1月1日
車での移動はすべてナビまかせ。目的地のお寺の電話番号を入れてオン。あとは案内に任せればいいので大助かりだ。一応、八十八ヶ所札所めぐりの案内書は図書館で借りてきているので、寺に関する知識はそのテキストを頼りにして歩く。
最近、本は買うより図書館で借りることにしている。その方がお金はいらないし、家の中がかたずきやすくていいです。
5番 地蔵寺
五番地蔵寺 11時48分 六番安楽寺 12時12分 七番十楽寺 12時30分
八番熊谷寺 13時 九番法輪寺 13時25分 十番切幡寺 14時30分
十一番藤井寺 15時15分 十二番焼山寺 16時30分
この日は、12寺を巡る。最後の焼山寺は山の上にありくねくね道に車を走らす。夕暮れ間近で人の姿はない。いやに広い駐車場に着いた。1台車が停めてある。駐車場から本堂までしばらく歩くことになる。道々様々な仏様の像が建っているのが面白い。
本堂の本尊虚空蔵菩薩に挨拶をして、太子堂で南無大師遍照金剛を称える。
虚空蔵菩薩の真言は
のうぼうあきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか
虚空蔵菩薩の真言と、弘法大師との関わりには面白い伝説がある。
空海が官制の坊さん養成所を中退して修行に励んでいた頃、ある一人の沙弥から不思議な教えを聞く。それは、この真言を一日百万遍、百日間続ければ計り知れない能力が身につくというものです。確かに、空海の能力は神がかり的なものがあるようですが、これは先天的なもので、幼少時からずば抜けていたといわれてます。そういうことから、こんな伝説が生まれたのではないかと思います。
焼山寺を降りてしばらくすると、運のいいことに道の駅があり、近くに温泉もあった。
大晦日にもかかわらず、混雑していたが、とりあえず汗を流し、着替えを済ませて車の中で夕食を済ませる。
明ければ元日だ。天気はよくて夜は星がきれいだった。