その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ゆくすえ)

2012-07-17 12:11:57 | 夢屋工房

『行く末は 誰が肌ふれん 紅の花 』 (芭蕉)

本日は『海の日』…昨日まで「教育キャンプ」で遊ばせて頂きましたので、たまには家族サービスでも^^;
とは言え、山を越えてお隣の喜多方市(福島県)でラーメンを食べるか(美術館の特別展を見ながら)、オッカーの実家を訪問するか(冷たい肉そばを食べるか)の選択肢でありますが…オッカーの下した結論は、実家の訪問であります。本日は猛暑日が予想され、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』が暑さで喘ぐのを避けて実家で昼寝をしたい…選択の理由は実に簡単であります。我が家の行動の判断基準は、『柴犬コウ』の都合によって決められることが多くなったのであります^^;
『夢屋国王』は、キャンプのレクリェーションのドッジボールで張り切ったお父さんと激突して、少々背中の筋肉を痛めたようであります。それでも早朝から畑の草むしりをして、『夢屋水田』の畦畔雑草を刈ること4時間…途中、友人『ノロ君』と休憩を挟みましたが、9時を過ぎる頃から、もう暑くてやっていられない。今年も雑草に負けそうな雲行きではありますが、こんな暑い日に農作業なんかしていたら熱中症は避けられないのであります。


猛暑日に真っ黒に日焼けした『夢屋国王』…な訳はない^^;

オッカーの実家近くに『雛の湯』なる温泉もありますし、暑い日は温泉にでも浸かっていれば外の暑さも忘れるし背中にも宜しかろう…3連休の最終日くらいは、のんびりと過ごすのが一番であります。お湯に浸かって筋肉を解しておりますと、小さな女の子を連れたお父さんと遭遇いたしまして、ああ、国王にもこんな時代があったなぁ…などと、遠い昔を思い出すのであります。他所様の子どもに手を出しながら、我が子と遊んだだろうか…もっと遊んでやるべきだったのではないだろうかなどと考えてしまう日々でありますが、こうして温泉に来ている親娘を見ていると、私もそこそこ遊んでやったではないかなどと、自己弁護するのであります。(世のお父さん方!子どもたちと触れ合える時間は、非常に短いものであります。もっと大胆に、思い切り遊んであげてください…『夢屋国王』の反省も込めて^^;)

温泉に浸かってしまうと、猛暑日の外も幾分涼しく感じるから不思議であります。あとは昼寝と決め込んで、夕刻活動再開…暑くて誰も遊んでくれない公園の桜の木の葉にセマダラコガネを見つけました。その体長に比べて大きな触覚を、首とともに上下に動かしながら何を考えていらっしゃるものやら…何か考えているはずもない。しかし、下らない『夢屋国王』の禅問答に付き合ってはくれるようであります。人はどこから生じ、どこへ消えてしまうのか?これから何を為すべきなのか?セマダラ禅師は、首を上下に振って相槌を打つだけで、決して首を横に振り否定をしない。(首を横に振る筋肉が無いだけなのでしょうが^^;)酒と暑さで頭の一部が壊れかけた『夢屋国王』に付き合ってくれるのは、今は君だけでありますよ^^;

『紅の 薄染め衣 浅らかに 相見し人に 恋ふるころかも』(万葉集)

 

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