その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(きずな)

2012-07-21 13:48:28 | 夢屋工房

画像は『夢屋本田』のお隣、『大龍さん』ちの畑の案山子であります。少々、人相が悪いような気もしますが、『大龍さん』も無愛想な方ですから、丁度釣り合いが取れているのかも知れません^^;
この案山子が何を守っているのかと申しますとスイカであります。彼の背後には見事にトウモロコシの雄花が咲いており、眼下にはスイカ畑となっているのでありますが、例年スイカはカラスに、トウモロコシはキジやタヌキの餌になっているようであります。犯人であるキジの親子は、『夢屋国王』の公用車である軽トラックの前をよく横切りますし、タヌキはしっかり中干しをした田んぼの土に足跡を残しているので言い逃れは出来ないのでありますよ^^;
このところオホーツク高気圧に覆われ、天気は良いが夕方になると肌寒い日が続いております。しかし、2週間前に刈った本田の草は伸び、今朝は3時間ほど掛けて出穂前の最後の草刈りを敢行いたしました。これから水田は、眼に見えない敵との戦いの場になります。カメムシの吸汁被害であり、いもち病と紋枯れ病が心配される訳でありますが、今のところ稲の葉先にはいもち病の病斑は出ておりません。出穂前の最後の草刈りと表現しましたのも、カメムシ類は昼の間、草むらに忍んでおり、夜間にイネの穂に移動することから、草刈りが遅れると草むらのカメムシを水田に追いやることになり被害を拡大させてしまう恐れがあるのだとか…私の場合は、捕虫網を水田で振り回しながら、カメムシを確認しようとしますが、多くの農家の場合は、カメムシが居る居ないに係わらず、予防対策として何度か薬剤散布を行うようであります。

草刈りにしても、営農者が高齢化しているので畦畔の草刈りをしないで、春から何度か除草剤を散布する農家が増えてきております。農薬を散布しようが草刈りに汗を流そうが、米穀商に売り渡す価格は同じなので、楽した方が良いに決まっているのでありますが、『夢屋国王』の場合は、有機(勇気)農業をしない代わりに必要最小限の薬剤に留めようと心掛けているのでありますエヘン^^;
さて、今夜は遥か昔、『夢屋国王』が青年団員だった頃のメンバーの結婚を祝う会を催すのであります。ハハハ、何たって50歳の新婦であります。彼女の場合は、もう結婚は無いな…などと勝手に決め付けておりましたが、風の便りに今春入籍をしたとのこと。誰か段取りをしてくれないだろうかなどと、今では良きお母さんになった女子団員の要請に応え、『夢屋国王』が勝手に幹事を引き受け強引に「祝う会」を開くのでありますが、地元に居ながら彼是20年も飲んでいないメンバーを、半ば強制的に呼び出す披露宴…こっそり入籍を済ませた新郎新婦だけは、ノリノリのようであります。まさか、妊娠は無いな…いや、絶対ということは無い^^;
草刈りの難を免れたヒルガオの花言葉は「優しい愛情」そして「絆」なのであります。

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夢屋工房(うみざる)

2012-07-20 11:51:13 | 夢屋工房

7月20日は海の記念日…ハッピーマンデー制度によって、7月第3週月曜日が国民の祝日「海の日」に制定されましたけれど^^;
だからという訳ではありませんが『夢屋国王』は、出稼ぎ先の研修で、山形県庄内地方に出掛けたのであります。昔は3時間以上の時間を掛けて車で移動しておりましたが、今では高速道路も整備され、研修会場まで2時間30分もあれば余裕のよっちゃん!朝仕事にアスパラ畑の除草をして、出稼ぎ先であてがわれたプリウスに乗り込んだのでありますが、途中ガソリンが心もとないことに気付きました。しかし、そこはハイブリッドカー・プリウス…月山新道くらいは余裕で越えられるだろうと高を括ったのでありますが…月山湖の辺りで燃料ゲージが心もとなくなり、G.S.など有り得ない湯殿山でゲージが点滅し始めたのであります↓
あ~らら…ここからはJAFFのお世話になるか、高速下の集落でガソリンスタンドに駆け込めるかの瀬戸際でありますが、運悪く便意も催す有り様…禁煙車両の貸出車でイライラの絶頂を迎えたのであります。旧朝日村の道の駅に駆け込んで、最寄りのG.S.を聞きますと5分ほど走った先にあるとか…用も足せたし、何とかたどり着けそうだと確信できた時には、お店のおネエさんが女神のように思えましたよ。これで、トイレットペーパーまで切れていたなら、神にも見放されるところでしたから^^;
(こうしてブログを書いている最中にも、突然キーボードの電池切れ…何かあるのかもしれない^^;)

