その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

尻かげる

2014-09-13 14:01:53 | 暮らし

色さめて 時の移ろい 写し出し (by 夢屋)

「美人は大変だねぇ~!」
先日の人間ドックを終えて、出稼ぎ先に出社した『夢屋国王』の第一声であります。
「えっ!何でですかぁ?」と空かさず女の子Bが聞き返す。
「いやぁねぇ…今朝の健診で、40代前半と思われる美人さんが、早朝からバッチリメークな訳。診察を受けるときは顔色なんかも判断のひとつになるから本当はねぇ…。でも、崩せないんだろうなぁ、いつもの生活。そういう奥さんをもらうと旦那も大変だろうなぁ~肩凝っちゃって…うちは大丈夫、ブスだから^^;」
いつも朝からこんな調子でありますが、こんな『夢屋国王』も最近肩凝りが厳しい。さては『夢屋国王』もオッカーの存在に緊張しているのか?そんな訳はない。香しき匂いも3日もあれば飽きが来るが、空気の存在を気にする人はいまい。緊張しない、人の生活に干渉しない女性がオッカー選定の基準だったはずだから…血圧も正常、要するに『大人の眼鏡』が常時必要なお年頃では、文字を読む仕事が苦痛になって来たに過ぎないのであります。

遊びのネタを考えながら仕事をし、今日も「乾燥バジル」の作り方を思案する。電子レンジで加熱すれば、緑色を残したまま乾燥させることが出来るのですが、保存瓶に入れても湿度の高まってきた秋は、ひと晩でシナシナになってしまう。乾燥剤が欲しいのでありますが、最近は包装技術も進歩し、お菓子にも乾燥剤が入っていることが稀なのであります。海苔にお菓子…お菓子?そうだ、『かおるちゃん』に電話してみよう。
幼馴染みの『かおるちゃん』はケーキ屋さんだから、営業用の乾燥剤を持っているはずだ。早速、お店に電話をかけ、「あれほれ、何だっけ…あ、そうそうシリカゲルある?」とまぁ、物の名前が出てこないオジさんの急な電話に、「用意しておくから、いつでも取りに来て。」と応えてくれる。
タダで頂戴と頼むのも厚かましいから、「なめらかプリン」など家族へのお土産を買って…、
「ところで、何に使うの?仕事で実験?」(かおるちゃん)
「自宅で乾燥バジルを作ろうかと思って…。」(夢屋)
「いいねぇ、それ。いつでも分けてあげるから^^;」(かおるちゃん)


山形県飯豊町「どんでん平ゆり公園」にて

ご機嫌な『夢屋国王』は、帰宅してプリンをオッカーに渡す。
「どうしたのこれ?」(オッカー)
「かおるちゃんのところからシリカゲル貰ってきた。タダって訳にいかないから…。」(夢屋)
「シリカゲルなら、100金に置いてたけど。」(オッカー)
喜び勇んで帰った『夢屋国王』のテンションを一気に下げるひと言を頂戴いたしました^^; まぁね、偶然ではありますが、9月12日は我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』の三回目のお誕生日でした。こうして見ると、我が家の『柴犬コウ』は、我が家の家風には似つかわしくないキリリとした美人犬であります。連れて歩くと「あら、かわいいワンちゃんだこと。美人さんだねぇ。」なんて良く言われますから、ホント。
連れて歩くのがオッカーだから、引き立て役にはうってつけかも知れません。しかし、彼女はお誕生日に『お尻カイカイ病』を患ったらしく、今日も主治医の『大竹先生』に診てもらったとか。「お尻に薬剤スプレーをシュッとされて、Fuhhhh~!」オッカーが治療の光景を説明してくれるのだが、実にお気楽な毎日を送られているようで…「お父さんなんか、かれこれ1年以上、薬らしい薬飲んでいませんけど!あんた犬でしょうイヌ…シリカゲルでも突っ込んでおきな。」とヤキモチを焼く『夢屋国王』でありましたとさ。

コメント
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