山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

独松山と比婆山

2013年12月06日 | Weblog

 独松山は、最近では人気の山になっているらしい。この山は、もともと景色の良いことで有名だったが登山道の整備がなされていなかったので登る人は少なかったようだ。しかし、最近になって麓の有志の方々の努力により立派な道がよみがえったことは、山を登る者にとっては本当にうれしいことです。感謝感謝です。

 今日は、今まで歩いたことのないコースから登る事にした。能義小学校前を独松山霊園に進み、霊園の少し奥手にある登山道入り口に車を停める。天気は悪くはないが、車で来る途中、車窓から大山は見えなかった。地元の人が、「登られますか。今日は天気だから良いですね。頂上まで30分くらいかかりますかね?」と声を掛けられたが、初めてのコースなので「わかりません」と答えた。

        

   

         

 要所要所にある案内に励まされて頂上へ。 途中5分ほど休み、40分かかりました。ここに立つのは、これで3度目だ。以前よりも整備が進んでいる。これで大山が見えれば最高なのだがやはり今日は見えません。

               

               安来節で有名な十神山。その向こうに中海と弓ヶ浜、そして日本海がかすむ。

                  

                              車山です。春にワラビが採れる。

                   

                           京羅木山は、広瀬の町を見下ろすかのようです。

                   

                    しばらく寝転がってから下山。雲は、東の大山の方に流れていた。

                

 登頂ノートに、知り合いの方々の記録がありました。アウトドアー菊信(松江茶町)さんは、トレランでこられている。松江ハイキングクラブの長野さんは、ここでテント泊をしておられる。チビチビやりながらの夜景は最高とのこと。確かに、月見にはもってこいの場所でしょうね。自分は、雪の積もった頃にテント泊をしてみたいと思っているが・・・。

  下山してから比婆山に向かう。安来市伯太町にある比婆山を訪れるのはこれが初めて。比婆山といえば吾妻山から見える山とばかり思っていたが、何時の頃から忘れたが伯太町にもあり、こちらの方が正統だと聞いたことがあった。一度は登っておきたい山ではあった。伯太町に入り、支所(旧伯太町役場)でパンフレットをもらう。9号線(安来伯太日南線)を井尻方面に入ると間もなく案内板が出て来て右手への橋を渡ると比婆神社の里宮前に着く。ここに横屋参道登山口があるのだがなおも進み、清水搔(こおりかき)参道まで入る。ちょっとしたスペースがあったので車を停めて歩こうとしたら、声がした。初め、どこから声がしたのかわからずにキョロキョロ探すと、梅の木の剪定をしておられる年配の方がおられた。木に登っておられたので、すぐにはわからなかった。「駐車場はもっと奥にある」とていねいに教えてくれた。

                      比婆神社里宮  右手の道を進むと清水搔参道へ。

                     

  一番奥に、駐車場があり、ここから歩く。しばらくは薄暗いガラガラ道が続くが、間もなくパッと開けてきて落ち葉が一杯敷き詰められたようなすてきな山道となる。

                       尼子道が広瀬町月山からのびていたそうだが・・・。

           

   これは尼子道ではありません。参道です。尼子道の方は藪となっていてよくわかりません。独松山のように整備されれば素晴らしいコースが誕生することでしょうが・・・。

             

                    やっと着きました。奥宮です。この後ろ手に御陵はありました。

     

                                     これが御陵です。

         

                                           説    明

          

 奥宮の前には広場があり、東屋が建っています。広島県にある比婆山山頂は、うっそうとしていて何かしら霊気のようなものを感じさせられるのだが、こちらは人間臭さを感じる。それだけ、手入れが行き届いているということか?一人の神様のお墓が二つあるということはおかしなことだが、こんなことはよくあることだ。ただ、きちんとした「御陵」があるのだから、こちらの方が説得力はある。(松江市大草町と八雲との境にもイザナニミの御陵がある。これは宮内庁の所管。)頂上には、「陰陽竹」という珍しい竹があった。竹と笹両方の特徴をもっているとのことです。しかし、竹と笹はどう違う?

  山を下りてから、先ほどの方と少し話をする。お話では、比婆山への道は、里宮からが良いようです。里宮の駐車場に車を置いて登り、こちらに下りて来るのがベストのようです。昔、井尻小学校の遠足は、ここから山を越えて広瀬の月山まで行ったそうです。そんな山道は今でもあるのだろうか?聞いておけば良かった。

 帰りに道草をして能義神社による。

          

            能義神社 (出雲4大神の一つ。杵築の大神、熊野の大神、佐太の大神)

    

    神社の横手にありました。隠岐の海の名前があるのがおもしろい。

       

 野美宿弥命は、飯南町赤名の出身? 野実と呼ばれる集落(地名)があって確か碑が建っているはずです。こうしてみると、神社巡りも結構おも白い。