何とか研修会場に駆け込み、それなりの講演に満足しながら終了。折角『山猿』が海の近くまで来たのだから、やはり日本海を見なければ…平日でもありますし、少々時間も遅かったので水着のギャルはおりませんが、夕日の沈む日本海もロマンチックなものなのであります。まぁ、この時期旬の「岩がき」を仕入れることが本日の目的(研修は二の次であります。)なので、観光市場に寄って贅沢にも10個ほど殻のままの「岩がき」を仕入れたのであります。(1個500円…給料日前の財布には痛い。)
後は、山に帰るのみ…仕入れた「岩がき」の天寿を全うしてあげなくてはいけません。遅い夕飯に間に合えば…少々、帰路はスピードオーバー気味でしたが、何とか家族の元に新鮮な「岩がき」を届けることができました。そそくさと殻を剥いて半分は、友人『ノロ君』の『第1サティアン』で乾杯…ということで、画像を撮る間もなく胃袋に収まってしまいました。海難救助隊『山猿』は、「岩がき」を本来あるべき姿に救ってあげたのであります…とりあえず、災難に巻き込まれなくて良かった良かった^^;

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夢屋工房(陽気)

2012-07-19 02:02:23 | 夢屋工房

朝起きて草を刈り、夕方出稼ぎ先から帰って草を刈る。それでも草に負けそうな状態であります^^;
冷静に考えてみると、7aほどの休耕田を2年掛けて復田しもち米を栽培し、畑も昨年から見れば倍近い面積を耕作しているのだから、見回り切れなくて当然なのでありますが、兎にも角にも草の伸びがハンパない。昨年は、水田の中干し作業をして10日程でカンカンに干上がった田んぼも、一週間経っても乾く様子が無いのでありまして、雨が続いているせいだと納得するのであります。
「夏は日盛り 照る日の下で 伊達じゃ又ないぞえ 草むしり そうともな~♪ 暮れて涼風 ビールの手酌 肴又もぎたて きゅうりもみ そうともな~ そともな~♪」寮生時代に唄った「駒場小唄」など口ずさみながらやせ我慢をしてみるのでありますが、草むしりは遠慮して冷たいビールで今夜も乾杯と洒落込みたい。これが高畠町在住の農民詩人「星寛治先生」ならば、労働の汗を文学の世界にまで昇華させてしまうのでありましょうが、下世話な人間は、出来ることならば強制労働は遠慮したいのが本音であります^^;


オオフタオビドロバチです^^;

春先の低温で、ジャガイモの生育もいまひとつ。昨年は今頃掘り出していたはずでありますが…。一方、昨年、黒マルチの上で喘いでいたスイカは、敷き藁の効果もあって繁茂しております。しかし、これまた春先の低温の影響か、雌花が着かないと嘆いておりましたが、ここに来て一気に雌花が咲き出しました。ところが、こぶし大になった小玉スイカが片脇から割れていきます…雨のせいかなどと能天気なことを言っておりましたが、傷口を見て、ご近所さんの屋根をねぐらにしたカラスが、まだ甘くもならないスイカを片脇から突いているらしいことが分りました。昨年まで『夢屋農園』のスイカには眼もくれなかったカラスたちが突いてくれるのだから、遂にカラスにスイカとして認知して頂いたに違いない…これまた能天気に喜ぶ、おバカな『夢屋国王』であります。
とは言え、タダでカラスに食わせてやるほど人の良い『夢屋国王』ではありませんので、今朝、テグス(釣り糸)をスイカ畑に張ってみました。人の目にも見えないようなテグスを警戒するので、カラス除けには最適なのであります。これで、スイカは大丈夫^^;
次は、夏アスパラの収穫を…また、草が…アスパラの整枝作業もしなければいけない。この夏、挑戦しているニンジン畑は…草、草、草!
まぁ、その内何とかするさ…やせ我慢という言葉はあっても、でぶ我慢という言葉は無いのだから、痩せ気味の『夢屋国王』は我慢しなければいけない。梅雨明け前の蒸し暑さに茹だりながら、陽気を陽気に考える『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(いじめ)

