大山への古い道。いつ頃まで使われていたかは知りませんが江戸時代には頻繁に人馬の往来があったようです。そんな歴史を垣間見ることが出来るのが「大山みち」です。
現在、そんな歴史を彷彿とさせる大山みちは寸断されたり消滅したりして少なくなったのが現実ですが、この度紹介する古道はそんな中でも希少な「一級のみち」だと思う。
真庭市上徳田の延助にある案内板。
そのために、駐車場も準備されています。
しばらく行くと標示あり。 ここから山道。
左ハむら乃(?) 右ハつ山いせ
しばらく歩くと、突然開けてきます。
三平山 蒜山3座
今は大根畑のようになっていますが、昔はどうだったでしょう。ここまで30~40分位か?体力のない人ならここから農道を通って引き返してもいい。ここからの展望は素晴らしく、左に三平山、右手前方に大山と烏ヶ山などの眺望を得る。このコース一番のビュウポイントです。
大山と烏ヶ山
野中の地蔵さん。天明の飢饉の頃のものだそうです。
この年の飢饉のすさまじさを窺い知ることが出来ます。
川上地蔵。旭川の源流に立っています。水の恵みに感謝したてられたもの。
道しるべに導かれて歩く。このコースは、5,5キロとあった。きつい登りはないのでゆっくり行けばいい。途中、ワラビやコゴミなどを見かけた。終了近くの道は、鳥大の実習林に入るので、立派な道にぶつかりびっくりする。
大王の松。ここはほぼ終点地です。松は枯れていて痛ましい。すぐ前の道をたどれば国道に出られる。
しかし、ここまで来たらこのコースを最後まで詰めてみるといい。最後のプレゼントが待っています。
大山と烏ヶ山を間近に見ることが出来ます。空気が澄んでいれば絶景でしょう。
帰りは、国道に出て三平山を右手に見ながら下る。途中、鳥大のフィールドサイエンスセンター前を通る。
四季を通して楽しめる無理のないコースです。カメラをぶら下げて歩いてみてください。