6月3日(金)
昼過ぎ下山キャンプ場へ荷物を運び込む。まだ人影も少なく、キャンプ場は閑散としていた。少し前に到着していた古浦氏がテント場所を確保していてくれたので、キャンプ場所に関しては何も問題は無い。
車とキャンプ地との間を何度も往復し終わった頃、仲間の内田さんが到着。二人でターフを張り、それぞれでアライのテントも張り終える。テントは、一人用と二人用。少し離れて、MSRの一人用も張る。このテントは本当に一人用で寝るだけといった感じです。
すぐ隣に、古浦氏が5~6人用のテントを張り終えて既に準備完了。早速ビールで乾杯だ。途中で差し入れがあったりしてしこたま麦酒を飲み、夕食の準備。メニューは、天ぷらに鳥の唐揚げ。古浦氏が、うまい焼酎を持ってきたので唐揚げをほおばったりしながら飲んだのがいけなかった。これが、翌日まで響いて胃袋の調子が狂い、夕刻まで拒食状態が続いた。
4日(土)
朝から天気は思わしくない。ひる過ぎ、坂本さんも到着。古浦氏の家族もやって来てメンバーもそろう。
昨年と同じメンバー
古浦氏ファミリー
倒木を集めて焚き火をする。
夕刻、坂本さんと散歩に出掛ける。大山寺から寂静山へ登り、正面に北壁を見て大山寺に下りる。松明行列のスタート地点になる、大神山神社までは行かないで、河原に出てそのまま下山キャンプ場に帰る。内田さんは、ひたすら火を焚いていました。
そういえば、内田さんは朝からずっと火の番をしていた。そのことについて訪ねると、「楽しい」そうです。なにか無心になれて、子供の頃やった風呂焚きのことをおもいだすそうです。そういえば、坂本さんもそんなことをいっていた。火あるいは炎は、古来人間の生活とは切り離せないものの一つだが、あのめらめらと絶え間なく続く炎をみていると何か別の世界に引き込まれそうな錯覚に落ちいる感がある。子供などに焚き火をさせると、飽きもせず一日中離れることがないのは、炎には人の心を引きつける魔力のようなものがひそんでいるからなのだろうか。
夕刻から始まった松明行列には参加せず、またチビリチビリが始まって、結局そのまま夜を過ごす。イノシシの焼き肉に、イノシシのカレーでお腹を満たしてダウン。夜、雨音を聞きながら眠る。
5日(日)
天気は幾分回復したようで、早朝より多くの登山者がスタートして行く。我々は、全くその気はないのでゆっくりと朝食を摂って帰り支度を始めた。お二人さんは、久しぶりのテント生活に満足したようでした。こちらは、色々忙しかったけど、気分的にはのんびした時間を過ごすことが出来た。
近々、静かな大山へ行ってみよう。