2012-07-18 12:06:19 | 夢屋工房

毎日暑いので、お気に入りだった屋台のテンプレートをミント水に替えてみました^^;
ブログの内容がコユイのと昆虫のお尻を追っ掛けているスタイルに変わりは無いので、テンプレート(背景)を替えても『夢屋国王』のブログは暑苦しいままでありますけれど…。
そして、今夜も重くてコユイ話題を選んでしまいました。弱虫で泣き虫だった『夢屋少年』は、小学校5年生の時に剣道を始めました。風邪をひけば扁桃腺熱で高熱を発し、抗生剤を臀部に注射されることが嫌で、医者嫌いになるような子どもも、冬の冷たい体育館の床を裸足で歩き、防具の無い場所を竹刀で打たれている内に、少々の痛みには耐えられるようになった気がします。そんな『夢屋少年』時代にも、確かに「いじめ」はあったような気がします。「悪ふざけ」と「いじめ」の境界線が判然としないのでありますが、されている側が嫌だと感じれば「いじめ」であり、仕掛けている側にしてみれば「悪ふざけ」でしかないのであります。
我が子にしてみても、長女『有季菜先生』の場合は、バァちゃんに買ってもらったばかりの傘をカッターで切られたり、学校帰りに側溝に落とされたり…。二女『も~ちゃん』の場合は、仲良しと思っていたグループから阻害されたことに悩んだり、長男『ポン太郎君』は、「悪ふざけ」する同級生の顔面を引っ掻いてきたり…^^;
子どもの「悪ふざけ」にしては度が過ぎていたり、親が出るほどでもないと思える軽微なものであっても、当の子どもたちにしてみれば、真剣に悩んでいたことは確かであります。喧嘩はからきし弱い『夢屋国王』ではありますが、最低限の自己防衛手段だけは教えました。長女には、相手の鳩尾(みぞおち)に渾身の肘打ちを、二女には「仲良しグループ」というものの有り様を、長男には噛み付き攻撃を…^^;
「いじめ」に対して力の解決を図ることなど何の解決手段にも成りませんが、急場から逃れるためには最低限の自己防衛手段は持ち合わせているべきである。万が一、相手に怪我を負わせた場合は、それを教えた親が頭を下げれば良いことである。むしろ、緊急事態の子どもたちから眼を背けたり、怒ったりしてはいけない。何故そうなったかを先生にも知って欲しいと思ったものでありますが、傷を負わせた行為に、先生はただオロオロするばかりで、相手方の親に謝って欲しいと繰り返すばかりでありました。(愚か者!言われなくても頭くらい下げに行くわい。)

ある時、長男『ポン太郎君』のクラスで「イジメ」があったようであります。訳ありの年配の先生は、それを察知して「いじめ」た側の児童を押さえ付けたようでありますが、そのことが大きな波紋を呼びました。親にも叩かれたことの無い子どもたちですから、「先生に頭を壁に打ち付けられて血を流していた…。」などと根も葉もないウワサが流れ始め、教育熱心なお母さんの呼び掛けで、父兄会を開催して事情を説明いたしますとのこと。校長は「教育者として不適切な指導がありました。事情は当事者の子どもや親御さんもいらっしゃるので話せません。」と繰り返すのみで、何の説明にもなっておりません。当の先生だけがうなだれ、他のクラスの先生は「私たちは記録会に参加しておりましたので、一切事情を知りません。」と我関せずの態度…。
学校は教育の現場であって、警察でもなければ裁判所でもない。何かがあったという「事実」が公表されないから判断のしようもない。いじめた側の子どもも教育しなければならないし、いじめられた子どものフォローもしなければならない。ましてや豹変した先生の姿を見た子どもたちのショックも和らげてやらなければならない…先生とは、大変な職業で有ります。
しかし、このままじゃいかんよ。穏便にことを済ませ、あった事実さえも共有せず(ということは、親たちさえ信用していないということにもなる。)力で押さえつけようとした先生だけが糾弾される…。
親たちの抗議に耐え切れなくなった先生が最後に口を開きました。「彼(いじめられた子ども)は、捨て犬のように救いを求める目を私に向けていました!」子どもが死を選んでしまってから、解説や論評しても遅いのでありますよ。

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夢屋工房(ゆくすえ)

