山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山 槍尾根無名沢を滑る

2012年04月10日 | 大山を滑る

 そろそろ名山歩きをスタートさせないといけない。この時期でないと登れないという北陸の3山が待っている。ゴールデンウィークまでには終わらせたいので、今期に大山を滑るのは今日で終わりになるかもしれない。

  奥大山スキー場から見るターゲット。槍尾根からキリン峠にかけての沢。キリン沢と呼びたいが、キリン沢はこの裏側の沢で、地獄谷まで続いている。新キリン沢とでも呼ぼうか。ここ20年~30年(?)くらいの間に沢を形成している。

 

 ちょっと寄り道をして鍵掛峠まで行ってみる。3の沢までは車は行けない。

 

  準備に入る。ボーダーの若者が2名、聞くと振り子沢へ向かうとのこと。島根ナンバーだった。

 

 若い人は元気です。間もなく鳥越峠の方に消えていく。

 

 自分はとりあえずキリン峠を目指して尾根を登る。烏ヶ山が手に取るようだ。

 

 新キリン沢の斜面が見えて来ました。雪はたっぷりとありそうです。

 

 キリン峠より槍尾根。キリン沢(写真右手)は、下部がロート状に狭まり雪のない時期は滝になっています。春にゼンマイが採れる。

 

 目的地に到着。写真は、3の沢とその向こうに2の沢。道標にキリンとあるが、ここからキリン峠までがキリン尾根という意味だろうか?。古い大山の地図があれば分かるかも・・・。

 

 槍尾根から3の沢をのぞくとスキーヤーが。どこから歩いて来たのかな。ご苦労な事です。

 

 3の沢上部。雪はまだつながっていますよ。

 

 3の沢下部。

 

 3の沢に入るのもおもしろそうだったが今日は最初の目標通り新キリン沢を滑る。

 

  中国オートルートで、蒜山から縦走してきたことが思い出される。丁度この頃だったように記憶しているが定かではない。

 

 この沢の出だしは特に急斜面。今回改めてそう思った。今まで滑った中で最も急な感じがする。斜滑降気味に滑り、ターンに入ったら板が回らず転ぶ。何だかよく分からないまましばらく流された。周りの雪もずれ落ちてきて一瞬ヒヤリとした。ねっとりとした雪に押し流され徐々に早くなる。ストックで止まろうとするがうまくいかずそのまま10mほどずれ落ちて止まる。このまま加速が着いていたら大変やばかったかもしれない。板状雪崩れを誘発して流されたようです。おかげで急な斜面は滑らずに通過できました。アハハ・・・

 流されてからは調子よく滑れましたが雪質は悪い。特に、樹林帯の中の雪は重くておもしろくない。スキーの爽快さを味わうことなど出来なかった。これなら、自転車こぎの方が断然いい。

                         上部を振り返って。

 最近、温かい日が続いているのでうまくザラメ雪にはなっていない。ザラメになるには、寒と暖の適当な繰り返しがないといけないらしい。しかし、今年は雪も多いからこれからに期待できそうです。

 

 

 

 

コメント
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