48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

袋井クラウンメロンマラソンは、ウォーキング大会になった

2013年12月14日 00時20分37秒 | 仮装マラソン大会
12月8日 袋井クラウンメロンマラソン その3
25kmぐらいのところで、ダルマさんに追い抜かれた。
「どうです調子は?」
「こりゃあ、なだらかですがエンドレスの坂がきついですねー」
ダルマさんは、どんどん進んでいく。待って~!
ダメだあ、気力が切れた~。
ここからは「坂道は歩く」というルールに変えた(笑)。わははは。

写真は去っていくダルマさんです。相変わらずタフだ。なるべく離されないように、視界の中にダルマさんを見ながら何とか走る。
世の中にはタフな人もいるもんだなあ。怪我をしながらあれだけの大会を走れるなんて凄い。しかも絶えず他のランナー相手に声をかけてるもん。感心します。

30km付近の給水所である。給水所手前で遠くを見ると、ダルマさんが給水所を出て、走り去っていくところであった。うわあ、10分ほど離されてるなあ。
ってことは、私はここで10分ほど休憩した(笑)。
まず給水。スポーツドリンクを4杯飲んだ。蜜柑は・・・蜜柑もバナナもあらへん(笑)。この時間帯はほとんどありません。無くなってしまいました。まあ仕方がないです。
給水所の隣にある自販機でコーラを飲んだ。炭酸気持ちいいー!ついでに1本お茶を買ってカバンに入れた。
へたり込みたいが、そうすると動けなくなるのでトイレへ。さすがにこの地点のトイレはガラガラだったので、待ち時間ストレスはほとんど無し。
トイレから出て屈伸運動。バキバキ・ベキベキ・ミシミシ。足からいろんな音がする(笑)。
廻りを見ると、座り込む奴・へたり込む奴・仲間と共に車座になっておやつ食べてるグループ。中には隅の方で寝てる奴もいた(←ホントにいびき掻いてた)。
さすがは30kmで3時間40分のランナー達である。誰も急ごうとしない。
「写真撮らせてください」
いいですよーどうぞどうぞ。なんぼでも撮って。急遽撮影会が始まる。何組か撮りました。
隣の人に聞いたところ、
「もう時間内に完走できるのは分ったから、あとはのんびり走ったり歩いたりするだけ」
その通りです。
なんて話をしたり写真撮影をしたりしていたら、あっという間に15分経ってしまった。制限時間まで、残り約12kmを2時間ちょっとである。
この給水所からかなりの方が歩き始めました(笑)。

「俺は(坂道以外は)歩かんぞー!」
と言いつつ走るが、気がつけば早足で歩いてるランナーと、そうスピードが変わらないのだ。これでは走ってる意味が無いじゃん。
足が棒になってるー!動かんー!もう意地を張るのはやめじゃあ!
残り9kmつまり33kmの地点から歩き始めた(笑)。
今回も35kmの壁で轟沈だ。わははは!

写真は轟沈しかけているオヤジです。余裕もへったくれもありません。
マラソンランナーは、30~35kmの壁で捕まることが多い。あの福士加代子選手でも、初のフルマラソンでは35km地点で撃沈した。本来人間は30km以上を走るようには出来てないのである。
だから世の中のマラソン大会も、30kmぐらいの大会を増やしてほしいですね。そうすれば完走できるランナーは格段に増えると思う(笑)。
一部で開催されておりますが、私の住んでる近辺では少ない。

時々いる観客の声援は楽しい!
歩いてると、
「このままだと遅刻だよ!」
と大声で言われる。
わはははは!皆爆笑である。
こっちも切り返す。
「重役出勤だあ!」
ランナーも観客も大爆笑。楽しいー!

歩いてると観客とやり取りしたり、ランナーとやり取り出来て面白い。走ってたら出来ないことが沢山ありました。
その一つが、美人撮影(笑)。
観客の中で美人さんを見つけると、ダーッと前まで走って行き、びっくりしている彼女の前で、
「綺麗なお姉さん!写真撮らせて!」
という事を何回もしていた。神聖なる競技でこんな事をしているのである。アホである。

写メを撮ろうとしている綺麗なお姉さんが男連れでいる時は、
「そこのきれいなお姉さん、一緒に写真撮る?」
と言って近づいて行くと、大抵の場合、
「えっ?いいんですか?」
と来るのである。
「いいよ!ただし彼氏は撮影係ね!」
と言うと爆笑なのだ。
「お姉さん私と腕を組みなさい。彼氏はやきもちを焼きながら撮影しなさい」
又もや爆笑なのである。
美人と腕組みをしながらの撮影会なのである。しかも彼氏公認なのだ。楽しくて美味しいのだ。
普通の場合そんなこと言おうものなら、彼氏にド突かれボコボコにされ、警察に突き出されるのだ。そんでもって離婚し会社はクビになり、橋の下で暮らすようになるのである。
これは仮装ランナーの特権である(笑)。

こんな事して遊んでるから遅いんだよなー!