2012-07-17 12:11:57 | 夢屋工房

『行く末は 誰が肌ふれん 紅の花 』 (芭蕉)

本日は『海の日』…昨日まで「教育キャンプ」で遊ばせて頂きましたので、たまには家族サービスでも^^;
とは言え、山を越えてお隣の喜多方市(福島県)でラーメンを食べるか(美術館の特別展を見ながら)、オッカーの実家を訪問するか(冷たい肉そばを食べるか)の選択肢でありますが…オッカーの下した結論は、実家の訪問であります。本日は猛暑日が予想され、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』が暑さで喘ぐのを避けて実家で昼寝をしたい…選択の理由は実に簡単であります。我が家の行動の判断基準は、『柴犬コウ』の都合によって決められることが多くなったのであります^^;
『夢屋国王』は、キャンプのレクリェーションのドッジボールで張り切ったお父さんと激突して、少々背中の筋肉を痛めたようであります。それでも早朝から畑の草むしりをして、『夢屋水田』の畦畔雑草を刈ること4時間…途中、友人『ノロ君』と休憩を挟みましたが、9時を過ぎる頃から、もう暑くてやっていられない。今年も雑草に負けそうな雲行きではありますが、こんな暑い日に農作業なんかしていたら熱中症は避けられないのであります。


猛暑日に真っ黒に日焼けした『夢屋国王』…な訳はない^^;

オッカーの実家近くに『雛の湯』なる温泉もありますし、暑い日は温泉にでも浸かっていれば外の暑さも忘れるし背中にも宜しかろう…3連休の最終日くらいは、のんびりと過ごすのが一番であります。お湯に浸かって筋肉を解しておりますと、小さな女の子を連れたお父さんと遭遇いたしまして、ああ、国王にもこんな時代があったなぁ…などと、遠い昔を思い出すのであります。他所様の子どもに手を出しながら、我が子と遊んだだろうか…もっと遊んでやるべきだったのではないだろうかなどと考えてしまう日々でありますが、こうして温泉に来ている親娘を見ていると、私もそこそこ遊んでやったではないかなどと、自己弁護するのであります。(世のお父さん方!子どもたちと触れ合える時間は、非常に短いものであります。もっと大胆に、思い切り遊んであげてください…『夢屋国王』の反省も込めて^^;)

温泉に浸かってしまうと、猛暑日の外も幾分涼しく感じるから不思議であります。あとは昼寝と決め込んで、夕刻活動再開…暑くて誰も遊んでくれない公園の桜の木の葉にセマダラコガネを見つけました。その体長に比べて大きな触覚を、首とともに上下に動かしながら何を考えていらっしゃるものやら…何か考えているはずもない。しかし、下らない『夢屋国王』の禅問答に付き合ってはくれるようであります。人はどこから生じ、どこへ消えてしまうのか?これから何を為すべきなのか?セマダラ禅師は、首を上下に振って相槌を打つだけで、決して首を横に振り否定をしない。(首を横に振る筋肉が無いだけなのでしょうが^^;)酒と暑さで頭の一部が壊れかけた『夢屋国王』に付き合ってくれるのは、今は君だけでありますよ^^;

『紅の 薄染め衣 浅らかに 相見し人に 恋ふるころかも』(万葉集)

 

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夢屋工房(きょういく)

2012-07-16 09:46:52 | 夢屋工房

キャンプの疲れと反省会のビールで、『夢屋国王』はブログを書き終えることなく眠ってしまいました。
『教育キャンプ』などと銘打っても、たかだか一日半の日程でありますから、その時間で何かを教えることなど出来る訳もありません。ニンジンやジャガイモの皮を包丁で剥くことができない。(生活科では、ピーラーという便利な皮むき器がありますもの^^;)マッチを擦って火が点くと恐い。(ガスレンジのツマミを回せば自動着火ですから^^;)薪に火を点けたら、燻った煙で涙が出てしまう。(火事場ではないのだから、危険極まりないアブノーマルな世界であります^^;)…田舎の子どもたちですら、こんな状態ですから、都会の子どもたちが震災にあった時、どんな生き残り戦略を見せてくれるのでありましょうか?
子どもたちは非常に素直で、知識の吸収力は大人の比ではありません。理科の実験で、物が燃えるには空気が必要であり、京都の金閣寺は室町幕府三代将軍「足利義満」が造ったことを知っている。「ブブー!!! 金閣寺を建てたのは大工さんだよ!」などと、訳の分からない回答をするオヤジは、彼らにとっては世界遺産級の異物であります。


