湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

バファリン

2007年05月01日 | 日常生活
 鈍い頭の痛みが気になった夜。そんなわけで早い時間から横になったのだけれども、これがなかなか寝付けない。また横になっていても鈍い痛みはおさまるわけではなく、目をつむってそれを我慢していたら終いには目の裏あたりまでが痛くなってきた。そんなわけで発熱と歯痛以外では本当に久し振りにバファリンを飲んだ。

 あらためて考えてみると、頭痛でバファリンを飲んだのは学生時代以来のこと。そのときはケニヤ山登山中で、4000mを越えた場所で突然襲われた高山病による頭痛があまりにひどくて、友人が持っていたバファリンをもらって飲んだのだった。するとまるで嘘のように一晩悩まされた、まるでノミか何かで頭の中を掻きまわされているかのようなひどい頭痛がおさまった。おかげでなんとか標高4,985mのケニヤ山・レナナ峰の山頂を踏むことができた。

 ただ、いまになって思うのだけれども、あのとき高山病による痛みをバファリンで抑えつけたのはあまり良いことではなかったような気がする。高山病にかかった場合は、静かに標高の低い場所に移動するのが鉄則である。だからあのときはたまたま大きな事故など起こさずに山頂を踏むことができたけれども、薬によって頭痛をおさえて体に無理をさせたことによって、僕の脳は確実にダメージを受けたのではないかという気がする。そう考えると、「そのせいか~」と思わされることがその後たくさんあった。。。

 とそんなことを考えていたら、バファリンのおかげかいつの間にか眠ってしまっていたようだった。見た夢はもちろんアフリカの・・・ではなく、夢なんか一切見なかった。ただその割には浅い眠りだったような気もする。どこかいまある現実の生々しさを感じながらの眠りだったような気がした。


たまには昔の写真も・・・