
今朝の訪問者は「ヒメクダマキモドキ♂」???
仕事に追われて話題(画像)がない^^; と思っていたら、早朝の『団結小屋』に「ウマオイ」でもないバッタの来客がありました。調べてみると『ヒメクダマキモドキ♂』のようでありますが…(同定が間違っていたらご免なさい^^;)しかし、名前を付けるにしても『くだを巻く(ぐだくだ不平をならべたてるの意)』を連想させる『クダマキモドキ』とは可哀そうである。鉛筆立ての筆先に止まって鳴く様子もなく、酔っぱらっているようにも思えないから、特に迷惑行為を行っている訳ではありません…むしろ、勢いで長男『ポン太郎くん』に雷を落とした『おやじぃ』の方が『うだで(鬱陶しい)』オヤジでありますよ(笑)
しかし、昨日の怒りは朝になっても収まらず…その原因は、指導した(言いつけた)仕事をしていない姿に腹が立ったのでありますよ。『おやじぃ』が『全摘手術』を施した「お手本圃場」のキュウリの樹勢は回復し、病変葉もほとんど見られなくなったのに、彼の圃場はドンドン病変葉が広がっていく…何故?そして、品質・収穫量が上がらない…何故?このままでは、従来と同じようにお盆前には圃場全体が枯死してしまうのではないだろうか?という焦りが怒りに火を点けているのですよ…。
『おやじぃ』の圃場はすっかり回復したのに…
朝からカリカリして怒鳴っていてもらちがあかない…怒っている自分の心を落ち着かせるためにオッカーに尋ねてみた…「やり方、仕方を実地で教えているのに何故出来ないのか(しないのか)」…すると、いつもなら「教え方が悪い」と逆ギレするオッカーが冷静に彼の部屋を指さして曰く…「彼は決断できないんです。捨てられないんです。」とポツリ…なるほど、自信が無いというよりも、優柔不断で「切る」「切り捨てる」という行為が出来ないのである。
怒ってばかりいても仕様がないので、もう一度、彼の圃場で摘葉の方法を確認しながら教えてみた。何故、主幹の先端(成長点)を目通りの高さで切り落とすのか…親蔓は上に上にと伸びようとするから、その分の栄養が子蔓に回らずに棚の上部に空間が出来てしまうのである…だから、品質、収量が向上しない…『オヤジいつまでもうるさいぞ!これからは俺たち(子蔓)の時代だから引っ込んでろ!プツン!』とオヤジを乗り越えるための冗談を交えながらね。(彼は怖くて、冗談とは思っていないに違いない^^;)
植物の名は「ヘクソカズラ」…これまたねぇ^^;
「コレ!実を取り終えた後の病変葉はサッサと切り落とせ!」「実が付いていても病変がひどい葉は、実ごと切り落とせ!」…「果実(子)を大切にしても、本体(母体)が衰弱して死んでしまったら何もならないのである。」「そのかわりに強く摘葉したら、がんばれと薄い液肥を株元にかけてやれ。」etc. さて、これで回復するのかどうか…『おやじぃ』のお手本圃場を見てみろ、『タケちゃん』の圃場の葉色をもう一度見に行ってみなさいetc.…やるかやらないかは、長男『ポン太郎くん』次第である。
はてさて、「半抑制キュウリ」の植え床を作らなければいけない『おやじぃ』は、一から十まで彼に付き合っていられない。夜もとっぷりと暮れて、『おやじぃ』担当の圃場に水遣りをしていたら、真っ暗な中で殺菌剤を散布していましたよ…こうした定型的な仕事はしっかりやっているのでありますよ。もう9時だというのにねぇ…。
ハウスの耕運も終えて、遮光ネットを張ってみた…
ああ、やっているはずなのに…怒られてしまう何故^^; 『おやじぃ』の手持ちのヘッドライトを手渡しましたけれど…(おバカだねぇ、見えない状態で散布したって…でも、これは怒れない^^;)
小さな規模の農家が、これから生き残って行くためには、手間を惜しんではいけないし、他人の技術は積極的に盗まなければいけないし、不足する資金は、アイディアで対処していかなければいけないのだよ。葉っぱを惜しんで、キュウリの数(曲がったキュウリ)を惜しんで、働くことを惜しんでいては生きていけないのよ^^;
まぁ、これが一般企業だったら、確実にパワハラで訴えられるね。(いや、家族だからといっても立派なパワハラである^^;)だからといって、優しく教えて、優柔不断さは治るものなのかい?『昭和のオヤジ』のやり方は、確かに今風ではなく間違っている…けれど、この道で食えなければ、彼は今後どうやって生きて行くのかね?アハハ、夜遅くまで働いてくれたから、来月の時間給料は跳ね上がるはずでありますよ(大笑)
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