その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

花潜り

2014-09-17 21:43:59 | 暮らし

あなたは 今 幸せを感じてますか (by 夢屋)

人生色々、幸福感も人それぞれであります。スペアミントの花で盛んにエサを食べる「コアオハナムグリ」は、彼の人生(虫生)の中で最も幸せなひと時を過ごしているに違いない。食足りて差し迫った危険が無ければ、そこそこ満足できる人生ではある。
しかし、人間の場合は「欲」が湧く。「意欲」程度なら喜ばしい限りでありますが、「我欲」は留まるところを知らない。例えその追求が、他者を不幸に陥れるようなことになったとしてもであります。

さて、連休明けの『夢屋国王』は「ヒメノモチ」の刈り取り作業に満足し、重い頭を引きづりながら大宴会の後片付けをするのであります。メニューは、焼肉と「だだちゃ豆」、スルメイカを使った海鮮パスタ。油物を洗いながらコーヒーを一杯、友人『ノロ君』が後片付けの様子を覗きにやって来る。彼は日頃の生活態度とは裏腹に律儀に後片付けにはやって来る。まぁ、このところ『夢屋国王』の方が早起きだから、彼の唯一の子分「半次郎」を伴い『第2サティアン』を覗く頃には、大方の後片付けは終了しているのだが…。

昨日の戦果である「ヒメノモチ」の杭掛けの様子であります。左が在来工法の杭掛け…山形県置賜地方では、何故かしら農家は6進法を採用する。稲束6束で1束(いっそく)と数え、これを八つ準備する。計48束(たば)が1本の杭に掛ける数量であります。経験的に稲杭5本で1俵(60kg)、今回は12本分の稲束が出たから概算で2俵ちょっと行くはずなのでありますが…コスズメの襲撃に合わなければという条件付きでありますが…^^;
左側は、「ハセ掛け」という手法…この形式は、天日乾燥の途中で、稲束の架け替え(上下を入れ替えて生乾きの箇所を解消する作業)を必要としないのでありますが置賜地方では採用されない…横に通す細木を考えると材料代が嵩むようであります。『夢屋国王』の場合は、量販店で買った1本1,000円のステンレス製物干し竿で代用しちゃいましたけど。
この後、ハセ掛けの周囲を寒冷紗で囲い、秘密兵器『ハッ!鳥君』を巡らせまして、コスズメ対策も入念に行っております。
友人『ノロ君』は、コーヒーを飲みながら少々不機嫌であります。なぜなら、彼が哲学する時に癒しを与えてくれる、開放感あふれる吾妻連峰の山並みを、ハセ掛けが遮ってしまったから…。「山が見えないってことは、向こう側からもコチラの様子が見えないってこと。当分は、おバカな『オジSUNS』が、何の気兼ねもなく乱痴気パーティが出来るってことよ。」などと言い訳をするのだが、彼の夢のひとつであるドラム缶風呂『夢の湯』に入ろうなどと言い出す始末…オジさんのおバカな欲も尽きることはないのでありますよ^^;

コメント
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