折り紙で作った飛行機とペットボトルのランタンです^^;

何かを教えるというよりも『夢屋国王』の場合は、子どもたちに教えられることが非常に多いのでありまして、例えば、同級生たちとひとつのホール(男子だけですが)で眠ることなど経験の無い子どもたちは、当然寝てくれません。主催者側は、翌日の日程も考慮して何とか寝かせようとするのでありますが…。今年は、寝付けない子どもをホールの片方に集めて尻取りをさせてみました。「〇×君!だめだよぉ~!寝なくても横にさせて寝させなければ…どうしても眠れない子は、別の部屋に集めるとか…。」校長経験者の村長は、そんな発言をするのでありますが、子どもたちは、ちゃんとその言葉を聞いているのでありまして、「だったら、オレひと晩起きている。」という兵が5人^^;
「良し!残り5人は、ひと晩起きていると約束したのだから、途中眠ろうとしたら頭叩いてでも起しておいてやる!!!」と言い放ち、さらに尻取りを続けさせると、所詮小学6年生であります。20分もすれば言葉に詰まり、オヤジに監視されている尻取りなど楽しいはずが無いのでありまして、2度目に村長が見にやって来たときには、村長に救いを求めたのであります。「お前たち、ひと晩オレと起きてるって約束したじゃないか?」「そんなこと言って無いです。」「だったら、この5人は別々の場所で寝ろ!」これで一件落着であります。
何とか寝かせたということよりも、子どもたちは大人の会話をしっかり聞いているということを改めて感じた一幕であります。どんなに立派なことを言ったとしても、子どもたちは大人の言質をしっかり取っている。気をつけなければならないという教訓であります。

未知のものに挑戦することは、子どもたちだって大人だって楽しいものであります。手がけて3年めの『夢屋農園』のぶどうは、ようやくぶどうらしくなって来ましたが、樹勢がまだ充分ではなく、ジベ処理のタイミングやジベレリン濃度のいい加減さが原因と思われますが、花振るいを起こし房がパラパラ状態でありまして、これでは売り物になりません^^;メロン長者を目指して棚仕立てにしたメロンもようやく実を着けましたが、多くの株がモザイクウイルス病に感染しております^^;
大人だって子どもだって、日々勉強なのでありますよ。最初から上手く行くはずなどないのだから、明日でも行けるから明日行こう…残り少ない人生のオヤジに明日は無いのでありまして、今日(今年)行ける時は、行けるところまで行き着こう…だから「今日行く」なのでありますよ^^;


 

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夢屋工房(しぜん)

2012-07-15 18:00:15 | 夢屋工房

『夢屋国王』は、恒例となった地域の「教育キャンプ」に参加して参りました。
同じ小学校区の6年生が一堂に会し、一泊二日のキャンプ生活を通して生活に必要な知識や技能を修得する…実は、子どもたちから親たちが教えられることの方が多く、子どもの教育キャンプではなく、親御さんたちの「教育キャンプ」であると思うのでありますが…^^;
残念ながら雨の予報のため、屋内で行うキャンプとなってしまいましたが、貴重な体験を今年もさせていただきました。

青竹を自分たちで削る「マイ箸」作り…切り出しナイフなんてほとんど使うことがありませんから、指先に注意を集中して…何とか怪我無く乗り切ることができました。傑作だったのは、飯盒炊飯。カマドの薪に火をつけて、ご飯を炊くのでありますが、何せ今の子どもたちは火を点けるという事が無いのでありまして、「理科の時間にやったよ^^; 火は空気と燃えるものがあれば火が点くんだよね^^;」自慢気に語る子どもたち。焚きつけの新聞紙には点火したものの、さっさとその場所を離れてしまいます。戻って来ては「あれ~火が消えている↓」子どもたちは、ガスコンロや電磁調理器に慣れているから火が点くと、そのまま火は燃え続けているものと勘違いしているんですよ^^;
(一旦休憩)

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夢屋工房(とら・とら・とら)

