その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

枯れ木に花を…

2014-09-06 10:38:16 | 暮らし

交叉する ススキの道に 夢かける (by 夢屋)

肌寒い朝、まだ「マドガ♂」は♀を求めて飛び続けています。草刈り後のオヒシバに留まった♀の腹部はでっぷりと膨らみ、さほど飛翔力があるとは思えませんでした。♂もまた、大型の蝶類と違って、その飛び方は弱々しく、♀を探索する飛翔は、5m程度の幅を右に左にと繰り返し飛び続けるような、実に非効率的な飛び方であります。
ならば「マドガ」の幼虫の食草である「ボタンヅル」という植物が、♂が右往左往する場所近くにあるのではないだろうか…『夢屋探偵』は、そんな推理をしながら、田んぼの脇の藪の中を探し回るのでありますが、「マドガ♂」同様に「ボタンヅル」を見つけることが出来ません。ここ山形では、「ボタンヅル」以外の植物を食草にしているのではないだろうか…次なる大胆な推理をし、作業ズボンを濡らしながら藪の中を探す毎日であります^^;
興味の無い方がその挙動を見れば、一体『夢屋』は何をしているのやらと内心思っているのだろうけれども、声を掛けられたりはしません。万が一、声を掛けられたとしても「ションベンしようかと思って…。」などと適当に誤魔化そうとも思ってます。どうせ説明しても理解してもらえないだろうから…~~;

『夢屋国王』と同様に朝露に濡れる「ガガンボ」…大きな葉の陰にでも泊まれば良いのになどと声を掛けようものなら、「お前さんと同じ。構わないでくれ。」と言い返されそうでありますが…。

さて、そんな非効率的な朝の昆虫採集をする毎日ではありますが、突然思い立ち、庭木の「伽羅木」に7年振りでハサミを入れました。今は亡き、我が家の古老がその父から受け継ぎ、そして今は『夢屋国王』が引き継いだ庭木…「黒松とヒバは、大変だから切れ。」が古老の遺言だったような気もしますが、体力が許すならばとまだ切らずに、適当な(いい加減な)手入れをしております。
古老自慢の「伽羅木」は、40年程前、通りかかった植木屋さんに、当時30万円程で譲って欲しいと言われた物らしいのですが、古木となり葉が黄色になり、枯れてしまうのではないかと思い、ハサミで刈り込むことが出来なかったのであります。下草をむしり、堆肥などを施していたら、ようやく樹勢が回復し、今度は枝振りが分からないほどボサボサになってしまいました。垂れ下がった枝に支えなどを施しながら剪定してみましたけれど、画像をUpしないのは…恥ずかしいから^^; まだ、羞恥心というものが残っているらしい。
子どもたちには、私のもしもの場合を考えて、「どうせ管理できないだろうから、俺が死んだら切っていいぞ!」と申し渡してある。そうは言われても、私自身が切れないのだから、さぁ、残された子どもたちは、どうすることだろう。やはり、私自身で切り倒してやらなければいけないのだろうかなどと考えるオヤジでありますよ^^;

明日は、集落内の生産組合の慰安旅行。秋の日本海を眺めながら、海鮮バーベキューであります。少し栄養を蓄えてきましょうか。

 

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