実を知る。自分が富士山に登る時はいつも冬山で、ゴミ山の実感がない。しかし、山頂の山小屋からトイレから流れる白い川や、青木ヶ原樹林の不法投棄(医療ゴミや危険物)を清掃しようとした時、様々な問題に襲われる。清掃する仲間の数が少なかったこと、清掃その物に批判する者、集めたゴミの廃棄料金の高さは自らの講演料を集めても足りない。清掃した場所が翌週には元の木阿弥に変わること。自治体の非協力。環境省に申し出ても動いては貰えない。などをユーモアを交えて淡々と語られた。現在では、協力者の数が格段に増えたこと、富士山の登山者が自らゴミを持ち帰ることで、ゴミの量が減ったことが上げられた。

エベレスト登頂では、2度の失敗の後に3度目で成功する。服の袖に日の丸を縫い付けるだけで右翼と言われた時代。登頂成功の下山途中に、相方がゴーグルやマスクを外し絶壁に向かって飛び込んで行ったこと。腕の中で死んでいく仲間を見送ったなど、生と死が交差する山の中で、何としても生き延びたいと考えたこと。野口氏の祖父が職業軍人で、インパール作戦に従事し無謀な作戦で沢山の仲間を失い自らは捕虜になって日本に帰ったことを悔やんでいる、それを健氏だけに話した。山の上の遺体を回収すると同時に、遺骨収集にシフトしたのも、それらの要因があったようだ。戦争中の遺骨の多くは洞窟の中に置かれているが、洞窟を出て海の見える所で日本に向かって倒れている遺骨は、どんなにか日本に帰りたかったのかを想像させた。

学校での講演で登山や清掃活動の話には頷く人でも、特に校長先生が遺骨収集の話になると拒否反応を示す。戦争を美化するのかと言う意見なのだが、普通に物を考えても話が通じない人達がいる。それを野口氏は声高に反論するのではなく、色々な意見があり、相手の立場でも考え、考慮を反芻する生き方をしているようだ。それは凄いなと思った。最後には泣けた。

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ハロウィン祭

2018-10-22 11:15:39 | 酒田

市民会館に行くとて、歩いて中町に差し掛かると、清水屋前が賑やかだった。

例年開催されていたどんしゃん祭りを、ハロウィンに変えたようで、集まっている人達は家族連れなど年齢構成が格段に低くなった。

寄り道しようかと、心がグラグラと揺れる。ハロウィンケーキも美味しそうだ。

かぶり物や変装もよく似合う。骸骨も歩いているし、楽しそうだった。

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充電させてもらえませんか・庄内編

2018-10-21 11:32:26 | 映画・TV

9月に関東では2週に渡って放映された「出川哲朗の充電させて貰えませんか」の山形から秋田縦断編は、ようやく10月の20日になって山形で放映された。2週分を1回に編集し直した物だった。フライングしていた私には、時間の都合上カットされた部分が判ったし、付け加えられた箇所も判った。一気に放映されたのはむしろ良かったと思っている。

2ヶ月以上の時差があり、しかも真夏の花火大会の前夜での収録だった為に、遠い夏の思い出にしかなくなった。この花火大会の翌日に豪雨災害に見舞われ、庄内は一変する。出川さん達も良い時期に来てくれたと思う。大雨の中のバイクでの収録は命がけになり、ヤバイヨ、ヤバイヨでは済まなくなる。

さて、酒田の夜に甚句流しに参加された一行だったが、楽しそうな様子に加えて、随分と甚句流し自体も変わったことをTVの画面を通して見ることが出来た。甚句流しパレードが酒田で行われるようになった頃には、ブラジルサンバチームを呼んだりもしたが、酒田甚句の単調な温和しい踊りは、このままではどうなるのだろうと思ってもいた。今では踊り手が掛け声を掛けたり踊り自体が創作されたりで、参加しても楽しい甚句流しになったようだ。

 

酒田湊の繁栄を載せた酒田甚句だが、明治の頃の流行歌「金来節」が大元だと徒然なか話のFUSAさんから聞いていた。FUSAさんの住んでおられる熊本県の民謡の「おてもやん」も同じ金来節から生まれたものだ。なるほど、そのままである。

 

2015 日田民謡邦楽の秋宴 ② きんらい節 裏の背戸や

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産業祭りと農林水産祭り

2018-10-19 10:19:33 | 酒田

今年は、会場を市営体育館から国体体育館に移して2日間に渡って開催される。昨日動員の要請が来た。来ないものだと思っていた。甘かった。

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リンゴ

2018-10-19 10:12:46 | 食べ物

大きなリンゴは一人で食べきれないから、半分コにして残りは後で食べる・・・のは、あまり美味しくない。ラップを掛けておいても、何となく味が逃げる感じがする。
それが小さなリンゴなら、一人で丸々一個を食べられると喜んで買った。それが、とんでもないリンゴだった。まるでブラックホールを通り抜けてきたみたいに、何もかもが圧縮されていて、重さがずしんと感じる。実がぎっしりと詰まっている。味も濃い。
噛むのもサクサクとは行かずに、ガシガシと囓るように食べなければならない。やっぱり半分コにして2度に分けて食べた。面白いリンゴだなぁ。

