デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

マイコンで何するのぉー?      - 電子工作実習報告 -

2013年05月08日 12時25分04秒 | 工作実習
2013/5/8 (水曜日) 晴れ


5月に入ってもう一週間以上が経つ。
工作実習も最近は電子工作に興味が移って机に向っての実習が多い。
この実習では動きのある題材が少なくて、あまりブログの更新ネタにはならない。
が、一週間もブログ更新をサボっているとアクセス件数が少なくなって
ランク落ちするのも時間の問題になってしまった。
そこでこの一週間、暇に任せて行っていた電子工作の様子をアップして更新しておこう。

今、電子工作のテーマに「マイコン組立て」なんていうものがあるけど、ウン十年前にも
「マイコン工作」というのがあったっけ・・・・・
当時は「マイコン」(今で言うパソコン)もあったけど高価でなかなか手が出せないもの
だったような気がする。
(もうはるか彼方のことではっきりとは思い出せない。 実習生が初めて買ったマイコンは
シャープのMZ-700でデータレコーダやプリンターが一体になっていたヤツだった。
ディスプレイ何て付いていない。  キーボードから入力したデーターはプリンターに印字して
確認するのだ。 そしてこのプリンターはなんと文字をX-Yレコーダー式に書くもので
赤・青・緑・黒の4色のインクペンを使うものだった。
用紙は7、8cm幅のロール紙(スーパーのレジの支払い明細みたい。
これでBASICを動かしてプログラム(みたいなもの)を作って遊んでいたものだった。
多分これでもかなりの値段だったと思う。 現在のことを思うと夢のような話だ。)

あれっ、何の話だったっけ!?

あぁーそうだ。 今の「マイコン」と昔の「マイコン」の話だったっけ・・・・・

今のマイコンは「マイクロ・コントローラー」のことだそうだが、昔のマイコンは
「マイクロ・コンピュータ」のことだったんだよ。
そして「マイコン」は自分の所有するコンピュータの語呂合わせでこれを組み立てることが
ひとしきり流行したものだった。
かく言う実習生もマイコンを組立てて遊んだ一人だった。
でも、できたものはこんなもの。
ハードだけでOSもモニターもない。
プログラムの入力はスイッチをパチ、パチ・・と操作してアドレスを指定して、データを
パチ、パチ・・・と設定して、書き込みスイッチをパチり、と押して1バイトを書き込む・・
そして次にアドレスを一歩進めてまたデーターをパチ、パチ・・・で書き込みスイッチをパチリ・・
A + B → C の計算をさせるのに何十分もかかって、それを何分もかかって結果を確認して

「おーっ、計算してくれたよぉ!」何て喜んでいたんだよ。



↓ 30年以上前に作ったマイコン。 CPUはMC6800。 MEMはS・RAMの2114x2(1KB)。
   ROM無しなのでモニターも無い。  全くのハードウェアーだけ。   



↓ 電気を通してみた。 スイッチは接触不良でうまく動かないものもある。 
   何度もパチ、パチ・・・を繰り返して接触不良を直してみた。 
   なんとか正常にデータが入力できるようになった。



↓ さすがに、スイッチをパチ、パチ・・・でデータを入力するのには耐えられず、
   キーボード(HEXキー)からデータを入力できるようにした。



↓ アキバのジャンク屋で見つけた電卓用のキーを16進用に改造(そんな大げさではない)した。
   接点はガラス封じ(マグネットでオン・オフさせている)なので清掃できない。



↓ 制御は純然たるハードウェアー。 ソフトウェアーは使えないので全てハードで制御だ。  




↓ 作ったときはROMも載せてモニターぐらいは搭載しようと思っていたが、
   ROMライター工作で躓いてそのままになってしまった。




↓ プログラムをMEMへ書き込むのは全てハード制御だから配線は大変だった。
   これでよくMEMにデータが書き込めたものだよ。





このマイコンにレジスター用のプリンタ(数字と+、-とかちょっとした記号)を繋いで
しばらくは遊んでいた。
このプリンターはインクリボンを上下させて赤い印字と黒い印字が使えたのでこれを使って
16進表示をさせていた。(黒字0~9は16進の0~9 赤字の0~5は16進のA~F)

そうこうしているうちにNECのTK-85が手に入った。
(勤めていた職場で「仕事で必要だから」と言って(真っ赤なウソ)買ってもらった。 嬉しかった!)



