その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(きずな)

2012-07-21 13:48:28 | 夢屋工房

画像は『夢屋本田』のお隣、『大龍さん』ちの畑の案山子であります。少々、人相が悪いような気もしますが、『大龍さん』も無愛想な方ですから、丁度釣り合いが取れているのかも知れません^^;
この案山子が何を守っているのかと申しますとスイカであります。彼の背後には見事にトウモロコシの雄花が咲いており、眼下にはスイカ畑となっているのでありますが、例年スイカはカラスに、トウモロコシはキジやタヌキの餌になっているようであります。犯人であるキジの親子は、『夢屋国王』の公用車である軽トラックの前をよく横切りますし、タヌキはしっかり中干しをした田んぼの土に足跡を残しているので言い逃れは出来ないのでありますよ^^;
このところオホーツク高気圧に覆われ、天気は良いが夕方になると肌寒い日が続いております。しかし、2週間前に刈った本田の草は伸び、今朝は3時間ほど掛けて出穂前の最後の草刈りを敢行いたしました。これから水田は、眼に見えない敵との戦いの場になります。カメムシの吸汁被害であり、いもち病と紋枯れ病が心配される訳でありますが、今のところ稲の葉先にはいもち病の病斑は出ておりません。出穂前の最後の草刈りと表現しましたのも、カメムシ類は昼の間、草むらに忍んでおり、夜間にイネの穂に移動することから、草刈りが遅れると草むらのカメムシを水田に追いやることになり被害を拡大させてしまう恐れがあるのだとか…私の場合は、捕虫網を水田で振り回しながら、カメムシを確認しようとしますが、多くの農家の場合は、カメムシが居る居ないに係わらず、予防対策として何度か薬剤散布を行うようであります。

草刈りにしても、営農者が高齢化しているので畦畔の草刈りをしないで、春から何度か除草剤を散布する農家が増えてきております。農薬を散布しようが草刈りに汗を流そうが、米穀商に売り渡す価格は同じなので、楽した方が良いに決まっているのでありますが、『夢屋国王』の場合は、有機(勇気)農業をしない代わりに必要最小限の薬剤に留めようと心掛けているのでありますエヘン^^;
さて、今夜は遥か昔、『夢屋国王』が青年団員だった頃のメンバーの結婚を祝う会を催すのであります。ハハハ、何たって50歳の新婦であります。彼女の場合は、もう結婚は無いな…などと勝手に決め付けておりましたが、風の便りに今春入籍をしたとのこと。誰か段取りをしてくれないだろうかなどと、今では良きお母さんになった女子団員の要請に応え、『夢屋国王』が勝手に幹事を引き受け強引に「祝う会」を開くのでありますが、地元に居ながら彼是20年も飲んでいないメンバーを、半ば強制的に呼び出す披露宴…こっそり入籍を済ませた新郎新婦だけは、ノリノリのようであります。まさか、妊娠は無いな…いや、絶対ということは無い^^;
草刈りの難を免れたヒルガオの花言葉は「優しい愛情」そして「絆」なのであります。

コメント (2)
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