2012-07-14 07:04:15 | 夢屋工房

「Tora!Tora!Tora!(和題:トラ・トラ・トラ)」は、1970年に公開された映画のタイトルでありますが、その意味は、太平洋戦争の始まりである真珠湾攻撃の成功を知らせる電信であります。真珠湾攻撃作戦は、当時のアメリカ連合艦隊に打撃を与え、日本側においては開戦当初の西太平洋エリアの制海権を得ることとなり、陸軍のマレー半島上陸戦を有利に運ぶことになる訳ですが…石油資源が欲しかったんですねぇ^^;
大日本帝国政府のアメリカ合衆国連邦政府に対する「宣戦布告」が、攻撃30分前(実は、電文の英訳が遅れ、攻撃の1時間後に手渡されたということですが)では、人の寝込みを襲うような状態でありますから、あまり立派な所業とは言いがたい…戦争に立派とか潔いなどということを求めることの方がおかしいのかも知れませんが。
昨日まで福祉施策を語り、今日は何故、戦争の話題なのか…日本における尖閣諸島や竹島の領有問題は、充分開戦にいたり得る問題でありまして、領土と領海の問題は、お話し合いによる平和的な解決などあり得るのだろうかと考えるのであります。この島々は日本政府の持ち物(国有地)と思っておりましたら、一部は地主さんがいらっしゃるのだそうでありまして、地主がいるということは不動産登記法によって、表題並びに権利登記がされているということでありますが、これは日本国内法に関して有効なのでありまして、中華民国と中華人民共和国がそれぞれ領有権を主張している訳ですから、この場合どうなるのと考えてしまうのであります。


 鈴沼で見つけたトラフシジミです^^;

『夢屋王国』は、勝手に日本国からの独立を宣言いたしましたが、正式に日本政府は認めておりませんし、突然、将軍様のいらっしゃる国家に領有権を主張された場合、国王はどう対処すれば良いのでありましょうか?国連に加盟しようと考えても、門前払いされるでしょうしねぇ…^^;
国家が国家として成立するためには、世界がその政府と領土を認めなければならない訳であり、国防という概念も必要な訳でありますが、憲法第9条を教え込まれた世代としては、戦争を国際紛争の解決手段としては永久に放棄したと思い込んでおりますので、お話し合いの場を設けて頂くしかないのでありますよねぇ。
あはは、今朝はアルコールの海に脳ミソが浮かび、海が無いのに『夢屋王国』の海軍戦略について考える、おバカな国王でありましたとさ…本日、恒例の教育キャンプです。シャキッとして、子どもたちと遊ばなければ^^;

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夢屋工房(かがや・く)

2012-07-13 12:13:00 | 夢屋工房

日本と言う国家の国会議員というオジサンやオバサンのドタバタ劇を見ている内に、日本と言う国家の社会保障や消費税を考えるようになりました。昨夜は『夢屋国王』が生活保護費を受給した場合を考えてみましたが、今夜は、子どもを育むお母さんが生活保護費を申請したらどうなるのかを考えてみます。山形県に住む50歳代の『夢屋国王』が単身世帯として生活保護費を申請した場合、約91,000円の生活保護費でありましたが、これが小学生の児童ひとりを育てている30~40歳代のお母さんの場合、山形県郡部3級地-2では、生活扶助基準第1類費(食費等)は母子合わせて、57,610円。生活扶助基準第2類費(水光熱費等)は37,250円、母子加算20,020円、教育扶助基準2,750円、さらに住宅扶助28,000円で合計145,630円となるようです(私は福祉事務所の職員ではないので、やや不正確ですが…)。
私『夢屋国王』は、生活保護費の多寡を論じる気はサラサラありません。何らかの事情があって離婚し、養育費を受け取ることも出来ない場合、その子どもたちには何ら責任は無い訳であるし、将来の日本を支える宝である子どもたちが健全に育つためには、社会がその養育を支えることは必要であります。むしろ、生活保護費の問題点は、ここから先にあるのでありまして、今、お母さんが4時間程度のパートで働き始めた場合、山形県の最低賃金647円×4時間×20日=51,760円の収入が得られる訳ですが、これが145,630円から減算されて支給額は月額93,870円となってしまうのでありまして、何のために働くのか分からなくなってしまう。働いても145,630円、働かなくても145,630円…元々ものぐさな『夢屋国王』の場合は、働かないことの方を選択するのであります。(当然、福祉事務所の職員は働かないことをなじり、『夢屋国王』は真剣にハローワークで仕事は探しているという押し問答を繰り返すことになると思いますが…^^;)
つまり、生活保護費を受給していても、働いた場合の「ゆとり」を実感できる制度に出来ないだろうかということなのであります。国家から支援をして頂きながら「ゆとり」とは何事かと仰る御仁もいらっしゃることだろうが、将来の社会復帰や支援を進めるには、働く喜び、働けることのありがたさも実感できることが必要だと国王は考えるのであります。


