その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ふく・し)

2012-07-11 12:12:43 | 夢屋工房

7月10日は「納豆の日」なのだそうです^^;
平日ではありますが、本日は『夢屋国王』のご母堂様『花ちゃん』の要介護認定審査の日…朝から出稼ぎを休んで、基本調査に立ち会って来たのであります。誰しもが一度は通らなければならない道…老化は、お金持ちも貧乏人にも関係なく訪れるのであって、認知症になったことを隠していてもしかたないのであります。『花ちゃん』の場合は脳萎縮が進んでいる状態であり、今後も悪化することはあっても回復するなどということは望めないのであります。
介護保険制度では、寝たきりや痴呆症状により介護が必要になった場合、介護サービスが受けられるのでありますが、その介護サービスを受けるためには、要介護の状態がどの程度の状態にあるか判定を受けなければならないのであります。家事サービスの支援で日常生活が送れる「要支援」と常時介護を必要とする「要介護1」から「要介護5」までの6段階が設定されており、その介護度によって受けられるサービスの時間や自己負担額が変わって来るのであります。
『花ちゃん』の場合は「要介護5」…寝たきり、寝かせきりでは無いのでありますが、排泄のための介助や歩行のための介助、食事介助など、ほぼ寝ている時以外は、常時見守りが必要なのであります。ここ一年の内に『花ちゃん』は、息子である『夢屋国王』の事さえ認識出来ない状態になっており、食事を摂るという行為(意欲)さえも消失しかかっております。こんな状態であったとしても、ケアプランを作成し、今後一年の介護をお願いすることになるのですが、息子にしてみれば、「生きて呼吸をしているだけという『花ちゃん』に今後どうあって欲しいですか?」などとケアマネージャーに聞かれたとしても、「残された機能と命を平穏に暮らさせてください。」と答えるしかないのであります。


 夢屋水田にいたガムシ(牙虫)です^^;

老人福祉予算はパンク寸前…団塊の世代が一気に高齢化し、それを支える生産年齢人口(15歳から64歳まで)が年々減少していく。したがって、安心して老後を暮らすためには、野田首相が述べるように「消費税率のUp」以外、手立てがないのであります。税金などと言うものは、安いに越したことは無いのでありまして、今、仮に総選挙をしたとすれば与党は大敗するでしょう。しかし、いわゆる野党に消費税率を上げなくても高齢化社会を乗り切るだけの対案があるのでありましょうか?
熊しか歩かないような高速道路や人の乗らない新幹線を強引に地方に造る…土建屋施策とは、そろそろ決別し、社会保障といったソフト事業を真剣に考える時期に至っているのであります。「消費税率を上げないことがマニフェストである。」…結構々々、甘い言葉を発して「自分だけは消費税の引き上げに反対しました。だから、私は国民目線の国会議員なのであります。」なんて勝手な立候補者がいたとしたら、真っ先に落選させてやりたいものだとも考える。当然、公務員の利権や無駄な公共事業は止めさせなければならない。一方では、応分の負担がなければ日本と言う国家は立ち行かなくなることは明白だと思うのであります。
『夢屋国王』は、福祉について考察してみようと思うのでありました。(今日も脳ミソが、アルコールの海を漂っているのであります。)

コメント
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