カバンをゴソゴソしていると、中から飴玉が5個出てきたので、近所のランナーに配った。
「皆さん、どうですか?食べましょう」
そういう縁で、隣のランナーさんと10分ほど話しながら歩いてた。
完全なるウォーキング大会である(笑)。

35kmのところで、4時間半(つまり残り1時間半)。順調に歩いてます(笑)。東海道線の横をとぼとぼ。

写真のランナーの9割方が歩いております(笑)。たまに走ってる方もおられるが、早歩きの私達とほとんどスピードはかわりません。時速6~6.5kmくらいですかね。
この電車高架横の道を延々と歩く。一直線で先は遠い。

最後の給水所は黒山の人だかりでした。あちこちの給水場で余った食料を全部集めたのでしょうか。バナナもイチゴも食べ放題でした。
ちなみに私は、スタッフのオッチャンが、
「ほれ、どんどん食え!余ってっから」
の声に甘えて、イチゴを12個食べた(笑)。

長い長い東海道本線沿いを愛野駅近くまで来た。そこには誘導のスタッフさんが7~8人おられた。残り2kmだという。
よーし、ここいらで最後の変身だあ!
ネクタイを外して鉢巻のように締め、横から垂らす。カッターのボタンを開けて、だらしなく着崩す。鞄から小道具・・・お父さんの折詰お土産を取り出す。ジャーン!
酔っ払いのお父さんの完成だ!
スタッフの何人かは笑ってる。よーしこれは行けるぞ!ランニング再開だあ!
と走り始めたが、1kmは坂道だったので、やっぱり歩いた(笑)。

ゴール1.5kmぐらい手前のエコパの坂から走り始めた。ここら辺から観客がちらほら。坂道を上がりエコパ正面に行くと、そこには競技を終えたランナーやその家族がいっぱい。
その中のコースに酔っ払いオヤジは突入した。
「何あれー!」
「わっはっは!」
「吊り革持ってるよ!」
「お土産はちらしずしか!」
「酔っ払いが走ってる!」

観客騒然!爆笑の嵐!写メの音が凄い。
やったあ1位のランナーより、俺の方が記憶に残ったぞ!わははは俺の勝ちだ!

歓声を背中に浴びて、エコパの競技場内に入る。ぐるっと1周してゴールなので、もう少し頑張れ俺の脚。
5時間40分を過ぎているが、結構観客は残っております。気持ちいいー!
最後の直線にかかる所で、朝挨拶をしたいなせなお兄さんとその仲間達家族たちの集団が、大声援をくれた。
「サラリーマン頑張れ!」
「すげえ!あの恰好で走って来たのかよ」
「吊り革、ぎゃはははは!」
会場大受け!むっちゃ快感!
ゴール前、本部席近くの役員さん達も大笑い。大きく吊り革とお土産の箱を掲げ、ニコニコ笑いながらゴール!

靴に巻き付けたチップを中学生が取り外してくれるが、必死に笑いを堪えていた。
観客席に手を振ると何人かが振り返してくれる。
この袋井クラウンメロンマラソンの本当の優勝者は、この俺だあ!と、反発を覚悟の上言ってしまおう。

ゴール奥で賞状を頂いてトラックを見ると、サンタ美女2人組が来ました。
「おめでとう!」と手を取り合って喜ぶ。
記念写真です。両手に華です!嬉しいなあ。

サンタ美女さん達とお別れし、会場の荷物の所に戻ると、嫁と子供が待っていた。
「お父さん何分だった?」と子供。
5時間45分だよー。
「お母さんは速かったよー!」
なになに、4時間ちょっと・・・なにその記録?まさかズルしたとか。
「失礼な!妻に向かってその言葉は何よ」
いかんいかん怒らせてしまった。冗談だ怒るなー!
嫁は足を痛めていたので、「途中で棄権かも」と言っていたが、逆にベストを更新したのでホクホク顔である。オヤジは記録こそ悪かったが、どっかんどっかん受け倒したので、これもまたホクホク顔である。
袋井って楽しいなあ。今まで走った中で、ベスト10に入る大会だ。

コースでは、
「あと1分!」
「あと30秒!」
とアナウンスが流れ、残った観客から大声援が起こる。
最後4~5秒だけ足らなかったランナーもいました。でも彼もヒーローです。頑張った人は皆ヒーローです。

高速を飛ばし、家に帰ってその日は鍋をした。肉いっぱいの鍋であった。
筋肉痛は明日出るんだろうなあ。

袋井の皆さん、大会スタッフの皆様、一緒に走ったランナーの皆さん、ありがとうございました!
楽しかったー!

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コメント (15)
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