その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

カルネアデスの板

2014-09-11 12:04:05 | 暮らし

我ひとり 罰を逃れん クモの糸 (by 夢屋)

朝露に濡れたイネを見ていると、天界の蓮池から1本のクモの糸が降りて来たのであります。罪穢れ多き『夢屋国王』は、俗界からひとり逃れようと、その1本の糸にすがり付くのでありましたが…。
芥川龍之介の児童文学作品「蜘蛛の糸」を連想させる情景であります。刑法第37条の「緊急避難」に該当すれば「カルネアデスの板」の例に従い、『夢屋国王』の行為は罪には問われないはずなのでありますが、お釈迦様は無情にも『夢屋国王』の手元で糸を切られたのであります。もう少し俗界でもがき苦しめとの啓示でありましょうか?
ということで、朝から妄想する『夢屋国王』であります。

今年手掛けたメロン「テルサ」は素人でも作りやすく、夏の日差しを充分に浴びて、「庄内ネットメロン出荷規格表」によるところの4L級(1.8kg以上)のメロンも混じっております。無農薬に徹し、途中「うどん粉病」が発生したためでしょうか、残念ながら果実にくすみがあるような気がします。高級品に仕上げるためには、まだまだ技術を磨く必要があるようです。それでも、出稼ぎ先における評判は上々で(ただで食えるのだから、当たり前ではあるが…)報酬には繋がらないものの、客筋の反応を見ながら、来年に向けた課題を拾い上げ、来年への意欲をかき立てるのであります。

昨晩、土鍋でコトコトと煮込んだ『とまとそ~す』は『夢屋国王』の呪文が効いたのか、熱いうちは「トマトジュース」に見えたそれも、瓶詰めにされ、ひと晩寝かされて立派な「トマトソース」に変化しておりました。余計なことに、ザルで裏漉しなどするものだから、ソースの量は、使用したトマトの3分の1程度の量になってしまいました。
当然、『第1サティアン』における恒例の朝のミーティングに持ち込み、友人『ノロ君』と試食…バジルソースの緑とパプリカのピクルスの黄色、そして、トマトソースの赤で『トリコローレ3点セット』(本当は、平和と正義を象徴する白が必要なのでありますが…)でリリースしようとオジさんの妄想は暴走するのであります。お隣の『悦ちゃん』も参戦し「これは『ニンニク味噌』と違って、色々な料理に使える…。」と味にはうるさい『悦ちゃん』からも高評価が得られました。

得意げな『夢屋国王』は、出稼ぎ先の婦女子に振舞って、モニタリング調査件数を増やすのでありますが…夕刻、家に辿り着いた時には、哀れ瓶底に少し残る程度…これを好評だったと見るべきか、単に『タダの物』に群がったと言うべきか?
最後は「ソン・イェジン」さんにトースト(はんぺんではありません!)でお供えして、今夜もビールを美味しくいただきましたよ^^;
明日は、人間ドックであります…大丈夫かな、こんな調子で?

コメント
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