↓ NEC製 ワンボードマイコン TK-85。 モニターも乗っていていろいろ使えた。




久しぶりに火をいれたマイコンのTK-85。
何十年ぶりに動かすのだからちょっと緊張したが問題なく動作してくれた。
ところがやっぱりいろいろ不具合がでてきた。
先ずスイッチの接触不良。


↓ キートップを外して押軸との隙間からCRC・5-56を吹き込んで何度も動かして接触を良くした。



↓ キーの接触不良は回復した。 マニュアル記載のサンプルプログラムを入力して動作させてみた。



↓ このサンプルプログラムは「矢印(“ー”」が右から左に流れて表示されるものだ。 正常に動作してくれた。




↓ MEMに書き込んだプログラムはカセットMTに保存(SAVE)できるようになっている。
   ところがカセットMTはもう持っていない・・・





マイコンにプログラムを入力して動作させて使ったとしても電源を落とすと
そのプログラムは消滅してしまう。
何かさせようとするたびにプログラムを書き込むのはとても出来るものではない。
TK-85はカセットMTにプログラムを保存できるようになっている。
次に使うときはカセットMTから読み込めばいいのだ。
ところがカセットMTはもう持っていない。 買ってこようか・・・・・

あっ、ICレコーダーがあった!
野鳥撮影のときに野鳥を近くに呼び寄せるために鳴き声を出すために買ったものだ。
その後全然使っていなかったが、今また役に立ちそうだ。

ICレコーダーの操作方法も忘れてしまった。
説明書を探して、ちょっと勉強し直しだ。
そしてマイコンのプログラムを録音して保存した。

さぁ、この保存したプログラムをマイコンに読み込ませて動作してくれれば完了だ。
胸を弾ませて操作をしたが、何度やってもマニュアルに書いてあるようにはならない。
当然マイコンは動作してくれない。
ありゃ、何でだろう・・・・・・・
ICレコーダーだからダメなのかな?
よーし、何とか原因を探ってみよう。

(この後で、思わぬ問題が発見されました。 今この対応を検討中ですが
 うまく行くかどうかはわかりません。 どうぞ、この結果をご期待くださいませ。)











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6 コメント

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うーん (JJJ)
2013-05-08 20:17:19
凄いものをお作りになったんですね。
30年くらい前の作品だと思いますが。。。
まだ動くんですね!!!
返信する
すごい。 (弁慶)
2013-05-08 21:27:51
 しばらくでした。
 30年前もすごいものを作っていたんですね。
 これはコンピュータですか?
 良く保存してありましたね。だって捨てられないもん。
 これは科学博物館に寄付するべきですよ。
 
返信する
電気は通じましたが・・・ (実習生)
2013-05-09 20:08:58
JANJANJANさん、こんばんは。
昔、こんなものを作って遊んでました。
恐る恐る電源を繋ぎましたが、なんとか無事に通電できました。
でも、これを動作させるのは並大抵のことではありません。
だからただの飾り・・・・若かった頃の思い出の一つです。
むかしからこういう役にたたないものを作るのが好きでした(笑い)

返信する
お宝 (JJJ)
2013-05-09 20:15:51
しばらく前に某国産メーカーのマイコンが鑑定団に出てました。TK-85も完動品ならばかなり!??のお値段が。

今日は天気も風も良い具合だったので彩湖へ出かけ6号艇を走らせてきました。後で動画アップしますので30分後にご覧ください。バッチリです。
返信する
昔、流行りましたね。 (実習生)
2013-05-09 20:16:47
弁慶さん、こんばんは。
マイコンって、昔流行りましたよね。
これはまぁー、コンピュータなんですが、「コンピュータ、ソフトが無ければタダの箱」で
押入れの邪魔者です。  
何の役にも立たないのですから捨ててしまえばいいのに捨てられません。
私の棺おけの中に一緒に入れて欲しいけど、これはダメですね(笑い)

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感動品ではありませんでした・・・ (実習生)
2013-05-09 20:24:07
JANJANJANさん、そうですか・・・・・
残念ながら私のTK-85は完動品ではなさそうです。
テープレコーダーを相手にしたプログラムのSAVE、LOADが
うまくいきません。  あれこれ試していますがお手上げ状態です。

6号艇、バッチリ走行良かったですね。 動画を見るのが楽しみです。
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