その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(たな・ぼた)

2012-07-08 13:13:06 | 夢屋工房

「血液サ~ラさら~♪私が売ったぁ~♪」手首に付けるだけで、血液がサラサラになるというブレスレッド…某国営放送NHKの、ためして・・・。インパクトの強い謳い文句で、騙された被害者は全国で約8,000名、20億円の売上(被害額)だったそうであります。
いえいえ、今夜は「七夕」の夜…織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)夫妻が、一年に一度だけ天の川を渡って逢瀬を許された夜…短冊に願い事を書いて笹の葉に結び付け、川に流さなければいけません。(今では、不法投棄と勘違いされるかもしれませんので、決して川に物を流してはいけません^^;)
短冊に願い事を書く。純真な『夢屋少年』は、一体何を書いたのでありましょうか?血液も根性もドロドロの『夢屋オヤジ』には、遠い昔の話で思い出すことが出来ません。しかし、今ならきっと「私も彦星のように、一年に一度だけオッカーに逢えれば充分です!!!」と、本気とも本気ともとれる願い事(願望)を書くに違いありません。まぁ、その内、逢いたくても逢えなくなるお年頃になるはずでありますから、わざわざ願い事として書く必要もありませんけどね^^;
七夕前日に降る雨を「洗車雨」、七夕に降る雨を「催涙雨」と呼ぶらしいのでありますが、一年に一度の逢瀬に、いそいそと彦星が牛車を洗う水であり、逢瀬の後の別れを嘆く涙雨なのだそうであります。『夢屋国王』の場合は感涙雨^^;

何故、ここまで雨にこだわるかと言いますと、やはり我が在所「奥津島神社(弁天様)」の例大祭(前夜祭)は雨でありました。五穀豊穣をもたらす恵みの雨ではありますが、イベントには不向きな雨であります。しとしとと降る雨ならともかく、今まで天に貯まっていた水が一気に溢れ出したかのような雨…ここまで降れば、諦めもつくというものであります。
さて、雨とともに草が伸び、田んぼ回りの草の葉先にイナゴが出て参りました。不完全変態の彼らは、一丁前に幼虫時代から、バッタの形をしております。彼らにしてみれば、実に美味しい餌が豊富な時期であります。ひと雨ごとに
伸びるイネを食べながら、9月末には丸々と太った大人のイナゴに変容する訳でありますが、昨年は、福島の原発事故の影響でイナゴを獲る人がいなかったとか…イナゴにしてみれば恵みの事故と言えるのでありましょうか?
飛んで火に入る夏の虫…七夕さま願い事が叶うようにお祈りする『夢屋国王』にたなぼたの幸運など起こり得るはずもなく、明日こそは伸び切った庭の草刈りをしなければならないと思う庭師『夢屋国王』でありましたとさ^^;

コメント
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