第2回目となる大山一周マラソン大会。参加者は一人。
朝6時、大山寺橋横の駐車場をスタート。まだ暗いが、登山者の姿がチラホラ。北壁は白い雪をまとっていた。昨夜降った雪だろうか。ヘッドランプ首にかけてしばらく歩き、下のリフト乗り場辺りからゆっくり走り出す。中ノ原のホテルは、朝食の準備に余念がない。
香取(1時間) 甲(2時間) 少年自然の家(3時間)
大父からの峠(4時間) 三本杉バス停(5時間) 地蔵峠への登り(6時間)
東大山橋手前(7時間) 象山が見えて(8時間) 御机への下り(9時間)
奥大山スキー場(10時間) 一の沢(11時間)
帰り着いたのが、5時52分でした。一応12時間以内で帰れたからまあまあです。年齢的にもこれくらいが限度かな? 以下に多少の説明を入れますので何かの参考にしてください.
大山1周コースとは、大山寺~香取~船上山(茶園原)~大父木地~三本杉~地蔵峠~鏡ヶ成~御机~奥大山スキー場~鍵掛峠~横手道~大山寺です。このコースを歩いたり、走ったり、積雪期にはスキーでシール歩行(あるいはスノーシュウ)などをして一周します。
徒歩による一周
数年前、朝6時に大山寺をスタートして徒歩による一周を試みました。暗くなるまでには帰れるだろうと安易な気持ちで出発。あいにく、香取辺りで雨。カッパを着て歩きました。しかし、すぐに靴は雨に濡れ、靴下はグショグショ。そのせいかマメができました。頑張って鏡ヶ成まで行きました。ここでホテルに泊まれば良かったのになぜかそのまま歩き、夜9時頃裏大山スキー場までたどり着きました。ここには、立派な建物があるので泊めてもらえるかと思っていたら「今は宿泊はやらない」とのこと。
ほんとに困ってしまいました。足は痛いし体はよれよれ。もう歩く元気もないの建物の裏側の軒下で一夜を過ごしました。幸いに、段ボール箱の折りたたんであるのを見つけ、これをトンネルのように並べて中に入り、雨音を聞きながら眠ったものです。翌日くらいうちに起きて歩きました。何せヘッドランプなど用意していなかったので建物から少し離れると完全な闇が広がります。ストックをたよりに「座頭市」のような状態で鍵掛峠まで。この辺りから明るくなりましたが大山寺に着いた頃はまさに瀕死の状態でした。 結論として、歩いて一日では無理と言うことです。
スキー利用による一周
春の残雪期、出雲の妹尾さんとスキー一周に挑戦。車一台を大山寺に置き、もう一台で三本杉と地蔵峠の間くらいまで行ってここからスタートしました。妹尾さんはテレマークスキー、私は歩けるタイプのちょっと変わったビンディング(自衛隊がつかっているようなタイプのもの)にそれぞれシールを貼り付けて歩きました。はじめの頃は良い調子でしたが、日が昇るにつけて雪が緩み、シールが重たくなります。鏡ヶ成辺りでグロッキーになり携帯で大山寺の旅館に予約を入れざるを得なくなりました。結局、大山寺まではがんばりましたがこの時もくたくたでした。確か、夜の9時過ぎに着いたように記憶しています。翌日はもうやる気なし。おまけに、朝警察から電話がありました。道路脇に駐車しておいたのがいけなかったようで、地元の方から遭難ではないかとの連絡があったそうです。こういう場合は、車のフロントにメモおくようにとのことでした。
スキーによる一周といつても、そんなにすべれるものではないことが分かりました。雪の状態にもよるかもしれませんが・・・?立山からの上高地までのオートルートに挑戦したい人などのトレーニングに良いでしょう。条件の良いときにもう一度挑戦してみようかと思っています。
ランニングによる一周(see: 2009/8/27 試練の大山一周)
これは、昨年より始めました。昨年度は、1泊2日の計画でした。鏡ヶ成にテントを置き、大山寺から朝6時スタート。夏の暑い日でした。途中アブに襲われたりしながら3時過ぎ頃に鏡ヶ成荷到着。この日も地蔵峠辺りから足の痛みが激しく、走るのはもちろん、歩くにも難儀しました。今年は昨年度ほどのことはありませんでしたが、多分、エネルギー補給と多少なりとも長距離になれたことが原因かもしれません。 長距離ランニングのエネルギー補給についてはもう少し勉強しておかないといけないようですね。荷物を担いだ長距離縦走の場合とはいくぶん異なるような気がしますがどうでしょうか。