48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

空手の理論

2013年12月07日 00時57分16秒 | 空手
12月7日 空手の練習
道場に駆け付けると、先日の昇級試験の審査発表をしておりました。合格した者しなかった者と、いろんな子供達がおりますが、合格した子供達は満面の笑みで賞状と新しい帯を頂いております。
一人一人先生から受け取る際に、皆ニコニコ。
で記念撮影。

オヤジも今回白帯のくせして飛び級で受験させていただき、何とか無事合格しました。
先生方、ありがとうございます。
ブログのコメント欄にも書きましたが、前の流派でのゴタゴタで、空手の昇級昇段試験というものに疑問を持っていたのですが、新しい真っさらな道場での試験なので、しがらみ等が無く気持ちいいです。

2年前に「フルコンタクト空手三谷道場」で発足した小さな道場ですが、少しずつ会員も増えて、半年ほど前から昇級試験も行えるように、段々体制が整ってきました。
名前も「フルコンタクト空手道 日新会」に代り、規約や道訓・そして形やカリキュラムなど細かい所も出来てきました。
・・・あっーと、以前の名前「フルコンタクト空手三谷道場」は、スポーツ保険加入手続きをする際に名前が必要になり、当時保険の係をしていたオヤジが、一時的に仮で付けた名前です(←きわめていい加減だ)。
偉そうに書いておりますが、転籍メンバーにもかかわらず、年齢が一番上という事で、おんぶに抱っこで何もしておりません。皆に申し訳ないと思いつつも、居心地がいいので残っております。
お世話になってんねんから、もっと会のために何かせんとなあ。

左肩の腱板を痛めてるにもかかわらず練習です。
という訳で、今日は手を抜かせていただきます(笑)。
K藤さんに、
「どうしたんですか?」と聞かれ、
いやはや、お恥ずかしい。かくかく云々自転車で看板に激突してうんたらかんたら。
穴があったら入りたいです。
理由を聞いたK藤さんも呆れているだろう。こんなバカな先輩ですまん。

移動の形稽古を、左腕の部分を大幅に省略し軽く流した。
一度恐る恐る上受けを左でやってみたが、肩に痛みが走ったのでその時点で右に切り替えた。うーむまだ時間がかかるなあ。

蹴りの移動の形の途中、M先生が、
「あああっ!うううっ!」
と言って腰を押さえて止まった。
「どうしたんですか!」
とAさんの声が道場内に響く。
「背中が痛くて・・・」
すいません。どうやら2週間前の私との組手の最中に背中を痛めたようです。俺が原因かー!
お話によると、段々痛みが増してきているとの事。それってやばいんじゃないですか。
「M先生も、40歳クラブの仲間入りですね」
そう40歳クラブとは、急激に怪我が増加しスタミナが無くなる40歳代の格闘技愛好者が、否応なしに入会させられるクラブの事である(何のこっちゃ)。
M先生は30代後半ではあるが、すでに40歳クラブ予備軍の認定を、本日受けました(笑)。
でも原因を作った私が言うのも何ですが、ちょっと休んだ方が良いと思います。
でもこういう人って、休まずに続けるんだよなー。
・・・という事を言ってる間に、練習再開。案の定M先生は練習を続行してた。

今日の練習のメインメニューは、タオルを使った回し蹴りである。
片方が片手でタオルを持ち、だらりと下げる。相手がミドルを蹴るのである。その際に曲げた膝を伸ばして、インパクト瞬間にタオルが足に絡みつくようになればOK。
k先生の練習方法である。
これが意外と難しい。膝を曲げたまま蹴りはじめ、最後に膝を伸ばしてインパクト瞬間にトップスピードを出来ないと、絡みつかない。上手くいかんなあ。
これまたK藤さんの蹴りの速さに舌を巻いた。タオルが手からもぎ取られ遠くに吹っ飛んでいくのである。伝統空手のスピードというのは恐ろしい。
これを延々と何ラウンドも行うのだ。基本稽古並みに疲れる(笑)。

さて私もA先生もM先生も、蹴りのインパクトの瞬間の説明に、以前は「加速度」という言葉を使って理解してきたのだが(そう説明されてきた)、どうもその言葉の使い方はおかしいのではという意見が出た。
ここからは以前同じ道場・流派で釜の飯を食ってた人たちへの記事(笑)。
加速している物体も、等速で動く物体も、同じ質量で当たる瞬間のスピードが同じなら、相手に与える衝撃(エネルギー)は同じである。これは物理法則。
「加速している方が相手に与えるダメージが大きい」というのは錯覚であって、現実的にはその説明はおかしい。
蹴りの場合、最初からスピードを持って当てるよりも、最初は力を抜いて加速して行った方が、インパクトの瞬間に相手にダメージを与える事は多いです。でもそれは、体の構造上の問題(力を込めすぎるとトップスピードが上がらない)であって。加速度云々の説明は、的外れではないかという意見。
まあ私達の受け取り方が悪かったのかもしれんが、加速度云々の説明はポイントがずれてる事がわかった。
いかんよなー。俺、嫁と子供にもその間違った説明のしてた。

一通りタオルを使った回し蹴り前蹴り、そしてパンチの練習をし終わったのですが、ミット打ちよりフォームを意識して出来たこと。そしてシャドーをやるより当たるインパクト位置の感覚が掴めたことがこの練習の良い所かもしれません。

最後は時間が終わるまで、K藤さんの「伝統空手顔面追い突き」講座。
顔面有の伝統空手特有の、正拳追い突きのお手本を見せてもらった。ものすごく遠い位置から凄いスピードで一直線に来ます。受ける側は恐怖。
フルコンのちまちました腹叩きのパンチでは、実戦では負けるよなあ。
凄いのはそれが単発ではなく、雨あられのように左右の連打が何発も来ること。まるで機関銃です。K藤さんの話だと、その機関銃に対してカウンターを打つ猛者もいるらしいのだ。こえええー!そんなん出来るんかー!
K藤さんは某国立大学の空手部出身で活躍された方です。
「いやあ、僕なんていつもボコボコでしたよ」
と謙遜されているが、伝統空手の世界では大学の空手部が頂点(ナショナルチームのメンバーはほとんど大学生だとの事)であり、その世界で闘ってきた人です。その世界の技術の宝庫です。

うちの道場は、伝統空手出身、少林寺出身、別流派空手出身、弱い柔道オヤジと、ある意味ごった煮の道場です。それぞれ皆さん武道や格闘技が大好きで、いろんなことを学べる所だと思ってます。
興味のある方は、是非見学に来て下さい。面白いですよー!初めての方は特に大歓迎です・・・と宣伝してしまった。

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コメント (10)
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