山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

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猿政山スキー登山 3月15日(日)

2015年03月16日 | ちょっとそこまで

 足の具合も良くなってきたので猿政山にスキーを担いで行くことにした。奥出雲の山々の積雪の様子がわからないので車がどこまで入るのか少し心配だった。可部屋集成館前の橋を渡りしばらく行くと心配していた通り雪が出て来た。

 無理はしないでここから歩く。約30分ほどで最奥にある廃屋に到着。

     昨年は、ここまで車が入った。                   スキーは担いでスノーシュウで歩く

             

 激しい雪解け水の音を聞きながら歩く。ものすごい勢いで雪が溶けているのを感じる。

                      水滴に太陽が当たり綺麗でした

        

                        キラキラ光っていました。

       

 

                    だいぶ登りました。最奥の民家が見えます。

     

                       猿政山全景。まだまだ先は長い。

      

     林道終点までの長いこと。一気に県境の尾根まで上がる。雪は重たく、スノーシュウに絡みつく。

           

       いよいよ核心部が見えて来ました。昨年と同様、中央やや右手に取り付くことにした。

    

写真の一番右手も良さそうだったが、ここは登ったことはない。上部辺りに少しブッシュはあるがその下はかなり広い斜面がある。

 シュノーシュウで斜面に取り付く。初めのうちは良かったが、斜度が増すに従い足が上がらなくなる。粘っこい雪で、とにかく思い。スノーシュウを外しツボ足となる。足はメチャ軽くなったが、今度は「はまる」。一歩一歩雪を堅めながらの行進。そのうち斜度も増し、膝で雪を押さえ、次に足で踏み固めなければ行けなくなってきた。柔らかいデブリの中での格闘が続く。

     そして、ついに頂上に続く稜線に出る。斜度がきつく、登って来た下部斜面は見えない。

     

                 頂上が見えて来たが・・・。雪はたっぷりあります。

         

                   何もかもが雪の下。頂上標識など全く見えない。

     

  いよいよスキーの出番。やっと歩きから解放されてホットする。先ほど登り着いた急斜面まで滑り下をのぞいたら、滑るには急すぎる。自分のレベルではなさそうだ。斜滑降とキックターンでしばらく降りる。スノーシュウを回収してわずかにスキーを楽しむことにする。山スキーとは、だいたいこんなものです。

 車まで帰ったのが、16時20分。スタートが8時30分だから約8時間掛かったことになる。雪溶けが進み途中から歩いた。もう、車はかなり奥まで入りそうです。 帰りの林道で、新しいスノーシュウと スキーの跡があった。途中まで来て引き返したらしい。

 今日は、雪が柔らかだったので、アイゼンなしで登れたが、雪が締まってくればアイゼンとピッケルが必要になります。昨年登ったのは、時期的にもう少し後だったと思うがが、スノーシュウなしでも雪が締まっていて歩きやすかった。 但し、最後の登りでいくぶんビビル。この時は、ピッケルもアイゼンも用意してなかった。