 大沢山のエグリトラカミキリ♂です^^;

労働に対しては何らかの反対給付を期待するものでありまして、『夢屋国王』が朝仕事で畑仕事をしていても、今のところお金儲けにはつながりません。梅雨時の雑草に負けそうになって(現実に負け始めておりますが…)何でこんな疲れることを好きこのんでやっているのだろうと思うことしばしばであります。収穫を期待して種を播き、より良いものを求めて薮蚊に喰われながら草をむしり、何とか収穫にこぎ着ける。そんな苦労をするよりは、ご近所のスーパーで買い求めた方が楽だし、安いのでありますよ^^;
それでも、獲り立てのタマネギやジャガイモは事の外甘いし、去年よりは今年、今年の失敗は来年への改善点として先のことを考える。その先に、何らかの希望が見えるから頑張れるのであります。
「保身(当選)」という考え方しか出来ない「国会議員」という政治屋の皆さん!もう一度、この国の有り様を考えてみませんか?パホーマンスが上手で、声高に叫べるメディア受けする知事が、本当のリーダーシップを発揮していると言えるのでしょうか?現実を直視し、将来を担う子どもたちに明るい未来を描かせることができる方を「政治家」と呼ぶのではないでしょうか。
ちなみに、カタバミの花言葉は「心の輝き」なのであります。(今夜も脳ミソは、酒に溺れていない^^;)

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夢屋工房(ささ・える)

2012-07-12 20:10:06 | 夢屋工房

「最低賃金が生活保護費を下回る。」…昨夜、某国営放送NHKやネット上で配信されました。
まずは、山形県における最低賃金を調べてみると時給647円(効力発生日:平成23年10月29日)であります。特定の業種以外は、パート・アルバイトに係わらず、この最低賃金が適用されるので、フルで働いた場合、647円×8時間×5日×4週=103,520円が日給月給制の最低月収ということになります。さて、『夢屋国王』が諸事情で、単身世帯として生活保護の申請をした場合、山形県郡部は3級地-2という区分に該当するようなので、第1類生活扶助基準(食費や被服費)が29,590円、第2類生活扶助基準(水光熱費や什器費用)33,660円、障害・母子加算は付かないので、住宅扶助28,000円…合計91,250円であります。まだ、山形県は逆転していないかなどと思ってはいけません。パートでフルで働いた場合でも、国民健康保険税(最低月5,000円…市町村や前年の所得によって違います。)や国民年金14,980円は免除されていないので、可処分所得は生活保護費の方が高いと言うことが出来るかも知れません。一方、老齢基礎年金は、40年間の全期間納付した場合、年額786,500円だそうであるから、月額に直すと65,540円…明らかに生活保護費を下回っているのでありまして、年金生活者の場合は、それまでの貯蓄や事業者(自営業)としての永続的な労働を前提としないと、生活が成り立たないことを示しているのであります。


大沢山の「オジロアシナガゾウムシ」です^^;

太陽が西から昇らない限り、給料と言うものは右肩上がりに上昇(賃上げ)するものだと思っていた時代は、一体いつのことでしょう?
産業や経済のグローバル化などと言いつつ、正規労働者はリストラという名の下に切り捨てられ、派遣労働者や契約社員という名目の雇用形態が横行しております。それでも仕事にありつけた方は、まだマシでありまして、『夢屋国王』のように齢50も過ぎれば仕事は極端に少なくなるのであります。1億総中流社会などと言った頃は、一体何だったんでしょう?ここまで来ると、勝ち組とか負け組といったふるい分けではない。制度そのものが崩壊に近づいているとしか思えないのであります。
『夢屋国王』のご母堂さま『花ちゃん』のグループホーム費用や介護保険の自己負担分を考えながら、福祉のあり方を真剣に考える『夢屋国王』でありましたとさ…(今夜は、脳ミソがアルコールに浮いていない^^;)
ちなみに、巻頭画像のクサフジの花言葉は「私を支えて」だそうであります。

 

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