その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(したう)

2012-07-27 12:33:00 | 夢屋工房

「東北地方も梅雨が明けたと思われる…。」最近の気象庁さんは、クレームを気にして実に曖昧な表現で梅雨明け宣言をいたします。しかし、全国100地点で猛暑日を観測したとか…こんな日に外で運動や仕事をするのは自殺行為に等しく、「気合だぁ~!」とか「根性ぉ~!」などと叫んで、外に飛び出すのは控えるのが上策であります。
さて、受験勉強で難問が解けた時の一服は至福のひとときでありました^^; 「この案件は、絶対無理です!」そう断言するかつての部下に、「この世の中に、絶対無理という事があるのだろうか?」と反論する。むしろ、絶対無理と決め込んで行動規制している自分がそこに居るような気がするのであります。今さら、受験勉強をしても東大に入ることなど「絶対無理」でありますが、入学は叶わなくても駒場キャンパスには何度も足を踏み入れたことはありますし、本郷の赤門をくぐって東大の中に入るくらいは出来るのであります^^;
一休禅師のとんち話ではありませんが、物は見る角度によって変化し、立体形としての円柱も、真横から平面的に捉えれば長方形になり、上から眺めれば円になり、切り取り方によっては楕円形を造ることも出来る。円柱は柱として使う…横に転がせば、荷物を運ぶためのコロに使えるのであります。こんな風に得意げに語るのも、実は難題をひとつ解けたからでありまして、このところ『夢屋国王』の発想は、緻密にして大胆、鷹揚なようで丁寧…ご機嫌であり、自画自賛するのであります。(誰も褒めてくれないときは、自分で褒めることにしております^^;)

しかし、絶好調であると言っても、他者の協力があることを忘れてはいません。今年、悪戯で植えたサクランボの葉の上には、何匹かのアマガエルが止まっておりまして、よく見ると彼らのウ〇コではない排泄物が大量にあり、葉っぱも食害されておりました。どうやら、彼らは蛾の幼虫を大量に食べていてくれたようであります。『夢屋国王』が雑草に負けそうになっている最中でも、彼らは彼らの仕事を忠実にこなしてくれているのであります。『夢屋王国』には租税がありません。昆虫やカエル、モグラの類に税金を課そうと思っても、彼らに負担能力も無ければ、差し押さえるべき資産も持ち合わせていないのであります。いわゆるタックスヘブンの王国内では、彼らが持ちえる最大の行動(能力の発揮)が唯一の税金であります^^;
古代中国の唐代に完成した「租庸調」…庸は年間20日間の労役の義務でありますが、1日当たり絹3尺を納めれば労役も免除されたとか…しかし、アマガエルに絹の納付を求めてもせん無きことでありますので、こうして虫を食べるという行為を正役として認めざるを得ないのであります^^;
どうにかして、彼らから税を収奪しようとした結果、得た結論…暑さの中で脳ミソも汗に浮かんでいる。アマガエルは、こんな呑気な国王を慕ってくれているだろうか…ネジバナの花言葉は、「思慕」なのであります。

コメント (4)
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