山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

白髪門・朝日岳              

2013年05月22日 | Weblog

 尾瀬で大変な目に遭ったあと、谷川岳を目指す。白髪門・朝日岳の登山口は確認してあるので車は水上町の道の駅に止める。「水上町水紀行館」と名付けられたこの道の駅には、谷川岳に登る時や、天神平スキーの折に何度か車を泊めたことがある。 川沿いの散歩路は良く整備されていて、与謝野鉄幹・晶子などの記念碑もあり良いところです。

 5月9日(木)

 早朝、土合の登山口へ移動。写真を撮る人がいた。土合の駐車場から、朝日に染まる山脈を撮っているらしい。年配の方で、しばらく山の話をしてから別れる

                6時    登山口 橋を渡って対岸に

 

         松の木沢の頭  ここまで約3時間くらいか?

 

          松の木沢の頭に着いて愕然とした。   

 

 尾根に雪があるのはよいが、斜面の様子からしてアイゼンが必要では? ピッケルも無い。靴は、夏用だ。こんな装備ではあの斜面は危険ではないだろうか。滑落したら・・・。引き返そうかと暫し迷う。あまり乗り気もしなくなったが、いつもの調子で行けるところまで行く事にした。

 上の写真、左にある岩峰を乗り越えた辺りであきらめた。10分も歩けば白髪門頂上。

 

 目の前に、朝日岳が見える。もうたいした急な登りはなさそうだが帰りが心配だった。雪の斜面は、登りよりも下りが怖い。冬用のクツで、アイゼンはなくともピッケルでもあったら良かったのだが。それに、帰りはだいぶんバテているはずだからなおさら怖い。安全第一なので、潔く引き返す。もう少しすれば雪も溶け、花も咲くことだろう。また来ればいい。

                    朝日岳

                   天神平スキー場

  

            上の写真の続き  左の沢が一の倉沢

  

                         谷川岳

  

    引き返すことに決めてから、暫し谷川岳を眺めていた。何とも良い気持ちでした。雪の斜面を慎重に下り、花を愛でながら帰る。

             シャクナゲ                              タムシバ

                  

                               イワウチワ

         

        ここまで帰ってホットする。雪解け水の流れで顔を洗うと、桜の花びらが両の手の中にひとひら。

                    タイム:6時スタートで12時30分下山でした。

          

      これで、今回の名山巡りは終わりです。 残る200・300名山は12座くらいのはずです。

  


志賀高原 横手山・笠岳(笠ガ岳)

2013年05月22日 | Weblog

 5月5日(日)

 昨日は運良く岩菅山に登れて一安心。横手山と笠岳はあまり難しくない山だと記憶していたので今日は気分的に楽。とりあえず、横手山登山口がある渋峠へ行くことにする。天気は良くて春スキーヤーなどの車が駐車場に止まっている。

 * 渋峠は日本の国道としては一番高い(2,172m)ところにある峠です。群馬県と長野県の県境にあります。ここは非常に寒いところで5~6月でも雪が積もる時があります(ネットで調べた)

 リフトはまだ動いていなくて,のんびりとしたムードが漂っていた。山スキーヤー四名ほど板にシールを貼り付けていた。何処に登るか聞いたら、横手山とのこと。頂上は、駐車場から30分ほどのところにあるようだ。道路脇に溶けずに残っている雪の斜面を適当に乗り越し、頂上を目指す。すぐ横にはリフトがあり、リフトに沿って歩く。

              下に渋峠の駐車場が見えます

 
     

          リフトを利用すればすぐです。朝の散歩がてらに歩く気分

      

              スキーヤーがシールで登って来ました。

    

                  横手山頂上 遙かに岩菅山が見える。

     

  志賀高原は、全体的には観光化された高原だが、スキー縦走などにはおもしろいかもしれない。横手山へは、登り下りに1時間ほどかかりました。

  横手山が早く片づいたのでもう一つの三〇〇名山の笠岳にむかう。笠岳は、志賀高原の山の中では一番目立つ山。姿形も良い。登山口は、熊ノ湯温泉の横手辺りからだが、ホテルの従業員の方が、今は雪でとても登れませんといわれた。雪があっても登るのがこの時期の山なのだが、もう一つの登山道へ回る。

                  笠  岳

  

 もう一つの道は、山田牧場へ抜ける県道66号線の途中にある。下の写真が山田牧場へ通じる道。雪が搔いて無いので橋のたもとに車をおいて歩くことにする。

                 ホテルの前辺りから雪が出た  

   

 地図にあるようにくねくねした道が続く。途中で、カモシカに出会う。ジッとこちらを見ていたが、間もなく姿を消す。熊でなくて良かった。

    カモシカに出会うのは二度目。大体ジッとしてこちらを向いている。初めて出会ったのは、皇海山に登る途中。公園のような広場に出ていたので作り物かと思った。ジッとして動かないからそう思ったのだが、何か変な感じなので近づいたら逃げた。雄の立派なやつでした。

  

 雪のくねくね道は、1時間30分ほどで峠に着く。ここが登山口。驚いたことに、峠の反対側の道路には雪がありません。下山する頃一台はいってきていました。

    熊の湯からの道は、この小屋のすぐ上辺りに出ます。

   

    11時30分 笠岳頂上 大変良い天気でした。すっぽんぽんになって大休止。 

  

    先ほど登った横手山。渋峠を越えれば本白根山や草津温泉だ。万座温泉もある。

  

これで志賀高原の三〇〇名山はすべて終わった。この後、谷川岳にある白髪門・朝日岳の登山口を調べに行き、再び尾瀬を目指したが、尾瀬についてはすでにブログで紹介済み。

                  千曲川沿いのフラワーロード 県道95号線

     

                                                            次は、白髪門・朝日岳です