その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

タコの足、1,000円

2014-09-03 21:21:16 | 暮らし

死出の旅 穂首で見送る いなごかな (by 夢屋)

今朝、1匹のコバネイナゴがススキの穂に留まって高みの見物をしておりました。人間社会の喧騒をあざ笑うのか、はたまた、そう長くはないであろう自分の人生(虫生)を哲学しているのか…。
昆虫たちにも病気があって、家畜として飼育されてきたカイコガでは、軟化病・硬化病、微粒子病などが知られております。人間と同じように、その病原菌は、カビであったり、細菌・ウイルス、原虫であったり様々ですが、カビで病気に感染した昆虫が、周辺の植物のより高い所へ移動するという行動が取られることが知られていて、人間本位でその理由を考えて、カビの胞子を遠くに飛ばすため…などと解説する人もおります。カビの毒素(成分)が昆虫の脳を刺激するとすればこれもまた面白い現象ではあります。


これは、タコじゃなくてトウモロコシの気根

友人『ノロ君』の隣に住む『悦ちゃん』のご主人が、ミズダコとイナダを釣り上げて来ました。アジやイナダを狙っての釣行だったらしいのだが、彼の竿には大型のタコが掛かり、これが船底に張り付いて取り込むのにかなり難儀したらしい。「今は市場でタコの足1本、1,000円。タコには足が8本あるから8,000円、頭も付いているから今日の船代はこれ1匹で元が取れたよ、お客さん!!」と船長に褒められ、ご主人『ヒデオちゃ』はご満悦だったようであります。
貰いタバコのお礼にと『悦ちゃん』は、釣果を刺身や焼き魚でお裾分けしてくれるのでありますが、タコの下拵えだけでも有に1時間は掛かったに違いありません。ヌメリを取るために塩もみをし、大根おろしでまた揉んで、さらに茹で上げる…スーパーの大半を占めるモーニタリア産のタコと違って、身は柔らかく実に美味しい。たこ飯なんぞで出てきたら、さらに美味かったろうに…頂いて、さらに食指が伸びる『夢屋国王』であります。

『悦ちゃん』ちの嫁さんが孫と縁日でたこ焼きを買って来たとか…家にタコがあるのにと口説く『悦ちゃん』でありますが、お祭りの屋台で買うそれは、家で作るのとはまた違って、例えタコの切れ端さえ入っていないことが分かっていても買いたいものなんですよ^^;
足は刺身で、頭はマリネ…タコは内蔵くらいしか捨てるところがない。そうそう、イナゴも佃煮になれば、全身利用されますが、以前はスーパーでも見かけることがありましたが、最近は売りに出てませんなぁ…イナゴの佃煮。福島原発の影響とか、農薬が心配だとかおっしゃる方もいらっしゃいますが、先のそう長くないオジさんは、稲刈り後、イナゴでも捕まえてみますか…。

コメント
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