2013/09/10 (火曜日) 晴れ
初めて作るV型スチームエンジン。
シリンダー(ピストン)やバルブは縦型3号エンジンから外して使用する予定だったが
いざ取り外してみるとバルブは縦型3号独特の配管が取り付けられていて、その配管を
取り外さなくては使用できない。
これはとても苦労して取り付けた配管だ。 もう二度と出来ないかもしれない。
もし、縦型3号エンジンを復元しようとしたときに困ってしまうことだろう。
そこでこのバルブはそのまま残しておいて、V型用に新しく作ることにした。
↓ ピストンバルブのスリーブやピストンは太さの異なるパイプを何本も重ねる「バウムクーヘン方式」で作る。
材料が揃っているか確認した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/22/b35799b86ffc07c5292d830ed875e6d0.jpg?random=3615fc78e8eb0ac8d4dcaa6b858cf549)
↓ 先ずバルブのピストンを作る。 ピストンの厚みは5mm。 これは正確にしなくてはならない。
パイプの高さを測るためにトースカンの設定をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d8/9a71ad4a367266f91f2de49017ca1d0b.jpg?random=baeb5af9b200a33524745c67ded69316)
↓ 糸鋸で切り取ったパイプに高さ5mmのマークを付ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ab/583c1b3c83a5651b1a17e70babab4ae1.jpg?random=f4ab115cc27d030e81bc106e0134fbdd)
↓ エンドミルみたいなアタッチメントをボール盤に咥えて規定の厚さに削る。
こんな方法は初めてやったが結局失敗した。 やっぱりヤスリで削って仕上げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/8d/704c3e68b2aaa618bf62ac8b5e639c26.jpg?random=550c810c8bb234f1689524dfa7901b27)
↓ 高さ(厚さ)を揃えたピストン用バウムクーヘン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/46/14b0ad67586a11b44c6dc3172320cb8b.jpg?random=73f6c2e524352187c8960e4b543d148a)
↓ 5φ、6φ、7φのパイプを嵌めて一つのピストンにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ca/c565c476cfe0d819ef936a0fa05ccbb9.jpg?random=04f4fbf174424b1e02cce67d45ed875e)
↓ これでピストンバルブ2台分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/b9/fe98caef928e632eefb1d502eb02a1fc.jpg?random=0c89244ec8e448d57a2f2f773c379b8b)
↓ バウムクーヘンの隙間をハンダ付けして気密にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d1/5ab98a5e0aa3066285d3a7bcd249cfb1.jpg?random=bccff174561169d323ec543bbd263909)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/95/3e0287e0fef771089e080645b9de8e8d.jpg?random=7c72b60fac6b9fe7edc5c0d4dc36cab0)
↓ できがったバームクーヘンを固定パイプ(4φ(内径3φ))にハンダ付けで固定する。
この間隔も正確でなくてはならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/14/fd6cec42f37845d2b9f82fe2dbf7de27.jpg?random=2b33cc18f6c00ac2283544de280d1853)
↓ 固定パイプにハンダ付けしたピストン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/4f/84de3fd4c2425b8ee38678956c546fe7.jpg?random=ea587ff7a240d8655c43b564e54ec7de)
↓ 両端を整形して駆動棒(3φステンレス丸棒)を通してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f8/30cede7df61e6e59308a3d73d0915966.jpg?random=105a0cdd22deda0e5f8becfb2823750e)
↓ ピストン固定パイプに駆動棒を通してナットで固定する。 そのためのネジを駆動棒に切るのだが
このネジは長いほうは20mmにもなる。 そして真っ直ぐに切らないとパイプが通せなくなるので
ネジ切りはなかなか難しい。
ネジきりは最初の食い込ませが肝要だ。 ダイスに直角に食い込ませなくてはならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e4/3c08b9f5449c81b69deda22c670bdca4.jpg?random=353d8a8be054a79834474afb8a3d0429)
↓ ダイスをバイスに平らに固定して駆動棒を咥えたチャックを手で回して喰いこませる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/18/d54dc6f605fc5c37be1751aa503a09ce.jpg?random=0351b5a1839a84580c41b84390f9ef20)
↓ ダイスに十分喰いこませたらバイスを緩めてチャックから取り外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e4/242e0bf6537f0be055f1eab058e1da62.jpg?random=fe987f073f7cacc9ce59eba5efb9f361)
↓ 取り外したダイス(丸棒は喰い込んだままで)をダイス回しに取り付ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ec/5d73bf7cd646cc122ba410e66a4ca5d1.jpg?random=623fa4970d0ce15f7c34ef27b9518c94)
↓ 丸棒を万力で押さえてネジを切る。 これで手で喰い込ませるよりも真っ直ぐなネジが切れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cc/07f3a5e8cf7afc953d5e6139d27f6e29.jpg?random=2305a0dbba468d00250567dde6eda211)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/65/7f7a933490afd5dd1a94486953b7e6c0.jpg?random=83528d1d6e6e118e9048135590eef1e7)
↓ 真っ直ぐに切れた長さ約20mmのネジ(3φ)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c1/5e1b5454f693501c50fcfc5bc5b8f7d3.jpg?random=7b4b8400673d30b9a06b6a1b0d875727)
何とかピストンバルブのピストン部が出来上がった。
残るはスリーブの工作だ。
このスリーブ工作もなかなか大変だ。
今日はもう疲れたからこれでおしまいにしよう。
