デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

ピストンバルブ工作の難関を越えた   - V型スチームエンジン工作 -

2013年09月11日 20時20分34秒 | 工作実習
2013/09/11 (水曜日) 曇り


ピストンバルブ工作の難関、スリーブにベースパイプをロウ付けする工作が
何とか無事に完了した。
ピストンバルブは縦型エンジン1号以来、このスタイルのものを作ってきたが、
何度も失敗を繰り返し、いろいろ工夫を重ねてこの構造に至っている。



↓ ピストンバルブのスリーブも3本のパイプを重ねる、バウムクーヘン方式だ。



↓ バルブのピストンのストロークは10mmだ。 蒸気供給口や排気口の位置を正確にマークして穴を開ける。





↓ スリーブが歪まないように細い穴から段々に大きな穴を開けていく。 最終的には4mmの穴にする。




↓ 穴の開いたスリーブ(最外側)に蒸気パイプや排気パイプを接続するためのベースパイプをロウ付けする。




↓ マークした中心線に合わせてベースパイプを取り付けていく。 (針金で縛って固定)






↓ これをガスバーナーで炙ってロウ付けする。




最近はロウ付け作業にも慣れてきて小さなものならほとんど失敗をしなくなった。
強力なバーナーに炙られて真っ赤になった材料にきらきらと輝くロウが流れて
とても面白い。


バルブスリーブのロウ付けの様子を動画でごらんください。







↓ ロウ付けが終わったスリーブ。 これからちょっとお化粧をする。



↓ パイプの長さを揃えたり、きれいに磨いたりした外側のスリーブに内側のスリーブを嵌めた。



↓ 3層に嵌めたスリーブを半田付けで気密にすると同時に穴を開けてずれないようにする。



↓ ベースパイプの中心に4mmの穴を開ける。 内側にバリが出ないようにゆっくり開ける。



↓ 出来上がったピストンバルブのスリーブ。




↓ ピストンとスリーブの擦り合わせ。 これがまた大変な作業だ。



↓ 串団子みたいに3つもピストンがくっついている軸の擦り合せはなかなかうまくいかない。
   硬くかみ合って外れなくなってしまったり・・・・ 手は真っ黒になってしまう。



擦り合せはあせって作業してはダメだ。
ゆっくり、じっくり、時間をかけて押したり引いたり、回したりだ。
そんなわけで今日の工作は擦り合わせの途中で終了だ。
明日もまた擦り合わせをしなくっちゃね。

コメント (9)
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