息子らも 稔れ稲穂に やどる露 (by 夢屋)
連休4日め…代休や忌引き休暇で、『夢屋国王』は連休となってしまいました。さて、『夢屋水田』の稲刈りを21日(日曜日)とするのか23日(秋分の日)にするのか迷い続け、こんな時は、田んぼを監視している『アマ執政』に聞くのが一番と相談してみる。
執政曰く「夢屋本田は、残り肥料が後効きした箇所があり、まだ青い稲穂もあるから、天気と『久雄ちゃん』の都合とを相談しながら、今度の週末に行うのがよろしい。夢屋農園水田エリアは、本日の稲刈りが頃合かと…。」
哲学するアマガエルと『夢屋国王』の意見は一致し、友人『貧乏父さん(H.N.)』の長男『貧乏息子(失礼!)』の応援を要請したのであります。彼は、農協の果樹集荷場で時給900円のアルバイト中…『夢屋農園』は、現在、赤字経営中であるから最低賃金を下回らない程度の時給700円しか支払えないなどと労働条件を示しながら、『第2期研修生』という名目で、オヤジ同様、研修という名の強制労働を強いるのであります^^;
朝露に濡れた稲を刈るのもしんどいことであるから、『夢屋国王』は『第3次越冬隊員』が、快適にこの冬を乗り切れるように、『第2サティアン・テラス』の改修計画を実行する。天井材を銀色の遮光シートから、半透明なビニールシートに張り替えるのであります。このところ朝夕の冷え込みがキツイから、テラス用に簡易な薪ストーブを導入し、昨夜、『オジSUNず』のDVD鑑賞会で順延された「火入れ式」を厳粛な面持ちで実施していると、友人『ノロ君』が子分の『半次郎』を伴ってやって来る。快適で柔らかい薪ストーブの暖かさを感じながら、モーニングコーヒーで朝のひとときを過ごす優雅な戦闘前の光景であります。最近、吠えれば『第2サティアン』でエサにありつけると学習した『半次郎』は、今朝も『夢屋国王』を恐喝し、昨夜の残り物を与えられて満足しております。
約束の午後1時…先週の経験から『体験農業』を実施するには、お客様に一番美味しいところを用意しなければいけないと学習した『夢屋国王』であるから、第2期研修生である『貧乏息子(失礼!)』のために、直線2往復程度の稲を刈り残し、「稲刈りやってみるかい?」と聞いてみる。案の定、彼は食いついてきて、簡単な機械操作説明だけで見事な『一日百姓』に変身するのであります。
『夢屋国王』の体感時計は実に正確であり、1時間ほど作業をすると嫌になってくる。(タバコを吸いたくなる。)気温25℃前後で、快適な天候なはずだが、強制労働を行っていると汗が滲むし、熱中症になる心配は少ないと思うのだか、水分を補給しようなどと声をかけ、休憩を取るのであります。(これが『貧乏父さん(H.N.)』相手なら、こき使うだけこき使ってやるのだが…^^;)
『貧乏息子(H.N.)』も先週の経験が生きて、実に慣れた手付きで「はせ掛け」をこなせるように成りました。稲杭を荒縄で「男結び」で固定しながら、作業が終わったら「男結び」を教えてやるなどと、あくまで『強制労働』を『研修』と言いくるめる『夢屋国王』であります。作業が一段落して、「男結びが出来たら時給を上げてやる。」などと声をかけ、実際やらせてみるとぎこちない手付きながらも、何とか結べるようになり、約束通り時給700円を800円に昇給…^^;
「貧乏父さんも男結びは出来ないはずだよ^^;」と褒めることを忘れずに…。
そして、今日も日が暮れるのでありましたとさ。