初めて作るV型スチームエンジン。
シリンダー(ピストン)やバルブは縦型3号エンジンから外して使用する予定だったが
いざ取り外してみるとバルブは縦型3号独特の配管が取り付けられていて、その配管を
取り外さなくては使用できない。
これはとても苦労して取り付けた配管だ。 もう二度と出来ないかもしれない。
もし、縦型3号エンジンを復元しようとしたときに困ってしまうことだろう。
そこでこのバルブはそのまま残しておいて、V型用に新しく作ることにした。
↓ ピストンバルブのスリーブやピストンは太さの異なるパイプを何本も重ねる「バウムクーヘン方式」で作る。
材料が揃っているか確認した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/22/b35799b86ffc07c5292d830ed875e6d0.jpg?random=3615fc78e8eb0ac8d4dcaa6b858cf549)
↓ 先ずバルブのピストンを作る。 ピストンの厚みは5mm。 これは正確にしなくてはならない。
パイプの高さを測るためにトースカンの設定をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d8/9a71ad4a367266f91f2de49017ca1d0b.jpg?random=baeb5af9b200a33524745c67ded69316)
↓ 糸鋸で切り取ったパイプに高さ5mmのマークを付ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ab/583c1b3c83a5651b1a17e70babab4ae1.jpg?random=f4ab115cc27d030e81bc106e0134fbdd)
↓ エンドミルみたいなアタッチメントをボール盤に咥えて規定の厚さに削る。
こんな方法は初めてやったが結局失敗した。 やっぱりヤスリで削って仕上げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/8d/704c3e68b2aaa618bf62ac8b5e639c26.jpg?random=550c810c8bb234f1689524dfa7901b27)
↓ 高さ(厚さ)を揃えたピストン用バウムクーヘン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/46/14b0ad67586a11b44c6dc3172320cb8b.jpg?random=73f6c2e524352187c8960e4b543d148a)
↓ 5φ、6φ、7φのパイプを嵌めて一つのピストンにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ca/c565c476cfe0d819ef936a0fa05ccbb9.jpg?random=04f4fbf174424b1e02cce67d45ed875e)
↓ これでピストンバルブ2台分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/b9/fe98caef928e632eefb1d502eb02a1fc.jpg?random=0c89244ec8e448d57a2f2f773c379b8b)
↓ バウムクーヘンの隙間をハンダ付けして気密にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d1/5ab98a5e0aa3066285d3a7bcd249cfb1.jpg?random=bccff174561169d323ec543bbd263909)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/95/3e0287e0fef771089e080645b9de8e8d.jpg?random=7c72b60fac6b9fe7edc5c0d4dc36cab0)
↓ できがったバームクーヘンを固定パイプ(4φ(内径3φ))にハンダ付けで固定する。
この間隔も正確でなくてはならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/14/fd6cec42f37845d2b9f82fe2dbf7de27.jpg?random=2b33cc18f6c00ac2283544de280d1853)
↓ 固定パイプにハンダ付けしたピストン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/4f/84de3fd4c2425b8ee38678956c546fe7.jpg?random=ea587ff7a240d8655c43b564e54ec7de)
↓ 両端を整形して駆動棒(3φステンレス丸棒)を通してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f8/30cede7df61e6e59308a3d73d0915966.jpg?random=105a0cdd22deda0e5f8becfb2823750e)
↓ ピストン固定パイプに駆動棒を通してナットで固定する。 そのためのネジを駆動棒に切るのだが
このネジは長いほうは20mmにもなる。 そして真っ直ぐに切らないとパイプが通せなくなるので
ネジ切りはなかなか難しい。
ネジきりは最初の食い込ませが肝要だ。 ダイスに直角に食い込ませなくてはならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e4/3c08b9f5449c81b69deda22c670bdca4.jpg?random=353d8a8be054a79834474afb8a3d0429)
↓ ダイスをバイスに平らに固定して駆動棒を咥えたチャックを手で回して喰いこませる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/18/d54dc6f605fc5c37be1751aa503a09ce.jpg?random=0351b5a1839a84580c41b84390f9ef20)
↓ ダイスに十分喰いこませたらバイスを緩めてチャックから取り外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e4/242e0bf6537f0be055f1eab058e1da62.jpg?random=fe987f073f7cacc9ce59eba5efb9f361)
↓ 取り外したダイス(丸棒は喰い込んだままで)をダイス回しに取り付ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ec/5d73bf7cd646cc122ba410e66a4ca5d1.jpg?random=623fa4970d0ce15f7c34ef27b9518c94)
↓ 丸棒を万力で押さえてネジを切る。 これで手で喰い込ませるよりも真っ直ぐなネジが切れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cc/07f3a5e8cf7afc953d5e6139d27f6e29.jpg?random=2305a0dbba468d00250567dde6eda211)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/65/7f7a933490afd5dd1a94486953b7e6c0.jpg?random=83528d1d6e6e118e9048135590eef1e7)
↓ 真っ直ぐに切れた長さ約20mmのネジ(3φ)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c1/5e1b5454f693501c50fcfc5bc5b8f7d3.jpg?random=7b4b8400673d30b9a06b6a1b0d875727)
何とかピストンバルブのピストン部が出来上がった。
残るはスリーブの工作だ。
このスリーブ工作もなかなか大変だ。
今日はもう疲れたからこれでおしまいにしよう。