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マタタビと猫

2018-10-18 12:31:54 | 動物・自然

マタタビの蔓が欲しかった訳。キャッツラはマタタビの実には興味を示さなかったらしい。

丁度良いシャッターチャンスは逃した。

噛んだり、頬に蔓を擦り付けたり、ひっくり返ったり。

 ちなみに、信じられないだろうが、コンクリートの上の染みは、キャツラのヨダレの跡である。

他の猫がハイになり、喧嘩したりし、走り回ってもいる。それを眺める猫。

こんな時、人間が蔓に手を伸ばしてはならない。

さて、ここで問題です。何匹の猫が登場したでしょうか。

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長谷堂

2018-10-17 13:18:26 | 建築・都市・港

NHKの大河ドラマ直江兼続の放映の頃から、どうやら山形市の長谷堂の辺りで合戦があり、県民の森の展望から山形市内を望む右手の綺麗な円錐形の山が長谷堂の戦いの舞台だと聞いた。山形の内陸特有の霧がその合戦を大きく左右させたとの不思議な話にも興味があった。いつかは行ってみたいと思いながら、いつかはいつまでも辿り着けない。

いつもの建築士会の会議よりも少し時間が早めに終わったので、一足飛びに向かってみた。こんな日に限って携帯を忘れてくる。カーナビだけが頼りである。

カーナビに従って走って行くと、目的地に着きましたの案内にも関わらず、長谷堂と言うべき御堂がない。小さな御堂にカメラを向けていたら、住民と思われる女性が歩いてきた。「長谷堂はどちらですか?」と問うと、「この辺り一体が長谷堂です。」と言われ、思わずブッと笑いが出た。「もうちょっと進むと、公園があって駐車場に車を止めて歩くと良いですよ。」とも教えて頂いた。

その駐車場は先ほど寄った所だ。それなのに、カーナビはもっと先だと告げるので走ったまでのこと。ならばと戻り、歩いて巡ることにした。

戦国時代は、皆目わからない。上杉・直江 VS 最上・伊達の戦いらしい。

 

小さな屋根の着いた案内板の左下に、パンフレットが入った箱が設置されていた。雨で汚れないようにとの配慮もされている。一枚だけ抜き取って、そこに書いてあった地図に従って歩くことにした。

公園近くの八幡崎口から歩いてみる。

まさか、長谷堂に登るとは家を出てくる時には思ってもいず、簡単な会議だからとかかとの高い靴を履いてきたのが間違いだった。

八幡神社

秋の午後、夕暮れにも近い時間に、女一人で登る所では無い。道は一部整備されている所もあれば、登山道のような道もあり、登る時には大丈夫でも下りはどうなるのだろうと思う程の山道だった。

標高はだんだん高くなる。

立て札は要所要所にあって、親切な所だと思う。

廻りを田畑に囲まれた山城なのだと気がついた。パンフレットや地図をもっと良く読むべきなのだが、PCや機械を触るにもマニュアルを先に読まないタイプなので、「おすすめ周遊60分コース」に気がつく筈が無い。

道はまだまだ上り坂である。

風が無いので、落ち葉が落ちる音でも、どきっとする。

合戦城跡を歩くには、絶好の時間である。何者にも出会わないようにと願うばかりである。

どこを歩くと、どこに着くのか。近道なのかも判らない。結構な高さを稼いだと思われる頃。

鳥居が立ちはだかっていた。

どうやら山頂に着いたようだ。

 掻い摘まんで言うと、長谷堂城は最上義光の将の志村伊豆守光安が上杉軍の直江兼続から城を守った。その光安は後に庄内酒田の亀ヶ崎城主になったと書いてある。世間は狭い物である。

山形市街が見える。

大欅と長谷堂城跡の石碑

山形市とは反対の方の山並み。

そちら側から降りることにした。道はコンクリートで出来ており、滑り止めのカッター跡もあったが、結構勾配がきつくて、私の靴では心許ない。極力落ち葉を踏んで滑ることのないように、そろそろと降りることにした。前方には赤い鳥居が見える。

ここは春日神社らしい。

鳥居の正面にも春日神社の名がある。

鳥居を抜けると、奥に社が見えた。仏像に墓石。こちらは神社では泣く長谷堂観音。

鐘楼もあり、建物は3軒あった。

扉や壁を問わずに、御札が貼ってある。勿論私は怖い。お辞儀をして引き返す。

そこからの下り坂には、両側に紫陽花の咲いた跡があった。鎌倉の長谷寺も紫陽花が綺麗だった筈。時期が良ければ綺麗な花に出逢えるかもと思う。紫陽花の辺りは石段で、綺麗に掃き清められていた。地域や檀家の人達が毎日のように掃いてくれるのだろう。

次からは土の階段に変わる。落ち葉が表面を塞いでいた。

幾分下った辺りで、長谷山の鳥居があった。鳥居の前の両側の石は、カッパドキアの風景を思い出す。

長谷堂の家並みが近くなってきた。

山道の秋色。

家の庭の秋色。

白いシュウメイギクは好きだ。

家の中のリンゴ。成りすぎかと思う程の数。

比較的新しいと思われる土蔵。この辺りで一人の高齢の男性とすれ違う。登る前に出会った小学生は大きな声で「こんにちは!」と挨拶してくれたので、私もこの老人に「こんにちは!」と声を掛けた。すると、彼は自分の家が見つからない徘徊の途中だったらしい。「困った、困った。」と言いながら歩いて行った。私と私の足がもっと丈夫なら、一緒に家を探すか近くの人に頼むのにと思ったのだが、なかなか人の気配もしない。きっとそのうちに助けてくれる人に出会うだろうことを祈りながら駐車場に向かった。

山の中腹に阿弥陀堂と思われる御堂が見えた。

 

おすすめ周遊コース60分と書いてある地図。

ここで2200人の戦死者が出たのかと信じられない程の山城跡だった。よほど壮絶な戦いだったのだろう。

 

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