その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(いじめ)

2012-07-18 12:06:19 | 夢屋工房

毎日暑いので、お気に入りだった屋台のテンプレートをミント水に替えてみました^^;
ブログの内容がコユイのと昆虫のお尻を追っ掛けているスタイルに変わりは無いので、テンプレート(背景)を替えても『夢屋国王』のブログは暑苦しいままでありますけれど…。
そして、今夜も重くてコユイ話題を選んでしまいました。弱虫で泣き虫だった『夢屋少年』は、小学校5年生の時に剣道を始めました。風邪をひけば扁桃腺熱で高熱を発し、抗生剤を臀部に注射されることが嫌で、医者嫌いになるような子どもも、冬の冷たい体育館の床を裸足で歩き、防具の無い場所を竹刀で打たれている内に、少々の痛みには耐えられるようになった気がします。そんな『夢屋少年』時代にも、確かに「いじめ」はあったような気がします。「悪ふざけ」と「いじめ」の境界線が判然としないのでありますが、されている側が嫌だと感じれば「いじめ」であり、仕掛けている側にしてみれば「悪ふざけ」でしかないのであります。
我が子にしてみても、長女『有季菜先生』の場合は、バァちゃんに買ってもらったばかりの傘をカッターで切られたり、学校帰りに側溝に落とされたり…。二女『も~ちゃん』の場合は、仲良しと思っていたグループから阻害されたことに悩んだり、長男『ポン太郎君』は、「悪ふざけ」する同級生の顔面を引っ掻いてきたり…^^;
子どもの「悪ふざけ」にしては度が過ぎていたり、親が出るほどでもないと思える軽微なものであっても、当の子どもたちにしてみれば、真剣に悩んでいたことは確かであります。喧嘩はからきし弱い『夢屋国王』ではありますが、最低限の自己防衛手段だけは教えました。長女には、相手の鳩尾(みぞおち)に渾身の肘打ちを、二女には「仲良しグループ」というものの有り様を、長男には噛み付き攻撃を…^^;
「いじめ」に対して力の解決を図ることなど何の解決手段にも成りませんが、急場から逃れるためには最低限の自己防衛手段は持ち合わせているべきである。万が一、相手に怪我を負わせた場合は、それを教えた親が頭を下げれば良いことである。むしろ、緊急事態の子どもたちから眼を背けたり、怒ったりしてはいけない。何故そうなったかを先生にも知って欲しいと思ったものでありますが、傷を負わせた行為に、先生はただオロオロするばかりで、相手方の親に謝って欲しいと繰り返すばかりでありました。(愚か者!言われなくても頭くらい下げに行くわい。)

ある時、長男『ポン太郎君』のクラスで「イジメ」があったようであります。訳ありの年配の先生は、それを察知して「いじめ」た側の児童を押さえ付けたようでありますが、そのことが大きな波紋を呼びました。親にも叩かれたことの無い子どもたちですから、「先生に頭を壁に打ち付けられて血を流していた…。」などと根も葉もないウワサが流れ始め、教育熱心なお母さんの呼び掛けで、父兄会を開催して事情を説明いたしますとのこと。校長は「教育者として不適切な指導がありました。事情は当事者の子どもや親御さんもいらっしゃるので話せません。」と繰り返すのみで、何の説明にもなっておりません。当の先生だけがうなだれ、他のクラスの先生は「私たちは記録会に参加しておりましたので、一切事情を知りません。」と我関せずの態度…。
学校は教育の現場であって、警察でもなければ裁判所でもない。何かがあったという「事実」が公表されないから判断のしようもない。いじめた側の子どもも教育しなければならないし、いじめられた子どものフォローもしなければならない。ましてや豹変した先生の姿を見た子どもたちのショックも和らげてやらなければならない…先生とは、大変な職業で有ります。
しかし、このままじゃいかんよ。穏便にことを済ませ、あった事実さえも共有せず(ということは、親たちさえ信用していないということにもなる。)力で押さえつけようとした先生だけが糾弾される…。
親たちの抗議に耐え切れなくなった先生が最後に口を開きました。「彼(いじめられた子ども)は、捨て犬のように救いを求める目を私に向けていました!」子どもが死を選んでしまってから、解説や論評しても遅いのでありますよ。

コメント
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