湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

湘南の自転車生活に贅沢にケチをつけてみる

2007年05月21日 | 自転車生活
 昨日のエントリーで雰囲気の良いコースのレパートリーがもっと欲しいと書いたけれども、それはできたら半日以内、だいたい長くても5時間以内で走りきれるコースがいいと思っている。休みの日といえど、丸1日を自転車に費やすことができない(費やしたくない)ときも少なくないので。それも1~5時間とそれぞれの時間別に魅力的なコースが用意できればホントにありがたい。だけれども、それはやはりなかなか難しいわけで・・・。

 一般的に考えれば江ノ島の近くに住んでいるというのは、自転車を楽しむという点ではものすごく恵まれているのだと思う。海を見ながら走るために多くの人が時間をかけてやってくるところを、僕のところからだったら5分程度で海まで行けてしまう。それで走る場所に恵まれないなんて言ったら罰があたりそうだ。ただ僕は“峠特集”や“林道特集(この場合の林道はほとんど未舗装)”などが定期的に組まれていた頃のサイスポを読んで育った世代。だからどうしても自転車というと、そういう場所を求めたがってしまう。時代は変わったのだからもっと柔軟に楽しめばいいのだけれども、どこかそういう昔の雰囲気をいまだに心の拠り所にしてしまっているところがある。だから普通に考えれば、羨ましがられてもおかしくない湘南のシーサイドランが、それだけだとどうも物足りない。申しわけないですが。

 そんなわけで半日以内コースといっても1時間以内で走れるコースというのはなかなか難しい。1時間海岸線を必死に走って疲れるくらいならば、のんびりと海沿いのポタリングを楽しんで部屋の近くまで帰ってきたところで海を眺めながらビールでも飲んだほうが幸せといった感じである。だから実際近場を短い時間で走るときは、ビールを飲むかどうかは別としてそういう走りになることが多い。

 これが2時間となると、少し頑張ればMTBで里山を楽しめる。ただこのあたりの里山は粘土質の岩がむき出しになっていたり、土の下にあったりして雨のあとだとやたら滑りやすいのが難点である。泥まみれになって走るのはちょっと嫌なので、雨が多い時期は自然と足が遠のいてしまう。ただそんなことを言っていると、MTBに乗る機会が激減しそうだし、先日の耐久ツーリングでせっかくMTB熱が高まったのだから今度からはそういうときでももう少し頑張って走りに行ってみようと思っているのだけど。
 それから湘南国際村や葉山国際CC、湘南平なども江ノ島からは余裕で2時間以内コースなのだけれども、ここらはたまに走る分には良いのだけれども、コース的にいささか練習っぽくなりすぎるのが僕の好みには合わない。坂であればどんなところを上っても楽しいというわけではないので。もっとも、だからといってこういうところを走ることを否定しているわけではないですよ。僕も走りに行くことは当然あるわけだし、お世話にもなっているわけだから。えっと、ただ今回のエントリーではちょっと贅沢に注文をつけてみたいのです(汗)

 3時間とれれば、昨日のエントリーの舗装林道や少し遠くの里山まで足がのばせる。4時間あればもう少し選択肢が増え、5時間あったら疲れるからもう少し短くていいかくらいのことさえ思える。ただ5時間でも大観山やヤビツ~唐沢林道~半原あたりが入ってこないのがちょっと残念ではある。もう少し相模湾が小さくなって、六甲くらいに丹沢が海に近づいてくれればいいのにと思ったりするのは不遜極まりないですね。もっとも、もっと速く走れるようになれば、もっともっと遠くの場所が半日圏内に入っちゃうわけだけれども、まぁそれにはまた別の難しい(あるいは解決不可能な)問題が発生しそうなのでおいておくことにするわけだけど・・・。

 とまぁ、あれこれ贅沢を言ったけれども、冷静に考えればやはりこのあたりってホントに自転車を楽しむには恵まれてますよね。海沿い、川沿いのコースがあって、どちらにもしっかりとサイクリングロードも用意されていて、少し足を伸ばせば箱根や丹沢があって、オフロードを楽しもうと思えばそれだって結構手軽に楽しめちゃいます。お洒落に街を走って、というときは横浜だって行けちゃうわけだし、鎌倉の古い町並みを楽しむことだってできる。あれこれ注文をつけようとすればするほど、恵まれた場所であることが判明してしまうようなところに住んでいるのだからもっと気持ちを柔軟にして自転車を楽しまなくてはいけませんね(実際はちゃんと楽しんでますけど^^)